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更新を確認する22件を図解 10月28日〜30日 悪用4件は米国の期限が11月11日まで

10月28日から30日(日本時間)に伝えた公式の告知から、情シスが版や設定を確認する22件を2枚の図にしました。米CISAはLinuxカーネル、Cisco ASA・FTD、GitLab、VMware ESXをKEVに加え、期限は10月31日から11月11日です。Sophos UTMはサポートが切れ、パッチを手で入れます。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆編集部が確認:
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更新を確認する22件を図解 10月28日〜30日 悪用4件は米国の期限が11月11日まで

この記事のまとめ

  • 悪用が確認されてKEVに載ったのは、LinuxカーネルのFragnesia、Cisco ASA・FTD、GitLab、VMware ESXの4件です。米国の連邦機関の期限は10月31日から11月11日です。
  • 13件は、版を上げれば済みます。Struts 7.4.0とDocker Desktop 4.97.0は、上げたあとに設定の追加や古いログの削除が要ります。Sophos UTMはサポートが切れており、パッチを手で入れます。
  • 件数ではFirefox 159の167件が最多ですが、急ぐ順とは一致しません。PAN-OSの残りのhotfixは11.1.7-h12だけで、WindowsのRDPの失敗は10月28日の任意の更新で直りました。
こんな方に#30代#40代#50代#60代実務

今週は、悪用が確認された脆弱性の数が一気に増えました。米国のCISAは10月28日と29日の2日で、4件を悪用が確認された脆弱性の一覧(KEV)に加えました。米国の連邦機関に求めた期限は、早いもので10月31日です。

一方で、同じ3日間に出た告知の多くは、版を上げれば済むものでした。10月28日から30日(日本時間)に情シスのミカタが伝えた公式の告知22件を、更新に要る手間で分けたのが次の図です。

図解。10月28日〜30日に伝えた告知22件を更新の手間で分けた。期限つき(悪用が確認されKEVに載った4件): LinuxカーネルのFragnesia CVE-2026-46300は10月28日に追加、米機関の期限10月31日。Cisco ASA・FTDのCVE-2026-76418とGitLab CE・EEのCVE-2026-97229は10月29日に追加、期限11月1日。VMware ESXのCVE-2026-41709は10月28日に追加、期限11月11日。版を上げれば済む13件: Jenkins 2.588・LTS 2.580.2、WordPress 7.1.4、Veeam Backup & Replication 13.1.2.57・13.0.3.63、Veeam Backup for Microsoft 365 8.6 P1、Veeam ONE 13.1 P1、Tanium、TeamViewer 15.83以降、Firefox 159とESR 153.6・115.44、ヤマハNWR100 Rev.26.00.08とYMS-VPN8 Ver.1.07.00、consul-k8s 2.1.0・1.8.18、Adobe Campaign Classic build 9403、Metabase 64.3.4、AWS SDK for pandas 3.16.1。上げたあとに作業が残る2件: Apache Strutsは7.4.0に上げany-setterの設定も足す、Docker Desktopは4.97.0に上げ外に渡した診断の写しとログを消す。サポート切れ・手でパッチ: Sophos UTM。修正版の残り・任意の更新: PAN-OSの残りは11.1.7-h12だけ、Windows 11のリモートデスクトップの問題はKB5127936で解決
22件を更新の手間で分けた図。KEVの4件は米国の期限つき作成: 編集部 / 出典: 情シスのミカタ編集部(各社の公式の告知をもとに作成)

KEVに載った4件は、期限が11月11日まで

KEVの期限は米国の連邦機関に向けたもので、日本の会社に義務はありません。ただ、悪用の証拠がある印なので、社内の順番を決める目安になります。

製品 脆弱性 KEVに追加 米機関の期限 記事
Linuxカーネル(Fragnesia) CVE-2026-46300。PHPの脆弱性とつないでrootを取る 10月28日 10月31日 Fragnesiaの記事
Cisco ASA・FTD CVE-2026-76418。二次認証を使うリモートアクセスVPNで再起動させられる 10月29日 11月1日 Cisco ASAの記事
GitLab CE・EE CVE-2026-97229。CI/CDの設定の正規表現で、認証なしにコードを動かせる 10月29日 11月1日 GitLabの記事
VMware ESX CVE-2026-41709。管理者の操作が記録に残らない 10月28日 11月11日 ESXの記事

CISAは、LinuxカーネルとGitLabの2件に、侵害の跡を調べる要件も付けています。GitLabの修正版は10月12日に出た19.4.2・19.3.5・19.2.8で、2週間あまりたってから悪用の確認が加わった形です。KEVの記載は、同じRubyの正規表現の問題が、ほかの製品にも及びうるとしています(Rubyの正規表現の記事)。

Cisco ASA・FTDは、トンネルグループに二次認証を設定しているときだけ当たります。条件に当たらない会社でも、版を確かめておけば、次の告知のときに判断が速くなります。

版を上げれば済む13件

製品 公表 修正版・対処 記事
Jenkins 10月28日 2.588、LTS 2.580.2。本体の15件 Jenkinsの記事
WordPress 10月28日 7.1.4。22件で、7.0.8〜4.7.39の各系にも修正版 WordPressの記事
Veeam Backup & Replication 10月27日 13.1.2.57、13.0.3.63。4件で、最大はCVSS v4.0で9.1 Veeam 13系の記事
Veeam Backup for Microsoft 365 10月27日 8.6 P1(8.6.0.5011)。4件で、最大は9.0 Veeam M365の記事
Veeam ONE 10月27日 13.1 P1(13.1.0.7940)。多要素認証の回避 同上
Tanium 10月27日 モジュールごとの修正版。25件(High 11・Medium 10・Low 4) Taniumの記事
TeamViewer 10月27日 15.83以降。本体3件と管理のアドオン6件 TeamViewerの記事
Firefox・Thunderbird 10月27日 Firefox 159、ESR 153.6・115.44、Thunderbird 159・153.6。Firefox 159は167件 Firefox 159の記事
ヤマハのNWR100・YMS-VPN8 10月28日 NWR100はRev.26.00.08、YMS-VPN8はVer.1.07.00 ヤマハの記事
consul-k8s 10月26日 2.1.0、1.8.18 consul-k8sの記事
Adobe Campaign Classic 10月15日(版の公開) 自社運用はbuild 9403 Campaign Classicの記事
Metabase 10月28日 64.3.4(Critical・CVEの番号なし) Metabaseの記事
AWS SDK for pandas 10月28日 3.16.1(5月に公開済み) AWS SDK for pandasの記事

表の公表日は、各社の告知の日付(現地時間)です。Adobe Campaign Classicは、セキュリティの修正を含むbuild 9403が出た日です。

件数の多さと、急ぐ順は別

図解の横棒。1回の告知で直った脆弱性の件数。Firefox 159が167件(criticalはなし)、Taniumが25件(High 11・Medium 10・Low 4)、WordPress 7.1.4が22件、Jenkinsが15件(High 13・Medium 2)、TeamViewerが9件(本体3件・管理のアドオン6件)、Veeam Backup & Replicationが4件(最大CVSS v4.0で9.1)、Veeam Backup for Microsoft 365が4件(最大9.0)、ヤマハが4件。数字のカード: 悪用ありでKEVに4件(それぞれ1件だけの告知)、いちばん早い期限は10月31日(LinuxのFragnesia)、手でパッチは1件(サポートの切れたSophos UTM)。件数は作業の量の目安で、順番は悪用・期限・社外に開いているかで決める
1回の告知で直った件数。多い順と急ぐ順は一致しない作成: 編集部 / 出典: 情シスのミカタ編集部(各社の公式の告知をもとに作成)
告知 件数 補足
Firefox 159 167件 criticalはなし
Tanium 25件 High 11・Medium 10・Low 4
WordPress 7.1.4 22件 寄稿者の権限からの保存型XSSが多い
Jenkins 15件 High 13・Medium 2
TeamViewer 9件 本体3件・管理のアドオン6件
Veeam Backup & Replication 4件 最大はCVSS v4.0で9.1
Veeam Backup for Microsoft 365 4件 最大はCVSS v4.0で9.0
ヤマハ 4件 NWR100が2件、YMS-VPN8とLAN Monitorが1件ずつ

件数がいちばん多いFirefoxは、自動更新と再起動で済むことが多い製品です。逆に、GitLabやCisco ASA・FTDの告知は1件だけですが、悪用が確認され、期限があります。件数は作業の量の目安にとどめ、順番は悪用・期限・社外から届くかで決めます。

上げたあとに作業が残る2件と、手でパッチを入れる1件

Apache Strutsは、JVNが10月29日に公表した問題(JVN#82782759)で、7.4.0に上げたあとに設定の追加が要ります。「struts.rest.anySetter.requireAnnotations=true」を設定し、any-setterとして使うメソッドに注釈を付けるまで、確認は働きません(Strutsの記事)。

Docker Desktopは4.97.0で、外部のAPIキーやOAuthのトークンが、ログや診断の写しに平文で残る問題(CVE-2026-114409)を直しました。この版は手元のログを片づけますが、4.96.x以前で作って人に渡した診断の写しや、別の場所に写したログは残ります。Dockerは、それらを消すか、中身を消すよう求めています(Docker Desktopの記事)。

Sophos UTMは、全版が対象のCVE-2026-118633(Critical)で、サポートが終わっているため、パッチを手で入れます。メールのプロキシをスキャンありで使っていると、認証のない攻撃者にroot権限でコマンドを動かされるおそれがあります。手順と移行の判断は、Sophos UTMの記事にまとめています。

PAN-OSの残りは1つ、RDPの失敗は任意の更新で

Palo Alto Networksは10月29日、PHPの件のhotfixのうち、10.2.7-h39など5つを出し終えたと告知を更新しました。残りは11.1.7-h12だけで、予定は10月30日です(PAN-OSの記事)。

Windows 11で、管理者保護を有効にした端末にリモートデスクトップでつなぐと、管理者でない利用者が失敗する問題は、10月28日の任意の更新KB5127936で解決したと、Microsoftが明らかにしました。11月の定例の更新を待つこともできます(RDPの記事)。

WatchGuardのFireware OSの18件は、当社が今回、公式のページを読めなかったため、図と表に入れていません。中身はWatchGuardの記事を見てください。前の週の分は、10月24日〜27日の図解にあります。

影響するのは自社で動かすサーバーと機器、SaaSは提供元の案内を

影響するのは、表の製品を自社のサーバーや機器で動かしている会社です。GitLab、Jenkins、WordPress、Veeam、Struts、Sophos UTM、Cisco ASA・FTD、ヤマハのルーターは、どれも社内か委託先が版を上げる製品です。

クラウドで提供元が運用する形(GitLab.comやVeeam Data Cloudなど)は、提供元の案内を確かめます。PCに入れるFirefox、TeamViewer、Docker Desktopは、配布の仕組みで版がそろっているかを見ます。

今週中に確かめる手順

  1. KEVの4件から始めます。Linuxのサーバー、Cisco ASA・FTD、GitLab、VMware ESXの版を一覧にし、修正版になっていないものは今週の保守の時間に入れます。
  2. GitLabとLinuxカーネルは、版を上げる前に、侵害の跡を調べるかを決めます。CISAは連邦機関に調べることを求めています。
  3. 社外から届くサーバーと機器(WordPress、Jenkins、Veeam、ヤマハのNWR100)を次に上げます。
  4. Strutsは7.4.0のあとの設定、Docker Desktopは古い診断の写しの削除まで、作業の範囲に入っているかを委託先と確かめます。
  5. Sophos UTMを使っている会社は、パッチを入れる日と、Sophos Firewallなどへ移す時期を、同じ打ち合わせで決めます。

よくある質問

QKEVの期限は、日本の会社にも当てはまりますか。

AKEVの期限は、米国の連邦政府の機関に向けた期限で、日本の会社に義務はありません。ただ、悪用が確認されたという印なので、社内の更新の順番を決めるときの目安になります。今回の4件は、どれも期限まで1〜2週間以内です。

Q件数の多いFirefoxから更新すべきですか。

AFirefoxは、自動更新と再起動で済むことが多い製品です。順番は件数ではなく、悪用されているか、期限があるか、社外から届くかで決めます。今回なら、KEVの4件と、社外に開いた機器やサーバーを先に見ます。

出典・参考

編集部が確認:。確認した監修者は、この下に載せています。

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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