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Taniumに脆弱性25件 端末でコード実行の2件はコンソールの権限から

Taniumは10月27日付けで、脆弱性25件の勧告を出しました。Highは11件で、Threat ResponseとCertificate Managerの2件は、コンソールの特定の権限がある利用者が端末でコードを動かせるものです。修正は各リリースのUpdate 26・16・9で、端末の部品のマニフェストの配布と、Reputationの資格情報の変更も要ります。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆編集部が確認:
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Taniumに脆弱性25件 端末でコード実行の2件はコンソールの権限から

この記事のまとめ

  • Taniumは10月27日付けで、TAN-2026-056〜080の25件の勧告を公表しました。深刻度はHighが11件、Mediumが10件、Lowが4件で、Criticalはありません。回避策は25件とも示されていません。
  • 最も高いCVSS 8.8の2件は、コンソールでRead SensorやAsk Dynamic Questionsの権限がある利用者が、特定のセンサーが動く端末でコードを動かせるものです。Threat ResponseとCertificate Managerが対象です。
  • 修正は、2025H1のUpdate 26、2025H2のUpdate 16、2026H1のUpdate 9です。端末側の部品の9件は、マニフェストを全端末に配るまでが対策で、Reputationは更新のあとに外部サービスの資格情報を作り直します。
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端末の状態を一斉に調べ、パッチを配り、怪しい動きを追う。こうした仕事をTaniumに任せている会社は、今回、コンソールのモジュールと、全端末に入っている部品の両方を更新することになります。Taniumは10月27日付けで、脆弱性の勧告25件(TAN-2026-056〜080)を公表しました。

25件のうちHighは11件、悪用の報告はない

深刻度の内訳は、Highが11件、Mediumが10件、Lowが4件です。Criticalはありません。勧告に悪用の有無の記載はなく、米国CISAの悪用が確認された脆弱性の一覧(KEV)にも、10月29日の時点でTaniumの製品は載っていません。回避策は、25件とも「None」です。

TaniumのSecurity Bulletinsの一覧のページ。日付はすべてOctober 27, 2026で、TAN-2026-080 High(Provisionのサービス拒否)、TAN-2026-079 Medium(Enforceのアクセス制御)、TAN-2026-078 Low(Tanium Serverの記録の不足)、TAN-2026-077 Medium(Enforceの資源の消費)、TAN-2026-076 Medium(Tanium Serverのサービス拒否)、TAN-2026-075 High(Certificate Managerの許可されていないコードの実行)、TAN-2026-074 Medium(Enforceのサービス拒否)、TAN-2026-073 Medium(Complyのアクセス制御)が上から並ぶ
Taniumの勧告の一覧。10月27日付けで25件が並んだ出典: Tanium「Security Bulletins - Advisories」(引用)

Highの11件は、次のとおりです。CVSSは3.1の値です。

勧告 対象 CVSS 中身
TAN-2026-064 Threat Response 8.8 Read Sensorの権限がある利用者が、Mac Downloaded Filesのセンサーが動く端末でコードを動かせる
TAN-2026-075 Certificate Manager 8.8 Ask Dynamic Questionsの権限がある利用者が、SSL Certificate Subjectのセンサーが動く端末でコードを動かせる
TAN-2026-057 Index(端末側の部品) 7.8 端末を使える攻撃者が、ヒープバッファオーバーフローで、Tanium Clientの権限でコードを動かせる
TAN-2026-058・061・065 End-User Notifications(端末側の部品) 7.8 端末を使える攻撃者が、特権のファイル操作に利用者の置いたリンクをたどらせ、権限を上げられる
TAN-2026-059・071 Enforce 7.5 権限を何も持たない、ログイン済みの利用者が、Enforceを止められる(059は圧縮爆弾)
TAN-2026-080 Provision 7.5 認証なしで、ネットワークからProvisionを止められる
TAN-2026-069・072 Comply・Enforce 7.1 端末を使える攻撃者が、ComplyやEnforceが書き出すCSVに、数式などを入れられる

コンソールの権限が、端末でのコード実行につながる

いちばん重い2件は、どちらもコンソールにログインできる人が起点です。Threat Response(TAN-2026-064)では、Read Sensorの権限がある利用者が、許可されていないコードを端末で動かせます。対象は、Mac Downloaded Filesのセンサーが動く端末です。Certificate Manager(TAN-2026-075)では、Ask Dynamic Questionsの権限がある利用者が、同じようにコードを動かせます。こちらの対象は、SSL Certificate Subjectのセンサーが動く端末です。

Taniumの勧告TAN-2026-064(CVE-2026-108329)のページ。Threat Responseの許可されていないコードの実行の脆弱性。Severity: High、Base Score 8.8、CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H。影響は、Read Sensorの権限を持つ認証済みのTaniumの利用者が、Mac Downloaded Filesのセンサーが動く端末で許可されていないコードを実行できること。対象は2025H1のUpdate 26より前(v4.9〜v4.9.476)、2025H2のUpdate 16より前(v4.12〜v4.12.349)、2026H1のUpdate 9より前(v4.17〜v4.17.327)。修正はUpdate 26(v4.9.476)、Update 16(v4.12.349)、Update 9(v4.17.327)以降。回避策はNone
TAN-2026-064。Read Sensorの権限で端末にコード実行出典: Tanium「TAN-2026-064」(引用)

Taniumは、1つのコンソールから多くの端末に問い合わせを送る仕組みです。センサーを読む権限や質問を送る権限を、ヘルプデスクや運用の担当に広く渡している会社ほど、アカウントが1つ乗っ取られたときの影響が大きくなります。更新までの間は、この2つの権限のある人とロールを絞っておくと、入口を減らせます。

残りのHighは、端末をすでに使える攻撃者が権限を上げるもの(End-User NotificationsとIndex)と、EnforceやProvisionを止めるもの、書き出したCSVに数式を入れるものです。CSVの件は、更新前に書き出したファイルを表計算のソフトで開くときに、数式が動かないかを気にかけておきます。

端末の部品の9件は、マニフェストを配るまで

25件のうち9件は、各端末で動く部品(Client Extension)の脆弱性です。対象はThreat Response、Index、End-User Notifications、Stream、Performanceの部品です。直すには、Endpoint Configuration Toolset Solutionを、2025H1ならv1.51.60、2025H2ならv1.59.50、2026H1ならv1.71.25以降に上げます。

それだけでは終わりません。勧告は、ECMを使っている会社に、Endpoint ConfigurationのChange Managementから、修正したマニフェストを全端末に配るよう求めています。オンプレミスは2.13.327・2.21.324・2.35.252のいずれか以降、Tanium Cloudは2.40系・2.42系・2.44系・2.46系の決められた版以降です。

Tanium Cloudで求められる版は、勧告ごとに少しずつ違います。9件の勧告を突き合わせると、すべてを満たすのは2.40.225・2.42.176・2.44.127・2.46.101以降です。

Reputationは、更新したあとに資格情報を変える

深刻度はMediumですが、手間が増えるのがReputationの件(TAN-2026-067)です。Reputationのサービスのログに、評判の情報を引く外部のサービス(勧告の言葉ではreputation providers)の資格情報が書かれ、ログを読める人に見えるおそれがあります。勧告は、オンプレミスでもTanium Cloudでも、更新のあとに、これらの資格情報を作り直すよう求めています。

Tanium Serverの件(TAN-2026-078)は、Lowですが記録の話です。グローバルの設定を書き換える権限のある人が設定を変えても、変更前と変更後の値が監査ログに残りません。管理者の操作が記録に残らない脆弱性では、10月28日に、VMware ESXのものがKEVに載ったばかりです(Linuxの「Fragnesia」とESXの脆弱性がKEVに 米機関の期限は3日と14日)。更新の前の期間に設定を変えた記録は、変更の申請の記録と照らしておくと安心です。

モジュールごとの修正版

Taniumのリリースは、2025H1・2025H2・2026H1の3つの系列に分かれています。今回の修正は、それぞれのUpdate 26・16・9に入りました。

モジュール 勧告の数 2025H1(Update 26) 2025H2(Update 16) 2026H1(Update 9)
Endpoint Configuration Toolset Solution(端末の部品) 9件 v1.51.60 v1.59.50 v1.71.25
Enforce 6件 v2.9.736 v2.10.778 v3.0.373
Comply 3件 v2.32.263 v2.35.323 v2.37.326
Tanium Server 3件 v7.7.3.8351 v7.8.2.1263 v7.8.4.1399
Threat Response 1件 v4.9.476 v4.12.349 v4.17.327
Certificate Manager 1件 v1.17.417 v1.18.368 v1.22.119
Reputation 1件 v6.6.145 v6.7.138 v6.8.162
Provision 1件 v1.17.150 v1.23.161 v1.24.199

カナダのサイバーセキュリティセンター(CCCS)も、10月28日に注意(AV26-1097)を出しました。Certificate Manager、Endpoint Configuration Toolset Solution、Enforce、Provision、Threat Responseなどの更新を呼びかけています。

影響する会社・しない会社

Taniumを自社のサーバーで動かしている会社は、契約しているモジュールのすべてが対象です。EnforceやComplyなどを契約していなければ、そのモジュールの件は関係ありません。端末の部品の9件は、Taniumを入れているすべての端末が対象になりえます。

Tanium Cloudを使っている会社も、何もしなくてよいわけではありません。勧告は、クラウドの利用者がする作業として、端末へのマニフェストの配布と、Reputationの資格情報の作り直しを挙げています。クラウドの側のモジュールをいつ、だれが更新するのかは勧告に書かれていないため、Taniumか、契約している販売代理店に確かめます。Taniumを使っていない会社には、影響はありません。

更新の前と後に確かめる手順

運用を販売代理店やSIerに任せている場合は、次のどれを、だれがするかを先に決めておきます。

  1. コンソールで、使っているリリースの系列と、各モジュールの版を書き出します。上の表の修正版より古いモジュールが、更新の対象です。
  2. 更新を終えるまでの間、Read SensorとAsk Dynamic Questionsの権限がある利用者とロールを一覧にし、使っていない人から外します。コンソールのログインに多要素認証がかかっているかも、合わせて見ます。
  3. Endpoint Configuration Toolset Solutionを上げ、ECMを使っているなら、Change Managementからマニフェストを全端末に配ります。配り終えた端末の数を、管理している端末の数と突き合わせます。
  4. Reputationを上げたら、外部のサービスの資格情報(APIキーなど)を作り直し、古いものを無効にします。
  5. 10月27日より前に変えたグローバルの設定を、変更の申請の記録と照らします。

出典・参考

編集部が確認:。確認した監修者は、この下に載せています。

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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