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Adobe Campaign Classicに脆弱性8件 自社運用はbuild 9403へ

Adobeは日本時間2026年10月28日未明、Campaign Classic、Adobe Connect、Creative Cloud Desktop、Substance 3D Painterの脆弱性を公表しました。Campaign Classicは8件で、最大のCVSSは10.0です。Adobeが運用する環境は対処済みで、自社や委託先のサーバーで動かす環境はbuild 9403以降への更新が要ります。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆編集部が確認:
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Adobe Campaign Classicに脆弱性8件 自社運用はbuild 9403へ

この記事のまとめ

  • Adobeは日本時間2026年10月28日未明、4製品の脆弱性を公表しました。Campaign Classicは8件で、1件はCVSS 10.0、ほかの7件も9.1〜9.9です。7.4.4 build 9402以前が対象で、10月15日に出たbuild 9403で修正されています。
  • Adobeが運用するCampaign Classicは対処済みで、利用者の作業は要りません。オンプレミスとハイブリッドの環境は自社で更新し、nlserverを再起動する必要があります。
  • Adobe Connectはデスクトップ版とAndroid版のアプリ、Creative Cloud DesktopとSubstance 3D PainterはPCのアプリが対象です。どれも利用者に細工したURLやファイルを開かせることが攻撃の前提です。
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Campaign ClassicをAdobeに運用してもらっているなら、作業は要りません。自社や委託先のサーバーで動かしている場合は話が違います。build 9403以降に上げてnlserverを再起動するまで、8件の脆弱性が残ります。そのうち1件はCVSS 10.0で、認証なしに攻撃できる評価です。

Adobeは米国時間10月27日(日本時間28日未明)、4製品の脆弱性を公表しました。Campaign Classicのほか、Web会議のAdobe Connect、Creative Cloud Desktop、Substance 3D Painterです。いちばん重いのはCampaign Classicで、メールやキャンペーンの配信に使う、マーケティングの部署のシステムです。情シスの台帳に載っていないこともあります。

4製品の対象と修正版

製品 Adobeの勧告 件数と最大のCVSS 対象 修正版 攻撃の前提
Campaign Classic APSB26-162 8件、10.0 7.4.4 build 9402以前 7.4.4 build 9403 7件は利用者の操作が要らない
Adobe Connect(デスクトップ版、Android版) APSB26-182 1件、9.6 Windows 2026.8.51以前、Mac(Appleシリコン)2026.08.45以前、Mac(Intel)2026.01.39以前、Android 4.4以前 Windows 2026.9.61、Mac(Appleシリコン)2026.10.66、Mac(Intel)2026.10.170、Android 4.5 細工したURLを開くなど、利用者の操作が要る
Creative Cloud Desktop APSB26-135 1件、7.3 6.10.0.252.41以前 6.11.0.478.6 PCに入れる攻撃者が、細工したファイルを開かせる
Substance 3D Painter APSB26-178 2件、7.8 12.1.5以前 12.2.0 細工したファイルを開かせる

対象と修正版は、AdobeがCVEの採番元として登録したCVEの記録によります。10月28日時点で、4製品の脆弱性はどれも米CISAのKEVに入っていません。

Campaign Classicは8件、7件でコードを実行される

8件のうち7件は、悪用されると任意のコードを実行されるか、セキュリティの仕組みをすり抜けられるものです。残る1件は反射型のクロスサイトスクリプティングで、利用者に細工したURLを開かせる必要があります。

CVE 種類 CVSS 攻撃者に要る権限
CVE-2026-105781 SQLインジェクション 10.0 不要
CVE-2026-104351 コードインジェクション 9.9 低い権限
CVE-2026-104353 OSコマンドインジェクション 9.9 低い権限
CVE-2026-105489 SQLインジェクション 9.9 低い権限
CVE-2026-105780 認可の不備 9.9 低い権限
CVE-2026-104350 反射型のクロスサイトスクリプティング 9.3 不要(利用者の操作が要る)
CVE-2026-104354 SQLインジェクション 9.1 高い権限
CVE-2026-105779 SQLインジェクション(セキュリティ機能の回避) 9.1 低い権限
CVE.orgのCVE-2026-105781のページの一部。CNAはAdobe Systems Incorporatedで、2026年10月27日に公開。題はAdobe Campaign Classic (ACC)のSQLインジェクション。説明には、任意のコードの実行につながり、攻撃者が任意のSQLコマンドを実行して被害者のアカウントやセッションの高い権限や制御を得るおそれがあり、利用者の操作は要らないと書かれている。CVSSは3.1で10.0、深刻度はCRITICAL、ベクトルはAV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H。製品の状態として、Adobe Campaign Classicの0から7.4.4 build 9402までが影響を受けると示している
Campaign ClassicのCVE-2026-105781の記録。CVSSは10.0出典: CVE Program「CVE-2026-105781」(CNA: Adobe)(引用)

目立つのは「低い権限」の多さです。CampaignにログインできるIDが1つ乗っ取られれば、そこから4件の9.9を狙える計算になります。配信の担当者や代理店に配ったアカウントが多い環境ほど、入口も増えます。

誰が更新するかは、動かし方で決まる

AdobeのExperience LeagueにあるCampaign Classic v7のリリースノートの一部(英語)。Build 9403はGeneral Availabilityで2026年10月15日。Security improvementsとして、Adobe Campaign Classicの重大な脆弱性に対処するセキュリティの更新を出したこと、オンプレミスとハイブリッドの利用者にはできるだけ早く入れるよう勧めること、Adobeが運用するインスタンスはすでに対処済みで利用者の作業は要らないことが書かれ、ビルドを読み込んで適用を終えるにはAdobe Campaignのサーバー(nlserver)の再起動が要り、再起動すれば修正は既定で有効になるとある。その下にBuild 9402はDeprecated、2026年9月11日と表示されている
Campaign Classicのリリースノート。build 9403は10月15日に公開出典: Adobe「Latest release」(Campaign Classic v7 Documentation)(引用)

Adobeのリリースノートによると、修正を含むbuild 9403は10月15日に出ていました。Adobeが運用するインスタンスは対処済みで、利用者の作業は要りません。オンプレミスとハイブリッドの環境には、できるだけ早く入れるよう求めています。読み込ませるにはnlserverの再起動が要り、再起動すれば修正は既定で有効になります。

ただし、ハイブリッドの扱いは文書によって書き方が違います。ビルドの更新の手順書は、Adobeが運用する環境とハイブリッドの環境では、更新をAdobeの技術運用のチームに依頼すると書いています。ハイブリッドで使っている会社は、自社で入れるのか、Adobeに頼むのかを、Adobeのサポートか委託先に確認しておくと確実です。

オンプレミスでは、自社が更新のすべてを受け持ちます。手順書は、少なくとも2時間をとること、すべてのインスタンスのデータベースをバックアップしてから始めること、Campaignの管理者を必ず加えることを求めています。マーケティングの担当者にも、更新のあとに日々の作業を試してもらうよう書いています。

Campaign Classicの修正は、今回が初めてではありません。リリースノートでは、7月29日のbuild 9398から10月15日のbuild 9403まで、セキュリティの修正を含むビルドが6つ続いています。夏から版を上げていない環境は、今回の8件より前の脆弱性も残っているはずです。

ConnectとCreative Cloudは、PCとスマートフォンのアプリ

Adobe Connectの対象は、デスクトップ版のアプリとAndroid版のアプリです。細工したURLを開いたり、改ざんされたページにアクセスしたりすると、コードを実行されるおそれがあります。社外のウェビナーに参加するためにアプリを入れた社員もいるでしょう。

Creative Cloud Desktopは、DLLなどを探す場所の扱いに問題があります。PCに低い権限で入れる攻撃者が、利用者に細工したファイルを開かせる必要があります。Substance 3D Painterの2件も、細工したファイルを開くことが前提です。同じ3Dの製品群では、Substance 3D Designerの脆弱性も以前に修正されています。

10月14日の定例の更新は、Adobeの10月更新、11製品が対象にまとめました。今回はその2週間後の、定例の外の公表です。

影響を受ける会社

  • 影響する: Campaign Classic v7を、自社や委託先のサーバーで動かしている会社です。オンプレミスとハイブリッドの環境が当たります。
  • 影響しない: Adobeが運用するCampaign Classicを使っている会社です。Adobeは対処済みとしています。
  • 影響する: Adobe Connectのデスクトップ版やAndroid版を、社員が使っている会社です。
  • 影響する: デザインや3Dの部署に、Creative Cloud DesktopやSubstance 3D Painterを入れたPCがある会社です。

マーケティングの部署や委託先と確認すること

  1. 社内でCampaign Classicを使っていないかを、マーケティングの部署に聞きます。「メールやキャンペーンの配信の仕組み」と聞くと話が早いです。
  2. 使っているなら、Adobeの運用か、オンプレミスか、ハイブリッドかを、契約や委託先で確認します。ハイブリッドなら、自社で入れるのかAdobeに頼むのかも確認します。
  3. 自社や委託先で動かしている環境は、ビルドの番号を確認し、build 9402以前なら9403以降に上げます。2時間以上の作業の時間をとり、データベースをバックアップしてから始め、最後にnlserverを再起動します。
  4. 更新までのあいだに、Campaignに入れるアカウントを見直します。退職者や契約の終わった代理店のIDは止めます。
  5. Adobe Connectのデスクトップ版とAndroid版を、資産管理のツールやMDMで探し、表の修正版に上げます。
  6. Creative Cloud DesktopとSubstance 3D Painterを入れたPCの版を確認します。Creative Cloud Desktopは6.11.0.478.6以降、Substance 3D Painterは12.2.0以降です。

よくある質問

QCampaign Classicの新しい版のCampaign v8も対象ですか。

A今回のCVEの記録が対象に挙げている製品は、Campaign Classicだけです。

Q攻撃に使われていますか。

A10月28日時点で、米CISAの悪用が確認された脆弱性の一覧(KEV)には入っていません。Adobeが登録したCVEの記録にも、悪用の記載はありません。

出典・参考

編集部が確認:。確認した監修者は、この下に載せています。

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

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