本文へ移動
情シスのミカタ
トレンド約8分で読めます

情報漏えい15件を図解 10月22日〜26日 電話番号と住所も対象に

2026年10月22日から26日に、国内で情報漏えい・不正アクセスの公表が15件(続報を含む)ありました。漏れた項目を数えると、メールアドレスや氏名と並んで、電話番号が11件、住所が8件で対象に入っています。項目ごとに届きやすい詐欺と、社内への注意の出し方を2枚の図で整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆編集部が確認:
文字
情報漏えい15件を図解 10月22日〜26日 電話番号と住所も対象に

この記事のまとめ

  • 10月22日〜26日に、国内で情報漏えい・不正アクセスの公表が15件(続報を含む)ありました。佐川急便の延べ約5,323万件、ユミルリンクの延べ約5,163万件、Joshinの最大約600万件など、続報で数が出た件が目立ちます。
  • 項目の分かる14件では、メールアドレスと氏名がそれぞれ12件、電話番号が11件、住所が8件でした。パスワードなどのログイン情報を含むのは4件です。
  • 社内への注意は、メールの詐欺に加えて、電話やSMS、郵便、取引先を装う振込先の変更の依頼まで広げます。
こんな方に#30代#40代#50代#60代実務

11件。10月22日から26日に公表された国内の情報漏えい・不正アクセス15件のうち、電話番号が対象に入った公表の数です。項目が分かる14件で数えると、住所も8件ありました。

社内に「怪しいメールに気をつけて」と流すだけでは、足りない顔ぶれです。一方で、パスワードなどのログイン情報まで含む件は4件にとどまりました。対象は前回のまとめ(10月20日〜22日)のあとに出た公表で、続報も含みます。

15件で何が起きたか

図解。題は、10月22日〜26日に公表された15件、ログイン情報まで含むのは4件。対象は国内の会社・機関の公表15件(続報を含む)、時点は2026年10月26日17時の公表まで、件数は公表の数を万の単位で丸め、延べは重複を含む。一覧は公表の日付の順に、カプコン(CAPCOM ID)約1,177万件でメールアドレスなど、19件は氏名・住所・電話番号も。厚生労働省の委託事業(1FEdu)最大595人で氏名・所属・電話番号・メールアドレス・パスワード。GALLERY・2(ゼビオHD)最大約12.8万件で氏名・メールアドレス、住所と電話番号は最大約12.2万件。アンドエスティHD約250万件で氏名・生年月日・住所・電話番号・メールアドレス、取引先約1万件も。FXなび約619万件でメールアドレス約6.6万件・ログイン用の認証情報など。トレジャー・ファクトリー約74.6万件でメールアドレス、11件は氏名と住所も。グッドスマイルカンパニーは件数非公表で氏名・住所・電話番号・メールアドレス・注文の中身・カードの下4桁と有効期限。VAIOは件数非公表で漏えいの有無と項目は書かれていない。タイムズカー(パーク24)約663万件で氏名・住所・電話番号・運転免許の情報など、書類の画像は約146万件。佐川急便(第5報)最大約5,323万件(延べ)で送り主とお届け先の氏名・住所・電話番号と法人の顧客の情報。ブラストメールは全契約者で会社名・担当者名・電話番号・メールアドレス・配信先のリスト(345契約)。お名前.com デスクトップクラウドはサーバー約2.7万件で取引口座のログイン情報など、攻撃者は約80億円を要求。ユミルリンク(第二報)延べ約5,163万件でメールアドレスなど。Joshin(第2報)最大約600万件で氏名・住所・電話番号・会員番号、サブスクはIDと初期パスワード。楽天トラベル最大約260万件ほかで氏名・メールアドレス・電話番号、予約者の一部はカードの下4桁なども。ログイン情報を含む1FEdu、FXなび、お名前.com、Joshinの行に色。まとめは、多くは氏名と連絡先で、ログイン情報まで含むのは4件。件数の数え方は会社ごとに違い、大きさだけでは比べられない
10月22日〜26日に公表された15件の一覧。色の付いた行はログイン情報を含む4件作成: 編集部 / 出典: 各社・各機関の公表(公式サイトのお知らせ・TDnetの適時開示)
公表 会社・サービス 件数 対象の主な項目
10月22日・23日 カプコン(CAPCOM ID) 約1,177万件 メールアドレス、最終ログインのIPアドレスなど。19件は氏名・住所・電話番号も
10月22日 厚生労働省の委託事業(1FEdu) 最大595人 氏名、所属、電話番号、メールアドレス、パスワード
10月22日・23日 GALLERY・2(ゼビオHD) 最大約12.8万件 氏名、メールアドレス。住所と電話番号は最大約12.2万件
10月23日 アンドエスティHD 約250万件 氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス。取引先の約1万件も
10月23日 FXなび(グリーンモンスター) 約619万件 メールアドレス(約6.6万件)、ニックネーム、ログイン用の認証情報など
10月23日 トレジャー・ファクトリー 約74.6万件 メールアドレス。11件は氏名と住所も
10月23日 グッドスマイルカンパニー 非公表 氏名、住所、電話番号、メールアドレス、注文の中身、カードの下4桁と有効期限
10月23日 VAIO 非公表 漏えいの有無と項目は書かれていない
10月23日 タイムズカー(パーク24) 約663万件 氏名、住所、電話番号、運転免許の情報など。書類の画像は約146万件
10月23日 佐川急便(第5報) 最大約5,323万件(延べ) 送り主とお届け先の氏名・住所・電話番号、法人の顧客の情報
10月21日〜26日 ブラストメール(ラクスライトクラウド) 全契約者 会社名、担当者名、電話番号、メールアドレス、配信先のリスト
10月24日〜26日 お名前.comデスクトップクラウド サーバー約2.7万件 取引口座のログイン情報など
10月26日 ユミルリンク(第二報) 延べ約5,163万件 メールアドレスなど。契約者の情報190件も
10月26日 Joshin(第2報) 最大約600万件 氏名、住所、電話番号、会員番号。サブスクはIDと初期パスワード
10月26日 楽天トラベル 最大約260万件ほか 氏名、メールアドレス、電話番号。予約者の一部はカードの下4桁なども

続報で、件数が大きく動いた件があります。ユミルリンクは第一報の延べ約900万件から、26日の第二報で49システム、延べ約5,163万件に広げました。Joshinは第2報で初めて、会員情報の最大約600万件という数を出しています。

ただ、件数の数え方は会社ごとに違います。佐川急便とユミルリンクは重複を含む延べの数で、Joshinや楽天トラベルは「最大」、お名前.comデスクトップクラウドは対象になりうるサーバーの数。大きさを並べても、会社の対応のよしあしは分かりません。

入口が自社の外だった件も目につきます。GALLERY・2はEC基盤の運営会社の認証情報を取られ、ブラストメールとユミルリンクでは、メールの配信を任せていた会社の側に影響が広がりました。この型は、提供元・委託先の事故7件を図解 自社が狙われなくても漏れる10月の道筋でも取り上げています。

対象に入った項目を数えると

図解。題は、漏れた項目は連絡先が中心、電話番号は11件、住所は8件。対象は項目が公表された14件(VAIOを除く)で、一部の人だけが対象の項目も1件と数える。時点は2026年10月26日17時の公表まで。横棒は項目を含む公表の数で、メールアドレス12件、氏名12件、電話番号11件(強調)、住所8件、法人・取引先の情報6件、ログイン情報4件(1FEdu、FXなび、お名前.com、Joshin)、生年月日3件、カードの一部2件(グッドスマイルカンパニー、楽天トラベル)、本人確認書類の画像2件(タイムズカー、Joshin)。表は項目ごとの届きやすい詐欺と社内に伝える一言で、メールアドレスはその会社を装うお詫びやポイントのメールでリンクを開かず公式アプリから開く、電話番号は会社やカード会社を名乗る電話やSMSでカード番号や暗証番号を言わない、住所は郵便の偽の請求書で公式サイトの窓口に問い合わせる、氏名は名前で呼びかけて本物らしく見せるので名前を知っていても本物とは限らない、法人・取引先の情報は振込先の変更の依頼で前から知っている番号に電話して確認、ログイン情報は不正ログインと使い回しの悪用でパスワードを変え会社のシステムを先に変える、カードの一部は下4桁を示す確認の連絡でカードの裏の番号から連絡、本人確認書類の画像はなりすましの契約で覚えのない知らせはすぐ総務と情シスへ。まとめは、電話番号と住所も多く対象に入り、社内への注意は電話、SMS、郵便まで広げたい
漏れた項目ごとの件数と、届きやすい詐欺、社内に伝える一言作成: 編集部 / 出典: 各社・各機関の公表(公式サイトのお知らせ・TDnetの適時開示)
項目 件数 対象に入った公表
メールアドレス 12件 カプコン、1FEdu、GALLERY・2、アンドエスティHD、FXなび、トレジャー・ファクトリー、グッドスマイルカンパニー、タイムズカー、佐川急便、ブラストメール、ユミルリンク、楽天トラベル
氏名 12件 カプコン、1FEdu、GALLERY・2、アンドエスティHD、トレジャー・ファクトリー、グッドスマイルカンパニー、タイムズカー、佐川急便、ブラストメール、ユミルリンク、Joshin、楽天トラベル
電話番号 11件 カプコン、1FEdu、GALLERY・2、アンドエスティHD、グッドスマイルカンパニー、タイムズカー、佐川急便、ブラストメール、ユミルリンク、Joshin、楽天トラベル
住所 8件 カプコン、GALLERY・2、アンドエスティHD、トレジャー・ファクトリー、グッドスマイルカンパニー、タイムズカー、佐川急便、Joshin
法人・取引先の情報 6件 アンドエスティHD、タイムズカー、佐川急便、ブラストメール、ユミルリンク、楽天トラベル
ログイン情報 4件 1FEdu、FXなび、お名前.comデスクトップクラウド、Joshin
生年月日 3件 カプコン、アンドエスティHD、タイムズカー
カードの一部 2件 グッドスマイルカンパニー、楽天トラベル
本人確認書類の画像 2件 タイムズカー、Joshin

一部の人だけが対象の項目も、1件と数えています。たとえばカプコンの住所と電話番号は、通販サイト「イーカプコン」のマイページに入られた19件だけのものです。

目立つのは、電話番号の多さです。メールなら、迷惑メールのフィルターや社内のメールの仕組みで、ある程度は止められます。でも、電話とSMS、郵便には会社の仕組みが届きません。社員が自分で見分けるしかない経路なので、注意の呼びかけに入れておきたいところです。

一方、ログイン情報を含む4件は、中身がそれぞれ違います。1FEduでは6人のメールアドレスとパスワードが漏れ、それを使った不正ログインも確認されました。Joshinの「ジョーシンのサブスク」は、ログインIDと初期パスワードが対象。FXなびはログイン用の認証情報をすべて無効にし、お名前.comデスクトップクラウドでは、サーバーに保存されていた取引口座のログイン情報などが取られた可能性があるとしています。

カード情報の一部が対象に入ったのは、グッドスマイルカンパニーと楽天トラベルの2件です。どちらも、カード番号の全桁とセキュリティコードは含まないとしています。とはいえ、下4桁と有効期限を言い当てる相手からの電話は、本物らしく聞こえるものです。

社員と取引先が使っていた会社は影響を受ける

自社が事故の当事者でなくても、次のような会社は影響を受けます。

  • 社員が、会社のメールアドレスや会社の住所でこれらのサービスに登録している会社。社用の連絡先に、偽の連絡が届くかもしれません。
  • ブラストメール、ユミルリンクのCuenote FC、Commerble、タイムズカーの法人会員のように、会社として契約していたサービスがある会社。自社が預かった個人情報が漏れていれば、自社が個人情報保護委員会へ報告する立場になります。
  • お名前.comデスクトップクラウドを業務で使っていた会社。取引口座のログイン情報を変え、補償の案内を受け取る担当を決める必要があります。

どのサービスとも契約や登録がない会社は、今回の件の直接の対象ではありません。ただし、ほかの会社を装う詐欺の連絡は、だれにでも届きます。

社内への注意の出し方と確認すること

  1. 総務やマーケティング、経理の担当に、会社として契約していたサービスがないかを聞きます。当たるのは、ブラストメール、Cuenote FC、Commerble、タイムズカーの法人会員、お名前.comデスクトップクラウドです。
  2. ブラストメールを使っていた会社は、個人情報保護委員会への報告を、運営会社との連名でも出せます。申し込みは10月29日(木)までです。
  3. 社内への注意は1通にまとめ、メールだけでなく、電話とSMS、郵便の手口も書き添えます。下の例を、そのまま使えます。
  4. 振込先の変更の依頼は、前から知っている番号に電話して確認する。この決まりを、経理と改めて共有しておくと安心です。取引先の情報が対象に入った件が、6件ありました。

件数の大きな公表が続くと、どうしても数字の順に目が行きます。それでも、社内への一言を決めるのは件数より、漏れた項目のほう。次の公表も、まず項目の欄から読むと、何を伝えるかがすぐ決まります。

よくある質問

Q延べの件数は、漏れた人の数と同じですか?

A同じではありません。佐川急便とユミルリンクの件数は、同じ人を重複して数えた延べの数です。GALLERY・2も、区分ごとの件数を足しても漏えいした人数にはならないとしています。社内で件数を伝えるときは、「最大」「延べ」「可能性」といった公表の言葉をそのまま添えると誤解がありません。

出典・参考

編集部が確認:。確認した監修者は、この下に載せています。

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

役に立ったら、いいねと共有をお願いします