ゼビオホールディングスは2026年10月23日、子会社GALLERY・2のオンラインショップが使っているEC基盤「Commerble(コマーブル)」が不正アクセスを受けたと公表しました。購入者の情報が外部に漏えいした可能性があります。基盤を運営するCommerbleと、GALLERY・2も、同じ日にお知らせを出しています。
基盤の運営会社の管理用の認証情報が取られ、そこから子会社の顧客のデータベースが表示されました。支払いの入力画面の書き換えも見つかり、GALLERY・2は10月18日からサイトを止めています。
公表で分かっていること
ゼビオHDの適時開示の事案の概要と、漏えいした可能性のある情報出典: ゼビオホールディングス「第三者が運営するECプラットフォームで発生した不正アクセスによる当社連結子会社の個人情報漏えいの可能性に関するお知らせ」(引用)
ゼビオHDは、Commerbleの親会社シグマコンサルティングから受けた報告書をもとに、次のように説明しています。
| 日付 |
起きたこと・対応 |
| 10月16日 |
Commerble側のシステムの管理用の認証情報が、不正に取られた |
| 10月17日 |
基盤の管理用のクラウドの環境を通って、子会社の顧客のデータベースに不正なアクセス。顧客の情報を表示する操作が行われた |
| 10月18日 |
ECサイトの支払いの入力画面の書き換えが見つかり、同じ日にサイトを止めた。Commerbleも、この日に不正アクセスを検知したとしている |
| 10月21日 |
GALLERY・2が個人情報保護委員会に報告。Commerbleは所轄の警察署にも通報した |
| 10月23日 |
ゼビオHD、GALLERY・2、Commerbleが公表 |
原因について、ゼビオHDは「システムのアクセス制限の設定の不備など」が悪用されたと報告を受けたとしています。Commerbleは、システムの一部で、アクセスの制御と認証情報の管理に不備があったとしています。具体的な侵入の原因と、流出の範囲は調べている途中です。
漏えいした可能性のある情報
Commerbleのお知らせ。対象の期間と、区分ごとの最大の件数出典: Commerble「テナントサイト「Gallery2・オンラインショップ」における不正アクセスによるお客様情報漏えいの可能性に関するお知らせ」(引用)
Commerbleによると、対象は2019年4月2日から2026年10月18日までに、GALLERY・2のオンラインショップを使った人の情報です。
| 区分 |
最大の件数 |
| 購入者の情報(氏名、メールアドレス) |
128,311件 |
| 購入者の住所、配送先の住所、電話番号 |
121,654件 |
| メールの送信の履歴(注文確認のメールの本文、送信先のメールアドレス) |
157,581件 |
どれもシステムの上のデータから数えた最大の件数で、実際に外へ出た件数が決まったものではないとしています。区分には重なりがあり、足した数が人数になるわけではありません。ゼビオHDは、データベースの情報を表示する操作は確かめられた一方、外へ持ち出された事実は今のところ確かめられていないとしています。
支払いの入力画面の書き換えと、カード番号
ゼビオHDとCommerbleは、不正に見られたデータベースに、カード番号とログインのパスワードは無いとしています。Commerbleは、調査の結果、カード番号の漏えいは無かったとしています。
一方で、ゼビオHDは、10月18日に支払いの入力画面の書き換えが見つかったとしています。書き換えがいつからか、どんな中身だったか、そのあいだに入力された情報がどうなったかは、公表に書かれていません。この記事も推測しません。