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情シスのミカタ
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機密情報とは? 漏えいして困る情報ランキング50、1位は管理者の認証情報【特集】

相次ぐ漏えいで「うちは何から守ればいいのか」と聞かれたときの答えです。法律が決める機密情報と個人情報の範囲を押さえ、社内と委託先にある50の情報を、影響の範囲・元に戻せるか・二次被害・法と契約の義務・気づきにくさの5つで採点しました。上位10の理由と実例、自社の棚卸しの段取りまで。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆編集部が確認:
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機密情報とは? 漏えいして困る情報ランキング50、1位は管理者の認証情報【特集】

この記事のまとめ

  • 社内と委託先にある50の情報を5つの物差しで採点すると、1位は顧客名簿でもカード番号でもなく、クラウドやID基盤の管理者の認証情報でした。
  • 上位10のうち5つは鍵と認証の情報です。個人情報の法律の外にあっても、漏れたとたんに残りの情報へ手が届きます。
  • 広く効いて取り消せない情報は7つ。まずは上位10が社内のどこにあり、誰が持ち、どの委託先に預けているかを書き出します。
こんな方に#30代#40代#50代実務

漏れたらいちばん困る情報は、顧客名簿でもカード番号でもありませんでした。社内と委託先にある50の情報を5つの物差しで採点すると、1位はクラウドやID基盤の管理者の認証情報です。それ自体は個人情報ではないのに、漏れると残りの49の多くに一度で手が届きます。

10月1日から29日までに、情シスのミカタが国内の事故として記録した記事は170本。そのうち149本が、不正アクセスやランサムウェア、情報漏えいでした。経営や現場から「うちは何から守ればいいのか」と聞かれたときの、答えの土台にしてください。

機密情報は「社外秘」の判子で決まらない

機密情報という言葉に、法律で決まった一つの定義はありません。法律が名前を付けて守っているのは、そのうちの一部です。情シスが日々の仕事で出会うのは、次の4つでしょう。

法律 守っている情報 漏れたときに会社に起きること
不正競争防止法 営業秘密(秘密として管理され、事業に役立ち、世に知られていない情報) 不正に取得した人や使った相手に、差し止めや損害の賠償を求められる※1
個人情報保護法 個人情報と、それを検索できるように集めた個人データ。病歴などは要配慮個人情報 4つの場合は、個人情報保護委員会への報告と、本人への通知が要る
マイナンバー法 マイナンバーを含む特定個人情報 権利を害するおそれが大きい事態は、委員会への報告が要る
割賦販売法 クレジットカードの番号 カード会社だけでなく、カードで支払いを受ける店にも漏えいを防ぐ義務がある

見落としやすいのは、営業秘密の1つ目の条件です。秘密として管理していない情報は、どれほど大事な設計図でも、法律の上では営業秘密に当たりません。置き場所とアクセス権をそろえ、「社外秘」と分かるようにしておく。これは情シスの仕事そのものです。

個人情報の報告は、件数だけでは決まりません。委員会が挙げる報告の対象は、要配慮個人情報が含まれるとき、不正に使われて財産の被害が出るおそれがあるとき、外からの攻撃のような不正な目的の行為によるとき、本人が1,000人を超えるとき、の4つ。病歴が1人分漏れただけでも、報告の対象になります。

委員会の例は、細かいところまで具体的です。ECサイトからカード番号が漏れたら財産の被害の例に当たりますが、下4桁と有効期限の組み合わせだけなら、ただちには当たらないとしています。送金や決済ができるサービスのIDとパスワードの組み合わせも、同じ例に入っています。

ただ、この4つの法律のどれにも、管理者のパスワードやAPIキーは出てきません。ところが10月の事故を読み返すと、盗まれた認証情報や鍵が入口になった件が、いくつも並びます。法律の範囲だけで守るものの一覧を作ると、いちばん大事な鍵が抜け落ちてしまうのです。

5つの物差しで、50の情報に点を付けた

50の情報は、顧客の個人情報を15、鍵と認証を11、社員と人事、取引と契約を6ずつ、技術、経営、社内の記録を4ずつ選びました。どれも、ふつうの会社が持っているか、委託先に預けているものです。それぞれに、次の5つの物差しで1〜5点を付けています。

物差し 1点 3点 5点
影響の範囲 1人や1部署まで 社員の全体や、顧客の一部 全社と全顧客、ほかの会社まで
元に戻せない すぐ無効にできる 変えられるが、手間と時間がかかる 変えられない(病歴や顔、設計図)
二次被害 ほぼ無い なりすましや詐欺のメール 金銭の被害や、別のシステムへの侵入
法と契約の義務 義務は無い 取引先や契約の相手への説明 委員会への報告と本人への通知
気づきにくさ 漏れたらすぐ分かる 調べれば分かる 漏れても気づかず、長く使われる

まず「影響の範囲」と「元に戻せるか」の2つを置き、3つを足しました。二次被害を入れたのは、10月の事故で、名簿の次に届くのがたいてい偽のメールだったからです。義務は、報告と通知にかかる手間とお金を表します。気づきにくさは、公表されない漏えいほど長く悪用される、という当たり前を点にしたものです。

合計は25点満点で、同点のときは「元に戻せない」、次に「二次被害」、次に「影響の範囲」の高い順に並べました。点はどれも、私たちの見立てです。製造業なら設計図、病院なら病歴の重みが増すように、業種と会社で順位は動きます。

図。題は「1位は個人情報ではなかった 上位10と5つの物差し」。左に5つの物差し(影響の範囲、元に戻せない、二次被害、法と契約の義務、気づきにくさ)の1点と5点の目安。右に上位10の表で、1位 管理者の認証情報22点、2位 本人確認書類の画像21点、3位 預かった機密21点、4位 秘密鍵21点、5位 APIキー・トークン21点、6位 メール・チャット20点、7位 設計図20点、8位 顧客名簿20点、9位 バックアップの鍵20点、10位 VPN・保守の接続20点と、それぞれの5つの点。下に上位10の分類の内訳で、鍵・認証が5、顧客の個人情報が2、取引・契約と技術・研究と社内の記録が1ずつ
漏えいして困る情報の上位10と、採点に使った5つの物差し作成: 編集部 / 出典: e-Gov法令検索・個人情報保護委員会「漏えい等報告について」・情シスのミカタの事故の記録
順位 情報(分類) 合計(範囲・戻せない・二次被害・義務・気づきにくさ)
1 クラウドやID基盤の管理者の認証情報(鍵・認証) 22点(5・3・5・4・5)
2 本人確認書類の画像(顧客の個人情報) 21点(4・5・5・4・3)
3 顧客から預かった他社の機密(取引・契約) 21点(4・5・3・5・4)
4 証明書や署名の秘密鍵(鍵・認証) 21点(5・4・5・2・5)
5 APIキーやアクセストークン(鍵・認証) 21点(5・3・5・3・5)
6 社員のメールボックスとチャットの中身(社内の記録) 20点(4・5・4・3・4)
7 製品の設計図と製造の手順(技術・研究) 20点(4・5・3・3・5)
8 顧客名簿と会員のデータベース(顧客の個人情報) 20点(5・4・4・5・2)
9 バックアップと復元の鍵(鍵・認証) 20点(5・4・4・4・3)
10 VPNやリモート保守の接続情報(鍵・認証) 20点(5・3・5・3・4)

上位10のうち5つが、鍵と認証の情報でした。個人情報は、本人確認書類の画像と顧客名簿の2つだけです。

1位は管理者の認証情報だった

1位は、クラウドやID基盤、仮想化の基盤の管理者が使うIDとパスワード、それにログイン中のセッションの情報です。範囲5、戻せない3、二次被害5、義務4、気づきにくさ5の22点で、ただ一つの22点でした。

パスワードは、その場で変えられます。それでも「戻せない」を3にしたのは、入られたあとに変えても、元の安全な状態には戻らないからです。攻撃者が別の管理者を足したり、裏口を置いたりしていれば、作り直すしかありません。Alpine Linuxは、GitLabが攻撃を受けた疑いがあるとして、サーバーを作り直し、すべてのアカウントのパスワードを初期化しています。

10月の国内の事故にも、例が並びます。日本経済新聞社は、システム開発に使うクラウドの認証情報を盗まれ、約183万件が漏えいしました。コロナは、多要素認証の無いアカウントのIDとパスワードだけで入られています。IDCフロンティアの件では、攻撃者が仮想化の基盤の管理者の権限を取り、495の企業や自治体の仮想サーバーを止めました。

対策は3つに絞れます。管理者のアカウントを人ごとに分けて数を減らす。パスキーのような、フィッシングに強い多要素認証を必須にする。ふだんと違う場所や時間のログインを監視する。どれも、名簿を守る前にやっておきたいことです。

2位から5位は、取り消せないものと鍵

2位は本人確認書類の画像

運転免許証やパスポートの画像は、顔写真と番号がそろっています。どちらも、漏れたからといって変えられません。口座の開設やサービスの登録で、本人になりすますのにそのまま使われます。

パーク24がタイムズカーの件を調べると、暗号化して保管していた免許証などの画像のうち、1,464,800件に外部へ送られた跡がありました。日本原子力研究開発機構の研究支援サイトでも、顔写真付きの身分証の画像200件が漏れています。タイムズカーは画像を10月末までに消すと決めました。確認が済んだ画像を持ち続けないことが、いちばん確かな対策でしょう。

3位は顧客から預かった他社の機密

意外に思うかもしれません。自社の機密より、預かった他社の機密のほうが上でした。漏れても自社だけでは公表も対策も決められず、契約と信用を同時に失うからです。

大阪大学の件では、システムの運用を任されたNECが、大学に知らせていない協力会社と共有するため、ファイルを契約に基づかずにクラウドストレージに置いていました。消すはずのファイルも残っていて、第三者が7万7,851人分をダウンロードしています。預かる側に回ったときは、何をどこに置き、いつ消すのかを、預けた相手に説明できるようにしておきたいところです。

4位は証明書や署名の秘密鍵

サーバー証明書やコード署名の秘密鍵が漏れると、偽のサイトや偽のソフトを本物に見せられます。失効と入れ替えには相手のある手続きが要り、すぐには戻りません。

インドの認証局eMudhraは、中間証明書8件の秘密鍵がだれでも算出できる状態になり、ブラウザの各社に遮断され、SSL/TLSの事業から撤退しました。鍵が1本漏れただけで、会社の事業が一つ終わった例です。社内でも、鍵の一覧と置き場所、取り出せる人を書き出しておくと、入れ替えの日に慌てずに済みます。

5位はAPIキーやアクセストークン

APIキーは、人のログインを通らずに使われます。多要素認証が効かず、どこに置いたかを忘れられやすい鍵です。

ホームページの制作サービスのStudioでは、フォームの回答と一緒にAPIキーなどが流出し、暗号化していた情報も復号の鍵ごと読み出されました。クラウドのZeaburは、有効期限の無い管理用の認証情報を平文で保存していて、環境変数3,218,965件を読まれ、12月末でサービスを終えます。ベネフィット・ワンの件では、決済と連携する認証情報が委託先のシステムにありました。鍵の一覧に有効期限を書き、入れ替えの手順を先に一度試しておくと、いざというときに止めずに替えられます。

6位から10位は、毎日使う場所にある

6位は、社員のメールボックスとチャットの中身です。添付ファイルと本文に、あらゆる情報が混ざっています。乗っ取られれば、取引先をだます足場にもなります。東洋紡せんいでは、乗っ取られた従業員のアカウントから、グループの内外の関係者に約1,500件の不審なメールが送られました。

7位は、製品の設計図と製造の手順。営業秘密の中心です。気づきにくさは5点にしました。10月の当サイトの記録で近いのは、コロナの件で施工関連の資料が漏れた可能性くらいで、設計図そのものの流出を公表した会社はありません。少ないのは起きていないからではなく、気づかれにくく、公表もされにくいからだとみています。

8位で、ようやく顧客名簿です。範囲と義務は5点ですが、名簿は漏れたことに気づきやすく、そこで点を下げました。ショップサーブの最終報では、約2,335万6,000人と7,858店が対象で、店の管理画面のIDとパスワードも含まれていました。名簿の事故が、そのまま1位の鍵の事故にもつながった形です。

9位は、バックアップを開く・戻すための鍵です。暗号化の鍵や、バックアップのサービスに入る認証情報が漏れると、本番と同じ中身を丸ごと持ち出されるうえ、復旧の最後の手段まで消されるおそれがあります。Microsoft 365のバックアップのサービスでは、アプリの認証情報が盗まれ、利用企業のテナントへの不正なサインインが相次ぎました。

10位は、VPNやリモート保守の接続情報です。正規の入口から入られるので、侵入に気づくのが遅れます。両毛システムズは、VPNのアカウントを悪用されてランサムウェアの被害を受けました。保守の業者の分も含めて、つなぎ先と持ち主の一覧があるかを見ておきたいところです。

意外に低かったカード番号と、社員のパスワード

図。題は「広く効いて、しかも取り消せない情報は7つ」。縦は影響の範囲(広い、中くらい、狭い)、横は元に戻せるか(戻せる、戻しにくい、戻せない)の3×3の区画に、50の情報を順位つきの札で置いている。広い×戻せないの区画は7つで、2 本人確認書類の画像、3 預かった機密、6 メール・チャット、7 設計図、12 予約・購入の履歴、14 決算前の業績、15 AIに読ませる文書。広い×戻しにくいは13で、管理者の認証情報や秘密鍵、APIキー、顧客名簿、バックアップの鍵など。広い×戻せるは3で、決済のID・パスワード、カード番号、ポイント・残高。札の枠の色で、鍵・認証と顧客の個人情報とそのほかを分けている
50の情報を、影響の範囲と元に戻せるかで9つの区画に分けた地図作成: 編集部 / 出典: e-Gov法令検索・個人情報保護委員会「漏えい等報告について」・情シスのミカタの事故の記録

カード番号は20位でした。漏れたら大ごとですし、義務も二次被害も5点です。ただ、カードは再発行で止められます。「戻せない」が2点にとどまり、順位を下げました。逆に言えば、決済のIDとパスワードを含め、変えれば止まる情報は、変えるまでの速さで被害の大きさが決まります。

一般の社員のIDとパスワードは、47位です。1人分なら変えて終わりだからです。ところが、その社員が管理者と同じパスワードを使っていたら、話は1位に化けます。順位は情報の種類で付けましたが、実際の被害は、情報どうしのつながりで決まるのです。

新しく上がってきたのが、15位のAIに読ませる社内の文書でした。規程から顧客の資料まで、検索のために1か所へ集めるので、漏れたときの範囲が広くなります。パナソニックの子会社では、社内で禁止していた外部の生成AIに、約33万4,000人分の個人情報を含むデータが上げられました。置き場所が一つ増えた、と考えて棚卸しに入れておくのがよいでしょう。

地図の右上、広く効いて取り消せない区画に入ったのは7つです。ここに入る情報は、漏れてから打つ手がほとんどありません。持たない、預かりすぎない、持つなら消す日を決める。対策の順番は、そこから始まります。

自社の50を作る、今週と今月の段取り

今週は、上位10だけで十分です。次の3つを、1時間ほどでやってみてください。

  1. 上位10の情報が、社内のどのシステムとSaaS、どの委託先にあるかを、1行に1か所ずつ書き出す。
  2. 1位の管理者の認証情報と5位のAPIキーについて、持ち主の人数と、多要素認証と有効期限の有無を書き足す。
  3. 2位の本人確認書類の画像を、確認が済んだあとも持ち続けていないかを、受付の担当に聞く。

今月は、50の一覧を自社用に直します。

  1. 業種に合わせて項目を足し引きし、5つの物差しで点を付け直す。点を付ける場には、法務と、名簿を使う部署にも入ってもらう。
  2. 委託先ごとに、預けている情報と、契約が終わったあとに消す取り決めを確認する。吉野家ホールディングスは、採用を委託した先で、契約の終了後も応募者の情報が残っていたことを、不正アクセスで知りました。
  3. 漏れたときに委員会へ報告するかを決める表を、4つの場合に沿って法務と作る。

「うちは何から守ればいいのか」という最初の問いには、こう答えたいと思います。名簿を守るために、先に鍵を守る。この順番を逆にしないことです。

同じ時期に、相次ぐ漏えいの中で情シスの役割を考え直した特集と、「ローカルやIP遮断で十分か」を過去の事例で確かめた特集も出しました。順番の次に考えたい、役割と対策の十分さの話です。

11位から50位までの一覧

合計のかっこの中は、範囲、戻せない、二次被害、義務、気づきにくさの順の点です。

順位 情報(分類) 合計(内訳) ひとこと
11 決済や送金ができるサービスのIDとパスワード(顧客の個人情報) 20点(5・2・5・5・3) 変えれば止まるが、変える前に金銭の被害が出る
12 予約や旅程、購入の履歴(顧客の個人情報) 19点(4・5・4・3・3) いつどこにいたか、何を買ったかは取り消せない
13 子どもや生徒の情報(顧客の個人情報) 19点(3・5・4・4・3) 本人が自分で守れない。進学や就職まで尾を引く
14 決算の前の業績とM&Aの計画(経営・財務) 19点(4・5・3・4・3) インサイダー取引の材料になり、公表を前倒しに迫られる
15 AIに読ませる社内の文書(技術・研究) 19点(4・5・3・3・4) 規程から顧客の資料まで1か所に集まる。新しい置き場所
16 病歴や健康の情報(顧客の個人情報) 19点(3・5・3・5・3) 要配慮個人情報で、1人分でも報告の対象
17 顔や指紋などの生体情報(顧客の個人情報) 19点(3・5・3・4・4) 一生変えられない。悪用されても気づきにくい
18 保険や金融の契約の内容(顧客の個人情報) 19点(4・4・4・4・3) 資産や家族の状況が読め、詐欺の筋書きに使われる
19 ソースコードとリポジトリ(鍵・認証) 19点(4・4・4・2・5) 中に埋め込んだ鍵や、脆弱性の手がかりも一緒に出る
20 クレジットカードの番号とセキュリティコード(顧客の個人情報) 19点(4・2・5・5・3) 再発行で止められる。下4桁と有効期限だけなら報告の対象とは限らない
21 問い合わせや相談、通報の中身(顧客の個人情報) 18点(3・5・3・4・3) 本人が人に知られたくない事情が書かれている
22 研究の成果と出願前の発明(技術・研究) 18点(3・5・3・2・5) 先に出されると特許を取れなくなる
23 社員の健康診断と休職の理由(社員・人事) 18点(2・5・2・5・4) 要配慮個人情報で、職場の信頼を大きく損なう
24 顧客の銀行口座(顧客の個人情報) 18点(3・4・4・4・3) 口座は簡単に変えられず、詐欺の連絡の信用づけに使われる
25 マイナンバー(顧客の個人情報) 18点(3・4・3・5・3) 不正に使われるおそれがあれば変更できるが、手続きは重い
26 給与と振込先の口座(社員・人事) 18点(3・4・3・4・4) 社員どうしで見えるだけでも大きな問題になる
27 公表前の脆弱性の情報(技術・研究) 18点(4・3・5・2・4) 修正版より先に攻撃の手がかりになる
28 取引先の口座と請求の情報(取引・契約) 18点(3・3・5・3・4) 振込先の変更を装った詐欺に、そのまま使われる
29 メールの配信リスト(顧客の個人情報) 18点(5・3・3・4・3) 件数が大きくなりやすく、そのまま偽のメールの宛先になる
30 人事評価や退職の理由(社員・人事) 17点(2・5・2・4・4) 本人も知らない記録が含まれ、取り消せない
31 配送先の住所と電話番号(顧客の個人情報) 17点(4・4・3・4・2) 家族や勤め先の住所も混ざる
32 契約書とNDA(取引・契約) 17点(3・4・3・4・3) 条件と相手が分かり、守秘の約束を破った形になる
33 見積と原価、価格表(取引・契約) 17点(3・4・3・3・4) 値引きの交渉と入札で、すぐに不利になる
34 採用の応募者の情報(社員・人事) 17点(3・4・2・4・4) 不採用の人の分まで残りやすい。委託先に預けたまま忘れがち
35 脆弱性の診断結果と未修正の一覧(鍵・認証) 17点(4・3・5・1・4) どこから入ればよいかを教える地図になる
36 ポイントやプリペイドの番号と残高(顧客の個人情報) 17点(4・2・5・3・3) 番号と暗証だけで使われる。止めれば戻る
37 多要素認証の復旧コード(鍵・認証) 17点(3・2・5・2・5) 多要素認証を飛び越えられる。作ったまま忘れられやすい
38 役員会の資料と経営の計画(経営・財務) 16点(3・5・2・3・3) 競合に先回りされる
39 事故の調査の途中の資料(経営・財務) 16点(3・4・4・3・2) 攻撃者に、どこまで気づかれたかを教える
40 会計のデータと取引の明細(経営・財務) 16点(3・4・3・3・3) 取引先と金額が一度に分かる
41 社内のWikiと議事録(社内の記録) 16点(3・4・3・2・4) あちこちの情報がまとまって読める
42 社員の家族の情報(社員・人事) 16点(2・4・2・4・4) 扶養や手当の書類に、社員でない人の情報が入る
43 ネットワーク構成図とIPアドレスの一覧(鍵・認証) 16点(4・3・4・1・4) 攻撃の下調べの手間を省かせてしまう
44 社員と取引先の連絡先の名簿(社員・人事) 16点(3・3・4・3・3) なりすましメールの宛先と差出人の両方に使われる
45 入退室の記録と防犯カメラの映像(社内の記録) 15点(2・4・3・3・3) 人の出入りと行動の型が分かる
46 アクセスログと操作ログ(鍵・認証) 15点(3・3・3・2・4) 利用者の行動や社内の構成が読める
47 一般の社員のIDとパスワード(鍵・認証) 15点(3・2・4・2・4) 1人分なら変えて止まる。管理者と同じなら1位に化ける
48 入札や提案の資料(取引・契約) 14点(2・4・2・3・3) 競り合う相手に渡ると取り返せない
49 仕入れ先と委託先の一覧と条件(取引・契約) 14点(3・3・3・2・3) 次に狙う委託先を教えてしまう
50 社内の規程と手順書(社内の記録) 9点(2・2・2・1・2) 外に出ても困ることは少ない。ただし手順書に鍵が書かれていないかは見る

※1 営業秘密の定義と、差し止めの請求・損害の賠償は、不正競争防止法の第2条第6項、第3条、第4条にあります。個人情報、個人データ、要配慮個人情報の定義は個人情報保護法の第2条と第16条、報告と本人への通知は第26条、特定個人情報はマイナンバー法の第2条第9項と第29条の4、カード番号の管理の義務は割賦販売法の第35条の16です。点は2026年10月30日に、情シスのミカタ編集部が付けました(当社調べ)。

よくある質問

Q社員が個人で契約したSaaSに会社の情報を入れている場合も、この50に入りますか。

A入ります。この50は置き場所ではなく情報の種類で分けているので、会社が把握していない置き場所にあっても点数は変わりません。棚卸しでは、部署ごとに使っているSaaSを聞き取る欄を一緒に作ると、抜けが減ります。

Q点数を自社に合わせて変えてもかまいませんか。

A変えてかまいません。製造業なら設計図の「影響の範囲」、病院なら病歴の「影響の範囲」を上げる、のように業種で動かすのが自然です。物差しの数は変えず、点を付け直すと、年ごとの比較もしやすくなります。

出典・参考

編集部が確認:。確認した監修者は、この下に載せています。

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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