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事故・障害約5分で読めます

練馬区の講座、チャットで受講者71人のメールが見える状態に 報告も届かず

練馬区は2026年9月9日、女性のためのデジタルスキル習得プログラムの受講者71人の氏名とメールアドレスが、受講者専用のチャットツールで他の受講者と講師から見える状態だったと公表しました。委託の関係、時系列、原因、会社が確かめる手順を整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆
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練馬区の講座、チャットで受講者71人のメールが見える状態に 報告も届かず

この記事のまとめ

  • 練馬区は、男女共同参画センターの講座の受講者71人の氏名とメールアドレスが、受講者専用のチャットツールで他の受講者と講師から見える状態だったと公表しました。
  • 見える状態だったのは7月14日から27日まで。受講者から運営事業者に連絡があった後も、区が知ったのは8月31日で、事業者から指定管理者への報告はありませんでした。
  • 会社は、社外の人を招くチャットの表示項目、設定の複数人確認、委託先への報告の決め、指摘を委託元まで上げる流れを確かめます。
こんな方に#20代#30代#40代#50代#60代実務

練馬区は2026年9月9日、男女共同参画センターの講座の受講者71人の氏名とメールアドレスが、受講者専用のチャットツールで、ほかの受講者と講師から見える状態だったと公表しました。見える状態だったのは7月14日から27日までです。この記事は、区の公式の発表に書かれていることだけをまとめ、書かれていないことは「書かれていない」と記します。

何が起きたか

対象は、男女共同参画センターで開いている「女性のためのデジタルスキル習得プログラム」です。女性の就労や再就職を目的に、オンラインでデジタルスキルを学ぶ講座で、令和7年度から開かれています。コースは、Webマーケティング、CADオペレーター、一般事務の3つです。

受講者はこの講座のために、専用のチャットツールに招待されていました。そのチャットツールの参加者のプロフィール画面を開くと、ほかの受講者のメールアドレスが見える設定になっていた、というのが事故の中身です。見えていたのは氏名とメールアドレスで、見られる相手は、ほかの受講者と講師でした。

不正アクセスなどの攻撃には、発表は触れていません。チャットツールの製品名も書かれていないので、この記事でも、どのツールかは書きません。

区、指定管理者、運営事業者の関係

発表によると、センターの指定管理者は特定非営利活動法人 練馬区障害者福祉推進機構です。指定管理者が講座の運営を委託している事業者が、運営事業者のTRUNK株式会社です。区から見ると、区が指定管理者に任せ、指定管理者が運営事業者に任せる、二段の委託になっています。

チャットツールへの招待メールを送ったのも、設定を直したのも、運営事業者です。受講者から最初に連絡を受けたのも運営事業者でした。区と指定管理者に連絡が届いたのは、そのあとです。

時系列

練馬区の発表の「経緯および対応」から「原因および再発防止策」の部分。7月14日(火)に運営事業者のTRUNK株式会社が受講決定者へチャットツールの招待メールを送信、7月25日(土)に受講者から運営事業者へプロフィール画面で他の受講者のメールアドレスが見えるとの連絡、7月27日(月)に運営事業者がメールアドレスの表示設定を非表示に修正、8月31日(月)に同じ受講者から区と指定管理者に連絡があり判明し、区が受講者全員に謝罪のメールを送付したと書かれている。原因は、指定管理者と運営事業者のみが閲覧すべき情報を誤って受講者が閲覧できる設定にしていたことと、運営事業者から指定管理者への報告がなかったこと。再発防止として、設定時の複数人による確認と、事故の直ちの区への報告を徹底すると書かれている
練馬区が2026年9月9日の発表で示した、経緯・原因・再発防止策出典: 練馬区「講座受講者の個人情報の漏えいについて」(引用)
日付 できごと
2026年7月14日(火) 運営事業者が、受講決定者にチャットツールへの招待メールを送信
7月25日(土) 受講者から運営事業者へ、「プロフィール画面を開くと他の受講者のメールアドレスが見える」と連絡
7月27日(月) 運営事業者が、メールアドレスの表示設定を非表示に修正
8月31日(月) 同じ受講者から区と指定管理者に連絡があり、判明。区は、その受講者に謝罪し、受講者全員に謝罪のメールを送付
9月9日(水) 練馬区が公表

見える状態だった期間は、招待した7月14日から、設定を直した7月27日までです。運営事業者が7月25日に知ってから、区が知るまでは、7月25日から8月31日まで、約1か月ありました。

原因は何か

区は、原因を2つ挙げています。

1つ目は、本来は指定管理者と運営事業者だけが見るべき情報を、誤って受講者が見られる設定にしていたことです。2つ目は、運営事業者から指定管理者へ、事故の発生に関する報告がなかったことです。

2つ目のために、7月27日に設定が直った後も、区と指定管理者は、8月31日まで事故を知りませんでした。報告がなかった理由は、発表に書かれていません。

区が求めた再発防止策

区は、指定管理者に対して、次の2点を求めました。

  • 個人情報に関するシステムの設定時には、誤りがないか、複数人による確認を徹底する。
  • 個人情報の漏えいや事故は、直ちに区へ報告することを徹底する。

1つ目は設定の誤りを防ぐ話、2つ目は起きてしまった後の連絡の話です。今回の事故には、この2つの穴がそのまま出ています。

影響する人・会社、しない人・会社

  • 影響する: 講座の受講者71人です。氏名とメールアドレスが、ほかの受講者と講師から見える状態でした。区は、対象の方々に事案の発生を報告し、謝罪したと発表しています。
  • 影響しない: 講座の受講者以外の区民です。発表は、対象を受講者71人としています。
  • 自社に当てはまる会社: セミナー、研修、イベント、コミュニティなどで、社外の人を専用のチャットに招いている会社です。参加者の画面で、何が見えているかを確かめていないと、同じことが起こりえます。
  • 自社に当てはまる会社: チャットや会員サイトの運営を、外部の事業者に任せている会社です。区と同じく、事業者から報告が上がってこない可能性があります。
  • 自社に当てはまる会社: 取引先、顧客、アルバイトなど、社員ではない人が入るチャットを使っている会社です。

会社・情シスが今日やること

以下は、今回の公表内容から導いた編集部の確認の手順です。区や公式が示した基準ではありません。ただし、手順の2と3は、区が指定管理者に求めた内容に対応しています。

  1. 社外の人を招くチャットで、参加者の画面から、何が見えるかを確かめる。 社外の人を招けるチャットツールには、プロフィールに名前やメールアドレスなどを表示できるものがあります。今回のツールがどれかは、区の発表に書かれていません。ですから、自社で使うツールのプロフィールの表示項目を、一般の参加者の権限のアカウントで開いて確かめます。招待する前にやるのが確実です。
  2. 設定を、複数人で確かめる。 区の再発防止策と同じです。設定した人とは別の人が、設定の画面と、参加者から見える画面の両方を確かめます。確かめた日付と人を記録しておくと、後から見直せます。
  3. 委託先と再委託先に、事故は直ちに報告するよう、契約と運用の両方で決める。 今回は、運営事業者から指定管理者への報告がありませんでした。契約に「個人情報の事故は直ちに報告する」と書き、さらに、誰に、どの手段で連絡するかの窓口を、委託先に伝えておきます。再委託先がある場合は、再委託先にも同じ決めが届いているかを確かめます。
  4. 参加者から指摘を受けたときに、委託元まで上げる流れを作る。 今回は、受講者の指摘を受けた運営事業者が設定を直しましたが、その情報が上に伝わりませんでした。問い合わせを受けた人が、直す前でも直した後でも、誰に知らせるかを決めておきます。直して終わりにしない、という約束です。
  5. 講座やイベントの受講者の連絡先を、運営側と参加者側で、見える範囲を分けて管理する。 運営だけが持つ名簿と、参加者同士が見られる情報を、はじめから別にします。参加者同士が見られるのは、表示名だけにする、という決め方もあります。

事故が起きたあとの、本人や個人情報保護委員会への報告の進め方は、委託先で個人情報が漏えいしたら?報告3〜5日・30日と本人通知の流れにまとめています。

問い合わせ先と今後

区の発表に書かれている問い合わせ先は、練馬区 人権・男女共同参画課 男女共同参画担当係(電話 03-5984-4518)です。

区は、事故を重く受け止め、再発防止に取り組むとしています。この記事の時点(2026年10月10日)で、これ以上の公表は確認できていません。

よくある質問

Q見えていた情報は何ですか。

A受講者71人の氏名とメールアドレスです。練馬区は、受講者専用のチャットツールの中で、他の受講者と講師から閲覧できる状態だったと発表しています。期間は7月14日から27日です。

Q使われていたチャットツールは何ですか。

A練馬区の発表には、チャットツールの製品名は書かれていません。この記事でも、特定のツールだとは書きません。

Qなぜ区が知るのが遅れたのですか。

A区の発表によると、7月25日に受講者から運営事業者へ連絡があり、事業者は7月27日に表示設定を直しました。一方、事業者から指定管理者への事故の報告はなく、区が知ったのは8月31日に同じ受講者から連絡があったときです。報告がなかった理由は、発表には書かれていません。

Q区は再発防止として何を求めましたか。

A指定管理者に対し、個人情報に関するシステムの設定時に誤りがないか複数人で確認すること、個人情報の漏えいや事故は直ちに区へ報告することを徹底するよう求めました。

出典・参考

この記事は、まだ監修者のチェックを受けていません。

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情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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