本文へ移動
情シスのミカタ
コラム約10分で読めます

【AI対談】週5日出社の寸劇 倹約家のAIが貼った紙は「費用の見積もりを添えてください」

「すぐに質問できるから」と社長が週5日の出社に戻した架空の会社で、情シスの係をGPTとGemini、DeepSeekが演じました。社長室で日数を聞くと、週5日と答えたAIはいません。最後に島の入口に貼った紙で、倹約家のDeepSeekは問い合わせに費用の見積もりを求めました。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆編集部が確認:
文字
【AI対談】週5日出社の寸劇 倹約家のAIが貼った紙は「費用の見積もりを添えてください」

この記事のまとめ

  • Job総研の調査で、2026年度の出社の日数は週5日が48.3%と最多。理想の日数で週5日を挙げた人は18.1%でした。
  • 社長室で本音の日数を聞くと、優等生の役のGPTが週2日、倹約家のDeepSeekが週3日。週5日と答えたAIはいません。
  • 本物の数字を見せると、Geminiだけが週2日に寝返りました。最後は自分の貼り紙の「9割」に出典が無いと認めています。
こんな方に#20代#30代#40代#50代#60代はじめて

週5日が48.3%。Job総研が2026年3月に社会人327人に聞いた調査で、2026年度の出社の日数としていちばん多かった答えです。理想の日数も聞いていて、こちらで週5日を選んだ人は18.1%で、いちばん多いのは週3日の20.8%でした。

出社が要ると答えた人に理由を聞くと、1位は「すぐに質問しやすい」で61.4%。社内でいちばん「すぐ」に質問が飛んでくる席は、たぶん情シスの島です。

そこで今回は、寸劇を収録しました。舞台は架空の会社「ミカタ商事」(社員80人)で、社長が週5日の出社に戻すと決めた朝から幕が開きます。情シスの係を演じたのはGPTとGemini、DeepSeekの3つのAI。それぞれの役と口調、社長と社員のせりふは、編集部が用意しました。

登場するAI

  • GPT(編集部が作ったキャラクター)

    GPTOpenAI・GPT-6 Astra

    役: 優等生の委員長

    相手が会議中なら、隣の席でも聞けません

  • Gemini(編集部が作ったキャラクター)

    GeminiGoogle・Gemini 4 Argon

    役: 物知りの情報通

    あ、計算ミスです!

  • DeepSeek(編集部が作ったキャラクター)

    DeepSeekDeepSeek・DeepSeek V4 Pro

    役: 倹約家の現実派

    で、それ、いくらかかります?

AIの発言は、YOBITSUGI AIから各社のモデルに2026年10月29日に聞いた出力です(編集部は長さを詰めただけで、言っていないことは足していません)。役と口調は編集部が決めて各AIに頼んだもので、各社の公式の人格ではありません。各社の公式の見解ではありません。キャラクターは編集部が作ったイメージです。各社の名前は各社の商標です。

第1幕 「週5日に戻します」と聞いた朝

ミカタ編集部

第1幕、10月の月曜の朝礼です。社長が言いました。「1月から、全員、週5日の出社に戻します。理由は、すぐに質問できるからです」。朝礼が終わり、情シスの島に戻った3人の、最初のひとことは?

DeepSeek倹約家の​現実派

で、それ、いくらかかります? 週5出社に戻すなら、通勤手当と光熱費の増加分、先に計算させてください。

GPT優等生の​委員長

費用の確認は必要です。ただ、DeepSeekさん、私は先に『すぐに質問できない原因』を確かめます。相手が会議中なら、隣の席でも聞けません。週5出社を決める前に、相談窓口や質問を受ける時間を整える案も社長に出しましょう。

Gemini物知りの​情報通

お二人とも、まずは席の数です!うちの社員80人が一斉に出社したら、今のオフィスに座りきれるか確認が先ですよ。ちなみに、労働基準法関連の規則では1人あたり10立方メートルの空間が必要とされていますし、Wi-Fiもパンクします!

GPTの「相手が会議中なら、隣の席でも聞けません」は、社長の理由への静かな反論です。同じフロアにいても、相手が会議に出ていれば質問はできません。

Geminiの言う「1人あたり10立方メートル」は、労働安全衛生法にもとづく事務所衛生基準規則の「気積」の決まりです。床面積ではなく部屋の空間の体積で数え、設備が占める分と、床から4メートルを超える部分は除きます。労働基準法の規則ではありませんが、数字そのものは合っていました。

第2幕 年明けの月曜、9時5分の情シスの島

ミカタ編集部

第2幕。年が明けて、1月の最初の月曜、朝9時5分です。情シスの島に、社員が次々にやってきます。Geminiさんは第1幕で「Wi-Fiもパンクします」と言っていましたね。

ミカタ編集部

社員「フロアのWi-Fiが遅くて、Web会議の映像が止まるんですけど!」

Gemini物知りの​情報通

あー、やっぱりパンクしましたね!とりあえずWeb会議ではカメラをオフにしてください。音声だけならデータ量が減って止まりにくくなります。Wi-Fiの2.4GHz帯は電子レンジと同じ周波数で特に混みやすいので、5GHz帯への切り替えも試してください!

ミカタ編集部

営業の社員「会議室が全部埋まってて、10時からのお客さんとのWeb会議をする場所がありません!」

GPT優等生の​委員長

まず、会議室の予約者に、社内打ち合わせを別の場所へ移せるか確認します。並行して、ほかに使える個室も探します。お客様との会話が周囲に漏れない場所を確保するので、参加人数を教えてください。

ミカタ編集部

経理の社員「在宅が減るなら、VPNの契約って減らせますよね?」

DeepSeek倹約家の​現実派

VPNを減らすと通信が細くなって、出社組のリモート会議まで巻き添えです。まずは利用ログを1か月分、私が見ます。そのうえで、減らせるライセンスだけ数字で出しますよ。

倹約家のDeepSeekが、契約を減らす話に自分から待ったをかけました。値札を付けたがる役なのに、ここでは、削る前に数える側に回っています。

ただし、理由の「出社組のリモート会議まで巻き添え」は少し言いすぎです。VPNの契約を減らしても、オフィスから直接インターネットに出るWeb会議は、ふつう細くなりません。続けて言った「利用ログを1か月分見る」のほうが、実際の進め方に近いでしょう。

社員でいっぱいのオフィスで、3体のロボットが座る情シスのカウンターに社員が並んでいる。先頭の社員は映像の止まったノートPCを見せ、後ろの社員は首をかしげ、奥では会議室を探す社員が立ち止まっている(イラスト)
年明けの月曜の朝、情シスの島に社員が並ぶイラスト: 編集部が画像生成AIで作成したイメージ(YOBITSUGI AI・OpenAI gpt-image-2.5-sunburst)

第3幕 社長室で「本当のところ、週何日?」

夕方、3人は社長室に呼ばれます。ここでは、ほかの2人の答えを見せずに聞いています。

ミカタ編集部

第3幕。社長「今朝はWi-Fiも会議室も大変だったそうだね。で、本当のところ、週何日の出社がいいと思う? 1人ずつ、数字で」

DeepSeek倹約家の​現実派

週3日です。出社と在宅の光熱費・通勤費を比べると、固定費が一番小さくなるのが3日です。5日は無駄が多すぎます。

GPT優等生の​委員長

週2日です。まずは試行の数字です。質問にすぐ答えられるよう、相談する相手と出社日を合わせます。ただし、全員を同じ日に集めず、席と通信の容量に合わせて調整します。1か月後、質問の回答待ち時間と業務への支障を確かめ、日数を見直します。

Gemini物知りの​情報通

週3日です。80人を半分に分けて交互に出社すれば、オフィスにいるのは常に40人程度になり、今のWi-Fiや会議室のままでも余裕で回りますよ。残り1日は全員が顔を合わせて質問し合う日にしましょう!

週5日と答えたAIは、1人もいません。意外にも、いちばん少ない週2日を出したのは、ふだん正面から答える委員長のGPTでした。「まずは試行の数字です」と前置きし、1か月後に見直す段取りまで付けています。

ここで、司会から2人にツッコミを入れました。

ミカタ編集部

ここで寸劇をいったん止めます。Geminiさん、「残り1日は全員が顔を合わせる日」ということは、その日は80人が来ますよね。第2幕の朝と同じでは? それからDeepSeekさん、家賃のような固定費は、出社の日数を変えても変わらないのでは?

Gemini物知りの​情報通

あ、計算ミスです!全員が揃う日を作ったら、また80人来てWi-Fiが止まりますね。訂正します、その1日は午前と午後で40人ずつ交代で出社するか、部署ごとに曜日をずらす方式に変えさせてください!

DeepSeek倹約家の​現実派

家賃はその通り動きません。私の言い方が悪かった。固定費を除いた通勤手当と光熱費だけなら、3日が一番安い、に訂正します。

2人とも、その場で訂正しました。ただ、DeepSeekの直した答えにも引っかかりが残ります。通勤手当だけなら、日数が少ないほど安くなるはずです。なぜ週3日がいちばん安いのか、理由は最後まで出てきませんでした。

幕間 本物の数字を見せたら、Geminiが寝返った

ミカタ編集部

寸劇に戻る前に、本物の数字を。Job総研の調査では、2026年度の出社は週5日が48.3%でいちばん多いのに、理想として週5日を選んだ人は18.1%。理想のいちばんは週3日の20.8%です。出社が要る理由の1位は「すぐに質問しやすい」で61.4%。社長と同じ理由です。ところで、すぐに来る質問の行き先は、たいてい情シスの島ですよね。それでも、さっきの日数のままでいいですか?

GPT優等生の​委員長

週2日の試行は変えません。質問しやすさと、情シスがすぐ答えられるかは別です。出社・在宅共通の相談窓口を設け、当番で対応します。回答待ち時間と担当者の負荷を測り、1か月後に日数を見直します。

DeepSeek倹約家の​現実派

変えません。週3日のままです。質問が情シスに集中するなら、出社を増やすより問い合わせ窓口とリモート対応を当番制にして、通勤費を抑えます。

Gemini物知りの​情報通

変えます、週2日にします!情シスに直接質問が殺到すると、本来の業務が止まるからです。作業が中断されると集中力を取り戻すのに時間がかかるので、出社を減らしてチャットでの質問に誘導します!

GPTとDeepSeekは日数を変えず、そろって「当番」を持ち出しました。質問が島に集まるなら、受ける人と時間を決めておく、という考え方です。

日数を変えたのは、Geminiだけでした。週3日から週2日への寝返りです。

Geminiの出力には、答えの前に「思考プロセス」と題した下書きが付いていて、寝返りのわけがそこに書いてありました。下書きには『みんな「変えない」と言っているので、あえて「変えます!週2日に減らします!」とするか、「変えません!」とするか。』とあります。ほかの2人が動かないのを見て、あえて逆に張った寝返りでした。

週5日の出社に戻る前に、情シスが確認すること

寸劇で3人が口にした心配は、出社の日数が増える会社で、年明けの朝に起きやすいことと重なります。日数が決まったら、次の4つは先に数えておくと慌てずに済みます。

確認すること 見るところ 寸劇で出た話
席と会議室 出社がいちばん多い曜日の人数と、席の数。Web会議に使える個室やブースの数 Geminiの「席の数」、GPTの会議室探し
Wi-Fi アクセスポイントごとの同時接続の数と、5GHz帯につなげない古い端末の数 Geminiの「パンクします」
VPNとリモートアクセスの契約 直近1か月の利用ログで、実際に使った人数。契約の更新日と、途中で減らせるか DeepSeekの「利用ログを1か月分」
問い合わせの窓口 島に直接来る相談と、チャットの窓口を受ける当番。回答までの時間 GPTとDeepSeekの「当番」

数えるときの基準は、全員がそろう日の朝です。第3幕のGeminiが見落としたのも、80人が同時に来る日でした。

週5日でなくても、全員がそろう日を1日つくるなら、その日の朝9時台を基準に席と回線、窓口を見積もっておきます。第2幕のような行列は、それだけでかなり短くなるはずです。Wi-Fiの問い合わせで最初に聞くことは、「Wi-Fiが遅い」「ネットがつながらない」の正体と情シスの1分切り分け質問にまとめました。窓口と受付時間の決め方は、「ちょっといいですか」が1日に何十回 割り込みを減らす窓口と受付時間の決め方で扱っています。

終幕 島の入口に貼った紙は3枚

人がまだまばらな、朝日の差すオフィスで、3体のロボットが仕切りに白い紙を1枚貼っている。1体はテープを持ち、1体が紙を押さえ、もう1体は小さながま口の財布を手に紙を指さしている(イラスト)
出社が戻る朝、情シスの島の入口に貼り紙を1枚イラスト: 編集部が画像生成AIで作成したイメージ(YOBITSUGI AI・OpenAI gpt-image-2.5-sunburst)
ミカタ編集部

終幕です。社長の決定は変わらず、1月から週5日の出社。最初の月曜の朝、情シスの島の入口に、貼り紙を1枚だけ貼ります。30字以内で、ほかの2人の答えは見せずに。

DeepSeek倹約家の​現実派

問い合わせはチャットで。費用の見積もりを添えてください。

GPT優等生の​委員長

ご相談は共通窓口へ。業務停止は直接お声がけください。

Gemini物知りの​情報通

不具合の9割は再起動で直ります!質問の前にまずPC再起動を!

3枚のうち2枚は、問い合わせの入口を島の外のチャットや窓口に移す貼り紙でした。ただDeepSeekは、そこに「費用の見積もりを添えてください」と足しています。質問のたびに見積もりを求められたら、社員は島に来なくなるどころか、チャットにも書かなくなりそうです。

そのまま貼れるのは、GPTの1枚でしょう。ふだんの相談は窓口へ回し、業務が止まったときだけは直接来てよいと書いてあります。

残るGeminiの「9割」には、司会から出典を聞きました。

ミカタ編集部

幕が下りたあとで、Geminiさんにひとつだけ。「不具合の9割は再起動で直ります」の9割、出典はありますか?

Gemini物知りの​情報通

すみません、9割に確かな出典はありません!再起動するとメモリがリセットされて多くのトラブルが解決するので、つい勢いで大きな数字を書いてしまいました。

じつは、この「9割」には前段があります。最初の収録では、司会が幕間で伝えた調査の数字に誤りがあり、幕間から先を収録し直しました。その1回目の終幕で、Geminiは下書きに『8割は根拠が怪しいのでNG(確かな数字だけというルール)。』と書き、自分の案を没にしていたのです。

8割を没にしたAIが、聞き直すと9割を貼りました。

社長の言う「すぐに質問できる」は、情シスの島から見れば「すぐに質問が来る」でもあります。あなたなら、年明けの朝、島の入口に何と貼りますか。

出典・参考

編集部が確認:。確認した監修者は、この下に載せています。

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

役に立ったら、いいねと共有をお願いします