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ソフトウェアのテスト会社4社を有報で図解 事業の中身と人の数字の読み方

ソフトウェアのテストや品質保証を主な仕事にする上場4社(SHIFT・デジタルハーツHD・ポールトゥウィンHD・バルテス・HD)を、有価証券報告書で図解します。売上、区分ごとの事業の中身、臨時の従業員の多さ、持株会社の平均年収の読み方を、発注や就職の前に確かめる目線で整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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ソフトウェアのテスト会社4社を有報で図解 事業の中身と人の数字の読み方

この記事のまとめ

  • テストや品質保証を主な仕事にする上場4社の売上(連結)は、SHIFTの1,298.2億円からバルテス・HDの119.4億円まで。決算期は4社でそろっていません。
  • 同じ「テスト」でも、業務システム向け、ゲーム向け、開発もするかで中身が違います。区分ごとの売上で見ると、SHIFTはテスト関連が64.3%、バルテス・HDはソフトウェアテストが85.2%です。
  • デジタルハーツHDとポールトゥウィンHDは、臨時の従業員(年の平均)が正社員より多く、持株会社などは提出会社の人数が少ないため、平均年収や1人あたり売上は、だれを数えたかで大きく変わります。
こんな方に#20代#30代#40代#50代実務

ソフトウェアのテストや品質保証を主な仕事にする上場4社を、手元にある最新の有価証券報告書(有報)で図解します。システムの入れ替えでテストを外に頼むとき、IT業界で就職先を選ぶときに、会社の数字をどう読めばよいかを整理します。

取り上げるのは、SHIFT、デジタルハーツホールディングス(HD)、ポールトゥウィンHD、バルテス・HDの4社です。数字はすべて各社の有報のとおりで、会社の良し悪しや順位を決めるものではありません。

4社の売上・利益・人の数字を1つの表で見る

図解。題はソフトウェアのテスト会社4社 規模と事業の中身。売上高(連結): SHIFT 1,298.2億円(2025年8月期)、ポールトゥウィンHD 488.4億円(2026年1月期)、デジタルハーツHD 389.3億円(2026年3月期)、バルテス・HD 119.4億円(2026年3月期)。営業利益と率と純利益(億円): SHIFT 156.3・12.0%・89.4、バルテス・HD 9.2・7.7%・5.7、デジタルハーツHD 26.3・6.7%・11.8、ポールトゥウィンHD −2.4・−0.5%・−34.8(損失)。会社のかたち: SHIFTは提出会社が事業もし連結子会社38社・持分法適用1社、デジタルハーツHDは純粋持株会社で連結子会社22社・持分法適用4社、バルテス・HDは持株会社で連結子会社7社、ポールトゥウィンHDは連結子会社39社・関連会社1社で提出会社の従業員は7人。事業の中身(区分ごとの外部の売上・億円と割合): SHIFTはテスト関連834.4(64.3%)・開発関連371.2(28.6%)・その他92.6(7.1%)、デジタルハーツHDはDHグループ230.0(59.1%、ゲームのデバッグ、翻訳、ゲームの受託開発など)・AGESTグループ159.3(40.9%、業務システムのテスト、テストの自動化、セキュリティのテストなど)、バルテス・HDはソフトウェアテスト101.7(85.2%)・開発14.8(12.4%)・セキュリティ2.9(2.4%)、ポールトゥウィンHDは区分が1つで国内ソリューション・海外ソリューション・メディア・コンテンツの3業務。まとめ: 同じテストでも業務システム向け、ゲーム向け、開発もするかで中身が違う。発注するときは区分ごとの売上と人の数を見る
テスト会社4社の売上・利益・事業の中身(有価証券報告書)作成: 編集部 / もとの資料: 各社の有価証券報告書(EDINET)
会社 決算期 売上高(連結) 営業利益 営業利益率 純利益
SHIFT 2025年8月期 1,298.2億円 156.3億円 12.0% 89.4億円
ポールトゥウィンHD 2026年1月期 488.4億円 −2.4億円(営業損失) −0.5% −34.8億円
デジタルハーツHD 2026年3月期 389.3億円 26.3億円 6.7% 11.8億円
バルテス・HD 2026年3月期 119.4億円 9.2億円 7.7% 5.7億円

億円は、有報の百万円の値を小数1桁に四捨五入しました。純利益は、親会社の株主に帰属する当期純利益です。営業利益率は編集部の計算です。

会社のかたちも違います。SHIFTは提出会社が事業もする会社で、連結子会社が38社あります。デジタルハーツHDは純粋持株会社(連結子会社22社)、バルテス・HDは持株会社(連結子会社7社)です。ポールトゥウィンHDは連結子会社が39社で、提出会社の従業員は7人です。

事業の中身は「業務システム」「ゲーム」「開発」で分かれる

同じ「テスト」の会社でも、何をテストするかで中身が違います。有報のセグメント情報(区分ごとの売上)で見ると、次のとおりです。

会社 区分 外部の売上 割合
SHIFT ソフトウェアテスト関連 834.4億円 64.3%
SHIFT ソフトウェア開発関連 371.2億円 28.6%
SHIFT その他 92.6億円 7.1%
デジタルハーツHD DHグループ(ゲームのデバッグ、翻訳、ゲームの受託開発など) 230.0億円 59.1%
デジタルハーツHD AGESTグループ(業務システムのテスト、テストの自動化、セキュリティのテストなど) 159.3億円 40.9%
バルテス・HD ソフトウェアテスト 101.7億円 85.2%
バルテス・HD 開発 14.8億円 12.4%
バルテス・HD セキュリティ 2.9億円 2.4%
ポールトゥウィンHD 区分は1つ(国内ソリューション・海外ソリューション・メディア・コンテンツの3業務) 区分ごとの記載なし 区分ごとの記載なし

割合は、連結の売上高に対する外部の売上の割合です(小数1桁)。

デジタルハーツHDは有報で、DHグループは主にゲームなどのエンターテインメント向け、AGESTグループは主にWebシステムや業務システムなどのエンタープライズ向けと説明しています。ポールトゥウィンHDの国内ソリューションには、ゲーム向けのデバッグのほか、Tech市場向けのソフトウェアテストやシステム開発も入っています。

SHIFTは有報で、テストの工程は、要件定義や開発に比べて外への委託が進んでいないとみています。バルテス・HDは、テストの成果物が国際規格のISO/IEC/IEEE 29119に沿っていると説明しています。

人の数字は、だれを数えたかで変わる

図解。題はテスト会社4社 人の数字の読み方。従業員数と臨時の従業員(連結・臨時は年の平均で従業員数に含まない): SHIFT 11,688人・1,978人、ポールトゥウィンHD 2,953人・4,859人、デジタルハーツHD 2,132人・3,696人、バルテス・HD 864人・114人。提出会社の平均年収(万円)・年齢(歳)・勤続(年): SHIFT(6,201人)684.9・38.0・3.2、デジタルハーツHD(78人・持株)797.9・46.3・4.5、ポールトゥウィンHD(7人)841.3・48.7・6.4、バルテス・HD(104人・持株)624.6・38.7・4.5。1人あたり売上(連結)、従業員だけで割ると/臨時も足すと: デジタルハーツHD 1,826万円/668万円、ポールトゥウィンHD 1,654万円/625万円、バルテス・HD 1,382万円/1,221万円、SHIFT 1,111万円/950万円。臨時はゲームのデバッグを含む区分に多い: デジタルハーツHDのDHグループ927人(臨時3,536人)、AGESTグループ1,205人(臨時160人)、ポールトゥウィンHDの国内ソリューション1,481人(臨時3,785人)、海外ソリューション1,457人(臨時1,028人)、SHIFTのテスト関連6,541人(臨時1,562人)、バルテス・HDのソフトウェアテスト636人(臨時84人)。読むときの注意: 従業員数は就業人員で臨時は年の平均を別に書く、平均年収は提出会社だけ、決算期が違う(SHIFTは2025年8月期でほかの3社より5〜7か月前)、区分の切り方が違う、1人あたり売上は目安。まとめ: 持株会社2社とポールトゥウィンHDの平均年収は少人数の本社の人の数字で、現場でテストをする人の待遇ではない。臨時の多い会社は従業員だけで割ると1人あたり売上が大きく見える
テスト会社4社の人の数字 臨時の従業員と提出会社の人数に注意作成: 編集部(画像生成AIで描画・文字と数字は編集部が照合) / もとの資料: 各社の有価証券報告書(EDINET)
会社 従業員(連結) 臨時の従業員(年の平均) 提出会社の従業員
SHIFT 11,688人 1,978人 6,201人
ポールトゥウィンHD 2,953人 4,859人 7人
デジタルハーツHD 2,132人 3,696人 78人
バルテス・HD 864人 114人 104人

有報の従業員数は就業人員で、臨時の従業員(アルバイト、契約社員、派遣社員など。会社ごとに書き方が違う)は、年の平均を別に書いています。デジタルハーツHDとポールトゥウィンHDは、臨時の従業員が従業員より多い会社です。

臨時の従業員は、区分で見るとゲームのデバッグを含む区分に多くいます。

会社 区分(業務) 従業員 臨時(年の平均)
デジタルハーツHD DHグループ 927人 3,536人
デジタルハーツHD AGESTグループ 1,205人 160人
ポールトゥウィンHD 国内ソリューション 1,481人 3,785人
ポールトゥウィンHD 海外ソリューション 1,457人 1,028人
SHIFT ソフトウェアテスト関連 6,541人 1,562人
バルテス・HD ソフトウェアテスト 636人 84人

そのため、1人あたり売上は、臨時の従業員を数えるかどうかで大きく変わります。

会社 従業員だけで割る 従業員と臨時を足して割る
デジタルハーツHD 1,826万円 668万円
ポールトゥウィンHD 1,654万円 625万円
バルテス・HD 1,382万円 1,221万円
SHIFT 1,111万円 950万円

連結の売上高を人数で割った編集部の計算で、万円未満は四捨五入しました。外注や派遣の使い方でも変わるため、目安として見ます。

平均年収・平均年齢・平均勤続年数は、提出会社の従業員だけの数字です。

会社(提出会社の従業員) 平均年収 平均年齢 平均勤続年数
SHIFT(6,201人) 684.9万円 38.0歳 3.2年
デジタルハーツHD(78人・持株会社) 797.9万円 46.3歳 4.5年
ポールトゥウィンHD(7人) 841.3万円 48.7歳 6.4年
バルテス・HD(104人・持株会社) 624.6万円 38.7歳 4.5年

デジタルハーツHD、ポールトゥウィンHD、バルテス・HDの3社は、提出会社の人数が少なく、本社の人の数字です。現場でテストをする人の多くがいる子会社の待遇は、この表からは分かりません。給与を比べたいときは、採用のページなどで、子会社ごとの条件を確かめます。

数字を比べるときの5つの注意

  1. 決算期がそろっていない。 SHIFTは2025年8月期で、ほかの3社(2026年1月期・3月期)より5〜7か月前の数字です。
  2. 区分の切り方が違う。 ポールトゥウィンHDは区分が1つで、業務ごとには人数だけを書いています。
  3. 臨時の従業員は別に数える。 従業員数に入っていないため、人数の比べ方で結論が変わります。
  4. 平均年収は提出会社だけ。 持株会社などは、少人数の本社の数字になります。
  5. 連結と提出会社を混ぜない。 売上や従業員数は連結、平均年収は提出会社の数字です。

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今日からできること

  1. 頼みたいテストの分野を決める。 業務システム、Webやスマートフォンのアプリ、ゲームなど、自社が頼みたい分野を書き出します。
  2. 有報の「事業の内容」と「セグメント情報」を読む。 候補の会社が、その分野をどの区分で扱い、どれだけ売り上げているかを確かめます。
  3. 「従業員の状況」で人の数を見る。 区分ごとの従業員と臨時の人数で、頼みたい分野にどれだけの人がいるかをつかみます。
  4. 就職先として見るなら、子会社まで確かめる。 持株会社の平均年収ではなく、実際に働く子会社の募集の条件を見ます。
  5. 決算期をそろえて見直す。 決算期の違う会社は、次の有報が出たら数字を更新して比べ直します(当社の見立て)。

よくある質問

Q平均年収が高い会社は、テストの現場の待遇もよいのですか。

Aそうとは限りません。有報の平均年収は、提出会社の従業員だけの数字です。デジタルハーツHD(78人)とバルテス・HD(104人)は持株会社、ポールトゥウィンHDは提出会社の従業員が7人で、本社の少人数の数字です。現場でテストをする人の多くは子会社にいます。

Q1人あたり売上は、どう計算しましたか。

A連結の売上高を、連結の従業員数で割った値と、従業員数と臨時の従業員(年の平均)を足した数で割った値の2つを出しました。編集部の計算で、万円未満は四捨五入しています。

Qテストを外に頼むとき、有報のどこを見ればよいですか。

A「事業の内容」で何を対象にした会社かを、「セグメント情報」で区分ごとの売上を、「従業員の状況」で区分ごとの従業員と臨時の人数を見ます。頼みたい分野(業務システムかゲームか)に、どれだけの人がいるかが分かります。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月24日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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