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デジタルスキル標準(DSS)を図解 6類型17ロールと情シス・社内SEのキャリア

経済産業省とIPAのデジタルスキル標準(DSS)ver.2.0を3枚の図にしました。全員向けのDXリテラシー標準の23項目、DX推進スキル標準の6類型・17ロール、ver.1.2からの変更点、情シス・社内SEの仕事とのつながり、就活・異動・学び直しでの読み方を、公式資料で確かめてまとめます。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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デジタルスキル標準(DSS)を図解 6類型17ロールと情シス・社内SEのキャリア

この記事のまとめ

  • デジタルスキル標準の最新版は、2026年4月16日公表のver.2.0です。全員向けのDSS-Lと、DXを推進する人向けのDSS-Pでできています。
  • DSS-Pは6類型・17ロールです。データマネジメント類型の新設と、ビジネスアーキテクト・デザイナーのロールの見直しがありました。
  • 社内SEという名前のロールはありません。情シスの仕事は、クラウド、セキュリティ、企画、データなど複数の類型にまたがります。
こんな方に#20代#30代#40代はじめて

経済産業省とIPA(独立行政法人情報処理推進機構)は、2026年4月16日に「デジタルスキル標準(DSS)」のver.2.0を公表しました。DSSは、個人の学習と、企業の人材確保・育成の指針です。全員向けのリテラシーと、DXを推進する人の役割を3枚の図にし、情シス・社内SEの仕事やキャリアとのつながりを整理します。

デジタルスキル標準は2つの標準でできている

DSSは、次の2つの標準でできています。

  • DXリテラシー標準(DSS-L): 全てのビジネスパーソンが身につけるべきスキルの標準
  • DX推進スキル標準(DSS-P): DXを推進する人材の役割や、習得すべきスキルの標準

DSS-Lは、経営層を含む全てのビジネスパーソンが対象です。DSS-Pは、組織の中で専門性を持ってDXの取組みを推進する人材が対象です。どちらも、特定の産業や職種の知識がなくても読めるよう、できるだけ汎用的な言葉で書かれています。

DSSは指針です。IPAのFAQによると、DSS-Pには詳しいレベルの評価指標や、統一的な達成基準の一覧がありません。各社が事業や育成方針に合わせて、独自の評価指標をつくることを勧めています。

版 公表 主な中身
ver.1.0 2022年12月 先に公開していたDXリテラシー標準に、DX推進スキル標準を加えて「デジタルスキル標準」として公開
ver.1.1 2023年8月 生成AIの普及を受け、DSS-Lの学習項目例とマインド・スタンスの補記を追加
ver.1.2 2024年7月 生成AIに関するDSS-Pの行動例・学習項目例と、ビジネスアーキテクトに関する補記を追加
ver.2.0 2026年4月16日 データマネジメント類型の新設、ビジネスアーキテクトとデザイナーのロールの見直し、AI実装・運用などのスキルの追加

ver.2.0の資料は、IPAの「資料ダウンロード」のページにあります。本編のPDFのほか、DSS-LとDSS-Pの分冊版、類型ごとの分冊版、スキルリストのExcelが公開されています。経済産業省のページにも、本編のPDFが載っています。

DXリテラシー標準は全員向けの4つの柱

DSS-Lのねらいは、一人一人がDXに関するリテラシーを身につけ、DXを自分事ととらえて、変革に向けて行動できるようになることです。項目は「Why」「What」「How」「マインド・スタンス」に分かれます。

DXリテラシー標準(DSS-L)の図。ねらいは、一人一人がDXに関するリテラシーを身につけ、DXを自分事ととらえて変革に向けて行動できるようになること。項目の数はWhy 3、What 8、How 5、マインド・スタンス 7。Why DXの背景は、社会の変化、顧客価値の変化、競争環境の変化。What DXで活用されるデータ・技術は、データとして社会におけるデータ、データを読む・説明する、データを扱う、データによって判断する、デジタル技術としてAI、クラウド、ハードウェア・ソフトウェア、ネットワーク。How データ・技術の利活用は、活用事例・利用方法としてデータ・デジタル技術の活用事例、ツール利用、留意点としてセキュリティ、モラル、コンプライアンス。それぞれに学習のゴールが書かれている。マインド・スタンスは、デザインマネジメント実践(ver.1.2ではデザイン思考/アジャイルな働き方)として顧客・ユーザーへの共感、常識にとらわれない発想、反復的なアプローチ、新たな価値を生み出す基礎としてのマインド・スタンスとして変化への適応、コラボレーション、柔軟な意思決定、事実に基づく判断。WhatとHowの違いは、Whatが知識として持っておきたい項目、Howが実際に業務の作業や判断で利用してほしい項目。DSS-Lに有用な情報処理技術者試験は、特に有用がITパスポート試験、有用が情報セキュリティマネジメント試験。IPAのFAQは、ITパスポート試験の合格だけでDSS-Lの全要件を網羅したとは断言できないとしている。下の帯に、DSS-Lの項目は産業・職種・部署にかかわらず共通とある
DXリテラシー標準(DSS-L)の4つの柱と23項目、有用な試験作成: 編集部 / もとの資料: 経済産業省・IPA「デジタルスキル標準」
柱 項目
Why DXの背景 社会の変化、顧客価値の変化、競争環境の変化
What データ 社会におけるデータ、データを読む・説明する、データを扱う、データによって判断する
What デジタル技術 AI、クラウド、ハードウェア・ソフトウェア、ネットワーク
How 活用事例・利用方法 データ・デジタル技術の活用事例、ツール利用
How 留意点 セキュリティ、モラル、コンプライアンス
マインド・スタンス(デザインマネジメント実践) 顧客・ユーザーへの共感、常識にとらわれない発想、反復的なアプローチ
マインド・スタンス(新たな価値を生み出す基礎) 変化への適応、コラボレーション、柔軟な意思決定、事実に基づく判断

数えると、Whyが3、Whatが8、Howが5、マインド・スタンスが7の、合わせて23項目です。WhatとHowは、手を動かすレベルまで求めるかどうかで分けています。Whatは知識として持っておきたい項目、Howは実際の業務の作業や判断で使ってほしい項目です。

ver.2.0では、マインド・スタンスの「デザイン思考/アジャイルな働き方」という表題が「デザインマネジメント実践」に変わりました。資料は、新しい表題が前の表題の中身を含むと書いています。

情シスが社内のITリテラシー研修の範囲を決めるときにも、DSS-Lは使えます。IPAのFAQには、DSS-Lの「データ・デジタル技術の理解・活用能力」を、自社の制度で「ITリテラシー」と定義してよいかという質問があります。IPAは、制度の目的に照らして適切であれば問題ないと答えています。

有用な試験はITパスポートと情報セキュリティマネジメント

IPAの「DXリテラシー標準(DSS-L)概要」のページは、DSS-Lに有用な情報処理技術者試験を示しています。「特に有用」はITパスポート試験、「有用」は情報セキュリティマネジメント試験です。

試験の区分や日程、合格率の読み方は、情シスに役立つIPAの国家試験を図解 試験の地図と受験者数・合格率にまとめています。

DX推進スキル標準は6類型・17ロール

DSS-Pは、DXの推進に必要な役割を6つの「類型」に分けています。類型を業務の違いでさらに分けたものが「ロール」で、ver.2.0のロール一覧には17が並びます(数は編集部が数えたもの)。ver.1.2の資料は「人材類型」と呼んでいましたが、ver.2.0は「類型」と書いています。

DX推進スキル標準(DSS-P)ver.2.0の6つの類型と17のロールの図。a ビジネスアーキテクト(ロールを見直し・3ロール): ビジネスアーキテクトは経営戦略を全体最適の事業構造に落とし込み変革のロードマップを立案し経営者の投資判断を支援、ビジネスアナリストは業務・組織・システムを分析し要求を整理して実装担当者に伝え利害を調整、プロダクトマネージャーは特定のプロダクトの責任者として企画から継続的な改善までチームを運営。b デザイナー(3ロール): サービスデザイナー、UX/UIデザイナー、コミュニケーションデザイナー(新設)。c データサイエンティスト(2ロール): データビジネスストラテジスト、データサイエンスプロフェッショナル。d データマネジメント(新設の類型・3ロール): データスチュワード(新設)、データエンジニア(データサイエンティストから移動)、データアーキテクト(新設)。e ソフトウェアエンジニア(4ロール): フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア、クラウドエンジニア/SRE、フィジカルコンピューティングエンジニア。f サイバーセキュリティ(2ロール): サイバーセキュリティマネージャー、サイバーセキュリティエンジニア。各類型に定義、各ロールに担うべき責務の要約がある。ver.1.2(2024年7月)は5つの人材類型と15のロールだったと注記。下の帯に、6つの類型は指示する側・される側ではなく協働する役割として描かれており、1人が複数のロールを担うことも1つのロールを複数人で担うことも想定されているとある
DX推進スキル標準(DSS-P)ver.2.0の6つの類型と17のロール作成: 編集部 / もとの資料: 経済産業省・IPA「デジタルスキル標準」
類型 ロール
ビジネスアーキテクト ビジネスアーキテクト、ビジネスアナリスト、プロダクトマネージャー
デザイナー サービスデザイナー、UX/UIデザイナー、コミュニケーションデザイナー
データサイエンティスト データビジネスストラテジスト、データサイエンスプロフェッショナル
データマネジメント データスチュワード、データエンジニア、データアーキテクト
ソフトウェアエンジニア フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア、クラウドエンジニア/SRE、フィジカルコンピューティングエンジニア
サイバーセキュリティ サイバーセキュリティマネージャー、サイバーセキュリティエンジニア

資料は、類型どうしを「どちらかがどちらかに指示をする、又は依頼する」関係ではなく、協働する関係として描いています。1人が複数のロールを担うことも、1つのロールを複数人で担うことも想定しています。どのロールが上という並びではありません。

スキルは共通スキルリストで定める

ロールに必要なスキルは、全ての類型・ロールに共通の「共通スキルリスト」で定めています。共通スキルリストは、5つのカテゴリーと13のサブカテゴリーで整理されています。

カテゴリー サブカテゴリー
ビジネス変革 戦略の理解とアーキテクチャ設計、プロダクトのマネジメント、変革活動のマネジメント、デザイン
データ整備・活用 データ・AIの戦略的活用、AI・データサイエンス、データマネジメント
テクノロジー ソフトウェア開発、デジタルテクノロジー
セキュリティ セキュリティマネジメント、セキュリティ技術
パーソナルスキル ヒューマンスキル、コンセプチュアルスキル

ロールごとに、スキル項目の重要度が付いています。技術的な面のスキルは、a(高い実践力と専門性が必要)からd(全体の中での位置づけや他項目との関連の理解が必要)までの4段階です。パーソナルスキルはz(役割や状況に応じた実践力が必要)で、全ロールに普遍的に求められるとしています。

DSS-P全体の水準は、ITSS+の「レベル4」相当を想定しています。独力で業務を遂行でき、後進人材の育成もできるレベルです。

ver.1.2からの主な変更点

以前の版で学んだ人や、社内の育成計画にDSSを使っている会社は、次の違いを確かめておきます。

見るところ ver.1.2(2024年7月) ver.2.0(2026年4月)
類型の数 5つ(人材類型) 6つ(データマネジメントを新設)
ロールの数 15 17
ビジネスアーキテクト 新規事業開発、既存事業の高度化、社内業務の高度化・効率化の3つ(名前はどれもビジネスアーキテクト) ビジネスアーキテクト、ビジネスアナリスト、プロダクトマネージャー
デザイナー サービスデザイナー、UX/UIデザイナー、グラフィックデザイナー グラフィックデザイナーを削除し、コミュニケーションデザイナーを新設
データエンジニア データサイエンティストの中のロール データマネジメントの中のロール
共通スキルリスト 「データ活用」カテゴリー 「データ整備・活用」に改め、データマネジメントのスキルを6つ新設。AI実装・運用やAIガバナンスなども追加

ver.1.2には「ビジネスアーキテクト(社内業務の高度化・効率化)」というロールがありました。ver.2.0に、この名前のロールはありません。ver.2.0の資料は、ビジネスアーキテクトの類型で使う「プロダクト」という言葉に、社内向けの取組みを含むと書いています。

情シス・社内SEの仕事とつながるロール

DSS-Pに「社内SE」や「情シス」という名前のロールはありません。ただ、資料には情シスの仕事に関わる記述がいくつかあります。

  • ソフトウェアエンジニアの対象には、社外の顧客向けの開発に携わる人のほか、社内のユーザーにシステムやサービスを提供する人も含まれる
  • サイバーセキュリティエンジニアは、IT部門の担当者の兼務による対応も想定する
  • サイバーセキュリティマネージャーは、事業部門やリスクマネジメント部門の担当者の兼務も想定する
  • データマネジメントは、IT・デジタル、リスク・コンプライアンスなど、組織内の多様な機能と連携することが求められる

次の図は、社内SE(情シス)という就職先を図解 仕事の全体像とSIer・SaaS企業との違いの5つの区画に、近いロールを並べたものです。対応は編集部の整理で、DSSが情シスの区画とロールを対応させているわけではありません。

情シス・社内SEの仕事とDSS-Pのロールのつながりの図(編集部の整理)。表の1行目、1 問い合わせ対応と2 端末とアカウントは同じ名前のロールは無く、全員向けのDSS-Lが土台で、ユーザー企業の情報システム担当者の育成の標準にはIPAのUISSがある(DSSのFAQ)。3 ネットワーク・サーバー・クラウドはクラウドエンジニア/SREで、ソフトウェアエンジニアの対象には社内のユーザーにシステムやサービスを提供する人も含まれる。4 セキュリティはサイバーセキュリティエンジニアとサイバーセキュリティマネージャーで、エンジニアはIT部門の担当者の兼務、マネージャーは事業部門やリスクマネジメント部門の担当者の兼務も想定。5 企画・発注・予算はビジネスアナリスト、ビジネスアーキテクト、プロダクトマネージャーで、資料のプロダクトには社内向けの取組みも含む。社内のデータの整備はデータスチュワード、データエンジニア、データアーキテクトで、データマネジメントは組織内の多様な機能と連携する。下に入り口ごとの読み方。就活は、DSS-Lの23項目で基礎を確かめる、ソフトウェアエンジニアのロール名は一般的な求人市場等の表現を意識した名前、サイバーセキュリティエンジニアは求人票で多用されている名前。異動は、データスチュワードは事業ドメインの知識をもとに動く、サイバーセキュリティマネージャーは事業部門の担当者の兼務も想定、企業が全ての役割を最初からそろえる必要はない。学び直しは、DSS-P全体でITSS+のレベル4相当を想定、学習項目例は例で全ての学習を必須とはしない、マナビDXでDSSに紐づけた講座を探せる。下の帯に、情シスの仕事はDSS-Pの複数の類型にまたがっているとある
情シス・社内SEの仕事の区画と、近いDSS-Pのロール(編集部の整理)作成: 編集部 / もとの資料: 経済産業省・IPA「デジタルスキル標準」
情シスの区画 近いロール 資料の手がかり
1 問い合わせ対応、2 端末とアカウント 同じ名前のロールは無い 全員向けのDSS-Lが土台。ユーザー企業の情報システム担当者の育成の標準にはUISSがある
3 ネットワーク・サーバー・クラウド クラウドエンジニア/SRE 社内のユーザーにシステムを提供する人も対象
4 セキュリティ サイバーセキュリティエンジニア、サイバーセキュリティマネージャー IT部門や事業部門の担当者の兼務も想定
5 企画・発注・予算 ビジネスアナリスト、ビジネスアーキテクト、プロダクトマネージャー 「プロダクト」には社内向けの取組みも含む
社内のデータの整備 データスチュワード、データエンジニア、データアーキテクト 組織内の多様な機能と連携する

問い合わせ対応や端末管理は、DSS-Pのロールの名前には出てきません。IPAのFAQは、ほかのスキル標準との違いを次のように説明しています。

  • DSS: IT技術者だけでなく、非IT職も対象
  • ITSS: IT技術者育成の指標
  • ITSS+: IT技術者のリスキリング
  • UISS: ユーザ企業における情報システム担当者育成の標準

日々の運用やヘルプデスクの仕事は、UISSやjob tagの職業の説明もあわせて読みます。前に挙げた社内SEの記事は、この2つで仕事の区画を整理しています。

就活・異動・学び直しでDSSを読むときのポイント

就活: IT業界・社内SEを目指す人

まず、DSS-Lの23項目を、説明できる項目とできない項目に分けます。資料は、知らない言葉に接したときに自ら調べる姿勢も求めています。

求人の職種名と見比べるときは、ソフトウェアエンジニアのロールが手がかりになります。資料によると、フロントエンド・バックエンド・クラウドエンジニア/SREの名前は、一般的な求人市場等で用いられている表現を意識したものです。サイバーセキュリティエンジニアも、求人票で多用されている名前だとしています。

DSSの資料には、ロールごとの年収や、就職に有利かどうかは書かれていません。ロールは役割の違いを示すもので、どれが得という並びではありません。

異動: 事業部門から情シス・DX推進へ

データスチュワードは、事業ドメインの知識をもとに、データの品質・信頼性・安全性を保つ運用を担います。事業部門でデータマネジメントを定着させ、データの利活用を進めるのも役割です。業務の知識を前提にしたロールです。

サイバーセキュリティの類型は、「プラス・セキュリティ」とも連動すると資料は書いています。プラス・セキュリティは、セキュリティを専門としない人材が、担当業務に必要なセキュリティスキルを身につける取組みです。異動の前に、配属先がどのロールを受け持つのかを上司と確かめておくと、学ぶ範囲を決めやすくなります。

学び直し: いまの仕事を続けながら学ぶ人

資料は、学習項目例はあくまでも例であり、全ての項目の学習を必須とするものではないと書いています。共通スキルリストのExcelには、ロールごとのスキルの重要度が載っています。担当に近いロールで重要度がaやbのスキルから選ぶと、範囲を絞れます。

講座は、経済産業省とIPAが運営する「マナビDX」で探せます。研修事業者などの学習コンテンツが、DX推進スキル標準と紐づけて示されています。

IPAは、「デジタル人材スキルプラットフォーム」の構築も進めています(2026年4月の発表時点)。個人のスキル情報を、DSSに紐づけて蓄積・可視化する仕組みです。

試験との関係は「有用」という位置づけ

IPAは、ver.1.2のロールごとに「各ロールに有用な情報処理技術者試験」を公開しています。2024年3月29日に掲載した情報を整理した資料で、ダウンロードのページでは「過去バージョン資料」に置かれています。2026年10月18日の確認では、ver.2.0のロールに合わせた同じ一覧は、ダウンロードのページにありませんでした。

ver.1.2とver.2.0で名前が変わっていないロールのうち、情シスに近いものの記載は次のとおりです。

ロール(ver.1.2の資料) 特に有用 有用
クラウドエンジニア/SRE ネットワークスペシャリスト試験、ITサービスマネージャ試験 システムアーキテクト試験、プロジェクトマネージャ試験、応用情報技術者試験
サイバーセキュリティマネージャー 情報処理安全確保支援士試験 プロジェクトマネージャ試験、ITサービスマネージャ試験、応用情報技術者試験
サイバーセキュリティエンジニア 情報処理安全確保支援士試験 ネットワークスペシャリスト試験、応用情報技術者試験

同じ資料は、システム監査はDSS-Pの全ての領域が対象で、システム監査技術者試験が有用だとも書いています。

IPAは、2027年度から新しい試験制度に移る予定です(2026年3月31日時点の検討状況)。検討状況のページと出題範囲の改定案に、新しい試験とDSSのロールの対応は書かれていません。

今日からできること

  1. IPAの「資料ダウンロード」のページで、ver.2.0の分冊版(DXリテラシー標準)を開く。23項目のうち、人に説明できない項目に印を付ける。
  2. DSS-Pの6類型から、いまの担当か、志望する仕事に近いロールを1つ選ぶ。類型ごとの分冊版で、そのロールの「担うべき責務」と主な業務を読む。
  3. 共通スキルリストのExcelで、選んだロールの重要度がaとbのスキル項目を書き出し、今月学ぶものを1つ決める。
  4. マナビDXで、選んだロールに紐づく講座を探す。
  5. 社内の育成計画や研修資料でDSSを使っているなら、ロール名と数がver.2.0と合っているかを確かめる。

よくある質問

Qデジタルスキル標準の最新版はどれですか。

A2026年4月16日に経済産業省とIPAが公表したver.2.0です(2026年10月18日確認)。IPAの資料ダウンロードのページに、本編のPDF、分冊版、スキルリストのExcelが載っています。ver.1.2の資料は「過去バージョン資料」として残っています。

QITパスポート試験に合格すれば、DXリテラシー標準を満たしたことになりますか。

AIPAのFAQは、ITパスポート試験はDXリテラシーの基礎知識の習得に有効だが、合格だけでDSS-Lの全要件を網羅したとは断言できないとしています。実務経験や継続的な学習もあわせて重視するよう書いています。

Q社内SE(情シス)に当たるロールはありますか。

A社内SEという名前のロールはありません。資料は、ソフトウェアエンジニアの対象に社内のユーザーにシステムを提供する人も含め、サイバーセキュリティエンジニアはIT部門の担当者の兼務も想定しています。ユーザー企業の情報システム担当者の育成の標準としては、IPAのUISSがあります。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月18日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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