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通信建設の大手3社を有報で図解 エクシオ・コムシス・ミライト・ワンの売上と給与

通信建設の大手3社、エクシオグループ・コムシスホールディングス・ミライト・ワンを2026年3月期の有価証券報告書で図解します。売上・利益・受注、通信会社向けとITや社会インフラの売上の内訳、NTT東日本・西日本への売上の割合、提出会社の平均年間給与を並べ、持株会社など数字の読み方も説明します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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通信建設の大手3社を有報で図解 エクシオ・コムシス・ミライト・ワンの売上と給与

この記事のまとめ

  • 3社の売上高は6,024億円から7,877億円、営業利益率は5.7%から8.1%。連結の従業員数はどこも1万7千人台でした
  • 通信会社向けの区分は売上の32.5%から44.8%。NTT東日本・西日本への売上は3社とも2割台で、ITや社会インフラの仕事も大きい
  • コムシスホールディングスは持株会社で、提出会社は129人。平均年間給与962万円は、グループの社員全体の平均ではありません
こんな方に#20代#30代#40代#50代実務

通信建設は、電話やインターネットの光回線、携帯電話の基地局といった通信設備をつくり、保守する仕事です。その大手のエクシオグループ、コムシスホールディングス、ミライト・ワンは、どんな会社なのでしょうか。2026年3月期の有価証券報告書(有報)から、売上・事業の中身・人の数字を図と表にしました。

情シスにとっては、拠点のネットワークや設備の工事を頼む先を知る材料になります。ITの仕事に就きたい人には、就職先の候補を数字で知る手がかりになります。順位で会社の優劣を決める記事ではありません。

3社の売上・利益・受注を1つの表で見る

数字は、各社が金融庁のEDINET(有報などを無料で読める開示サイト)に出した2026年3月期の有報から取り出しました。確かめた日は2026年10月17日です。3社とも決算期は3月、会計基準は日本基準なので、同じ1年間の数字を並べられます。

売上や利益は連結(子会社を含むグループ全体)の数字です。営業利益は、売上から原価と販売・管理の費用を引いた本業のもうけです。

  • 営業利益率(%) = 営業利益 ÷ 売上高 × 100(四捨五入前の数字で計算し、小数1桁)
  • 金額は億円未満を四捨五入。前期比は有報の記載
通信建設の大手3社(エクシオグループ・コムシスホールディングス・ミライト・ワン)の連結の数字の図。売上高は7,877億円・6,307億円・6,024億円(前期比+17.4%・+2.6%・+4.1%)、営業利益は520億円・509億円・343億円(前期比+22.5%・+10.7%・+22.4%、営業利益率6.6%・8.1%・5.7%)。経常利益527億円・522億円・365億円、親会社株主に帰属する当期純利益310億円・363億円・233億円、受注高8,118億円(3区分の合計)・6,856億円・6,587億円(前期比はエクシオグループが記載なし、ほか+7.3%・+4.7%)、従業員数17,751人・17,765人・17,709人、連結子会社136社・65社・83社。2022年3月期から2026年3月期の売上高はエクシオグループ5,948・6,276・6,141・6,708・7,877億円、コムシスホールディングス5,890・5,633・5,712・6,146・6,307億円、ミライト・ワン4,704・4,840・5,184・5,786・6,024億円
通信建設の大手3社の売上・営業利益・受注と5年の売上高(2026年3月期・連結)作成: 編集部 / もとの資料: 各社の有価証券報告書(2026年3月期)
会社 売上高(億円) 前期比 営業利益(億円) 前期比 営業利益率 有報
エクシオグループ 7,877 +17.4% 520 +22.5% 6.6% 有報
コムシスホールディングス 6,307 +2.6% 509 +10.7% 8.1% 有報
ミライト・ワン 6,024 +4.1% 343 +22.4% 5.7% 有報
会社 経常利益(億円) 純利益(億円) 受注高(億円) 受注高の前期比 従業員数(連結) 連結子会社
エクシオグループ 527 310 8,118 記載なし 17,751人 136社
コムシスホールディングス 522 363 6,856 +7.3% 17,765人 65社
ミライト・ワン 365 233 6,587 +4.7% 17,709人 83社

純利益は、有報の「親会社株主に帰属する当期純利益」です。エクシオグループの受注高は、有報が3つの区分ごとに載せている額(百万円未満切り捨て)を編集部が足しました。

売上高は6,024億円から7,877億円で、連結の従業員数は3社とも1万7千人台でした。規模の近い3社ですが、営業利益率は5.7%から8.1%まで開きがあります。

エクシオグループは売上高が17.4%増えました。有報は、システムソリューションの「Next GIGA案件」、都市インフラの大型工事、移動通信の容量対策工事を理由に挙げています。Next GIGAは、文教系(教育分野)や地方自治体向けの取り組みの中で受注が好調だったと書かれています。

受注高は、その1年に新しく受けた工事などの金額です。工事の多くは進み具合に応じて売上になるため、受注高が売上高を上回ると、次の年以降に売上になる仕事が積み上がります。3社とも、2026年3月期は受注高が売上高を上回りました。

コムシスホールディングスの有報には、期末の手持高も載っています。まだ売上になっていない受注の残りで、3,199億円と前の期より20.7%増えました。

5年分の売上高も並べます。有報の「主要な経営指標等の推移」の数字です(連結・億円)。

会社 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期
エクシオグループ 5,948 6,276 6,141 6,708 7,877
コムシスホールディングス 5,890 5,633 5,712 6,146 6,307
ミライト・ワン 4,704 4,840 5,184 5,786 6,024

4年前の2022年3月期と比べて、売上高がどれだけ増えたかを編集部が計算しました。エクシオグループは32.4%、ミライト・ワンは28.1%、コムシスホールディングスは7.1%の増加です。

ただし、グループの範囲は年ごとに変わります。ミライト・ワンの有報の沿革には、2023年12月に国際航業、2024年7月に光陽ホールディングスを子会社にしたとあります。

売上の中身は通信会社向けだけではない

通信建設と聞くと、通信会社の工事を思い浮かべるかもしれません。有報の区分で見ると、通信会社向けは売上の3割強から4割台です。残りは、ビルやデータセンターの設備、土木、システム・ITなどの仕事です。

区分の名前は会社ごとに違い、エクシオグループは事業別の報告セグメント(有報が業績を分けて示す単位)を使いました。ほか2社は報告セグメントがグループ会社ごとなので、注記の「収益の分解情報」の区分を使いました。近いものどうしの並べ方は、編集部の整理です。

3社の売上の内訳の100%積み上げ横棒と区分ごとの説明、主な相手先の表の図。エクシオグループは通信キャリア2,557億円(32.5%)・都市インフラ2,485億円(31.5%)・システムソリューション2,836億円(36.0%)。コムシスホールディングスは通信キャリア2,828億円(44.8%)・社会システム2,092億円(33.2%)・ITソリューション1,386億円(22.0%)。ミライト・ワンは通信インフラ事業2,352億円(39.1%)・環境・社会イノベーション事業1,933億円(32.1%)・ICTソリューション事業1,738億円(28.9%)。主な相手先への売上はNTT東日本832億円(10.6%)・1,001億円(15.9%)・915億円(15.2%)、NTT西日本968億円(12.3%)・662億円(10.5%)・616億円(10.2%)、NTTドコモはエクシオグループ439億円(5.6%)・ミライト・ワン361億円(6.0%)でコムシスホールディングスは記載なし、東西の合計は1,800億円(22.8%)・1,663億円(26.4%)・1,531億円(25.4%)。区分の名前と中身は会社ごとに違うという注意つき
3社の売上の内訳(通信会社向け・社会インフラ・IT)と主な相手先への売上作成: 編集部 / もとの資料: 各社の有価証券報告書(2026年3月期)
会社 区分 売上高(億円) 割合 有報に書かれている主な中身
エクシオグループ 通信キャリア 2,557 32.5% NTTグループと、NCC(NTTグループ以外の通信会社)向けの通信インフラ設備の構築・保守
エクシオグループ 都市インフラ 2,485 31.5% 自治体・民間企業の通信設備、オフィスビルやデータセンターの電気・空調、無電柱化などの土木
エクシオグループ システムソリューション 2,836 36.0% 企業のシステム構築・保守、企業向けサーバ・LANなどの設計・構築・運用
コムシスホールディングス 通信キャリア 2,828 44.8% 電気通信設備の構築・運営(NTTグループ・NCC向け)
コムシスホールディングス 社会システム 2,092 33.2% 社会インフラ・再生可能エネルギー設備の構築、データセンター・建物の電気設備など
コムシスホールディングス ITソリューション 1,386 22.0% ITインフラ構築・ソフトウェア開発、情報端末の調達・保守など
ミライト・ワン 通信インフラ事業 2,352 39.1% 電気通信工事、電気通信設備の保守点検
ミライト・ワン 環境・社会イノベーション事業 1,933 32.1% 建設工事、空間情報コンサルティング
ミライト・ワン ICTソリューション事業 1,738 28.9% 通信機器の設置工事、ソフトウエア開発

金額は外部顧客への売上高で、割合は売上高に占める割合です。四捨五入のため、合計が売上高と合わない場合があります。コムシスホールディングスの社会システムには、人材派遣事業などの「その他」18億円を含みます。

通信会社向けの割合は、コムシスホールディングスが44.8%と3社で最も高くなりました。エクシオグループは、システムソリューションが36.0%で、3つの区分の中で最も大きい区分です。同じ「通信建設の大手」でも、売上の組み合わせはかなり違います。

エクシオグループは区分ごとの利益も載せています。セグメント利益(区分ごとの営業利益)は、通信キャリア233億円、都市インフラ165億円、システムソリューション122億円でした。売上に対する割合は9.1%、6.6%、4.3%で、売上が最も大きい区分が、利益の割合では最も低くなっています。

この差の理由は、数字だけでは言い切れません。有報は、システムソリューションに含まれる海外の事業で構造改革を進めていると書いています。

3社の有報には、そろってデータセンターの仕事が出てきます。エクシオグループは都市インフラの「大規模データセンター構築」、コムシスホールディングスは「大規模データセンター案件」を挙げています。ミライト・ワンは「データセンター関連事業」の拡大に注力したとしています。

NTT東日本・NTT西日本への売上は3社とも2割台

有報には、売上の大きい相手先が載っています。3社とも、NTT東日本とNTT西日本の2社で売上の22.8%から26.4%を占めました。

会社 NTT東日本 NTT西日本 NTTドコモ 東日本・西日本の合計
エクシオグループ 832億円(10.6%) 968億円(12.3%) 439億円(5.6%) 1,800億円(22.8%)
コムシスホールディングス 1,001億円(15.9%) 662億円(10.5%) 記載なし 1,663億円(26.4%)
ミライト・ワン 915億円(15.2%) 616億円(10.2%) 361億円(6.0%) 1,531億円(25.4%)

かっこ内は売上高に占める割合です。合計の割合と、ミライト・ワンのNTTドコモの割合は編集部が金額から計算し、ほかは有報の記載です。「記載なし」は有報の主な相手先に載っていないという意味で、取引がないという意味ではありません。

ミライト・ワンの有報は、主要な顧客である通信キャリアの投資の見通しを書いています。投資は通信インフラの建設から、通信品質の向上や新しいサービスの分野へ移り、中長期的には縮小傾向になるという見方です。一方で、データセンターやインフラの老朽化対策などに成長の機会があるとしています(2026年3月期末時点の会社の判断)。

NTTの数字の読み方は、国内の通信4社を有価証券報告書で図解 NTT・KDDI・ソフトバンク・楽天グループにまとめています。

給与・年齢・勤続は提出会社だけの数字

有報の「従業員の状況」には、提出会社(有報を出した会社そのもの)の平均年間給与・平均年齢・平均勤続年数が載っています。子会社の社員は入っていません。就職先として見るときに、最も読み違えやすいところです。

提出会社の平均年間給与の横棒と、人数・平均年齢・平均勤続年数の表、セグメント別の従業員数の図。平均年間給与はエクシオグループ843万円(3,781人・前年比+8.6%)、コムシスホールディングス962万円(持株会社・129人・+2.4%)、参考の日本コムシス757万円(2,701人・+4.1%)とNDS734万円(1,129人・+4.3%)、ミライト・ワン773万円(3,589人・+6.5%)。平均年齢は45.1歳・50.2歳・45.0歳・43.3歳・44.9歳、平均勤続年数は19.1年・20.5年・16.5年・16.7年・17.8年、女性管理職比率は3.1%・記載なし・2.9%・1.9%・4.3%。提出会社が連結に占める割合は21.3%・0.7%・20.3%。連結の従業員はエクシオグループが通信キャリア7,299人・都市インフラ3,041人・システムソリューション7,411人(連結子会社136社)、コムシスホールディングスが日本コムシスグループ6,757人など9区分、ミライト・ワンがミライト・ワン8,007人・国際航業2,700人など8区分。臨時雇用者(エクシオグループ2,907人・ミライト・ワン3,287人)は人数に含まない
3社の提出会社の平均年間給与・年齢・勤続と、セグメント別の従業員数作成: 編集部 / もとの資料: 各社の有価証券報告書(2026年3月期)
会社 人数(提出会社) 連結に占める割合 平均年齢 平均勤続年数 平均年間給与 前年比 女性管理職比率
エクシオグループ 3,781人 21.3% 45.1歳 19.1年 843万円 +8.6% 3.1%
コムシスホールディングス 129人 0.7% 50.2歳 20.5年 962万円 +2.4% 記載なし
日本コムシス(参考) 2,701人 − 45.0歳 16.5年 757万円 +4.1% 2.9%
NDS(参考) 1,129人 − 43.3歳 16.7年 734万円 +4.3% 1.9%
ミライト・ワン 3,589人 20.3% 44.9歳 17.8年 773万円 +6.5% 4.3%

平均年間給与は万円未満を四捨五入し、前年比は有報の「平均年間給与の対前事業年度増減率」です。参考の2社は、コムシスホールディングスの有報に載っている数字です。コムシスホールディングスの女性管理職比率は、法律の公表義務の対象ではないとして載っていません。

持株会社の平均年間給与はグループの平均ではない

コムシスホールディングスは持株会社(子会社の株を持ち、グループの経営を管理する会社)です。提出会社は129人で、連結の0.7%です。有報には、社員は主にグループ会社からの出向者で、平均勤続年数は各社での勤続を通算していると書かれています。

そのため、962万円はグループの社員全体の平均ではありません。例えるなら、チェーン店の本部の人たちの平均を、店で働く人全体の平均と思い込むようなものです。同じ有報には、最も人数の多い事業会社の日本コムシスが757万円、次に多いNDSが734万円と載っています。

エクシオグループとミライト・ワンも、提出会社の人数は連結の約2割です。ミライト・ワンは、有報で自らを「事業持株会社」(自らも事業をしながら子会社を持つ会社)と書いています。どちらも、残りの約8割の社員は平均に入りません。

連結の従業員はどの会社・事業にいるか

就職先として見るなら、自分が入るのはどの会社かを先に確かめます。有報の「従業員の状況」には、連結の従業員がセグメントごとに載っています。

会社 セグメント 従業員数(連結) 有報にある所在地・中身
エクシオグループ 通信キャリア 7,299人 うち提出会社 2,156人
エクシオグループ 都市インフラ 3,041人 うち提出会社 675人
エクシオグループ システムソリューション 7,411人 うち提出会社 950人
コムシスホールディングス 日本コムシスグループ 6,757人 東京都品川区。NTTグループ中心
コムシスホールディングス サンワコムシスエンジニアリンググループ 825人 東京都品川区。NCC中心
コムシスホールディングス TOSYSグループ 1,382人 長野市。甲信越
コムシスホールディングス つうけんグループ 1,948人 札幌市。北海道
コムシスホールディングス NDSグループ 3,122人 名古屋市。東海
コムシスホールディングス SYSKENグループ 1,153人 熊本市。九州
コムシスホールディングス 北陸電話工事グループ 849人 金沢市。北陸
コムシスホールディングス コムシス情報システムグループ 1,461人 東京都品川区。ソフトウェア開発など
コムシスホールディングス その他 268人 持株会社、人材派遣など
ミライト・ワン ミライト・ワン 8,007人 提出会社3,589人と子会社
ミライト・ワン ラントロビジョン 1,555人 シンガポール。LAN配線など
ミライト・ワン TTK 1,300人 仙台市
ミライト・ワン ソルコム 1,393人 広島市
ミライト・ワン 四国通建 703人 愛媛県今治市
ミライト・ワン 西武建設 684人 埼玉県所沢市。総合建設
ミライト・ワン ミライト・ワン・システムズ 1,367人 東京都港区。情報サービス
ミライト・ワン 国際航業 2,700人 東京都新宿区。空間情報

所在地は、そのセグメントの中心の会社の本社です(有報の「関係会社の状況」)。コムシスの地域は、有報のセグメントの説明にある主な地域です。臨時雇用者は含みません(エクシオグループ連結2,907人とミライト・ワン連結3,287人は人数の外で、コムシスホールディングスは1割未満のため記載なし)。

3社とも、2018年から2019年にかけて、地域の通信建設会社などをグループに迎えました。有報の沿革によると、エクシオグループは2018年10月にシーキューブ・西部電気工業・日本電通を子会社にしています。

コムシスホールディングスは、同じ月にNDS・SYSKEN・北陸電話工事を完全子会社にしました。ミライト・ワンは、2018年10月にTTK、2019年1月にソルコム・四国通建と経営統合しています。

情シスが工事やシステムを頼むときの見方

情シスの仕事に近いのは、有報で企業向けと書かれている部分です。エクシオグループは、事業の内容に「企業向けサーバ・LAN等の設計・構築・運用やインターネット環境整備等」を挙げています。オフィスビルやデータセンターの電気・空調工事は、都市インフラに入っています。

コムシスホールディングスはITソリューション事業で「ITインフラ構築・ソフトウェア開発」を挙げています。ミライト・ワンのICTソリューション事業には、通信機器の設置工事とソフトウエア開発が入っています。

見積もりや契約の相手は、3社そのものではなく、グループ会社のことがあります。コムシスホールディングスは持株会社で、事業は日本コムシスなどの統括事業会社を中心に行っています。契約書の社名が分かれば、親会社の有報の「関係会社の状況」で、どの事業の会社かを確かめられます。

LANの配線や電気の工事を頼むときは、相手の建設業の許可も確かめます。国土交通省によると、工事1件の請負代金が500万円以上(消費税込み)の工事を請け負うには、工事の種類ごとの許可が要ります。ネットワーク設備や情報設備を設置する工事は「電気通信工事」、構内の電気設備や照明の工事は「電気工事」に当たります。

許可の有無と業種は、国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で、会社名から調べられます。

就職先として見るときの読み方

東京証券取引所の業種の分け方(33業種)では、3社とも「建設業」です(2026年9月末の東証上場銘柄一覧)。それでも、システム・ITの区分は売上の22.0%から36.0%あります。ITの仕事を探すときも、業種の名前だけで外さず、有報の事業の内容まで読むと仕事の中身が見えてきます。

提出会社の平均年齢は44.9歳から50.2歳、平均勤続年数は17.8年から20.5年でした。持株会社を除き、参考の2社を含めると、平均年齢は43.3歳から45.1歳、平均勤続年数は16.5年から19.1年です。女性管理職比率は、エクシオグループ3.1%、ミライト・ワン4.3%、日本コムシス2.9%、NDS1.9%でした。

平均年間給与は、入社したときの給与ではなく、全社員の平均です。事業会社の平均年齢は43歳から45歳ほどなので、その年代を中心とした平均として読みます。年収の数字の読み方は、IT企業の平均年収・年齢・勤続年数を有価証券報告書で比べる 就活の前に見る図解にもまとめています。

数字を読むときの注意

注意 中身
連結と提出会社 売上・利益・受注・人数はグループ全体。給与・年齢・勤続は提出会社だけ
持株会社 コムシスホールディングスの提出会社は129人で、主にグループ会社からの出向者
区分の名前 都市インフラ・社会システム・環境・社会イノベーションは近い区分だが、中身は同じではない
主な相手先 有報に載るのは売上の大きい相手先だけ。「記載なし」は取引がないという意味ではない
臨時の人 臨時雇用者は従業員数に含まない
1年分の数字 2026年3月期の数字。子会社の買収や合併で、グループの範囲は年ごとに変わる

今日からできること

  1. 社内の配線・電気・回線の工事を頼んでいる会社を書き出し、契約書や請求書で正式な社名を確かめる
  2. EDINETでその会社か親会社の有報を開き、「関係会社の状況」と「事業の内容」で、どのグループのどの事業かを確かめる
  3. 次の工事の見積もりの前に、国土交通省の検索システムで、電気通信工事・電気工事の許可を確かめる
  4. 就職先として見るなら、入りたい会社が提出会社か子会社かを確かめ、提出会社の平均を子会社の平均と思わない
  5. 次の有報(2027年3月期)が出たら、この記事の表に1年分を足し、受注高と売上高の流れを見る

この記事の数字は、2026年3月期の有報の1期分です。売買を勧めるものではありません。投資の判断はご自身で行ってください。

よくある質問

Q通信建設の会社に、社内LANや拠点の配線工事を頼めますか?

A有報では、エクシオグループが事業の内容に「企業向けサーバ・LAN等の設計・構築・運用」を挙げています。どのグループ会社が受けるか、どこまで対応するかは、各社の窓口で確かめてください。請負代金が500万円以上(消費税込み)の工事を請け負うには、その種類の建設業の許可が必要です(国土交通省)。

Qコムシスホールディングスの平均年間給与962万円は、グループの社員の平均ですか?

A違います。提出会社は129人の持株会社で、有報によると社員は主にグループ会社からの出向者です。同じ有報に載っている最大の事業会社、日本コムシス(2,701人)の平均年間給与は757万円でした。

Q3社のうち、どの会社がいちばんよいですか?

Aこの記事は順位を付けません。売上や利益率、給与の違いは、事業の組み合わせや会社の形(持株会社かどうか)から生まれます。取引先なら工事の実績と体制、就職先なら働く会社そのものの数字を確かめてください。

Qこの記事は株の売買の参考になりますか?

Aなりません。工事を頼む先や就職先を知るために、有報の数字を並べたものです。売買を勧めるものではなく、投資の判断はご自身で行ってください。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月17日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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