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ネット決済の上場4社を有報で図解 売上・利益・人の数字の読み方

通販や会費の決済を任せる先として名前の挙がる上場4社(GMOペイメントゲートウェイ、ネットプロテクションズHD、GMOフィナンシャルゲート、ウェルネット)の有価証券報告書を読み、売上収益・営業利益・従業員と、システムと情報のリスクの記載を図にしました。数字を比べるときの注意も整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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ネット決済の上場4社を有報で図解 売上・利益・人の数字の読み方

この記事のまとめ

  • ネット決済の上場4社の最新の有報では、売上収益はGMOペイメントゲートウェイの825.0億円からウェルネットの100.6億円まで、営業利益は313.4億円から14.1億円まででした。
  • 決算期は2025年9月期から2026年6月期まで分かれ、会計基準もIFRSと日本基準があります。GMOフィナンシャルゲートはGMOペイメントゲートウェイの連結子会社で、親会社の数字に含まれます。
  • 「事業等のリスク」には、カード会社とつなぐネットワークの利用、サイバー攻撃などでの停止、PCI DSSやプライバシーマークへの対応などが書かれています。委託先を知る手がかりになります。
こんな方に#30代#40代#50代実務

情シスのミカタの株式に関する情報は、情報の提供を目的としたもので、特定の銘柄の売買を勧めるものではありません。株価や数値は記事の日付時点のもので、表示が遅れることがあります。投資の判断はご自身でお願いします。

通販のカード決済、会費の口座振替、店頭のキャッシュレス決済。どれも、決済を専門の会社に任せていることが多い仕組みです。10月には、委託先や提供元の事故が相次ぎました。任せている先がどんな会社かを知る手がかりの1つが、有価証券報告書(有報)です。

この記事では、ネット決済の上場4社の最新の有報を読み、売上収益、営業利益、従業員、システムと情報に関わるリスクの記載を図にしました。数字は2026年10月21日にEDINETで確かめたものです。会社の良し悪しを決めるものではありません。

4社の売上収益と営業利益

図解の横棒グラフ。売上収益は、GMOペイメントゲートウェイ825.0億円(2025年9月期・IFRS・連結)、ネットプロテクションズHD 252.1億円(2026年3月期・IFRS・連結)、GMOフィナンシャルゲート179.3億円(2025年9月期・IFRS・連結)、ウェルネット100.6億円(2026年6月期・日本基準・個別)。営業利益は313.4億円(率38.0%)、28.5億円(11.3%)、22.3億円(12.4%)、14.1億円(14.0%)。下に、GMOフィナンシャルゲートはGMOペイメントゲートウェイの連結子会社で、親会社の連結の数字に子会社の分も入っているという注意
ネット決済の上場4社の売上収益と営業利益(最新の有報)作成: 編集部 / もとの資料: 各社の有価証券報告書(EDINET・金融庁)
会社 決算期 会計基準・範囲 売上収益(売上高) 営業利益 営業利益率
GMOペイメントゲートウェイ 2025年9月期 IFRS・連結 825.0億円 313.4億円 38.0%
ネットプロテクションズHD 2026年3月期 IFRS・連結 252.1億円 28.5億円 11.3%
GMOフィナンシャルゲート 2025年9月期 IFRS・連結 179.3億円 22.3億円 12.4%
ウェルネット 2026年6月期 日本基準・個別 100.6億円 14.1億円 14.0%

億円は、有報の円単位の数字を小数1桁に四捨五入しました。営業利益率は、営業利益を売上収益(ウェルネットは売上高)で割って、編集部が計算しました。

GMOペイメントゲートウェイの売上収益は、3つの事業に分かれています。セグメントの売上収益(セグメントの間の取引を含む)は、決済代行事業が616.8億円、金融関連事業が191.9億円、決済活性化事業が17.7億円です。ほかの3社は、報告するセグメントが1つです。

数字を比べる前に知っておく4つの注意

  1. 決算期がそろっていません。 2025年9月期の2社と、2026年3月期・6月期の2社では、対象の期間が最大で9か月ずれています。
  2. 会計基準と範囲が違います。 3社はIFRSの連結、ウェルネットは日本基準の個別(子会社をまとめた数字が無い)です。IFRSの「売上収益」と日本基準の「売上高」は、名前も計り方も同じではありません。
  3. 親会社と子会社が並んでいます。 GMOフィナンシャルゲートは、GMOペイメントゲートウェイの連結子会社です。親会社の連結の数字には、子会社の分が入っているため、4社を足し合わせることはできません。
  4. 平均年収などは提出会社だけの数字です。 ネットプロテクションズHDは持株会社で、提出会社の従業員は16人です。グループで働く人全体の姿とは違います。

4社の事業と人、リスクの記載

図解。4つの枠に、各社の事業、従業員、リスクの記載。GMOペイメントゲートウェイは決済代行など、連結882人・提出会社594人、CAFIS・CARDNETの利用やサイバー攻撃などでの停止。ネットプロテクションズHDは後払いのNP後払い・atone・NP掛け払いなど、連結377人・提出会社16人の持株会社、PCI DSSとプライバシーマーク、ISO27001。GMOフィナンシャルゲートは対面の決済、連結123人・提出会社106人、決済端末の精査と事業継続計画。ウェルネットは収納代行や交通のチケットの決済、個別137人、プライバシーマークとISMS。下に、平均年収・年齢・勤続は提出会社だけの数字という注意
4社の事業と人、有報の「事業等のリスク」に書かれたこと作成: 編集部 / もとの資料: 各社の有価証券報告書(EDINET・金融庁)
会社 事業(有報の「事業の内容」から) 従業員(連結/提出会社) 提出会社の平均年収・年齢・勤続
GMOペイメントゲートウェイ ネットの販売などの加盟店とカード会社などをつなぐ決済代行など 882人/594人 1,097万円・37.5歳・6.3年
ネットプロテクションズHD 後払い(BNPL)の「NP後払い」「atone」、企業間の「NP掛け払い」など 377人/16人(持株会社) 1,166万円・38.4歳・2.6年
GMOフィナンシャルゲート 店頭などの対面の決済。決済端末の販売、決済の処理、決済代行 123人/106人 1,335万円・39.7歳・3.9年
ウェルネット コンビニなどで払える収納代行(マルチペイメント)や、交通のチケットの決済など 137人(個別) 608万円・39.0歳・8.3年

平均年収は万円未満を四捨五入しました。

「事業等のリスク」のうち、システムと情報に関わる記載を抜き出すと、次のとおりです。

会社 システムと情報に関わる記載(要約)
GMOペイメントゲートウェイ カード会社との決済情報のやり取りにCAFIS・CARDNETのネットワークを使う。自然災害や外部からの侵入、サイバー攻撃などでサービスが止まる恐れ。サービスの利用ではカード番号を同社グループのシステムに送るため、情報が流出した場合の信用への影響を挙げ、情報セキュリティ委員会を置いている
ネットプロテクションズHD 取引の情報や請求先の情報を持つ。プライバシーマークやPCI DSSに準拠し、システム部署でISO27001(ISMS)の認証を受けている。それでも、グループや委託先の人為的なミスなどで漏えいが起きる恐れを挙げる
GMOフィナンシャルゲート 決済端末は、品質とセキュリティの観点で精査して仕入れる。カードの決済でCAFIS・CARDNET・VisaNetを使う。事業継続計画(BCP)を定め、教育と訓練をしている
ウェルネット プライバシーマークと、札幌本社でISMSを取得。外部からの侵入やサイバー攻撃などで、システムの機能の低下や誤作動が起きる恐れを挙げる

決済を任せている会社が有報で見る場所

決済の委託先が上場している場合、有報の次の場所が、契約や見直しの手がかりになります。

  • 「事業の内容」: 自社が使うサービスが、どの子会社やセグメントで提供されているか
  • 「事業等のリスク」: システムの停止や情報の漏えいを、会社がどう見て、どんな対策を書いているか
  • 「主要な経営指標等の推移」: 売上と利益が、5期でどう動いているか
  • 「従業員の状況」: 提出会社とグループの人数。持株会社かどうか

国内SaaS上場18社の図解でも、契約先の有報の読み方を整理しています。委託先の事故への備えは、委託先経由の情報漏えい6件の図解も参考になります。

今日からできること

  1. 自社で使っている決済のサービスを書き出し、請求書や契約書で、契約している会社の正式な名前を確かめます。
  2. 上場している会社なら、EDINETで最新の有報を開き、「事業の内容」で、自社のサービスを提供している会社やセグメントを確かめます。
  3. 「事業等のリスク」で、システムの停止や情報の漏えいについての記載を読み、気になる点を営業担当への質問として書き出します。
  4. 契約書や利用規約で、障害や事故のときの連絡の方法と期限、自社のデータの扱いを確かめます。カードの情報を自社で持たない仕組みになっているかも、あわせて確かめます。

この記事の数字は、各社の最新の有報の1期分です。この記事は売買を勧めるものではありません。投資の判断はご自身で行ってください。

よくある質問

Q4社の売上収益を足すと、市場の大きさになりますか。

Aなりません。GMOフィナンシャルゲートはGMOペイメントゲートウェイの連結子会社で、親会社の連結の数字に子会社の分が入っています。決算期もそろっていないため、足し合わせには使えません。

Q平均年収が高い会社は、待遇がよいということですか。

A有報の平均年収は提出会社だけの数字です。ネットプロテクションズHDは持株会社で、提出会社の人数は16人です。平均年齢や勤続年数も違うため、待遇の良し悪しは、この数字だけでは決められません。

Qこの記事は、どの会社の株を買うかの参考になりますか。

Aこの記事は、委託先の会社を知るために有報の読み方を示すもので、売買を勧めるものではありません。投資の判断はご自身で行ってください。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月21日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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