本文へ移動
情シスのミカタ
情シスの基本約10分で読めます

クラウドとセキュリティのベンダー資格の地図 情シス・社内SEの仕事とつなげて図解

AWS、Microsoft、Google Cloud、Cisco、CompTIA、LinuC・LPICの民間のIT資格22種を、5つの分野と基礎・中級で図にしました。受験料の通貨と税、日本語で受けられるか、有効期限と更新、2026年のMicrosoftの資格の終了を、各団体の公式ページで確かめてまとめます。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
文字
クラウドとセキュリティのベンダー資格の地図 情シス・社内SEの仕事とつなげて図解

この記事のまとめ

  • 民間の資格22種を、クラウドなど5つの分野と基礎・中級で並べました。段階は各団体の区分と推奨される経験をもとにした整理です。
  • 受験料は、通貨と税の書き方が団体ごとに違います。Microsoftは円で税は別、LinuCは円で税込み、Google CloudとCiscoは米ドルです。
  • Microsoftは2026年にMS-900とAZ-500が終わり、MS-102も11月30日に終わる予定です。受ける前にMicrosoft Learnで確かめます。
こんな方に#20代#30代#40代はじめて

クラウドやセキュリティの仕事に近い資格には、IPAの国家試験のほかに、会社や団体が出す民間の資格があります。数が多いうえ、2026年はMicrosoftの資格の終了や入れ替えも続いています。主な22の資格を各団体の公式ページだけで確かめ、地図、受験料などの早見表、仕事との対応の3枚の図にしました。

資格の地図は「分野」と「段階」で読む

地図は、縦に5つの分野、横に基礎と中級の2つの段階を置きました。段階は各団体の区分が目安です。AWSはFoundationalとAssociate、Microsoft Learnは初級と中級、Ciscoはエントリーとアソシエイトに分けています。CompTIAは同じ形の区分がないため、推奨される経験(A+は12か月、Network+は9〜12か月、Security+は2年)で置きました。

クラウド、Microsoft 365・端末管理、ネットワーク、セキュリティ、Linuxの5分野を縦に、基礎と中級を横に並べた資格の地図。クラウドの基礎はAWS Certified Cloud Practitioner、Azure Fundamentals(AZ-900)、Cloud Digital Leader、中級はAWS Certified Solutions Architect - Associate、Azure管理者アソシエイト(AZ-104)、Associate Cloud Engineer。Microsoft 365・端末管理の基礎はCopilotとエージェント管理の基礎(AB-900)とCompTIA A+、中級はエンドポイント管理者アソシエイト(MD-102)とAssociate Google Workspace Administrator。MS-900は2026年3月31日に終了、MS-102は2026年11月30日に終了予定で後継に挙げられたAB-650は英語のベータ。ネットワークの基礎はCCST NetworkingとCompTIA Network+、中級はCCNA。セキュリティの基礎はSC-900とCCST Cybersecurity、中級はCompTIA Security+、SC-300、SC-500で、AZ-500は2026年8月31日に終了。Linuxの基礎はLinuCレベル1とLPIC-1、中級はLinuCレベル2とLPIC-2で、LinuCの新しい試験は2027年1月ごろの予定
民間のIT資格22種を5つの分野と基礎・中級で並べた地図(2026年10月19日時点)作成: 編集部 / もとの資料: AWS、Microsoft Learn、Google Cloud、Cisco、CompTIA、LPI-Japan、LPIの各資格の公式ページ
分野 基礎 中級
クラウド AWS Certified Cloud Practitioner、Azure Fundamentals(AZ-900)、Cloud Digital Leader AWS Certified Solutions Architect - Associate、Azure 管理者アソシエイト(AZ-104)、Associate Cloud Engineer
Microsoft 365・端末管理 Copilot とエージェント管理の基礎(AB-900)、CompTIA A+ エンドポイント管理者アソシエイト(MD-102)、Associate Google Workspace Administrator
ネットワーク CCST Networking、CompTIA Network+ CCNA
セキュリティ セキュリティ、コンプライアンス、ID の基礎(SC-900)、CCST Cybersecurity CompTIA Security+、アイデンティティおよびアクセス管理者アソシエイト(SC-300)、クラウドおよび AI セキュリティ エンジニア アソシエイト(SC-500)
Linux LinuC レベル1、LPIC-1 LinuC レベル2、LPIC-2

AWS、Microsoft、Google Cloud、Ciscoは、自社の製品やサービスの資格です。CompTIA、LinuC、LPICは、特定の会社の製品によらない資格です。LinuCとLPICは名前が似ていますが、出している団体が違います(LinuCはLPI-Japan、LPICはLPI)。

2026年はMicrosoftの資格の終了が続く

Microsoft Learnの終了の一覧と各資格のページで確かめた、2026年10月19日時点の状態です。「次の資格」は、Microsoftが2026年6月25日の発表で挙げたものです。

資格 状態 Microsoftが挙げる次の資格
Microsoft 365 Fundamentals(MS-900) 2026年3月31日に終了 予定なし
Azure セキュリティ エンジニア アソシエイト(AZ-500) 2026年8月31日に終了 SC-500
Windows Server ハイブリッド管理者アソシエイト(AZ-800・AZ-801) 試験は2026年9月30日に終了 資格は名前を変えて続き、試験はAZ-802に
Microsoft 365 管理者エキスパート(MS-102) 2026年11月30日に終了予定 Microsoft 365 および AI サービス管理者アソシエイト(AB-650)

MS-900の終了後、Microsoft 365認定の基礎として受けられるのはAB-900です。Microsoft 365のコアサービス、セキュリティ、IDとアクセス、データ保護、Copilot、エージェントの理解を問います。

受験料・言語・有効期限は団体ごとに書き方が違う

受験料は1試験あたりの額で、円は日本で受ける場合の額です。表の「日本語」は、日本語で受けられる試験に「○」を付けています。

資格ごとの受験料、日本語、有効期限、形式の表。AWS Cloud Practitionerは15,000円(100 USD)・3年・90分65問、Solutions Architect - Associateは20,000円(150 USD)・3年・130分65問。MicrosoftはAZ-900・AB-900・SC-900が12,180円で期限なし・45分、AZ-104・MD-102・SC-300が20,300円で12か月ごとに無料で更新・100分、SC-500は20,300円・120分。Google CloudはCloud Digital Leaderが99ドル税別・3年・90分、Associate Cloud EngineerとWorkspace Administratorが125ドル税別・2時間。CiscoはCCST NetworkingとCybersecurityが125ドル税は別・5年・50分、CCNAが300ドル税は別・3年・120分。CompTIA A+、Network+、Security+は受験料がページに記載なし・3年・90分最大90問。LinuCレベル1・2は1試験16,500円税込・有意性の期限5年、LPIC-1は15,000円・LPIC-2は18,000円・5年。どれも日本語で受けられる。下に通貨と税の書き方の違い
22の資格の受験料・日本語で受けられるか・有効期限と更新・試験の時間の早見表作成: 編集部 / もとの資料: AWS 試験の料金、Microsoft Learn、Google Cloud、Cisco Exams、CompTIA、LinuC、LPI Exam Pricing
資格(試験) 受験料 日本語 有効期限・更新 形式
AWS Cloud Practitioner(CLF-C02) 15,000円(100 USD) ○ 3年。最新版か上位の試験に合格 90分・65問
AWS Solutions Architect - Associate(SAA-C03) 20,000円(150 USD) ○ 3年。最新版か Professional に合格 130分・65問
Microsoft AZ-900 12,180円 ○ 期限なし 45分
Microsoft AZ-104 20,300円 ○ 12か月ごとに更新(無料) 100分
Google Cloud Digital Leader $99(税別) ○ 3年。更新試験は $60(税別) 90分・50〜60問
Google Associate Cloud Engineer $125(税別) ○ 3年。更新試験は $75(税別) 2時間・50〜60問
Microsoft AB-900 12,180円 ○ 期限なし 45分
CompTIA A+(220-1201・220-1202) ページに記載なし ○ 3年。CE プログラムで更新 2試験・各90分・最大90問
Microsoft MD-102 20,300円 ○ 12か月ごとに更新(無料) 100分
Google Workspace Administrator $125(税別) ○ 年数の記載なし。更新の期間あり 2時間・50〜60問
Cisco CCST Networking(100-150) $125(税は別) ○ 5年(2025年7月15日以降の取得) 50分
CompTIA Network+(N10-009) ページに記載なし ○ 3年。CE プログラムで更新 90分・最大90問
Cisco CCNA(200-301) $300(税は別) ○ 3年。試験か CE 30単位 120分
Microsoft SC-900 12,180円 ○ 期限なし 45分
Cisco CCST Cybersecurity(100-160) $125(税は別) ○ 5年(2025年7月15日以降の取得) 50分
CompTIA Security+(SY0-701) ページに記載なし ○ 3年。CE プログラムで更新 90分・最大90問
Microsoft SC-300 20,300円 ○ 12か月ごとに更新(無料) 100分
Microsoft SC-500 20,300円 ○ ロールベースの資格は毎年更新 120分
LinuC レベル1 16,500円(税込) ○ 期限なし。有意性の期限は5年 2試験・各90分・約60問
LPIC-1 15,000円 ○ 5年 2試験・各90分・60問
LinuC レベル2 16,500円(税込) ○ 期限なし。有意性の期限は5年 2試験・各90分・約60問
LPIC-2 18,000円 ○ 5年 2試験・各90分・60問

通貨と税の書き方を読み分ける

  • Microsoftは、試験を受ける国で価格が決まり、「価格には、適用される税金は含まれません」と書いています。
  • AWSは、米ドルの額と日本円の表を出しています。円の額は、少なくとも毎年5月に為替に合わせて更新されます。AWSの認定を1つ取ると、ほかのAWS認定試験は50%の割引になります。
  • Google Cloudは「税別」、Ciscoは「plus tax」の米ドルで書き、円の額はありません。
  • LPIは国を選ぶと円の額が出て、税の書き方はありません。LinuCは「税込」です。
  • CompTIAは資格のページに受験料がなく、ヘルプによると日本は地域別のストアで円で表示されます。この記事では、ストアの額を確かめていません。

A+、LinuC、LPICは、2つの試験に合格して1つの資格になるため、2試験分の費用がかかります。

分野ごとの要点

クラウドは3社とも基礎と中級がある

AWSはCloud Practitionerを、ITやクラウドの経験がない人の出発点と書き、営業やプロジェクト管理などの人にも向くとしています。中級は、基盤を作る人や運用する人向けです。Google CloudはAssociate Cloud Engineerに、6か月以上の実務経験を推奨しています。Cloud Digital Leaderは10月29日に新しい日本語版の試験が始まり、それ以降に受ける人は新しい試験ガイドを読みます。

Microsoft 365・端末管理は会社のサービスで選ぶ

MD-102は、Microsoft Intuneなどで、Microsoft 365のテナントの端末とアプリを管理する人向けです。Google Workspaceを使う会社には、Associate Google Workspace Administratorがあり、特権管理者として6か月の経験を推奨しています。CompTIA A+は、ハードウェアとネットワーク(Core 1)、OSとセキュリティ(Core 2)の2試験で、対象の職務にヘルプデスクサポートスペシャリストを挙げています。

ネットワークはCiscoの入門とCCNAの2段

CCST Networkingは50分の入門の試験で、CiscoはCCNAへの最初の一歩と書いています。CCNAは120分で、正式な前提条件はなく、1年以上の経験を推奨しています。CompTIA Network+は特定の製品によらない内容です。

セキュリティはIDの管理と基礎の知識に分かれる

SC-900はセキュリティ、コンプライアンス、IDの基礎で、Microsoft Entraを使ったIDとアクセスの管理はSC-300の範囲です。CompTIA Security+の今の版はV7(SY0-701)です。V8は英語版が2026年11月17日に出る予定で、日本語版の時期は書かれていません。

LinuCとLPICはレベルごとに2試験

レベル2の認定には、LinuCはレベル1の有意な認定、LPICは有効なLPIC-1が要ります。LPI-Japanは、LinuCのレベル1とレベル2の新しい試験を2027年1月ごろに出す予定です。新しい試験のベータ試験を、2026年10月13日から11月2日まで、1試験8,250円(税込)で行っています。

情シスの仕事とつなげる

次の図は、社内SEの仕事の5つの区画に、近い資格を並べたものです。区画は社内SE(情シス)という就職先を図解 仕事の全体像とSIer・SaaS企業との違いと同じです。資格との対応は編集部の整理で、各団体が情シス向けと書いているわけではありません。

上は社内SEの仕事の5区画と近い資格。1 問い合わせ対応はCompTIA A+、AB-900、CCST Networking。2 端末とアカウントはMD-102、SC-300、Associate Google Workspace Administrator。3 ネットワーク・サーバー・クラウドはCCNAとNetwork+、SAAとAZ-104とAssociate Cloud Engineer、LinuCとLPIC。4 セキュリティはSC-900、CCST Cybersecurity、Security+とSC-500。5 企画・発注・予算はCloud Practitioner、Cloud Digital Leader、Azure Fundamentals。中は有効期限の横棒で、Microsoftのロールベース1年、AWS・Google Cloud・Cisco CCNA・CompTIA 3年、Cisco CCST・LPIC・LinuC 5年、Microsoftの基礎は期限なし。下は受ける前に確かめる4つで、試験の言語、受験料の通貨と税、更新の方法、版の切り替え(Security+ V8は2026年11月17日、LinuCの新試験は2027年1月ごろの予定)
社内SEの仕事の5区画と近い資格、認定の有効期限、受ける前に確かめる4つ作成: 編集部 / もとの資料: 各団体の資格のページ、Microsoft Learn 認定資格の更新、Cisco Certified Support Technician、CompTIA ヘルプ
仕事の区画 近い資格
1 問い合わせ対応 CompTIA A+、AB-900、CCST Networking
2 端末とアカウント MD-102、SC-300、Google Workspace Administrator
3 ネットワーク・サーバー・クラウド CCNA、Network+、SAA、AZ-104、Associate Cloud Engineer、LinuC、LPIC
4 セキュリティ SC-900、CCST Cybersecurity、Security+、SC-500
5 企画・発注・予算 Cloud Practitioner、Cloud Digital Leader、AZ-900

更新の方法も違います。Microsoftは、期限の前の6か月の間に無料のオンライン評価に合格すると、有効期限から1年延びます。CompTIAは3年以内にCEプログラムの要件を満たし、CCNAは試験に合格するか、生涯学習クレジットを30ポイント取ります。

IPAの国家試験やDSSと組み合わせる

IPAの国家試験は、ITの土台やセキュリティ管理の知識を問います(情シスに役立つIPAの国家試験を図解 試験の地図と受験者数・合格率)。製品の会社の資格は、そのサービスの設定や運用まで問います。土台は国家試験、会社で使うサービスは民間の資格、と分けると、学ぶ範囲を決めやすくなります。

デジタルスキル標準(DSS)を図解 6類型17ロールと情シス・社内SEのキャリアとの関係では、LPI-JapanがLinuCのレベル1を、DSS-Pと資格の対応のマップで「クラウドエンジニア/SRE」などのレベル1に位置付けていると書いています。

今日からできること

  1. 今の仕事か、したい仕事を5つの区画から選び、近い分野を1つ決める。
  2. 会社で使っているサービス(Microsoft 365かGoogle Workspaceか、AWS・Azure・Google Cloudのどれか)を上司や情シスに聞き、資格を出す会社を合わせる。
  3. 受けたい資格の公式ページで、日本語で受けられるか、受験料の通貨と税、今の試験の番号を確かめる。Microsoftの資格は、Microsoft Learnの終了の一覧も見る。
  4. 会社の補助を使うなら、受験料のほかに、更新の方法と周期(12か月・3年・5年)を総務や上司に伝える。
  5. MS-102を学んでいる人は、終了日の2026年11月30日と、AB-650の状態(ベータ・英語だけ)を見て、受ける時期を決める。

よくある質問

Q情シスを目指すなら、どの資格から受ければよいですか。

A決まった順番はありません。今の仕事か、したい仕事に近い分野の基礎から見ます。問い合わせ対応や端末の仕事ならMicrosoft 365・端末管理、社内LANならネットワーク、クラウドの基盤ならクラウドの分野です。会社で使っているサービス(Microsoft 365かGoogle Workspaceか、AWSかAzureかなど)に合わせると、仕事で使う知識と重なります。

Q民間の資格は、一度取ればずっと有効ですか。

A多くは期限があります。Microsoftのロールベースの資格は12か月ごとの更新(無料のオンライン評価)、AWS、Google CloudのCloud Digital LeaderとAssociate Cloud Engineer、CCNA、CompTIAは3年、Cisco CCST(2025年7月15日以降の取得)とLPICは5年です。Microsoftの基礎の資格は期限がありません。LinuCは有効期限がなく、5年の「有意性の期限」があります。

Qどの資格も日本語で受けられますか。

Aこの記事の22の資格は、2026年10月19日時点でどれも日本語で受けられます。ただし、新しい試験は英語から始まることがあります。MicrosoftのAB-650はベータで英語だけ、CompTIA Security+ V8も英語版が先に出る予定です。

QIPAの国家試験と、どう組み合わせればよいですか。

AIPAの試験は、ITの土台やセキュリティ管理の知識を日本語で問う国家試験です。製品の会社の資格は、その会社のサービスの設定や運用まで問います。土台は国家試験、会社で使うサービスは民間の資格、と分けて考えると、学ぶ範囲を決めやすくなります。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月19日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

役に立ったら、いいねと共有をお願いします