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FRBが3年ぶり利上げでもナスダック最高値 金利と成長株の関係を基礎から

FRBは2026年9月16日、2023年7月以来の利上げを決めました。それでもナスダック総合指数は9月21日と22日に最高値を更新しています。金利とIT株の関係を割引率の基礎から説明し、日銀の利上げや日経平均の動き、情シスの予算への影響まで整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆
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FRBが3年ぶり利上げでもナスダック最高値 金利と成長株の関係を基礎から

この記事のまとめ

  • FRBは9月16日に0.25%の利上げを決め、政策金利は3.75〜4.00%になりました(2026年9月16日時点)
  • ナスダック総合指数は9月21日と22日に終値の最高値を更新し、AI関連の業績期待と原油安が支えました
  • 米10年債利回りは10月2日に5.28%で、年初より約1.1ポイント高く、金利の重しは残っています
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情シスのミカタの株式に関する情報は、情報の提供を目的としたもので、特定の銘柄の売買を勧めるものではありません。株価や数値は記事の日付時点のもので、表示が遅れることがあります。投資の判断はご自身でお願いします。

米国の中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)が、2026年9月16日に約3年ぶりの利上げを決めました。利上げは一般に、IT企業のような成長株には向かい風です。ところがナスダック総合指数は、その5日後に最高値を更新しました。この記事では、何が起きたのかを日付順に整理し、金利とIT株の関係を基礎から説明します。

白い石造りの横長の建物の正面。中央の玄関の上に鷲の彫刻があり、屋上に米国旗と旗がもう1枚立つ。手前に芝生と石畳の通路、背景は青空
FRBの本部があるワシントンのエクルズ・ビル(2011年にFRBが撮影)出典: FRB(Wikimedia Commons「Eccles Building (26088200676).jpg」)(パブリックドメイン(米国政府の著作物)・作者 Federalreserve(FRB))

9月の日米の利上げと株価を日付で追う

まずは事実を並べます。数字はいずれも各機関の公表値です。

日付 出来事 数字
7月29日 FRBが政策金利を据え置き 3.50〜3.75%。投票した12人のうち3人は利上げを主張
9月16日 FRBが0.25%の利上げ 3.75〜4.00%。12対0の全員一致
9月18日 日銀が0.25%の利上げ 1.0%程度から1.25%程度へ。賛成7・反対2
9月21日 ナスダック総合指数が最高値 終値27,122.09。6月2日以来の更新
9月22日 ナスダックが続けて最高値 終値27,244.28
9月23日 米10年債利回りが急上昇 5.11%(前日4.96%)。ナスダックは1.1%安
10月1日 日経平均が大幅高 終値68,956.72円(前日比2,203円高)
10月2日 米国の9月雇用統計 就業者数は前月比2.9万人増。失業率は4.2%

出典はFRB、日本銀行、米財務省、Nasdaq、日経平均プロフィル、米労働統計局です。FRBの利上げは2023年7月以来で、ウォーシュ議長のもとで決まりました。

日本株にはマイクロンの決算が波及した

日経平均の10月1日の上昇は、半導体関連株が引っ張りました。株探の市況記事は、日本時間の早朝に発表された米マイクロンの決算が好調で、投資家心理が強気に傾いたと伝えています。

ただし上がったのは一部です。東証の33業種のうち、上昇は11業種でした。プライム市場の値上がり銘柄は、全体の約半分にとどまっています(株探、2026年10月1日)。日経平均は翌10月2日に647円安の68,309.46円で終えました。

日経平均の終値の最高値は6月25日の72,366.34円です。10月2日の終値は、まだその水準を約6%下回っています(2026年10月2日時点)。指数が大きく上がった日でも、中身は半導体に偏っていたことになります。

FRBと日銀はなぜ利上げしたのか

FRBはインフレの高止まりを理由に挙げた

FRBの声明は「インフレは高止まりしている」と書いています(2026年9月16日)。今回の利上げで、2%目標への戻りを早めるという説明です。7月の声明では、中東の紛争によるエネルギー価格の上昇にも触れていました。

同時に出た経済見通しでは、2026年の物価上昇率(PCE)の中央値は3.7%です。政策金利の2026年末の中央値は4.1%で、年内にもう1回の利上げを見込む形です。6月の見通しでは、この数字は3.8%でした。

FRBの経済見通しの図2。縦軸は政策金利(0〜6%)、横軸は2026年・2027年・2028年・2029年・長期。点1つが参加者1人の年末の見通しで、2026年は4.375%が4人、4.125%が12人、3.875%が2人。2027年以降は点が下に広がり、長期は3.0%に6人が集まる
FRBが9月16日に公表した、参加者18人の政策金利の見通し(ドットプロット)出典: FRBウェブサイト「Summary of Economic Projections, September 2026」(パブリックドメイン(米国政府の著作物)・作者 FRB)

日銀は物価の基調が2%に近づいたと判断した

日銀は9月18日、短期の政策金利を1.25%程度に上げました(適用は9月24日から)。声明は、AI関連需要の拡大や原油高、円安を背景に、企業間の物価が高い伸びを続けていると説明しています。反対した2人の委員は、今の時期の利上げは適切でないなどの理由を挙げました。

金利が上がると、なぜIT株は売られやすいのか

将来の利益を今の値段に直す「割引率」

株価は、会社が将来稼ぐ利益を今の価値に直して合計したもの、という考え方があります。今の価値に直すときに使う率を「割引率」と呼びます。金利が上がると、この割引率も上がります。

将来受け取る100万円の今の価値を、割引率3%と5%で比べると次のとおりです。

受け取る時期 割引率3% 割引率5% 目減り
2年後 約94.3万円 約90.7万円 約4%
10年後 約74.4万円 約61.4万円 約17%
20年後 約55.4万円 約37.7万円 約32%

遠い将来の利益ほど、金利が上がったときの目減りが大きくなります。成長中のIT企業は利益の多くを将来に見込んでいるため、金利の影響を受けやすいのです。

株価の「ものさし」になる米10年債利回り

割引率の目安としてよく使われるのが、米国の10年国債の利回りです。米国政府に10年間お金を貸したときの年利で、株価を評価するときの目安としてよく参照されます。米財務省の公表値では、2026年1月2日に4.19%だった利回りが、9月30日には年内最高の5.29%になりました。

この1年弱で、ものさしそのものが1ポイント以上動いたことになります。同じ利益の見通しでも、ものさしが変われば株価の評価は変わります。

9月23日に起きたこと

9月23日、米10年債利回りは前日の4.96%から5.11%に上がりました。CNNは2007年以来の高さだと伝えています。この日、ナスダック総合指数は1.1%下げました。最高値の翌日でも、金利が急に上がれば株は売られます。

それでも最高値を更新した3つの理由

理由1 利上げは事前に予想されていた

ニューズウィーク日本版は、市場では事前に利上げ期待が強まっていたと書いています(2026年9月19日)。そのため「サプライズとは言えなかった」という評価です。予想されていた出来事は、発表の前に株価へ反映されやすくなります。

理由2 AI関連企業の利益が大きく伸びている

割引率が上がっても、将来の利益そのものが大きく増えれば、株価は支えられます。9月21日はメタ株が1日で11%上がり、指数を押し上げました(日本経済新聞)。AI関連の決算でも、伸びの大きさが目立ちます。

会社 発表日 内容
マイクロン 2026年9月30日 9月3日までの四半期の売上高は542.3億ドル。前年同期の約4.8倍
マイクロン 2026年9月30日 次の四半期の売上高見通しは615億ドル前後
マイクロソフト 2026年7月29日 4〜6月期の売上高は900億ドル。前年同期比18%増

理由3 原油価格の下落

日本経済新聞は、9月21日の最高値の背景に「原油安とAI期待」があったと伝えました。原油が下がるとインフレの心配が和らぎ、金利の上昇圧力も弱まります。ただし9月23日には原油が再び上がり、金利も上がりました(CNN)。

情シス・会社員にとって何が変わるのか

株価の話は、IT予算とも無関係ではありません。金利と株価の動きは、次のような形で使う側に届きます。

動き 使う側に来る影響 確かめること
AI投資の拡大 メモリやGPUの奪い合いで、PCやサーバーが値上がり 見積の有効期限と次回の価格改定日
大手IT企業の好業績 値上げをしても顧客が離れにくい立場になる 契約更新月と値上げの通知時期
日銀の利上げと為替の変動 海外製品やクラウドの円建て価格が動く 予算の為替前提(1ドル何円で組んだか)
米金利の高止まり 新しいITベンダーの資金調達が難しくなる 利用中ベンダーの決算と資金繰り

金利の上昇は、ベンダーの側にも効きます。赤字のまま成長を目指すソフトウェア企業は、借入や増資でお金を集めにくくなります。その結果、値上げや機能の絞り込み、事業の売却を選ぶ会社が出てくることがあります。取引先の決算に目を通す習慣は、こうした変化に早く気づく助けになります。

実際にVAIOは、法人向けPCの出荷価格を10月1日から上げると発表しました。理由として、生成AIの普及によるメモリ需要の拡大を挙げています(2026年9月17日発表)。マイクロソフトも、4〜6月期の設備投資410億ドルには部品価格の上昇の影響が含まれると説明しています。

見方は分かれる 楽観と慎重の両方を並べる

今後について、どちらの見方にも根拠があります。片方だけを見ないように並べておきます。

楽観的な見方の根拠 慎重な見方の根拠
マイクロンは次の四半期も売上高の増加を見込む(615億ドル前後) 米10年債利回りは10月2日に5.28%で、1月2日の4.19%から約1.1ポイント上昇
FRBの見通しでは2028年末3.9%、2029年末3.6%と、その先は金利が下がる道筋 FRBは2026年末までにもう1回の利上げを見込み、9月の決定は全員一致
日銀は利上げ後も「緩和的な金融環境は維持される」としている 7月にはメモリ株が急落し、キオクシアは1か月で7割弱下げた(日本経済新聞)
FRBの声明は「設備投資は堅調」と書いている FRBは地政学の動き、日銀は中東情勢を不確実さの要因に挙げている。原油価格しだいで金利が動く

ナスダックは少数の大型IT株の影響が大きい指数です。最高値の更新は、一部の銘柄の上昇に支えられている面もあります。

今日からできること

使う側の立場で、今週のうちにできることをまとめます。

  1. FRBの会合(10月27〜28日)と日銀の会合(10月29〜30日)を、予算見直しの予定と並べて書き込む
  2. PC・サーバー・クラウドの見積で、有効期限と次の価格改定日を確認する
  3. 来期予算の為替前提と、値上げを見込む幅を決めておく
  4. 主要ベンダーの次の決算発表日を確認し、値上げや提供条件の変化に備える
  5. 株式を持っている人は、ナスダックやIT株の比率がどれくらいかを確かめ、金利が動いたときの値動きの大きさを知っておく

株価は金利と利益の綱引きで動きます。どちらか一方だけで先行きを決めつけず、両方の数字を見るのが基本です。この記事は売買を勧めるものではありません。投資の判断はご自身で行ってください。

よくある質問

Q利上げなのに株価が最高値になるのは矛盾していませんか?

A利上げは事前に予想されており、発表の時点で株価にある程度反映されていました。そのうえで、AI関連企業の利益の伸びが大きく、金利の重しを上回りました。ただし米10年債利回りが急上昇した9月23日にはナスダックは1.1%下げており、金利の影響が消えたわけではありません。

Q日銀の利上げは情シスの仕事に関係ありますか?

A為替や借入金利を通じて関係します。日銀は声明で、AI関連需要による半導体価格の上昇や円安が、耐久財の値上がりにつながるとみています。PCやサーバー、海外クラウドの予算を組むときの前提として押さえておくと役に立ちます。

Q次に注目する日程はいつですか?

AFRBの次の会合は10月27〜28日、日銀の金融政策決定会合は10月29〜30日です(2026年10月3日時点)。FRBの9月の見通しでは、2026年末の政策金利の中央値は4.1%で、年内にもう1回の利上げを示しています。

出典・参考

この記事は、まだ監修者のチェックを受けていません。

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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