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国内セキュリティ企業を有価証券報告書で図解 売上・営業利益率・研究開発費で見る

トレンドマイクロ、デジタルアーツ、FFRIセキュリティなど国内セキュリティ上場9社の最新の有価証券報告書から、売上・営業利益率・研究開発費の割合・従業員数を図解と表にまとめました。式と読み方の注意、情シスが有報で見る場所を紹介します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆
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国内セキュリティ企業を有価証券報告書で図解 売上・営業利益率・研究開発費で見る

この記事のまとめ

  • 国内セキュリティ上場9社の最新の有報では、9社とも営業利益が黒字で、売上の最大はトレンドマイクロの2,760億円でした
  • 営業利益率はデジタルアーツの44.2%からGMOグローバルサイン・ホールディングスの7.1%まで、研究開発費の割合は6.8%から0.0%まで開きます
  • 9社とも連結・日本基準ですが、決算期は会社ごとに違います。1年分の数字だけでは、体力や開発への投資は言い切れません
こんな方に#30代#40代#50代実務

情シスのミカタの株式に関する情報は、情報の提供を目的としたもので、特定の銘柄の売買を勧めるものではありません。株価や数値は記事の日付時点のもので、表示が遅れることがあります。投資の判断はご自身でお願いします。

使っているセキュリティ製品の会社は、どれくらいの規模で、本業でもうけが出ていて、開発にどれくらい投資しているのか。更新や乗り換えの稟議の前に、数字で確かめたい場面があります。国内のセキュリティ上場9社の売上・営業利益率・研究開発費の割合を、最新の有価証券報告書(有報)から図解と表にまとめました。

9社の売上・営業利益率・研究開発費の割合を一覧で見る

数字のもとは、各社が金融庁のEDINET(有報などを無料で読める開示サイト)に出した最新の有報です。2026年10月8日に確かめました。9社とも連結の数字で、会計基準は日本基準です。次の3つの指標は編集部で計算しています。

  • 営業利益率(%) = 営業利益 ÷ 売上高 × 100(小数1桁)
  • 研究開発費の割合(%) = 研究開発費 ÷ 売上高 × 100(小数1桁)
  • 従業員1人あたり売上 = 売上高 ÷ 従業員数(万円未満を四捨五入)

営業利益は、売上高から原価と販売・管理の費用を引いた、本業のもうけです。研究開発費は、有報の「研究開発活動」に載る当期の総額です。売上と営業利益は億円未満を四捨五入しました。割合は四捨五入前の数字から計算しているため、表の億円から計算し直すと少しずれることがあります。会社名は有報の表紙のとおりです。

国内セキュリティ上場9社の営業利益率の横棒グラフ(高い順)と、売上高・営業利益・従業員数・1人あたり売上の表。デジタルアーツ44.2%、FFRIセキュリティ31.4%、アイキューブドシステムズ26.4%、サイバーセキュリティクラウド21.7%、トレンドマイクロ20.9%、網屋17.7%、オプティム16.8%、ソリトンシステムズ14.4%、GMOグローバルサイン・ホールディングス7.1%。売上高はトレンドマイクロ2,760億円、GMOグローバルサイン・ホールディングス207億円、ソリトンシステムズ198億円、オプティム117億円、デジタルアーツ108億円、網屋59億円、サイバーセキュリティクラウド51億円、アイキューブドシステムズ44億円、FFRIセキュリティ43億円。9社とも連結・日本基準
国内セキュリティ上場9社の営業利益率と、売上・営業利益・従業員数作成: 編集部 / もとの資料: 各社の有価証券報告書(EDINET・金融庁)
会社 主な製品 決算期 会計基準 売上(億円) 営業利益(億円) 営業利益率 研究開発費の割合 従業員数 有報
トレンドマイクロ 「Trend Vision One」(エンタープライズ向けのAIセキュリティプラットフォーム) 2025年12月期 日本基準 2,760 578 20.9% 2.4% 6,717 有報
GMOグローバルサイン・ホールディングス 電子契約「電子印鑑GMOサイン」、電子証明書 2025年12月期 日本基準 207 15 7.1% 0.6% 962 有報
ソリトンシステムズ 「NetAttest」「SmartOn」「OneGate」 2025年12月期 日本基準 198 28 14.4% 5.8% 655 有報
オプティム スマートフォン・PCの管理「Optimal Biz」 2026年3月期 日本基準 117 20 16.8% 6.8% 417 有報
デジタルアーツ Webセキュリティ「i-FILTER」、メールセキュリティ「m-FILTER」、ファイル暗号化「FinalCode」 2026年3月期 日本基準 108 48 44.2% 0.0% 279 有報
網屋 ログ管理「ALogシリーズ」、ネットワーク「Network All Cloud」 2025年12月期 日本基準 59 11 17.7% 3.3% 252 有報
サイバーセキュリティクラウド Webアプリの防御「WafCharm」「攻撃遮断くん」 2025年12月期 日本基準 51 11 21.7% 2.5% 164 有報
アイキューブドシステムズ 端末管理「CLOMO」 2026年6月期 日本基準 44 12 26.4% 0.4% 221 有報
FFRIセキュリティ エンドポイント対策「FFRI yarai」 2026年3月期 日本基準 43 14 31.4% 2.3% 236 有報

主な製品は、各社の公式サイトで確かめました(2026年10月8日)。「有報」のリンクから、EDINETの書類のページを開けます。

数字を比べる前に知っておく4つの注意

この表は、同じ条件で測った成績表ではありません。比べる前に、次の4つを押さえてください。

注意 中身
決算期が会社ごとに違う 2025年12月期が5社、2026年3月期が3社、2026年6月期が1社。同じ1年間を比べてはいない
連結の数字を使っている 9社とも子会社を含むグループ全体の数字。たとえばGMOグローバルサイン・ホールディングスは、連結の従業員数が962人です
事業の幅が違う トレンドマイクロはグローバルに展開する総合のセキュリティ会社、ほかの会社は特定の分野の製品が中心。売上の大きさは体力の目安のひとつにすぎない
1年分しかない 載せたのは最新の1期分だけ。成長や安定は、数年分を並べないと言い切れない

営業利益率から分かること

9社とも、最新の1期分では営業利益が黒字でした。営業利益率は、デジタルアーツの44.2%から、GMOグローバルサイン・ホールディングスの7.1%まで幅があります。20%以上が5社、10%以上20%未満が3社、10%未満が1社でした。

売上高が最も大きいトレンドマイクロは、営業利益が578億円、営業利益率は20.9%です。従業員は連結で6,717人です。デジタルアーツは売上108億円で営業利益が48億円と、利益の割合が高くなっています。

従業員1人あたり売上は、最大がトレンドマイクロの4,109万円、最小がFFRIセキュリティの1,843万円です。人を増やしてから売上が伸びる会社は、この値が小さく出ます。1年分では、よい悪いは決められません。

研究開発費の割合から分かること

セキュリティは、攻撃の手口が変わるたびに製品を直す必要があります。使う側の情シスにとって、開発への投資は気になる点です。有報の研究開発費で見ると、割合は9社で大きく違いました。

国内セキュリティ上場9社の研究開発費の割合(研究開発費÷売上高×100)の横棒グラフ(大きい順)。オプティム6.8%、ソリトンシステムズ5.8%、網屋3.3%、サイバーセキュリティクラウド2.5%、トレンドマイクロ2.4%、FFRIセキュリティ2.3%、GMOグローバルサイン・ホールディングス0.6%、アイキューブドシステムズ0.4%、デジタルアーツ0.0%(研究開発費の総額は2百万円)。5%以上は2社、1%以上5%未満は4社、1%未満は3社
国内セキュリティ上場9社の研究開発費の割合(売上高に対する%)作成: 編集部 / もとの資料: 各社の有価証券報告書(EDINET・金融庁)
会社 従業員1人あたり売上(万円) 研究開発費の割合
トレンドマイクロ 4,109 2.4%
デジタルアーツ 3,884 0.0%
サイバーセキュリティクラウド 3,100 2.5%
ソリトンシステムズ 3,017 5.8%
オプティム 2,813 6.8%
網屋 2,356 3.3%
GMOグローバルサイン・ホールディングス 2,149 0.6%
アイキューブドシステムズ 2,009 0.4%
FFRIセキュリティ 1,843 2.3%

割合が最も大きいのはオプティムの6.8%、次がソリトンシステムズの5.8%です。5%以上は、この2社でした。1%未満は、GMOグローバルサイン・ホールディングス、アイキューブドシステムズ、デジタルアーツの3社です。

デジタルアーツの有報には、当連結会計年度の研究開発費の総額は2百万円と書かれています。前の期は17百万円でした。この数字だけで、開発に力を入れていないとは言えません。開発にかかった費用をどの項目に入れるかは、会社ごとに違います。有報の「研究開発活動」と、連結財務諸表の注記を合わせて読みます。

契約先の体力と開発への投資を、有報で見る5つの場所

セキュリティ製品は、止まると業務に響き、乗り換えにも手間がかかります。契約先の様子は、数年分の数字と契約の条件をあわせて確かめます。有報では、次の5か所を見ます。

セキュリティ製品の会社を有価証券報告書で見る5つの場所。1 主要な経営指標等の推移(第1 企業の概況)、2 研究開発活動(第2 事業の状況)、3 事業等のリスク(第2 事業の状況)、4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(第2 事業の状況)、5 研究開発費の注記(第5 経理の状況)。開き方はEDINETの書類簡易検索に社名か証券コードを入れ、有価証券報告書を選ぶ
情シスが有価証券報告書で見る5つの場所作成: 編集部 / もとの資料: 各社の有価証券報告書(EDINET・金融庁)
見る場所 有報の中の位置 分かること
主要な経営指標等の推移 第1 企業の概況 5期分の売上高、経常利益、純利益、現金の期末残高、従業員数
研究開発活動 第2 事業の状況 当期の研究開発費の総額と、何を開発しているか
事業等のリスク 第2 事業の状況 会社自身が挙げている心配の種
経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 第2 事業の状況 売上高や利益が動いた理由と、資金の状況
研究開発費の注記 第5 経理の状況 一般管理費に含まれる研究開発費の総額

最初に開くのは「主要な経営指標等の推移」です。5期分が1つの表に並ぶので、利益が続いて出ているか、現金の期末残高が減り続けていないかが分かります。この記事の表が1年分しかないという弱点も、ここで補えます。

値上げやサービス終了の決まりは、有報ではなく利用規約と契約書で確かめます。くわしい読み方は 使っているSaaSが撤退したら?決算短信と有報で「続くか」を読む方法 にまとめています。同じ作りで国内のSaaS上場18社を見た 国内SaaS上場18社を有価証券報告書で図解 売上・営業利益・従業員数で見る会社の体力 もあります。

今日からできること

  1. 自社で使っているセキュリティ製品を3つ選び、請求書か管理画面で契約先の正式な社名を確かめる
  2. EDINETの書類簡易検索に社名か証券コードを入れ、最新の有価証券報告書を開く
  3. 「主要な経営指標等の推移」で、5期分の売上高と利益、現金の期末残高を見る
  4. 「研究開発活動」を読み、研究開発費の総額と、前の期からの増減を書き出す
  5. 利用規約で、サービス終了の通知期間と、データの取り出し方を確かめる

この記事の数字は、各社の最新の有報の1期分です。次の有報が出たら、同じ場所の数字を並べて流れを見てください。この記事は売買を勧めるものではありません。投資の判断はご自身で行ってください。

よくある質問

Q研究開発費の割合が小さい会社は、開発に力を入れていないのですか?

Aそうとは限りません。有報に載る研究開発費は、損益に出した額の総額です。開発費をどの項目に入れるかは会社ごとに違います。有報の「研究開発活動」と注記を読み、数年分を並べて確かめてください。

Q売上が小さい会社のセキュリティ製品は、使い続けて大丈夫ですか?

A売上の大きさだけでは決まりません。この記事の9社は、最新の1期分ではすべて営業利益が黒字でした。ただし1期分です。5期分の推移、現金の期末残高、利用規約のサービス終了時の条件をあわせて確かめます。

Q営業利益率が高い会社のほうが、安心できますか?

A営業利益率は、その1年の本業のもうけの割合です。製品の品質やサポートの良さを表す数字ではありません。順位をつける目的ではなく、有報のどこを読むかを決める入口として使ってください。

出典・参考

この記事は、まだ監修者のチェックを受けていません。

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情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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