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EntraのSMS・音声認証、2027年2月に終了 パスキーへ移すか外部の電話事業者に

MicrosoftはEntra IDで、自前で送るSMSと音声の認証を2027年2月1日から順に終えます。SMSか音声しか使えない利用者は、その後のサインインでパスキーの登録を求められ、登録するまで先に進めません。続けるには、10月30日から選べる外部の電話事業者を使います。日程と、情シスの準備を整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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EntraのSMS・音声認証、2027年2月に終了 パスキーへ移すか外部の電話事業者に

この記事のまとめ

  • Microsoftは、Entra IDが自前で送るSMSと音声の認証を、2027年2月1日に終えます。全体管理者(グローバル管理者)と社外の利用者は、2027年7月1日です。2026年9月1日からは、SMSや音声を使う利用者に、パスキーの登録がすでに促されています。
  • 終了のあと、多要素認証の手段がSMSか音声だけの利用者は、サインインの途中でパスキーの登録を求められ、登録するまで先に進めません。この動きを会社で止める設定はありません。
  • SMSや音声を続けたい場合は、2026年10月30日から、Microsoft Security Storeで外部の電話事業者(最初はSopranoとTelesign)を選んで使えます。契約と費用は会社が事業者と直接結びます。
こんな方に#30代#40代#50代#60代実務

Microsoftは、Entra ID(旧Azure AD)が自前で送るSMSと音声の認証を、2027年2月1日から順に終えます。代わりに、フィッシングに強いパスキーを標準の手段にする方針です。多要素認証をSMSや電話に頼っている会社では、そのままにすると、社員がサインインの途中で止められます。続けたい場合は、2026年10月30日から選べる外部の電話事業者を使う必要があります。

日程

Microsoft Learnの表。2026年9月1日、SMSや音声を使う利用者に、多要素認証のサインインでパスキーの登録を促す。2027年2月1日、全体管理者と外部の利用者を除き、Microsoftが送るSMSと音声の認証を終える(社内のゲストは2月1日の対象)。2月1日の後、手段がSMSか音声だけの利用者は、サインインの途中でパスキーの登録が必要で、登録するまで先に進めず、止める設定は無い。2027年7月1日、全体管理者と外部の利用者も終わり、その後は同じくパスキーの登録まで先に進めない。それぞれに、フィッシングに強い手段へ移すか、電話の事業者を選ぶよう書かれている
Microsoft Learnの日程の表(英語)。2027年2月1日と7月1日にSMS・音声が終わる出典: Microsoft Learn「Passkeys by default and retirement of Microsoft-provided SMS and voice authentication」(引用)
日付 起きること
2026年9月1日(始まっている) SMSや音声を使う利用者は、多要素認証のサインインのときに、パスキーの登録を促される
2026年10月30日 外部の電話事業者を選ぶ仕組み(Choose Your Own Telephony、CYOT)を設定できるようになる
2027年2月1日 Microsoftが送るSMSと音声の認証が終わる(全体管理者と社外の利用者を除く。社内のゲストは含む)
2027年2月1日の後 手段がSMSか音声だけの利用者は、サインインの途中でパスキーの登録を求められ、登録するまで先に進めない。会社で止める設定は無い
2027年7月1日 全体管理者と社外の利用者も終わる。その後は同じく、パスキーの登録まで先に進めない

Microsoftは、AIを広く使う時代に、だまし取れる認証から、フィッシングに強い認証に移す必要があるとしています。SMSと音声は、もう安全な認証の手段とは位置づけず、Entra IDが自前では出さなくなります。すでにパスキー、Windows Hello for Business、そのほかのフィッシングに強い手段でサインインしている利用者は、そのまま使えます。

SMSや音声を続けるなら、外部の電話事業者

Microsoftは10月21日、外部の電話事業者を使ってSMSと音声の認証を続ける仕組み「Choose Your Own Telephony(CYOT)」を、10月30日から使えるようにすると告知しました。

Azureの更新情報「Announcing: Choose Your Own Telephony (CYOT) for Microsoft Entra」。2026年10月30日から、Microsoft Entra IDで、対応する外部の電話事業者を使ってSMSと音声の認証を続けられるようにすること、事業者はMicrosoft Security Storeで選び、契約は会社が事業者と直接結ぶこと。Microsoftは、SMSや音声よりパスキーなどフィッシングに強い認証を勧め、電話の認証は業務・規制・技術の理由がある利用者に限るよう求めていること。Microsoftが送るSMSと音声の認証は2027年2月1日から終わり始めること、が書かれている
Azureの更新情報(10月21日)。10月30日から外部の電話事業者を選べる(英語)出典: Microsoft「Announcing: Choose Your Own Telephony (CYOT) for Microsoft Entra」(Azureの更新情報)(引用)
  • 事業者は、Microsoft Security Storeで選ぶ。最初はSopranoとTelesign(利用者ごと・送信ごとなどの料金)で、一般提供までに増える予定
  • 事業者との契約は、会社が直接結ぶ。地域の対応、契約、Entra IDへの設定、見張りは会社の責任
  • Entra IDは、これまでどおり認証の方針を守らせ、サインインの流れをまとめる
  • 費用は、事業者の料金と、Azureの仕組みの料金がかかる(Microsoftは見積もりの道具を公開している)

Microsoftは、電話の認証は、業務・規制・技術の理由がはっきりある人にだけ使い、それ以外はパスキーに移すよう勧めています。

影響する会社・しない会社

  • 影響する: Microsoft 365やEntra IDの多要素認証で、SMSのコードや音声の電話を使っている社員がいる会社です。手段がSMSか音声だけの人は、2027年2月1日の後にサインインで止められます。
  • 影響する: 社外の取引先をゲストとして招き、SMSで多要素認証をさせている会社です。社外の利用者は2027年7月1日、社内のゲストは2月1日です。
  • 影響する: スマートフォンを持たない社員や、工場・店舗の共用の端末など、SMSや電話に頼ってきた人がいる会社です。パスキーのセキュリティキーなど、別の手段を用意する必要があります。
  • 影響しない(少ない): すでに全員がMicrosoft Authenticatorの通知やパスキー、Windows Hello for Business、FIDO2のセキュリティキーを使い、SMSと音声を手段から外している会社です。

情シスが今日やること

  1. SMSと音声を使っている人を数える。 Microsoftは、SMSや音声が有効な利用者を見つけるPowerShellの台本を公開しています(グローバル閲覧者、認証ポリシー管理者、セキュリティ閲覧者のどれかが必要)。手段がSMSか音声だけの人を、部署・社外のゲスト・全体管理者に分けて一覧にします。
  2. 全体管理者を先に移す。 全体管理者の期限は7月1日ですが、乗っ取られたときの被害が最も大きいため、先にパスキーやFIDO2のセキュリティキーに移します(当社の見立て)。
  3. パスキーへの移し方を決める。 社員のスマートフォンに保存する同期のパスキー、端末に結びつくパスキー、セキュリティキーのどれを使うかを決め、配る手順と、なくしたときの再登録の手順を用意します。
  4. 社員に知らせる。 2026年9月からすでに、サインインのときにパスキーの登録が促されています。「パスキーの登録の画面は本物か」という問い合わせに備え、正しい画面の見分け方と、パスキーを装うフィッシングへの注意を、あわせて知らせます(「パスキーを更新して」はわな ヘルプデスクを装いTeamsやSMSで誘導)。
  5. 電話の認証を残す人を決める。 どうしてもSMSや音声が要る人(規制や端末の事情など)がいる場合は、10月30日からの外部の電話事業者を検討します。調達・個人情報・規制の確認と、費用の見積もりを、2027年2月より前に済ませます。
  6. 社外のゲストの扱いを決める。 取引先のゲストに、どの手段で多要素認証をさせるかを決め、2027年7月までに相手に知らせます。社内のゲストは2月1日なので、取り違えに注意します。

よくある質問

Q社員の多要素認証がSMSだけです。何が起きますか。

A2027年2月1日の後、SMSか音声しか多要素認証の手段が無い利用者は、サインインの途中でパスキーの登録を求められます。登録するまでサインインを続けられず、会社の設定で止めることもできません。それまでに、パスキーやWindows Hello for Business、FIDO2のセキュリティキー、Microsoft Authenticatorなどに移しておく必要があります。

Q社外のゲストはいつですか。

A社外の利用者(外部ユーザー)と全体管理者は、2027年7月1日です。ただし、社内のゲスト(Internal guest)は7月1日の組に入らず、2月1日に終わります。

Q外部の電話事業者を使えば、今までどおりSMSを使えますか。

A2026年10月30日から、Microsoft Security Storeで対応する事業者を選び、SMSや音声の認証を続けられます。最初はSopranoとTelesignで、一般提供までに増える予定です。事業者の選定、地域の対応、契約、設定、見張りは会社の責任になり、費用も事業者とAzureの分がかかります。Microsoftは、電話の認証は、業務・規制・技術の理由で必要な人に限るよう勧めています。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月22日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

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