本文へ移動
情シスのミカタ
ニュース約4分で読めます

LAN DISK Zのリモートデスクトップに多要素認証 Windows NASの守りを見直す

アイ・オー・データ機器は2026年10月21日、Windows Server IoT搭載のNAS「LAN DISK Z」シリーズが、リモートデスクトップでのログインの多要素認証と、本体のボタンを押さないと接続できない「ワンタッチセキュア」に対応したと発表しました。対象の機種と、社内のNASで確かめることを整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
文字
LAN DISK Zのリモートデスクトップに多要素認証 Windows NASの守りを見直す

この記事のまとめ

  • アイ・オー・データ機器は2026年10月21日、Windows Server IoTを載せたNAS「LAN DISK Z」シリーズが、リモートデスクトップでのログインを守る2つの機能に対応したと発表しました。対象は、Windows Server IoT 2025と2022を載せた機種だけです。
  • 1つは多要素認証で、ユーザー名とパスワードに加え、認証アプリ(Google Authenticator、Microsoft Authenticator、WinAuth)のワンタイムのコードを求めます。もう1つのワンタッチセキュアは、本体の前のボタンを押さないとリモートデスクトップで接続できなくする機能です。
  • 警察庁は、ランサムウェアの侵入の経路の8割以上が、VPNやリモートデスクトップの機器だとしています。社内のLAN DISK Zを、リモートデスクトップで外から操作できる状態にしていないかを確かめ、使うなら新しい機能を有効にします。
こんな方に#30代#40代#50代#60代実務

アイ・オー・データ機器は2026年10月21日、Windowsを載せた法人向けのNAS「LAN DISK Z」シリーズが、リモートデスクトップでのログインを守る「多要素認証」と「ワンタッチセキュア」に対応したと発表しました。LAN DISK Zは、中身がWindows Server IoTのため、リモートデスクトップで管理できます。その入口を、パスワードだけで開けられない形にする機能です。社内のファイルサーバーにLAN DISK Zを使っている会社は、外からの接続の口を見直すきっかけになります。

何が追加されたか

アイ・オー・データ機器の発表。Windows OS搭載NASのLAN DISK Zシリーズが、リモートデスクトップ接続時のセキュリティを強める多要素認証とワンタッチセキュアに対応したこと。多要素認証はユーザー名・パスワードに加えて認証アプリのワンタイムの認証コードを求める機能で、ワンタッチセキュアはNAS本体前面のボタンを押すことでリモートデスクトップ接続を許可する機能であること。なりすましなどによる不正なリモートログインのリスクを減らすこと。本機能はWindows Server IoT 2025とWindows Server IoT 2022搭載モデルのみ対応、と書かれている
アイ・オー・データ機器の10月21日の発表。Windows Server IoT 2025・2022の機種だけが対象出典: アイ・オー・データ機器「Windows NAS「LAN DISK Zシリーズ」が「多要素認証」「ワンタッチセキュア」に対応!」(引用)
機能 中身
多要素認証 リモートデスクトップでのログインのときに、ユーザー名・パスワードに加え、認証アプリが出すワンタイムのコードの入力を必須にする。両方で認証できなければログインできない
対応する認証アプリ Google Authenticator(Android・iOS)、Microsoft Authenticator(Android・iOS)、WinAuth(Windows)
ワンタッチセキュア リモートデスクトップでのログインの前に、本体の前のボタンを押す必要がある。ボタンを押さなければ接続が許されない
対象 Windows Server IoT 2025とWindows Server IoT 2022を載せたLAN DISK Zの機種だけ
アイ・オー・データ機器の発表の説明。リモートデスクトップ接続のログイン時に、ユーザー名・パスワードに加えて、認証アプリから出るワンタイムの認証コードの入力を必須にすること。対応する認証アプリはGoogle Authenticator(Android・iOS)、Microsoft Authenticator(Android・iOS)、WinAuth(Windows)。図で、1 リモートデスクトップ接続時のユーザー名・パスワードによる認証、2 ワンタイムパスワードによる認証、両方で認証できない場合はログインブロック、と示す。下に、ワンタッチセキュア機能は、リモートデスクトップ接続でのログインの前に本体前面のボタンを押す必要があり、押さなければ接続が許可されない、と書かれている
多要素認証の流れとワンタッチセキュアの説明(アイ・オー・データ機器)出典: アイ・オー・データ機器「Windows NAS「LAN DISK Zシリーズ」が「多要素認証」「ワンタッチセキュア」に対応!」(引用)

ワンタッチセキュアは、本体に近づける人でなければ、リモートデスクトップで入れない仕組みです。アイ・オー・データ機器は、2025年2〜3月にLinuxを載せたLAN DISKの管理画面向けに、同じ名前の2つの機能をファームウェアの更新で出していました。今回は、Windowsを載せたLAN DISK Zのリモートデスクトップに広げた形です。

発表には、機能を入れる手順(更新の配り方)、初期の設定で有効かどうか、共有フォルダーへの接続にも効くかどうかは書かれていません。

リモートデスクトップは、ランサムウェアの入口

警察庁は、2025年上半期のサイバー空間の情勢の資料で、ランサムウェアの被害の侵入の経路は、VPNやリモートデスクトップの機器が全体の8割以上を占めるとしています。原因には、その機器のIDやパスワードがとても簡単だったことや、不要なアカウントが管理されずに残っていたことを挙げています。

NASは、会社の大事なファイルがまとまっている場所です。リモートデスクトップの口がインターネットに出たまま、簡単なパスワードで守られていると、そこから入られて、ファイルごと暗号化されるおそれがあります。多要素認証は、パスワードを当てられたり盗まれたりしても、それだけでは入れなくする守りです(当社の見立て)。

VPNと既知の脆弱性からの侵入については、FBIなどがSafePayランサムウェアに注意喚起 VPNと既知の脆弱性が入口でも取り上げています。

影響する会社・しない会社

  • 影響する: LAN DISK Zシリーズ(Windows Server IoT 2025・2022を載せた機種)を、社内のファイルサーバーとして使っている会社です。リモートデスクトップで管理しているなら、新しい機能を使えます。
  • 影響する: 保守の会社が、リモートデスクトップでLAN DISK Zを外から保守している会社です。多要素認証やワンタッチセキュアを有効にすると、保守のときの手順が変わります。
  • 影響しない: Windows Server IoT 2022より前のOSを載せた古いLAN DISK Zは、今回の対象外です。また、Linuxを載せたLAN DISKは、2025年に管理画面向けの同じ機能が出ています。

情シスが今日やること

  1. LAN DISK Zの型番とOSを確かめる。 社内のNASを一覧にし、LAN DISK Zなら、Windows Server IoT 2025か2022かを確かめます。古いOSの機種は今回の機能が使えないため、置き換えの時期も見ます。
  2. リモートデスクトップの口がどこから開いているかを見る。 ルーターやファイアウォールで、NASのリモートデスクトップ(既定は3389番)をインターネットに出していないかを確かめます。出しているなら、まず閉じ、外から管理するときはVPNの中からだけにします(当社の見立て)。
  3. 多要素認証を有効にする段取りを決める。 アイ・オー・データ機器のサポートの情報で手順を確かめ、管理者のアカウントから多要素認証を有効にします。認証アプリを入れる端末と、なくしたときの戻し方を先に決めます。
  4. ワンタッチセキュアを使うか決める。 本体のボタンを押せる人が近くにいる会社では、ふだんはリモートデスクトップを閉じておけるため、強い守りになります。保守の会社に頼んでいる場合は、ボタンを押す役を誰がするかを、保守の会社と決めます。
  5. アカウントを棚卸しする。 警察庁が原因に挙げた「不要なアカウント」をなくすため、NASに残っている使っていない管理者や、テスト用のアカウントを消し、簡単なパスワードを替えます。

NASの調達の予算の話は、アイ・オー・データ機器、149型番を価格改定へ NASの調達予算を確認で取り上げています。

よくある質問

Q古いLAN DISK Zでも使えますか。

A発表では、Windows Server IoT 2025とWindows Server IoT 2022を載せた機種だけが対象です。それより前のWindows Storage Serverなどを載せた機種は対象外です。手元の機種のOSは、型番の製品ページか本体の情報で確かめます。

Q共有フォルダーへの接続も守られますか。

A発表に書かれているのは、リモートデスクトップでのログインのときの機能です。社員がファイルを開く共有フォルダーへの接続にも効くとは書かれていません。共有フォルダーの権限やパスワードの管理は、これまでどおり必要です(当社の見立て)。

Qどうやって使えるようにしますか。

A2026年10月22日時点の発表には、機能を入れる手順(更新の配り方や、初期の設定で有効かどうか)は書かれていません。アイ・オー・データ機器のサポートの情報で、型番ごとの手順を確かめます。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月22日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

役に立ったら、いいねと共有をお願いします