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Zoomで「人間バッジ」 World ID for Zoomを入れる前に会社が決めること

Tools for Humanityは2026年10月18日、Zoomの会議の参加者が人間かを確かめて「Human Badge」を出すWorld ID for Zoomを、Zoomの法人の利用者向けに世界で提供し始めたと発表しました。仕組み、虹彩の認証、アプリの権限と、情シスが導入の前に決めることを整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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Zoomで「人間バッジ」 World ID for Zoomを入れる前に会社が決めること

この記事のまとめ

  • Tools for Humanityは10月18日、Zoomの会議で参加者が人間かを確かめるWorld ID for Zoomを、Zoomの法人の利用者向けに世界で提供し始めました。
  • 専用の機械Orbで一度だけ認証し、会議の中でスマホのセルフィーと照らすと、参加者の画面に「Human Badge」が出ます。
  • 社員に虹彩の撮影を求めることになります。アプリの許可、任意か必須か、どの会議で使うかを、導入の前に決めます。
こんな方に#30代#40代#50代#60代管理職・経営

Zoomの会議で、相手が本当に人間かを確かめる仕組みが、法人の利用者向けに提供され始めました。Tools for Humanity(World)は2026年10月18日、World ID for ZoomをZoom App Marketplaceで、Zoomの法人の利用者に世界で提供すると発表しました。認証に成功した参加者の画面には「Human Badge」が出ます。便利な一方で、社員に虹彩の撮影を求める仕組みでもあるため、入れる前に会社として決めることがあります。

何が始まったのか

World ID for Zoomは、Zoomの会議の参加者が、ディープフェイク(AIで作った偽の映像や音声)ではなく実在の人間かを確かめるためのアプリです。Tools for Humanityは、今年の早い時期に先行して公開していたものを、Zoomの法人の利用者向けに世界で提供し始めたとしています。

Worldのブログの記事『World ID for Zoom: Proof of Human technology for trusted video communications』(2026年10月18日)の冒頭。題の下に、ノートパソコンでZoomの会議の画面を見ている人を後ろから写した写真がある
Tools for Humanity(World)が10月18日に出した発表のページ出典: World(Tools for Humanity)「World ID for Zoom: Proof of Human technology for trusted video communications」(引用)

Zoom App Marketplaceの掲載では、提供元はTools for Humanity Corporationです。使える場所は会議(Meetings)で、Zoomのデスクトップの版7.0.5以降が要るとされています。

発表は、最初のデザインパートナーとして、Bain Capital、OpenExchange、Outtake、Pantera Capital、VanEck Fundsの名前を挙げています。向いている業種として、銀行・金融、テクノロジー、専門サービス、医療、政府・公共、学術を挙げています。

バッジが出るまでの3つの段階

段階 中身
1. 人間であることの証明を受け取る 専用の機械「Orb」で、一度だけ認証を受ける。Orbは職場に置くこともでき、自宅に届けてもらうことも、各地の設置場所で受けることもできる
2. Zoomのアカウントとつなぐ スマホのWorld IDアプリに入った証明を、Zoomのアカウントと一度だけつなぐ
3. 会議の中で示す 求められたらスマホの通知を押し、アプリでセルフィーを撮る。認証に成功すると、Zoomの参加者の画面にHuman Badgeが出て、参加者全員に見える

照らし合わせるのは、Orbで撮った基準の画像、スマホで撮ったセルフィー、Zoomで映っている映像の、3つの顔の画像です。3つが一致したときだけバッジが出ます。Tools for Humanityは、映像を見てディープフェイクらしさを予測する仕組みとは違うと説明しています。分析するのは映像だけで、音声や文字起こしは扱わないとしています。

会社や会議の主催者は、バッジが有効な時間を決められます。会議の途中で、参加者に証明を求めることもできます。会議に入る前に証明させる待合室は、近く使えるようにするとしています。

会社が気にすべき3つのこと

社員に虹彩の撮影を求める

Worldのヘルプによると、Orbは顔と目の画像で人間かを確かめたうえで、虹彩から作るコード(虹彩コード)で、同じ人が二重に登録していないかを確かめます。日本の個人情報保護法では、虹彩の表面の模様を電子計算機で使うために変えた符号は、「個人識別符号」として個人情報にあたります(個人情報保護委員会のガイドライン)。

Tools for Humanityは、World ID for ZoomはZoomと生体情報を共有せず、Orbで取った生体情報がスマホの外に送られることはないとしています。それでも、会社が導入を決めれば、社員にこの認証を受けるよう求めることになります。任意にするか、必須にするか、同意をどう取るかを、法務や人事と決めておきます。

アプリに渡す権限を確かめる

Zoom App Marketplaceの掲載では、このアプリは会議の映像を読む権限(meeting:read:meeting_video)などを求めます。掲載の権限の欄には、プロフィールや会議の内容(音声・映像・メッセージなど)に関わる項目が並んでいます。

Zoomの管理者は、Marketplaceのアプリを利用者が入れる前に、管理者の事前の許可を要る設定にできます。どの利用者やグループに許すかも選べます。複数の利用者がいるアカウントでは、事前の許可の設定がはじめから有効になっています(まだMarketplaceを使ったことが無い場合)。

バッジは、相手の手続きの代わりにはならない

バッジは、その参加者が実在の人間で、Orbで認証した人と同じだと示すものです。会議の相手の会社や役職が正しいか、話している依頼が正しいかまでは示しません。送金や契約の承認などは、これまでどおり、別の経路での確認を組み合わせます。

影響する会社・しない会社

  • 影響する: Zoomで、送金の承認、役員の会議、取引先との契約など、なりすましが大きな被害につながる会議をしている会社です。導入を検討する価値があります。
  • 影響する: 社員が自分でMarketplaceのアプリを入れられる設定のZoomのアカウントを持つ会社です。このアプリを、知らないうちに入れられることがあります。
  • 影響する: 生体情報の扱いの社内規程を持つ会社、または持っていない会社です。虹彩の認証を社員に求めるかどうかを決める必要があります。
  • 影響しない: Zoomを使っていない会社です。この仕組みはZoomの会議の中だけで動きます。

情シスが今日やること

  1. Zoomのアプリの事前の許可の設定を確かめます。 Zoomの管理者の画面で、Marketplaceのアプリに管理者の事前の許可が要る設定になっているかを見ます。なっていなければ、有効にするかを決めます。
  2. 導入するかを、使う会議から決めます。 送金の承認や役員の会議など、なりすましの被害が大きい場面を挙げ、そこで本当に要るかを、経理や役員と話します。
  3. 入れるなら、法務・人事と同意の取り方を決めます。 虹彩の認証を任意にするか、断った社員の扱い、社内への説明を、文書にします。
  4. アプリの権限と規約を読みます。 Marketplaceの掲載の権限の欄、Tools for Humanityのプライバシーポリシーと利用規約を読み、自社の情報の扱いの決まりと合うかを確かめます。
  5. バッジに頼りすぎない手順を残します。 送金や契約の承認は、電話の折り返しなど別の経路での確認を、バッジとは別に必ず行う決まりにします。

2026年10月20日時点の内容です。

よくある質問

QZoomの標準の機能ですか?

AZoomの機能ではなく、Tools for Humanityが提供するZoom App Marketplaceのアプリ「World ID」です。Zoomのデスクトップの版7.0.5以降の会議で使えるとされています。

Q社員の生体情報は、会社やZoomに渡りますか?

ATools for Humanityは、World ID for ZoomはZoomと生体情報を共有せず、顔の認証は利用者のスマホの上で動き、Orbで取った生体情報がスマホの外に送られることはないとしています。アプリに渡るのは、認証の結果(はい・いいえ)だけだとしています。

Qディープフェイクを見抜く仕組みですか?

A映像を分析してディープフェイクらしさを当てる仕組みではありません。Orbで撮った基準の画像、スマホのセルフィー、Zoomの映像の3つの顔の画像が一致したときにだけ、バッジが出る仕組みだと説明しています。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月20日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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