週末をはさんだ10月16日〜19日に、国の機関が出した情報から、情シスに関係する6件をまとめます。目立つのは、IPAの情報セキュリティ白書2026の書籍の発売と、金融庁がまとめた金融機関のネットバンキングの認証の調査です。
機関ごとのまとめ
IPA(情報処理推進機構)
情報セキュリティ白書2026(10月19日): 印刷の書籍版を10月19日に発売しました。208ページで、価格は2,200円(税込み)です。全章のPDF版はIPAのサイトで読めます。AIの悪用で手口が高度になったランサム攻撃や標的型攻撃、サプライチェーンを通じた被害などを、国内外の動向と政策の章に分けて取り上げています。
令和8年度前期試験の申込受付における障害の解消について(10月19日): 10月8日に知らせた、前期試験の申込の受付の障害と、それで起きた支払いと試験会場の座席の予約の不具合への対応を、すべて終えたとしています。社員の受験を会社で申し込んでいる場合は、申込と支払いが正しく済んでいるかを確かめます。
金融庁
預貯金の不正送金問題等に対する対応状況(令和8年3月末)(10月16日): 預金を扱う金融機関への調べ(2026年3月末時点・速報)です。法人向けのネットバンキングを出している1,023機関のうち、可変パスワード(使い捨てのパスワード)を導入しているのは1,008機関(98.5%)でした。種類はパスワード生成機が923機関(90.2%)、乱数表が189機関(18.5%)、電子メールが34機関(3.3%)、SMSが3機関(0.3%)です(複数回答)。

デジタル庁
カード代替電磁的記録(属性証明機能)(10月19日): スマホに入れたマイナンバーカードの機能で、氏名や住所などの属性を相手に送って証明する仕組みです。10月19日に、大臣認定を取得した送信用プログラムの一覧を更新しました。お客様や社員の本人確認に使いたい会社向けに、読み取る端末(iPhone・Android・窓口の端末)ごとの手続きが案内されています。
JPCERT/CC・IPA(JVN)
ヤマハ製VOCALOID6 Editorの脆弱性(10月19日): VOCALOID6 Editorの6.13.2以前に、外部の実体の参照を十分に制限しない脆弱性(CVE-2026-104679)があります。細工したプロジェクトのファイルを読み込むと、意図しない通信が起き、端末の情報を取られたり、サービスを止められたりする恐れがあります。CVSS v3.1は7.1です。6.13.3へ更新します。
総務省
総務省とFCCの情報交換枠組みの設置について(10月19日): 総務省は10月16日、米国の連邦通信委員会(FCC)との覚書を更新しました。これまでのブロードバンドや周波数(5Gなど)、放送の政策に加え、経済安全保障に関わる事項を含む情報通信の情報交換の枠組みを新しく加えています。







