Red Hat Enterprise Linux(RHEL)の複数の部品に脆弱性が見つかり、修正が公開されています。社内の認証基盤になるディレクトリサーバー(389-ds-base)や、ファイアウォール(firewalld)、OS移行ツール(leapp)などが対象です。RHELを使う情シスは、パッチ適用の棚卸しを確認しましょう。
OSの土台として広く使われているRed Hat Enterprise Linux(RHEL)。そのRHELに含まれる複数の部品で脆弱性が見つかり、Red Hatが修正を公開しています。ドイツのCERT-Bundも、関連する注意喚起を更新しました。1件ずつは地味でも、社内の認証や防御に関わる部品が含まれており、まとめて確認しておきたい内容です。
Red Hatは、SASLという認証のやり取りを通じて**メモリ破壊(ヒープバッファオーバーフロー)**につながる脆弱性(CVE-2026-11610・CVE-2026-11774)を「重要(Important)」として修正しました(RHSA-2026:36198ほか、2026年7月)。認証基盤に関わるため、優先度は高めです。なお、同じディレクトリ機能を使うFreeIPA(IdM)についても別途脆弱性が公表されています。詳しくはRed HatのFreeIPAに複数の脆弱性 4.13.4で修正をご覧ください。