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RHELのCockpitに欠陥 仮想マシンのパスワードが他の利用者に見える

Red Hatは2026年10月21日、サーバーの管理画面Cockpitで仮想マシンを扱う部品cockpit-machinesの欠陥3件を直す更新を出しました。仮想マシンを作るときに入れたパスワードなどが、同じサーバーにログインできる人から見える恐れがあります。RHEL 9と10が対象です。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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RHELのCockpitに欠陥 仮想マシンのパスワードが他の利用者に見える

この記事のまとめ

  • Red Hatは10月21日、RHEL 9とRHEL 10のcockpit-machinesの更新(RHSA-2026:86970、RHSA-2026:86971)を出しました。深刻度は中程度(Moderate)です。
  • Cockpitの画面で仮想マシンを作るとき、rootと利用者のパスワードや、Red Hatのオフライントークンを、プロセスの一覧から読める形で渡していました(CVE-2026-92768など3件、CVSS 3.1で5.0〜5.5)。
  • 同じサーバーにログインできる人が読めます。直った版は348.1-1です。AlmaLinuxとOracle Linuxも22日に更新を出しました。
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Red Hatは2026年10月21日、サーバーの管理画面「Cockpit」で仮想マシンを扱う部品「cockpit-machines」の更新を出しました。仮想マシンを作るときに入れたパスワードなどを、プロセスの一覧から読める形で渡していた欠陥3件を直します。同じサーバーにログインできる人なら、psコマンドなどで読めます。

対象はRHEL 9とRHEL 10です。深刻度は中程度(Moderate)です。

Red Hatの告知で分かったこと

Red Hatのページ『RHSA-2026:86970 - Security Advisory』。発行と更新は2026-10-21。概要はModerate: cockpit-machines security update。RHEL 9向けのcockpit-machinesの更新で、深刻度はModerate。説明には、libvirtの仮想マシンを管理するCockpitの部品とあり、直した欠陥として、コマンドの引数による機密の情報の露出(CVE-2026-92768)、プロセスの一覧のJSONの引数による仮想マシンの認証情報の露出(CVE-2026-92747)、プロセスの引数によるRHSMのオフライントークンの露出(CVE-2026-92745)の3件が並ぶ
Red Hatの告知。cockpit-machinesの3件の欠陥を直す更新で、深刻度はModerate出典: Red Hat「RHSA-2026:86970 - Security Advisory」(引用)
CVE 見えてしまうもの 深刻度(CVSS 3.1)
CVE-2026-92768 仮想マシンのrootと利用者のパスワード(平文)。パスワードを変換するコマンドに、引数でそのまま渡していた 5.5
CVE-2026-92747 rootと利用者のパスワードを含む設定(JSON)。インストールの処理(install_machine.py)に引数で渡していた。開発元の修正の説明では、ハッシュにしたパスワード 5.0
CVE-2026-92745 Red Hatのサブスクリプション管理(RHSM)のオフライントークン。確かめる処理の補助のスクリプトに引数で渡していた 5.0

CVEの説明では、CVE-2026-92747で見えるのは、インストールの処理が動いているあいだだけです。サーバーがプロセスの見え方をどう制限しているかにも左右されます。オフライントークンは、Red Hatからアクセストークンを受け取るのに使えます。

直った版は、RHEL 9向けが348.1-1.el9_8、RHEL 10向けが348.1-1.el10_2です。今回の更新はcockpit-machinesだけで、Cockpit本体(cockpit)のパッケージは含みません。

開発元は9月に直していた

開発元のCockpit Projectは、9月22日に348.1と355.1、9月23日に357を出し、3件を直しました。パスワードやトークンを、コマンドの引数でなく、標準入力で渡す形に変えています。オフライントークンの修正は、RHELのイメージを扱う部分(rhel-images)にあります。

互換のOSでは、AlmaLinuxが10月22日にAlmaLinux 10向けの更新(ALSA-2026:86971)を出しました。Oracle Linuxも同じ日にELSA-2026-86970を出しています。ドイツのBSI(CERT-Bund)も22日に告知し、23日にOracle Linuxの更新を加えました。

影響する会社・しない会社

  • 影響する: RHEL 9・10や互換のOSで、Cockpitの「仮想マシン」の画面(cockpit-machines)を使って仮想マシンを作っている会社です。
  • 影響する: その母体のサーバーに、管理者のほかにもログインできる人や、外向けのサービスのアカウントがある会社です。そうしたアカウントが乗っ取られたときも、読まれる恐れがあります(当社の見立て)。
  • 影響する: Cockpitの画面にRed Hatのオフライントークンを入れて、RHELのイメージを使っている会社です。
  • 影響しない(告知の範囲では): cockpit-machinesを入れていないサーバーです。Cockpitで仮想マシンを扱っていなければ、今回の3件には当たりません。

情シスが今日やること

  1. 入っているかを確かめます。 rpm -q cockpit-machines で、入っているかと版を見ます。RHEL 9は348.1-1.el9_8、RHEL 10は348.1-1.el10_2より古ければ当たります。
  2. 更新します。 dnf update cockpit-machines で上げます。開いているCockpitの画面は、読み込み直してから使います(当社の見立て)。
  3. パスワードを変えます。 母体のサーバーにほかの人がログインできる場合、Cockpitで作った仮想マシンのrootと利用者のパスワードを変えます(当社の見立て)。
  4. トークンを切り替えます。 Cockpitにオフライントークンを入れたことがあり、母体のサーバーにほかの人がログインできるなら、Red Hatのサイトで新しいトークンを作り、切り替えることを考えます(当社の見立て)。
  5. プロセスの見え方を確かめます。 CVEの説明は、プロセスの引数が制限されていないサーバーで見えるとしています。/procの「hidepid」の設定で、ほかの利用者のプロセスを見えなくできます。ただし、ほかのソフトの動きに影響することがあるので、試してから入れます(当社の見立て)。

よくある質問

Q外から攻撃される欠陥ですか。

Aいいえ。CVEの説明では、攻撃者はそのサーバーにログインできる人(ローカルの攻撃者)です。CVSSの評価でも、攻撃の経路はローカルで、低い権限が要るとされています。

Qどの操作のときに見えますか。

ACVEの説明では、仮想マシンを作るときや、インストールするときです。CVE-2026-92747は、インストールの処理が動いているあいだに限られ、サーバーのプロセスの見え方の設定にも左右されると書かれています。オフライントークンは、トークンを確かめる処理のときに渡されていました。

QRHEL互換のOSはどうですか。

AAlmaLinuxは10月22日にAlmaLinux 10向けの更新(ALSA-2026:86971)を出しました。Oracle Linuxも22日にELSA-2026-86970を出しています。ほかの互換のOSは、それぞれの告知を確かめます。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月23日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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