カゴヤ・ジャパンは2026年10月23日、KAGOYA MAILのメール認証機能を強化すると発表しました。メール認証に使うDKIM署名鍵の2048bit対応と、転送前の認証結果を受信側に伝えるARC対応を順次進めます。対応時期はプランによって異なり、既存の署名鍵を切り替える場合は利用者側の作業が必要です。
DKIMの鍵を切り替える場合はDNS変更が必要
DKIM署名鍵は、従来の1024bitに加えて2048bitに対応します。同社は、2048bitへの対応により、社内で定める鍵長のセキュリティ基準に対応できるとしています。
ただし、既存の1024bit鍵がそのまま2048bit鍵に置き換わるわけではありません。切り替えには、新しいドメインキーの作成と、ドメインの設定情報を管理するDNSの設定変更が必要です。社内基準への対応を目的に切り替える会社は、サービス側の対応状況と、自社側の設定作業を分けて確認する必要があります。
一方、ARCは転送前のメール認証結果を受信側へ伝える仕組みです。同社は、転送メールが受信側で適切に評価されることを期待しています。ARC対応に伴う利用者側の設定は不要です。ただし、今回の対応によって全メールの到達が保証されるわけではありません。
シルバーはDKIM対応済み、ほかの対象プランは延期
KAGOYA MAIL シルバーのDKIM 2048bit対応日は2026年10月7日です。シルバーを利用している会社は、サービス側の対応日だけでなく、自社の鍵を切り替えたかどうかを確認することが重要です。
シルバー以外では、KAGOYA MAIL ブロンズ、セキュアベーシック、メールプラン エンタープライズ R2s、メールプラン 専用 R2sが対象です。ただし、両R2sプランは一部サーバーを除きます。
これらのプランのDKIM対応は、2026年10月26日から延期され、開始時期は未定となっています。2026年10月26日に使える前提で、鍵の切り替えを確定しないようにしてください。
ARCの提供予定は、シルバーが1月上旬、それ以外の対象プランが1月中旬と案内されています。対象年は発表には書かれていません。社内の作業予定には、年を確認してから反映するのがよいでしょう。
影響する会社・しない会社
- 影響する: KAGOYA MAIL シルバーを利用し、1024bit鍵から2048bit鍵へ切り替える会社です。新規ドメインキーの作成とDNS設定変更を担当する人を決める必要があります。
- 影響する: ブロンズ、セキュアベーシック、対象サーバー上の両R2sプランを利用し、DKIM 2048bit対応を待っている会社です。開始時期が未定のため、移行予定の見直しが必要です。
- 影響しない: 両R2sプランのうち、今回の対象から除かれる一部サーバーを利用する会社です。ただし、対象外サーバーの具体的な識別方法は発表には書かれていません。契約プラン名だけでは判断せず、利用サーバーを確認してください。