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地方の会社はIT外注先をどう探す?依頼と会社の所在地を当社調べで比較

IT業界の売上の66.1%は東京の事業所に集まっています。当社が公開の発注依頼とIT・Webの会社の所在地を集計すると、依頼の55%は東京以外から出ていました。地域ごとの依頼と会社の数、予算の差、地方の会社の特徴と、外注先の探し方をまとめます。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆
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地方の会社はIT外注先をどう探す?依頼と会社の所在地を当社調べで比較

この記事のまとめ

  • IT・Webの発注依頼の54.9%は東京以外から出ている一方、会社は52.5%が東京にありました(当社調べ)
  • 東京以外の依頼は予算の上限が低めで、システム開発の中央は東京300万円、東京以外150万円でした
  • 近くの会社と遠くの会社を仕事の種類で使い分け、公的な相談窓口や補助金の検索も使います
こんな方に#30代#40代#50代#60代実務

地方の会社で、システムやホームページを頼める会社が近くに見つからない。そんなとき、どこから探せばよいのでしょうか。当社は、公開されている発注の依頼と、IT・Webの会社の所在地を集計し、地域ごとの差を調べました。

IT業界は東京に集まっている

まず公的な統計です。令和3年経済センサス‐活動調査によると、情報通信業の売上(2020年)のうち66.1%は、東京都の事業所のものでした。東京都がまとめた概況では、産業の大きな分類の中で、全国に占める東京の割合が最も高いのが情報通信業です。

東京都総務局の資料の表「東京都の全事業所の産業大分類別売上(収入)金額及び対全国比」。産業ごとに東京都の売上金額と、全国に占める割合の横棒が並ぶ。情報通信業は売上48,241,907百万円で、全国の66.1%と最も高い。卸売業,小売業は32.7%、学術研究,専門・技術サービス業は52.3%
東京都の経済センサスの資料。産業ごとの売上に東京都が占める割合の表出典: 東京都総務局「令和3年経済センサス‐活動調査報告 産業横断的集計 東京都概況」(引用)

当社が把握しているIT・Webの会社でも、同じ傾向が見えます。所在地が分かる8,126社のうち、東京都の会社は52.5%でした。神奈川・埼玉・千葉・愛知・大阪・京都・兵庫・福岡の8府県が30.5%で、残りの38道県は合わせて17.0%です。

依頼は東京以外からが半分以上

一方で、発注の依頼は東京以外からも多く出ています。2026年10月時点で公開されている、IT・Webの分野の発注の依頼18,296件(地域が分かるもの)を数えました。

地域 依頼の数 依頼の割合 会社の数 会社の割合 1社あたりの依頼
東京都 8,244件 45.1% 4,263社 52.5% 1.9件
大都市圏の8府県 6,298件 34.4% 2,482社 30.5% 2.5件
その他の38道県 3,754件 20.5% 1,381社 17.0% 2.7件

東京以外からの依頼は54.9%です。「1社あたりの依頼」は、依頼の数を同じ地域の会社の数で割ったものです。東京以外では、会社1社に対して依頼が多めでした。

地方ごとにまとめると、差がもう少しはっきりします。1社あたりの依頼が最も多いのは九州・沖縄の3.2件で、1都3県は2.0件でした。

地方 依頼の数 会社の数 1社あたりの依頼
北海道・東北 789件 316社 2.5件
1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉) 10,466件 5,121社 2.0件
関東のほかの4県(茨城・栃木・群馬・山梨) 497件 187社 2.7件
北陸・甲信越 478件 190社 2.5件
東海 1,316件 558社 2.4件
近畿 2,835件 1,098社 2.6件
中国 444件 166社 2.7件
四国 203件 95社 2.1件
九州・沖縄 1,268件 395社 3.2件

都道府県で見ると、1社に5件を超える県も

依頼の多い都道府県を並べると、次のとおりです。東京に次いで、大阪・神奈川・愛知・福岡が続きました。

都道府県 依頼の数 会社の数 1社あたりの依頼
東京都 8,244件 4,263社 1.9件
大阪府 1,790件 703社 2.5件
神奈川県 1,075件 443社 2.4件
愛知県 836件 369社 2.3件
福岡県 632件 235社 2.7件
埼玉県 623件 215社 2.9件
千葉県 524件 200社 2.6件
兵庫県 458件 157社 2.9件
京都府 360件 160社 2.3件
北海道 347件 153社 2.3件

会社の数が少ない県の中には、1社あたりの依頼が5件を超える県もありました。沖縄県は依頼188件に対して会社32社で5.9件、長崎県は依頼76件に対して15社で5.1件です。会社が数十社以下の県では、数字が大きく振れる点に気をつけてください。

地方の依頼は、デザインが多く集客が少ない

依頼の中身も、地域で違いました。その他の38道県では、デザイン・印刷物の依頼が34.7%を占め、東京の19.0%を大きく上回ります。反対に、集客・SNSの依頼は東京の22.5%に対して10.0%でした。

分野 東京の依頼に占める割合 その他の38道県の依頼に占める割合
業務アプリ・システム 27.1% 24.8%
デザイン・印刷物 19.0% 34.7%
集客・SNS 22.5% 10.0%
動画・写真 13.4% 13.1%
ホームページ・ネットショップ 13.5% 12.8%

業務システムの依頼は、東京でもそれ以外でも4件に1件ほどです。システムを外に頼みたい会社は、地域を問わず一定の割合でいることが分かります。

東京以外の依頼は、予算の上限が低め

依頼では、予算を「〇万円まで」から選べます。上限を選んだ依頼で、東京とそれ以外を比べました。ホームページは同じ50万円でしたが、ほかの分野では東京以外の方が低めです。

分野 東京の上限の中央 東京以外の上限の中央
業務アプリ・システム 300万円(904件) 150万円(1,002件)
ホームページ・ネットショップ 50万円(538件) 50万円(637件)
集客・SNS 50万円(381件) 15万円(336件)
動画・写真 30万円(581件) 15万円(677件)
デザイン・印刷物 15万円(526件) 7万円(897件)

かっこの中は、上限を選んだ依頼の数です。金額は依頼する側が選んだ上限で、実際の契約額ではありません。

依頼の目的に「直接会って話をしたい」を選んだのは、東京で4.2%、東京以外で4.3%でした。対面を条件にする依頼は、地域を問わず少数です。

地方のIT企業は電話とLINE、地元に絞った会社が多い

会社の公開情報を、所在地で3つに分けて比べました。その他の38道県の会社は、電話番号やLINEを載せる割合が高く、対応する地域を地元に絞って書く会社が42.5%ありました。

項目 東京 大都市圏の8府県 その他の38道県
調べた会社 2,420社 978社 500社
電話番号を載せる 55.2% 65.8% 69.0%
LINE公式アカウント 3.1% 6.5% 6.6%
オンライン商談の案内 9.6% 13.6% 7.2%
料金を載せる 20.2% 26.6% 22.8%
料金の最低額の中央 10万円 5万円 約4万円
対応地域を地元に絞って書く 9.4% 26.6% 42.5%
AIをサービスにしている 37.1% 28.2% 23.2%

料金の最低額は、1回払いの料金を載せていた会社(東京443社、8府県245社、38道県104社)の中央です。「対応地域を地元に絞って書く」は、対応する地域として都道府県や地方の名前だけを書き、全国やオンラインに触れていない会社の割合です。この行とAIの行は、2,405社・973社・499社を分母にしています。

地方の会社が外注先を探す手順

仕事の種類によって、近くの会社が向くものと、遠くの会社でもよいものがあります。まずは頼みたい仕事を、次の表で分けてみてください。

仕事の種類 近くの会社が向く 遠くの会社でもよい
社内のネットワーク・パソコン・複合機 駆けつけが要るので向く 遠隔の保守と組み合わせるなら可
ホームページ・ネットショップ 店や現場の撮影があれば向く オンラインで進めやすい
業務システムの開発 現場の業務を見てもらうなら向く 打ち合わせをオンラインにできれば可
クラウドの道具の導入 社員への説明会があれば向く 設定と研修を遠隔で受けられる
AIを使った仕組み 候補が少ない地域もある 実績のある会社を広く探す

公的な窓口を使う

国が47都道府県に置いている「よろず支援拠点」は、中小企業・小規模事業者の経営相談に無料で応じる窓口です。相談に応じて、地域の支援機関や専門家とつないでくれます。中小機構の「IT経営サポートセンター」では、ITの活用や導入について、オンラインで気軽に相談できます。

デジタル化・AI導入補助金の公式サイトには、「ITツール・IT導入支援事業者検索」があります。補助金の対象として登録された会社と道具を、対応を希望する都道府県から探せます。補助金を使う予定がなくても、地元で対応する会社を探す手がかりになります。

補助金の中身はデジタル化・AI導入補助金の記事にまとめています。

経済産業省とIPAは、地域ごとのデジタル化の取り組みを「地域DX推進ラボ」として選び、活動を支えています。選ばれた地域は、IPAのページから案内されている経済産業省のページで確かめられます。

近くと遠くを組み合わせた例

たとえば、社員50人の地方の製造業が、受注の管理をシステムにしたいとします。開発は、業務システムの実績が多い大都市圏の会社にオンラインで頼みます。社内のパソコンやネットワークの設定、使い方の説明会は、県内の会社に頼む形です。

この形では、2つの会社の間で話が抜け落ちやすくなります。どちらに何を聞けばよいかを表にして、社内と両社で同じものを持っておくと、トラブルのときに迷いません。情シスが窓口を1つにまとめ、両社への連絡は必ず情シスを通す決まりにしておくと、話の行き違いを防げます。

遠くの会社に頼むときに決めること

  1. 打ち合わせの方法(オンラインの道具、回数、対面にする場面)
  2. 交通費や出張費の扱い(見積もりに入っているか)
  3. 障害のときの対応(遠隔でどこまで直せるか、駆けつけは誰か)
  4. 作った後の保守の窓口と、連絡がつく時間
  5. 近くの会社と分担するなら、その境目と連絡の流れ

今日からできること

  1. 頼みたい仕事を、近くが向くか遠くでもよいかで分ける
  2. 地元のよろず支援拠点に、外注先の探し方を相談する
  3. IT導入支援事業者の検索で、自分の県に対応する会社を探す
  4. 遠くの会社には、交通費と障害時の対応を見積もりで確かめる
  5. 予算は地域の相場だけで決めず、内容に合った幅で伝える

予算の決め方はIT外注の予算の記事にまとめています。候補の会社のサイトの見方はIT企業のサイトの見方の記事をご覧ください。数字は、経済センサスの部分を除いて当社調べ(2026年10月)です。

よくある質問

Q地方の会社が東京のIT企業に頼むと、割高になりますか?

A当社調べでは、東京の会社がサイトに載せる料金の最低額の中央は10万円、その他の38道県の会社は約4万円でした。ただし仕事の中身が同じとは限らないので、同じ依頼文で両方から見積もりを取って比べるのが確かです。打ち合わせの交通費をどちらが持つかも、見積もりの段階で確かめます。

Q打ち合わせは、直接会わないと難しいですか?

A当社調べでは、依頼の目的に「直接会って話をしたい」を選んだのは、東京で4.2%、東京以外で4.3%でした。多くの依頼は、まず見積もりや問い合わせから始まっています。開発やホームページの制作は、オンラインの打ち合わせで進めることもできます。現地での作業が要る仕事だけ、近くの会社に頼む方法もあります。

Q無料で相談できる公的な窓口はありますか?

A国が47都道府県に置いている「よろず支援拠点」は、中小企業・小規模事業者の経営相談に無料で応じています。中小機構の「IT経営サポートセンター」では、ITの導入についてオンラインで相談できます。

出典・参考

この記事は、まだ監修者のチェックを受けていません。

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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