株式会社アイ・オー・データ機器は2026年10月14日、計149型番の商品価格を改定すると発表しました。実施日は2026年11月2日で、法人向けHDDやNAS、関連オプションなどが対象です。購入を予定している会社は、対象の型番と改定率を確認し、見積もりと調達予算を点検する必要があります。
法人向けNASは89型番、改定率はモデルで異なる
NASは、ネットワーク経由でファイルを保存・共有する機器です。今回の改定では、法人・企業向けNASのWindows OSモデルが31型番、Linux OSモデルが58型番の対象となります。改定率は、Windows OSモデルが3.3%~32.5%、Linux OSモデルが6.7%~42.9%です。
ほかの対象商品と改定率は次のとおりです。
- 法人向けHDD:11型番、4.8%~42.7%
- HDDオプション:1型番、57.1%
- アプライアンスサーバー:1型番、7.2%
- 個人・家庭向けNAS:12型番、5.8%~41.4%
- NASオプション:35型番、12.5%~46.9%
HDDはデータを保存するハードディスクです。アプライアンスサーバーは、特定の用途向けに構成されたサーバーを指します。
同じ商品区分でも改定率に幅があります。「法人向けNASだから一律に同じ率」として予算を計算せず、購入予定の型番ごとに確認することが重要です。本体とオプションを組み合わせた購入では、それぞれを確認対象にしてください。
公表価格は税別のメーカー希望小売価格
同社は改定の理由として、半導体部品や原材料、輸送・燃料費などの上昇を挙げています。
発表ページに記載されている価格は、メーカー希望小売価格です。消費税は含まれていません。社内の予算や購入先の見積もりと比較するときは、税込み・税別の条件をそろえて確認してください。
メーカー希望小売価格の改定率を、そのまま自社の見積金額の増加率として扱わないことも大切です。発注済み案件や取得済みの見積もりにどの価格が適用されるかは、今回の事実一覧には示されていません。購入先に適用条件を確認し、その回答を基に予算を見直してください。
影響する会社・しない会社
- 影響する: 対象となる法人向けHDDや法人・企業向けNASの購入を予定している会社です。2026年11月2日の改定を踏まえ、型番と見積もりの確認が必要です。
- 影響する: 対象となるHDDオプションやNASオプションを購入予定の会社です。本体だけでなく、オプションも今回の確認対象になります。
- 影響しない: 今回の149型番に含まれない商品だけを購入予定の会社は、この価格改定の対象外です。ただし、商品区分だけで判断せず、発表ページで型番を照合してください。
会社の規模による適用条件は発表には書かれていません。法人向け商品だけの改定ではなく、個人・家庭向けNASにも対象があります。社内で購入する商品の名称だけでなく、型番を確認することが判断の出発点です。
情シスが今日やること
- 社内の購買申請画面や調達台帳で、購入予定商品の型番、数量、発注予定日、見積金額を確認します。申請に型番がない場合は、申請者か購入先に確認してください。
- 公式の「商品価格改定のお知らせ」を開き、購入予定の型番を対象商品と照合します。対象なら、本体・オプション別に改定率と税別のメーカー希望小売価格を記録します。
- 対象商品を扱う購入先へ、取得済みの見積もりが有効か、2026年11月2日の改定後にどの価格が適用されるかを問い合わせます。発注済みの案件も、適用条件を確認してください。
- 購入先の回答を購買担当と予算承認者に共有します。2026年11月2日より前に確認結果を整理し、予算変更が必要かを判断してください。発注前には、最終見積もりと承認済み金額をもう一度照合します。