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国の情報ダイジェスト 10月31日 源内の利用調査・国際電話の詐欺対策ほか5件

ガバメントAI 源内の調査は満足度71.7%を示しますが、母数は週1回以上使う人で、回答者の52.2%は週1回未満でした。国際電話の詐欺対策や緊急対策パッケージなど7件の急ぎ度も示します。

公開 情シスの相棒編集部AIにより執筆編集部が確認:
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国の情報ダイジェスト 10月31日 源内の利用調査・国際電話の詐欺対策ほか5件

この記事のまとめ

  • 源内の満足度71.7%は週1回以上使う人の数字で、回答者の52.2%は週1回未満でした。
  • 国際電話の詐欺対策を総務省が11月2日から議論します。休止の申し込みは今もでき、止めるかは会社が番号ごとに決めます。
  • 政府の緊急対策パッケージは、10月26日の時点で来週中を目途とされました。
こんな方に#30代#40代#50代#60代実務

週に1回も使っていない職員が、回答者の52.2%。デジタル庁が10月30日に公表したガバメントAI「源内」の調査で、利用頻度の表を足し合わせると、こう読めます。満足度の71.7%と週約1.83時間の短縮は、資料も「利用者の」と断っているとおり、残りの47.8%の人に聞いた数字です。

社内のAIの効果を経営に報告する情シスには、そのまま使える読み方でしょう。この調査を含む7件を、急ぎ度とあわせて見ていきます。

デジタル庁

ガバメントAI源内の利用状況アンケート(10月30日公表)

8月21日から9月18日に、源内を使う各府省庁の職員に聞いた調査で、回答は6,439人でした。満足度と業務時間の質問の母数はどちらも3,078人で、頻度の質問で週1回以上と答えた人にあたります。資料の頻度別の集計も、この3つの層で分けています。

利用の頻度 人数 割合
ほぼ毎日 669人 10.4%
週3〜4回 711人 11.0%
週1〜2回 1,698人 26.4%
ほとんど利用していない 1,687人 26.2%
登録したが全く利用していない 325人 5.0%
利用登録をしていない 1,349人 21.0%

デジタル庁のページは「ほとんど、または全く利用していない」31.2%を挙げています。ここに未登録の21.0%を足すと52.2%です。デジタル庁も、未登録や低頻度の職員への研修を今後の取り組みに挙げました。

ガバメントAI 源内の調査で、回答者6,439人の利用頻度を帯で示した図。週1回以上が47.8%、週1回未満が52.2%。下段に、週1回以上使う3,078人の業務時間の変化を棒で並べ、3時間以上削減の約2割(596人)が削減時間の約6割を占めること、回答者全体に割ると週50分強になることを、編集部の試算として示している。
源内の調査の利用頻度と、週1回以上使う人の業務時間の変化作成: 編集部 / 出典: 作成: 情シスの相棒編集部 / 出典: デジタル庁

週約1.83時間は、本人の実感を区間で聞いて、デジタル庁が推計した値です。週1回以上使う人の54.4%が週1時間以上の短縮を実感していて、真ん中の人は「1〜3時間削減」の区間に入ります。

ただ、頻度で差があります。週1時間以上の短縮を実感した人は、ほぼ毎日使う人で70%、週3〜4回で62%、週1〜2回で45%。資料の前提で計算し直すと、削減時間の合計の約6割を、3時間以上削減と答えた約2割の人(596人)が支えていました。

週1回未満の人を0時間として回答者に割ると、週50分強になります。「ほとんど利用していない」人の短縮も0と置いた低めの試算です。回答は実証の対象18万人の約3.6%にあたるので、52.2%も週50分強も、職員全体の値ではありません。

源内の効果が小さいと言いたいわけではありません。言えるのは、使っている人の平均に利用率を掛けないと、全社に広げたときの見込みは高く出るということです。社内で同じ調査をするなら、分母を対象者全員にした数字と回答率を添え、頻度ごとの差も見せておくと、あとで説明がつきます。

もう1つ気になるのは、使わない理由です。

3,361人の複数回答で、最多は「使い方がわからない」1,166人、次が「源内以外の他のAIサービスを常時利用している」994人でした。層で分けると違いがはっきりします。未登録の人は「使い方がわからない」が多い一方、登録したのに使っていない人やほとんど使っていない人では、「他のAI」がいちばん多いのです。他のAIが組織で認められたものか、個人で使うものかは、資料から読み取れません。

だから、社内のAIの利用率が低くても、社員がAIを使っていないとは限りません。社内の調査で「会社が認めたAI」と「個人で使うAI」を分けて聞くと、シャドーAIの手がかりになります。

デジタル庁のページは、「AIを使えない、使おうとしない職員の業務が、AIを使える職員に回されて仕事が増える」という自由記述も紹介しました。社内の調査なら、負担が誰に移ったかを問う設問を足す価値があります。2回目は令和9年1月ごろの予定で、10月20日以降のAIエージェントの環境の導入でどう変わるかを検証します。

国会答弁作成支援AIアプリのプロトタイプ(10月30日)

デジタル庁は、約18万人の政府職員を対象に、国会答弁案の作成を支援するアプリの試験提供を始めました。今回の臨時国会で試し、令和9年1月からの通常国会で本格的に提供する予定です。

情シスが使えるのは、発表にある運用の線引きでしょう。AIの提示内容はそのまま採用せず、職員が根拠資料と照合し、答弁の確定は職員が行うとしています。「そのまま使わない」「元の資料と照らす」「確定するのは人」の3つは、社内のAI利用規程の文面と比べる物差しになります。

総務省と首相官邸

国際電話を悪用した特殊詐欺への対策の検討(11月2日から)

藤井総務大臣は10月30日の会見で、詐欺の最初の接触手段の約6割を国際電話が占めるとして、新たな検討を始めると述べました。通信事業者の取り組みの検証や、固定向け国際電話の利用休止の周知を含め、既存の作業部会で11月2日から議論します。今の時点で、会社に新しい義務が出たわけではありません。

それでも、会社の代表電話を見直すきっかけにはなります。休止は今も国際電話不取扱受付センターで無料で申し込めます。対象は10桁の固定電話で、携帯電話と050のIP電話は対象外。法人の複数の番号は、申込書の郵送で受け付けています。

選べるのは「発信だけ」か「発信と着信」の2つで、着信だけは止められません。発着信を止めると、すべての国際電話の着信が止まります。センターも、ビジネスで着信が想定されるなら勧めていません。

ですから、代表番号を一律に止めるより、番号ごとに決めるのが無難でしょう。

  • 海外へかける番号は、止めない。
  • 海外から受けるが、かけない番号は、発信だけ止める(詐欺の着信は届き続けます)。
  • どちらも無い番号は、発信と着信を止める。

この窓口で発信を止められるのはKDDI(001)とソフトバンク(0061)の分で、ほかは契約先の電話会社に申し込みます。休止までWebと電話で1週間程度、紙では数週間かかることがあります。再開は電話のあと申込書の郵送も要り、使えるまでに日数がかかることもあります。期限のある話ではないので、固定電話の契約を持つ総務と一緒に、次の棚卸しで進めれば足ります。

緊急対策パッケージ(10月26日の閣僚会議・10月30日の総務大臣会見)

首相官邸によると、10月26日のサイバーセキュリティに関する関係閣僚会議で、高市総理は緊急対策パッケージを来週中を目途に取りまとめると述べ、各大臣に検討を指示しました。10月26日から数えると、11月2日からの週にあたります。

読者に近いのは相談先と支援の話です。総理は、IPAや警察の相談対応の充実と、「サイバーセキュリティお助け隊」の体制や支援策の拡充の検討を求めました。総務大臣は30日の会見で、通信ネットワークと地方公共団体のセキュリティを重視すると述べています。各府省庁のシステムを高性能AIで調べるチェックの前倒しは、民間がすぐ動く話ではないと編集部はみています。IPAの模擬的な攻撃テストや、中小企業を含むサプライチェーンの観測網の前倒しは別の項目で、民間に関わる可能性があります。パッケージが出たら、自社が支援の対象になるかと、どこに相談できるかを見れば足ります。

AI事業者ガイドラインの更新に向けた検討(10月30日)

10月30日のAIガバナンス検討会で、事務局が更新に向けた検討の資料を出しました。資料は、第1.2版のAIエージェントとフィジカルAIの対応方針を基本的な記載にとどまるとし、リスクを踏まえた対応策を足して体系立てて整理することを目標に挙げました。「はじめに」の修文案は初版、対応方針の一覧も今回の議論のための案で、確定はこれからです。社内規程でこのガイドラインを引いている会社は、引用している版を控えておくと、更新のときに差分を追えます。

IPA

データ連携の手引き サプライチェーン共通編2.0版(10月30日)

IPAは、企業間のデータ連携の共通の要件をまとめた手引きを2.0版にしました。参照先のODS-RAMがV2になったのに合わせて、第2章の原則を7項目から6項目に組み直し、用語も見直しています。個別ガイドラインの作成者向けの文書です。1.0版を参照してきた会社は、まず冒頭の読み替えの説明を確認します。

JPCERT/CC・IPA(JVN)

CISAの制御システムの勧告6件(10月30日公開)

新規3件と更新3件で、情シスにいちばん近いのはSiemensのMendix SAML Moduleです。CISAによると、CVE-2026-89209はIdPを起点にしたSSOでSAMLのアサーションを再利用できる脆弱性で、CVSSは6.8。修正版は、Mendix 10と11向けが4.2.4以降、9向けが3.6.29以降です。

すぐ上げられないときの回避策は、IdPを起点にしたSSOを止めることです。ただ、IdPのポータルから入っている利用者が入れなくなるかもしれません。止める前に、アプリ側のURLからログインできるかを確かめておきます。

ほかはHitachi Energyの製品と、更新された三菱電機のICONICS系の製品です。工場や設備を持つ会社は、設備の担当に一覧を渡しておきます。

影響する会社と、11月2日の週に確認すること

件 対象 急ぎ度 やること
Mendix SAML Module MendixのアプリでSAMLのSSOを使う会社。IdPを起点にしたSSOが有効なら最優先 11月2日の週 モジュールの版を確認し、修正版へ上げる
制御システムの勧告 工場や設備を持つ会社 11月2日の週 設備の担当に一覧を渡す
緊急対策パッケージ すべての会社 出たら 支援の対象と相談先を確認する
国際電話の休止 固定電話を持つ会社 期限なし 発信と着信の要否を番号ごとに仕分ける
源内の調査 社内にAIを入れた会社 次の効果測定まで 分母と回答率を添え、認めたAIと個人のAIを分けて聞く
国会答弁AIの線引き AI利用規程のある会社 次の見直しまで 3つの線引きが規程にあるかを比べる
AI事業者ガイドライン 規程で引用している会社 急がない 引用している版を控える
データ連携の手引き 1.0版を参照してきた会社 急がない 読み替えの説明を確認する

急いで動くのはMendixを使う会社くらいで、ほかは週明け以降で間に合います。週末に考えておきたいのは、源内の数字のほうかもしれません。社内のAIの報告は、使っている人の満足度だけになっていませんか。

出典・参考

編集部が確認:。確認した監修者は、この下に載せています。

執筆

情シスの相棒編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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