10月24日(土)と25日(日)は週末で、確かめた範囲では、国の機関から情シスに関係する新しい発表はありませんでした。JVN、JPCERT/CC、IPA、国家サイバー統括室、警察庁、金融庁、個人情報保護委員会、デジタル庁、総務省、消費者庁の発表の一覧を見ています。経済産業省のサイトは、こちらの環境からは開けませんでした。
そこで今回は、前回までのダイジェストに載せていなかった10月21〜23日の3件をまとめます。23日の主な発表は、前日のダイジェストに載せています。
機関ごとのまとめ
警察庁
- サイバー警察局便り R8 Vol.19「情報流出に注意」: 10月23日に更新しました。さまざまな事業者や団体を狙った攻撃で情報流出が続いているとして、基本の対策の見直しを求めています。企業や団体には、ネットにつなぐ機器のソフトウェアの更新とパスワードの強さの確保を挙げ、国家サイバー統括室がまとめた各機関の注意喚起を案内しています。個人には、流出元の会社をかたる偽のメールのリンクを安易に押さない、パスワードを使い回さず多要素認証を使う、警察庁の推奨するスマホの詐欺電話の対策のアプリを入れる、の3つを挙げています。本人確認をする事業者には、犯罪収益移転防止法などにもとづく本人確認の徹底を求めています。
IPA(情報処理推進機構)
- 情報セキュリティ安心相談窓口の相談状況(2026年7〜9月): 個人からの相談は3,369件で、前の期より約12.1%減り、前の年の同じ期より約19.3%増えました。手口では「ウイルス検出の偽警告」(サポート詐欺)が1,160件(34.4%)で最も多く、「不正ログイン」395件、「フィッシング」117件が続きます。不正ログインでは、FacebookやInstagramに入られて、自分でログインできなくなった相談が多いとしています。事例では、国税庁をかたるメールを取り上げ、9月からAndroidのスマホに不正なアプリを入れさせるメールも確認しているとしています。10月1日時点で、Android向けの公式のe-Taxのアプリは提供されていません。

| 手口(IPAの分類) | 2026年4〜6月 | 2026年7〜9月 |
|---|---|---|
| ウイルス検出の偽警告 | 1,428 | 1,160 |
| 不正ログイン | 423 | 395 |
| フィッシング | 146 | 117 |
| ワンクリック請求 | 23 | 21 |
| 暗号資産で金銭を要求する迷惑メール | 30 | 19 |
| その他 | 1,782 | 1,657 |
| 合計 | 3,832 | 3,369 |
企業や組織からの相談は、別の窓口(サイバーセキュリティ相談窓口)の集計で、前日のダイジェストに載せています。
JPCERT/CC
- インシデント報告Webフォームの緊急メンテナンス: 事故(インシデント)をJPCERT/CCに報告するWebのフォームが、10月21日(水)18時から23日(金)11時まで、緊急のメンテナンスで使えませんでした。その間も、電子メールでの報告は通常どおり受け付けていました。今は通常どおり使えます。










