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RD Web Access、Chrome 158で開けなくなる XSLTの停止と3つの回避策

11月17日に配られるChrome 158でブラウザーのXSLTが止まり、リモートデスクトップサービスのRD Web Accessの画面が表示できなくなります。Edgeも159で既定でオフにします。MicrosoftがKB5130994で示した3つの回避策と、それまでに確認することを整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆編集部が確認:
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RD Web Access、Chrome 158で開けなくなる XSLTの停止と3つの回避策

この記事のまとめ

  • Chromeは11月17日の158の安定版でXSLTを止め、Edgeは12月10日の週の159で既定でオフにします。XSLTで画面を組み立てるRD Web Accessは、そのままでは表示できません。
  • MicrosoftはKB5130994で、XSLTEnabledのポリシーで戻す、HTML5のWebクライアントに移る、EdgeのIEモードで開く、の3つを挙げました。修正の時期は示していません。
  • XSLTEnabledは、ChromeもEdgeも176で使えなくなる予定です。長く使う入口は、Webクライアントに移すのが現実的です。
こんな方に#30代#40代#50代実務

11月17日。この日に配られるChrome 158で、RD Web Accessの画面は開かなくなります。RD Web Accessはブラウザーの「XSLT」という機能で画面を組み立てていて、Chromeがこの機能を158で止めるからです。

Microsoftは10月6日、この影響をサポート技術情報KB5130994で説明し、8日にはWindowsのメッセージセンターで管理者に備えを求めました。対象はWindows Server 2016〜2025のリモートデスクトップサービス(RDS)です。修正の時期は、まだ示されていません。

Microsoftのサポート技術情報KB5130994の日本語版の一部。元の発行日は2026年10月6日。現象の節に、リモートデスクトップサービス(RDS)のRD Web Accessのサイトを開くと読み込みに失敗し、Unable to display RD Web Accessというエラーが出ることがあると書かれている。ブラウザーのポリシーでXSLTのサポートが無効なとき、Microsoft EdgeかGoogle Chromeで起きる可能性があり、業界全体でブラウザーはXSLTから離れていて、この症状は解決すべき問題ではなく強化の必要な効果だとしている。原因の節には、RD Web Accessがクライアント側のXSLTで画面を組み立てるため、XSLTを無効にすると設計上正しく表示されなくなるとある
KB5130994の日本語版。表示されないのは強化の「必要な効果」と説明している出典: Microsoft「Microsoft Edge または Google Chrome で XSLT が無効になっていると、RD Web Access の読み込みに失敗する」(KB5130994)(引用)

KBは、表示されないことを不具合として扱っていません。「ここで説明する症状は、解決すべき問題ではなく、このグローバルな強化努力の必要な効果です」という説明です。つまり、待っていても元には戻らない変更なのです。

ChromeとEdgeが止める日

止まる日は、ブラウザーによって違います。

ブラウザー XSLTが止まる版 安定版の予定 一時的に戻す方法
Chrome 158 2026年11月17日 XSLTEnabledのポリシー(176で削除の予定)
Edge 159(既定でオフ) 2026年12月10日の週 XSLTEnabledのポリシー(176で止める計画)

Chrome Enterpriseのリリースノートによると、158の安定版では、オリジントライアルとエンタープライズポリシーの参加者を除くすべての利用者でXSLTが機能しなくなります。XSLTEnabledのポリシーはChrome 146から使えますが、176で削除する予定です。176の安定版は、2027年8月17日の予定。

Edgeは157でベータ版などのチャンネルのXSLTを先に切り、159の安定版で既定をオフにします。Edgeのリリースノートは、XSLTEnabledとオリジントライアルという2つの逃げ道も、Edge 176で止める計画だとしています。Edgeのほかの変更は、Edge 156の公開と157以降の変更の記事にまとめました。

図解。題は、11月17日からRD Web Accessが開けなくなる。対象はWindows Server 2016〜2025のRD Web Access、時点は2026年10月27日。XSLTが止まる日程: 10月6日にMicrosoftがKB5130994を公開し、XSLTが無効だと表示できないと説明、修正の時期は未定。11月17日にChrome 158の安定版でXSLTが止まり、XSLTEnabledを有効にした環境だけ一時的に使える。12月10日の週にEdge 159の安定版でXSLTが既定でオフになり、同じXSLTEnabledで一時的に戻せる。2027年8月17日にChrome 176の安定版でポリシーが使えなくなる予定で、Edgeも176でポリシーとオリジントライアルを止める計画。3つの回避策: 1 XSLTを戻す。XSLTEnabledを1にし、EdgeとChromeで別々に設定する。176で使えなくなり、ほかのサイトのXSLTも戻る。2 Webクライアント。/RDWeb/webclient/から入り、ブラウザーでつなぐかRDPファイルを落とす。サーバー側でWebクライアントの設定が要る。3 EdgeのIEモード。RD WebのURLをIEモードで開くページとして登録する。初回にActiveXの許可を求められ、Edgeだけで使える。まとめ: 長く使えるのはWebクライアントへの切り替えで、XSLTを戻す設定は移るまでのつなぎにとどめる。Microsoftは修正の時期を示していない
XSLTが止まる日程と、Microsoftが示した3つの回避策作成: 編集部 / 出典: Microsoft(KB5130994・Windows message center・Microsoft Edgeのリリースノート)、Chrome Enterpriseのリリースノート、Chromium Dash

回避策は3つ、長く使えるのは1つ

KB5130994の回避策は、次の3つです。

まず、XSLTEnabledのポリシーを1にして、ブラウザーのXSLTを戻す方法があります。グループポリシーのほかレジストリでも設定でき、KBはEdge用とChrome用のコマンドを載せています。

reg add "HKLM\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge" /v XSLTEnabled /t REG_DWORD /d 1 /f
reg add "HKLM\SOFTWARE\Policies\Google\Chrome" /v XSLTEnabled /t REG_DWORD /d 1 /f

設定したらブラウザーを再起動し、RD Web Accessのページが出るかを見ます。もっとも、この設定はブラウザー全体に効くうえ、176で使えなくなります。

次に、HTML5のWebクライアントに移る方法です。https://<サーバーのFQDN>/RDWeb/webclient/index.htmlにサインインすると、RDPファイルの一覧が出ます。ブラウザーの中でそのままつなぐことも、設定の画面からRDPファイルを落とすこともできます。ただし、Webクライアントはサーバー側で別に設定しておく必要があります。

最後が、EdgeのIEモードでRD Web Accessを開く方法。IEモードで開くページにRD WebのURLを登録します。初めて開くときにActiveXの許可を求められることがあり、KBは「許可」を選ぶよう案内しています。サインインしている利用者の資格情報で、シングルサインオンするためです。

3つを比べると、長く使えるのはWebクライアントでしょう。XSLTを戻す設定は176までのつなぎにすぎず、IEモードは古い仕組みに入口を預けることになります。来年の8月より前に、RD Web Accessの入口をWebクライアントへ移す計画を立てておきたいところです。

影響を受ける会社と受けない会社

  • 影響を受ける: RDSのRD Web Accessのページから、社員がリモートアプリやデスクトップを開いている会社です。ChromeかEdgeで開いていれば、11月17日から順に表示できなくなります。
  • すでに影響を受けている: ブラウザーのポリシーでXSLTを無効にしている会社です。KBの症状が、もう出ているはずです。
  • 影響を受けない: RD Web Accessを使わず、リモートデスクトップ接続(mstsc)や配ったRDPファイルでつないでいる会社です。
  • 影響を受けない: HTML5のWebクライアントだけを使っている会社です。KBは、これを回避策に挙げています。

11月17日までの段取り

  1. RD Web Accessのサーバーと、使っている部署を洗い出します。IISのアクセスログで /RDWeb/ への要求を数えると、使っている人の見当がつきます。
  2. 検証用のPCでXSLTEnabledを0(無効)にして、RD Web Accessを開きます。11月17日以降の状態を、先に再現できます。
  3. /RDWeb/webclient/ を開いて、Webクライアントが動いているかを見ます。まだなら、Microsoft LearnにあるWebクライアントの設定の手順で入れます。
  4. つなぎにXSLTEnabledを1にするなら、配る相手をRD Web Accessを使う人のPCに絞り、176で使えなくなることを台帳に書いておきます。
  5. 利用者への案内を用意します。「RD Web Accessの画面が出なくなったら、こちらのWebクライアントから入ってください」と、新しいURLを添えて伝えます。

RD Web Accessは、一度作ると何年も同じ画面のまま使われる入口です。それだけに、ブラウザーの側の変更で急に開かなくなると、問い合わせが一度に情シスへ集まります。11月17日の前に、検証用のPCで一度開いてみること。それだけで、当日の混乱はかなり減らせるはずです。

よくある質問

QFirefoxに切り替えれば、これまでどおり使えますか。

AKB5130994が対象に挙げているのはEdgeとChromeです。ただ、Chromeのリリースノートによると、FirefoxのGeckoとSafariのWebKitも、XSLTをやめる方針です。ブラウザーの乗り換えは、長い目で見た回避策にはなりません。

QXSLTEnabledを1にすると、ほかのサイトにも影響しますか。

Aします。このポリシーはブラウザー全体に効き、RD Web Access以外のサイトでもXSLTが使える状態に戻ります。Chromeのポリシーはプロファイルごとにも設定できるので、RD Web Accessを使う人のPCに絞って配るほうが安全です。

出典・参考

編集部が確認:。確認した監修者は、この下に載せています。

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

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