Microsoftは2026年10月23日(米国時間)、会社で管理するMacでも、Microsoft Edgeの「延長安定版(Extended Stable)」を選べるようにすると、Microsoft 365のロードマップに載せました。通常の安定版が2週ごとに機能の更新を出すのに対し、延長安定版は8週ごとです。提供の開始は2027年1月の予定です。
Windowsでは、延長安定版はすでに選べます。Macでも同じ周期にそろえられるようになります。
ロードマップに載ったこと
ロードマップの項目(ID 577861)。Macでも延長安定版、2027年1月の予定出典: Microsoft「Microsoft 365 ロードマップ(ID 577861)」(引用)
| 項目 |
ロードマップの内容 |
| 中身 |
macOSの端末を管理する組織が、Edgeの延長安定版を選べるようになる |
| 周期 |
機能の大きな更新が8週ごと(安定版は2週ごと) |
| 状態 |
開発中(In development) |
| 提供の開始 |
2027年1月の予定 |
| 追加と更新 |
どちらも10月23日 |
Macでどの設定(ポリシー)で選ぶか、Microsoft IntuneなどのMacの管理の仕組みでどう配るかは、ロードマップには書かれていません。
延長安定版とは
Microsoftの資料では、延長安定版は別のアプリではなく、安定版のEdgeの「会社向けの出し方」の1つです。
- 機能の更新は、安定版の4回に1回だけ届く。たとえば152から始めた会社は、次に156、その次に160へ上がる
- セキュリティと重大な不具合の修正は、機能の更新の周期とは別に、必要に応じて届く。Chromiumの延長安定版と同じ考え方で直す
- いつでも切り替えられ、次の延長安定版が出たときから効く
- 既定では、古い版に戻らない。今の安定版が新しいときは、次の延長安定版が出るまで機能の更新が止まる
Microsoftは、基本は2週ごとの安定版のままを勧めています。延長安定版は、新しい版を広く配る前に、業務のアプリを確かめる時間が要る会社のためのものとしています。
Windowsでは、グループポリシーの「Target Channel override」(Microsoft Edge Updateの設定)で「Extended Stable」を選ぶか、IntuneやConfiguration Managerで同じ設定を配ります。いまのEdge 156は、延長安定版でも出る版です。156の中身は、Edge 156が公開 353件の脆弱性を修正、起動できない不具合も解消にまとめています。
影響する会社・しない会社
- 影響する: 会社でMacを管理し、MacでEdgeを使わせている会社です。2027年1月からは、Windowsと同じく8週ごとの機能の更新を選べます。
- 影響する: すでにWindowsで延長安定版を使っている会社です。Macだけ2週ごとになっていた周期を、そろえられるようになります。
- 影響しない(今のところ): MacでEdgeを使っていない会社と、Macも2週ごとの安定版のままでよい会社です。