本文へ移動
情シスのミカタ
比較約13分で読めます

Microsoft 365バックアップ製品の地図 12製品を保存先・権限で図解

Microsoft 365のメール、OneDrive、SharePoint、Teamsを守るバックアップ12製品を、Microsoftの中、製品の会社のクラウド、自社の3つに分けて図解しました。日本の地域、Teamsの範囲、価格の公開を公式のページで確かめ、ConnectWiseの件を受けて、アプリに渡す権限と戻し方の確かめ方も整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
文字
Microsoft 365バックアップ製品の地図 12製品を保存先・権限で図解

この記事のまとめ

  • M365のバックアップ12製品を、保存先でMicrosoftの中、製品の会社のクラウド、自社の3つに分け、公式のページで確かめて並べました。
  • 標準のごみ箱は93日、Exchangeの削除済みアイテムは既定14日まで戻せます。有料のMicrosoft 365 BackupはTeamsが対象の一覧にありません。
  • 外部の製品は、アプリに渡す権限、保存先の地域、戻し方の3点を確かめます。ConnectWiseは10月17日から止まり、その間は復元できません。
こんな方に#30代#40代#50代実務

Microsoft 365(M365)のバックアップ製品は、データを守るために、メールやファイルを広く読み書きできる権限を持ちます。10月15日には、MSP(ITの運用を請け負う事業者)向けの「ConnectWise Cloud Backup(旧SkyKick)」のアプリの認証情報が悪用され、ConnectWiseは17日にサービスを止めました。M365の標準の機能と外部の製品の違いを整理し、12製品を保存先で3つに分けた地図と、選ぶときと入れた後に確かめることをまとめます。

この地図の決まりと見方

載せる製品と並べ方は、次の決まりで作りました。

  • 確かめた日: 2026年10月18日。編集部がMicrosoft Learnと各社の公式のページ、ドキュメントを開いて確かめたことだけを載せています
  • 並び: 保存先で3つに分け、その中はアルファベット順です。順位、優劣、おすすめを表すものではありません
  • 記載なし: 確かめた公式のページに書かれていなかったという意味です。「できない」という意味ではありません
  • 価格: 10月18日に公式のページで見た額です
  • 対象: メール(Exchange Online)、OneDrive、SharePointは、12製品とも対象に挙げています。差が出るのはTeamsの範囲です
  • 広告: 広告やアフィリエイトの契約はありません

情シスが扱うSaaS全体の地図は情シスのSaaSマップ 2026年秋 12分野67製品を図解で一覧ににまとめています。そちらのバックアップの欄はAvePointの1製品だけでした。この記事は、M365のバックアップの1分野を深く見ます。

Microsoft 365の標準の機能で、どこまで戻せるか

M365には、消したものを戻す標準の機能があります。ただし、戻せる期間と使い方に決まりがあります。

機能 対象 戻せる期間 注意
ごみ箱 SharePoint、OneDrive 消してから93日 93日をすぎると完全に消える
回復可能なアイテム Exchange Online 既定14日、最大30日 予定表のアイテムは既定で120日
保持ポリシー、ホールド Exchange、SharePoint、OneDrive、Teamsなど 決めた期間 写しを残す仕組み。ホールドは書き出し向けで、大量の復元向けではないとMicrosoftは説明
Microsoft 365 Backup(有料) Exchange Online、OneDrive、SharePoint 3か月、6か月、1年、2年から選ぶ(既定1年) 保護するデータ1GBあたり月0.15ドル。Teamsは対象の一覧にない

回復可能なアイテムは、「削除済みアイテム」からも消したメールが入る、利用者に見えない場所です。保持ポリシーは、Microsoft Purviewで写しを決めた期間残す仕組みです。

MicrosoftはMicrosoft 365 BackupのFAQで、データ保護の責任についての考えを次のように答えています。

Has Microsoft's stance on shared responsibility of data protection changed? No, we still have the same point of view, but are now offering more tools to help organizations achieve those goals and responsibilities.

出典: Microsoft Learn「Frequently asked questions about Microsoft 365 Backup」

データを守る責任を利用する会社と分け合う考えは変わらず、そのための道具を増やしたという答えです。

Microsoft 365 Backupの中身

Microsoft 365 Backupは、Microsoftの有料のバックアップです。外部のアプリは使わず、Microsoft 365管理センターで設定します。

  • 設定: SharePoint管理者かグローバル管理者が行い、支払いにAzureのサブスクリプションが要ります
  • 保存先: Microsoft 365のデータの境界の外に出ず、テナントのデータの所在地に従います
  • 戻せる時点: OneDriveとSharePointは、直近2週間なら10分ごとの時点です
  • メール: 利用者と共有のメールボックスが対象で、会議室とグループのメールボックスは対象外です

地図 12製品を保存先で3つに分ける

バックアップをどこに置くかで、12製品を3つに分けました。

Microsoft 365のバックアップ製品12個を、バックアップを置く場所で3つに分けた地図。並びは分類ごとのアルファベット順で、順位やおすすめではない。1 Microsoftの中に取る: Microsoft 365 Backup(Microsoft、日本はテナントの地域に従う、価格公開)。標準の機能として、SharePointとOneDriveのごみ箱は93日、Exchangeの回復可能なアイテムは既定14日・最大30日、Microsoft Purviewの保持ポリシーで残す期間を決められる。2 製品の会社のクラウドに取る(SaaS)の9製品: Acronis Backup for Microsoft 365(日本の地域は記載なし、価格公開)、AvePoint Cloud Backup for Microsoft 365(日本を選べる、価格公開)、Barracuda Cloud-to-Cloud Backup(日本を選べる、価格は見積り)、Commvault Cloud Backup & Recovery for Microsoft 365(日本を選べる、価格公開)、ConnectWise Cloud Backup(旧SkyKick、日本を選べる、価格は見積り、10月17日から停止中)、Druva for Microsoft 365(日本の地域は記載なし、金額の記載なし)、IIJシンプルバックアップサービス(中身はAcronisのエンジン、東日本と西日本、価格公開)、Keepit(日本は地域の一覧にない、価格は見積り)、Veeam Data Cloud for Microsoft 365(日本を選べる、価格公開)。Microsoft 365 Backup Storageに置く版があるのはAcronis、AvePoint、Commvault、Druva、Veeam Data Cloud。3 自社で置く: Synology Active Backup for Microsoft 365(NASの無償アドオン、ライセンス不要)とVeeam Backup for Microsoft 365(自社で入れるソフト、価格公開)。見る点はアプリに渡す権限、保存先の地域、戻し方。メール、OneDrive、SharePointは12製品とも対象
M365のバックアップ12製品を保存先で3つに分けた地図(2026年10月18日確認)作成: 編集部 / もとの資料: 各社の公式のページ

1 Microsoft の中に取る

Microsoft 365 Backupが当たります。外部の製品にも、保存先にMicrosoft 365 Backup Storage(Microsoft 365 Backupと同じ保存の仕組み)を使う版があります。Microsoftは連携する製品に、Veeam、Rubrik、AvePoint、Cohesity、Commvault、Druvaを挙げています。

2 製品の会社のクラウドに取る(SaaS)

9製品があります。保存先はM365とは別の、製品の会社が用意するクラウドです。

日本の地域を選べると公式に書いているのは6製品です(下の表)。Acronisはデータセンターの一覧に日本(長野、神奈川)がありますが、M365のバックアップを置けるという記載は見つかりませんでした。Keepitの今の地域は、米国、カナダ、豪州、欧州の7か国です。

IIJシンプルバックアップサービスは、IIJが「Acronisのバックアップエンジンを使った」と案内しています。日本の会社のサービスでも、中身は海外の製品のことがあります。

3 自社で置く

Synology Active Backup for Microsoft 365は、SynologyのNASに入れる無償のアドオンで、ライセンスは要らないと案内しています。保存先はNASです。ただしヘルプには、認証に「Synology が台湾でホストする別のサーバーが必要」とあります。

Veeam Backup for Microsoft 365は、自社のサーバーに入れるソフトです。どちらも、保存先の守りとソフトの更新は自社の仕事になります。

12製品のTeamsの範囲・保存先・日本の地域・価格

差が出る項目を、公式のページのとおりに並べました。図と同じ内容です。

12製品のTeamsの範囲、保存先、日本の地域、価格を並べた表。Microsoft 365 Backup: Teamsは対象の一覧にない、保存先はMicrosoft 365の中、日本はテナントの地域に従う、1GBあたり月0.15ドル。Acronis: チャネルとファイル(1対1とグループのチャットは対象外)、AcronisのクラウドかMicrosoft 365 Backup Storage、日本は記載なし、日本の購入ページに年額。AvePoint: チャネルと1対1・グループのチャット、AvePoint管理のクラウドか自社の保存先、Express版はBackup Storage、日本を選べる(Japan West 大阪など)、1ユーザー月340円か640円(税抜)。Barracuda: チーム・チャネル・ファイル(投稿とチャットは一覧にない)、Barracuda管理のAzure、国として日本を選べる、見積り。Commvault: チャネルの投稿とチャット、Commvaultのクラウド(Azure)かBackup Storageを使う版、Japan West、1ユーザー月1.70ドルから。ConnectWise Cloud Backup(旧SkyKick、10月17日から停止中): Teamsは対象だが細目は記載なし、ConnectWiseのAzureかパートナーが選ぶAzure、日本を含む地域を選べる、見積り。Druva: チャネルとチャット、Druvaのクラウド(AWS・Azure)、Express版はBackup Storage、日本は記載なし、金額の記載なし。IIJシンプルバックアップサービス: チーム・チャネル・ファイル・メッセージ、IIJのクラウドストレージ、東日本と西日本、月額基本料24,150円で500GBまで(税抜)。Keepit: チャネルの投稿とチャット(チャットは自社でアプリ登録)、Keepitのクラウド、日本は一覧にない(7か国)、見積り。Veeam Data Cloud: チャネルの投稿(チャットは対象外)、Veeamが運用するAzure、PremiumはBackup Storageも、Japan West、1ユーザー月2.63から7.00ドル。Synology: チャネルの投稿(1対1チャットは対象外)、自社のNAS、地域は自社で決める、ライセンス不要。Veeam Backup for Microsoft 365: チャネルの投稿(チャットは対象外)、自社で用意する保存先、自社で決める、1ユーザー月1.80ドル。ドルは米ドル
12製品のTeamsの範囲・保存先・日本の地域・価格(2026年10月18日確認)作成: 編集部 / もとの資料: 各社の公式のページ
製品(会社) 分類 Teamsの範囲 保存先 日本の地域 価格
Microsoft 365 Backup(Microsoft) 1 Microsoftの中 対象の一覧にない Microsoft 365の中 テナントの地域に従う 公開: 1GBあたり月0.15ドル
Acronis Backup for Microsoft 365(Acronis) 2 SaaS チャネル、ファイル(1対1とグループのチャットは対象外) Acronisのクラウド、Microsoft 365 Backup Storage 記載なし 公開: 日本の購入ページに年額
AvePoint Cloud Backup for Microsoft 365(AvePoint) 2 SaaS チャネル、1対1とグループのチャット AvePoint管理のクラウド、自社の保存先、Express版はBackup Storage 選べる(Japan West 大阪など) 公開: 1ユーザー月340円か640円(税抜)
Barracuda Cloud-to-Cloud Backup(Barracuda) 2 SaaS チーム、チャネル、ファイル(投稿とチャットは一覧にない) Barracuda管理のAzure 選べる(国として日本) 見積り
Commvault Cloud Backup & Recovery for Microsoft 365(Commvault) 2 SaaS チャネルの投稿、チャット Commvaultのクラウド(Azure)、Backup Storageを使う版 選べる(Japan West) 公開: 1ユーザー月1.70ドルから
ConnectWise Cloud Backup(ConnectWise、旧SkyKick) 2 SaaS 対象(細目は記載なし) ConnectWiseのAzure、パートナーが選ぶAzure 選べる(日本を含む) 見積り
Druva for Microsoft 365(Druva) 2 SaaS チャネル、チャット Druvaのクラウド(AWS、Azure)、Express版はBackup Storage 記載なし 金額の記載なし
IIJシンプルバックアップサービス(IIJ) 2 SaaS チーム、チャネル、ファイル、メッセージ IIJのクラウドストレージ 選べる(東日本、西日本) 公開: 月額基本料24,150円、500GBまで(税抜)
Keepit(Keepit) 2 SaaS チャネルの投稿、チャット(チャットは自社でアプリ登録) Keepitのクラウド 一覧にない(7か国) 見積り
Veeam Data Cloud for Microsoft 365(Veeam) 2 SaaS チャネルの投稿(チャットは対象外) Veeamが運用するAzure、PremiumはBackup Storageも 選べる(Japan West) 公開: 1ユーザー月2.63〜7.00ドル
Synology Active Backup for Microsoft 365(Synology) 3 自社 チャネルの投稿(1対1チャットは対象外) 自社のSynology NAS 自社で決める ライセンス不要(NASは別)
Veeam Backup for Microsoft 365(Veeam) 3 自社 チャネルの投稿(チャットは対象外) 自社で用意(オンプレ、S3、Azure Blobなど) 自社で決める 公開: 1ユーザー月1.80ドル

ドルは米ドルです。AvePointの340円は保持3年、640円は保持無期限のプランです。IIJは500GBを超えた分が1GBあたり月48円(税抜)です。Veeamの2製品は、年払いのときの1か月分の額です。

各製品の公式のページは「出典・参考」にまとめています。

ConnectWise Cloud Backupは10月17日から止まっている

10月15日に、このバックアップのアプリの認証情報を使った不正なサインインが各社のテナントで相次ぎました。経緯と確かめ方はConnectWiseのM365バックアップの認証情報が悪用 不正アクセス相次ぐにまとめています。

ConnectWiseの告知の、日本時間10月18日2時の更新の内容は次のとおりです。

  • 影響を受けたアプリの接続に使う証明書を、すべての利用者で無効にし、サービスを止めた
  • それまで共有していた認証情報は、もう使えない
  • 保管済みのバックアップは暗号化され、隔離して残している。止まっている間は、取り出しも復元もできない
  • 再開の時期は、調べが次の段階に進んだら知らせる

この製品を使っている会社では、止まっている間の新しいバックアップがありません。その間に消えたものは、標準のごみ箱や削除済みアイテムの期間のうちに戻す必要があります。

選ぶとき・入れた後に確かめる3点

標準の機能の範囲と、外部の製品で確かめる3点の図です。

上の段はMicrosoftの標準の機能で戻せる範囲。ごみ箱はSharePointとOneDriveで93日。回復可能なアイテムはExchange Onlineで既定14日・最大30日、予定表は既定120日。保持ポリシーとホールドは決めた期間写しを残す仕組みで、ホールドは書き出し向けで大量の復元向けではないとMicrosoftは説明。Microsoft 365 Backupは有料で最長2年、1GBあたり月0.15ドル、メール・OneDrive・SharePointが対象でTeamsは一覧にない。下の段は外部の製品で確かめる3点。1 アプリに渡す権限: 製品の会社のアプリに同意するのはAcronis、Barracuda、Druva、Keepit。会社のアプリと自社登録を選べるのはAvePoint、Commvault、Veeam Data Cloud。自社のテナントにアプリを作るのはSynologyとVeeam Backup for Microsoft 365。求められる権限の例は全メールボックスへのフルアクセスと全サイトのフルコントロール。入れた後はアプリの権限と役割を一覧にし、使わない接続は無効にする。2 保存先: Microsoftの中、製品の会社のクラウド、自社の3つ。日本の地域を選べるか。AvePointとBarracudaは最初に決めた地域から変えられない。ConnectWiseは止まる間、取り出しも復元もできない。入れた後は地域と保持期間を控える。3 戻し方: 元の場所、別のユーザー、別の場所。メールのPSTなどで書き出せるか。AcronisとVeeam Backup for Microsoft 365はTeamsの投稿をTeamsに直接は戻せない。委託先が持つ製品なら頼み方と時間を決める。入れた後は1件のメールと1つのフォルダを実際に戻して試す
標準の機能で戻せる範囲と、外部の製品で確かめる3点(権限・保存先・戻し方)作成: 編集部 / もとの資料: 各社の公式のページ

1 アプリに渡す権限

外部の製品は、M365にアプリとしてつながります。つなぎ方は製品で分かれます。

つなぎ方 製品
製品の会社のアプリに同意する Acronis、Barracuda、Druva、Keepit(Teamsのチャットだけは自社でアプリを登録)
会社のアプリと自社での登録を選べる AvePoint、Commvault、Veeam Data Cloud
自社のテナントにアプリを作る Synology(バックアップの設定ごとに自動で作る)、Veeam Backup for Microsoft 365
外部のアプリを使わない Microsoft 365 Backup

ConnectWiseとIIJは、公開の資料でつなぎ方を確かめきれませんでした。ConnectWiseの告知は、各社のテナントで同じアプリケーションIDを探すよう案内していました。

求められる権限は強いものが多くあります。AvePoint、Keepit、Synology、Veeam Backup for Microsoft 365などの権限の一覧には、全メールボックスへのフルアクセス(Exchangeのfull_access_as_app)と、全サイトのフルコントロール(Sites.FullControl.All)が載っています。Druvaは、グループを守るにはAdvancedのアプリにディレクトリの書き込みの権限が要るとしています。この権限のないBasicのアプリでは、グループは守れません。

最初につなぐときは、多くの製品がグローバル管理者のサインインを求めます。Barracudaは、つないだ後は普通の管理者の役割に戻せると案内しています。Commvaultは、グローバル管理者は最初の設定だけに要り、その後のバックアップには要らないとしています。

製品の会社のアプリに同意する方式は、設定が少なく、アプリの鍵(シークレットや証明書)の管理を製品の会社に任せます。自社で登録する方式は、アプリと鍵がテナントごとに分かれますが、鍵の更新は自社の仕事です。どちらでも、製品の会社に鍵の守り方を聞いておきます。

2 保存先

保存先は、Microsoftの中、製品の会社のクラウド、自社の3つです。製品の会社のクラウドでは、地域を選べるかと、後から変えられるかを見ます。AvePointは、登録した後はデータセンターを変えられないとしています。Barracudaも、地域は最初に1回だけ選び、後から変えられないとしています。

製品の会社のサービスが止まると、その製品でのバックアップと復元も止まります。ConnectWiseの件がその例です。

3 戻し方

戻せる先は、元の場所、別のユーザー、別の場所が基本です。メールをPSTなどのファイルで取り出せる製品も多くあります。

Teamsは、製品で差が大きいところです。AcronisとVeeam Backup for Microsoft 365は、チャネルの投稿をTeamsに直接は戻せないと案内しています。Synologyは、別のテナントへの復元に対応していません。委託先が製品を持っている場合は、誰に頼めば、どのくらいの時間で戻るかを決めておきます。

うちの会社は関係あるか

  • 見直しが要る: ConnectWise Cloud Backupを使っている会社と、委託先が入れている会社です。バックアップが止まっています
  • 見直しが要る: 外部のバックアップ製品を入れている会社です。アプリの権限、保存先の地域、戻し方を確かめます
  • 見直しが要る: 標準の機能だけで運用している会社です。ごみ箱の93日、削除済みアイテムの最大30日より前の時点には戻せません
  • 急がなくてよい: 戻したい期間が標準の機能の範囲に収まり、そのことを社内で決めてある会社です

今日からできること

  1. Microsoft Entra管理センターの「エンタープライズ アプリケーション」で、バックアップ製品のアプリを探し、付与された権限を書き出す(Microsoft Learnの手順)
  2. 委託先に、使っている製品名(中身の製品も)、保存先の地域、戻し方、止まったときの連絡の方法を聞く
  3. 標準の機能の期間(ごみ箱93日、削除済みアイテム最大30日)と、自社が戻したい期間を並べ、足りない分を決める
  4. メール1件とフォルダ1つを実際に戻し、かかった時間を記録する
  5. 使っていないバックアップ製品の接続は、無効にする(Microsoft Learnの手順)

記録には、次の確認表がそのまま使えます。最後に戻せることを試した日を書く欄があります。

製品の対象や価格は変わることがあります。契約の前と更新のたびに、公式のページで確かめてください。

よくある質問

QMicrosoft 365には標準でごみ箱や保持の機能があります。それでもバックアップは要りますか。

A標準の機能は、戻せる期間が決まっています。SharePointとOneDriveのごみ箱は93日、Exchange Onlineの削除済みアイテムは既定14日(最大30日)です。MicrosoftはMicrosoft 365 BackupのFAQで、データ保護の責任を分け合う考えは変わっていないと答えています。どこまで要るかは、自社が戻したい期間と範囲を決めてから選びます。

Qこの地図に載っていない製品は、選ばないほうがよいですか。

Aいいえ。載せたのは、編集部が2026年10月18日に公式のページで、対象、保存先、日本の地域、価格の公開を確かめられた12製品だけです。公式のページで日本向けの提供を確かめきれなかった製品は外しました。載っているかどうかは、製品の良し悪しを表しません。

Q委託先が入れたバックアップ製品は、どう確かめればよいですか。

AMicrosoft Entra管理センターの「エンタープライズ アプリケーション」で、バックアップ製品の名前のアプリを探し、付与された権限を見ます。あわせて委託先に、製品名、保存先の地域、戻し方、製品が止まったときの連絡の方法を聞きます。販売店の名前のサービスでも、中身は別の会社の製品のことがあります。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月18日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

役に立ったら、いいねと共有をお願いします