エクサウィザーズは2026年10月14日、法人向け生成AIサービス「エクサベース AI」で「Claude Haiku 5.5」の提供開始を発表しました。大量の要約・分類や、すぐに返答が必要な顧客対応で使うモデルの選択肢が増えます。提供元のExa Enterprise AIは、エクサウィザーズのグループ会社です。
エクサウィザーズが発表に添えた画像出典: エクサウィザーズ(PR TIMES)(報道用の素材)
要約・分類など、応答の速さを求める業務向け
Claude Haiku 5.5は、Anthropicが2026年10月8日(日本時間)にリリースしたモデルです。エクサウィザーズは、大量の文章を要約したり、内容に応じて分類したりする定型業務に適した高速モデルと説明しています。即時の応答が必要な顧客対応も、想定する用途に含まれます。
同社によると、Claude Haiku 4.5と比べ、資料作成や分析の性能も向上しています。ただし、今回の資料には、処理時間や品質を数値で比較した結果はありません。自社の業務でも同じ改善が得られるかは、実際の入力と出力を比べて判断する必要があります。
エクサベース AIは、2026年7月に「exaBase 生成AI」から名称を変更しています。利用サービスを確認する際は、社内の契約台帳や手順書に旧名称が残っていないかも確認すると、対象を見つけやすくなります。
速度と精度を調整、PC操作にも活用可能
エクサウィザーズによると、Claude Haiku 5.5はHaikuシリーズで初めて、応答速度と精度のバランスを調整する機能を搭載しました。ブラウザ操作など、PC上の操作を伴うタスクにも活用できるとしています。
ただし、エクサベース AI上での具体的な調整手順や、PC操作を利用するための設定・条件は、今回の資料には書かれていません。モデルの機能紹介だけで、自社環境ですぐにすべての操作ができると判断しないことが大切です。
同社は、サイバーセキュリティ分野の安全対策を前モデルより強化したとも説明しています。これはモデルの安全対策についての説明です。入力してよい情報や、出力を誰が確認するかという社内ルールは、別に確認する必要があります。
対象プラン、追加料金、日本語対応の詳細、データを処理する地域は、今回の資料には書かれていません。既存契約での利用範囲は、提供元への確認事項です。
影響する会社・しない会社
- 影響する: エクサベース AIを利用している会社です。新モデルを使うかどうかの検討対象になります。ただし、対象プランや利用者の条件は発表には書かれていません。
- 影響する: 同サービスで大量の要約・分類、資料作成・分析、即時の顧客対応を行う会社です。速さだけでなく、修正の手間も含めて既存モデルと比べると、業務への適合を判断できます。
- 影響しない: エクサベース AIを利用していない会社には、このサービス内でのモデル追加による直接の変更はありません。他サービスでの提供条件を示す発表ではありません。
情シスが今日やること
- 今日、契約台帳と利用サービス一覧で「エクサベース AI」と旧名称「exaBase 生成AI」を検索します。契約担当者と利用部門を特定し、自社が今回の提供開始の確認対象かを整理します。
- 試用前に、利用画面で選択できるモデルを確認します。管理画面の名称や確認箇所は発表には書かれていません。Claude Haiku 5.5が見つからない場合は、契約担当者から提供元へ、対象プラン、利用開始の条件、追加料金、速度と精度の調整方法を問い合わせます。
- 業務へ組み込む前に、利用部門の担当者と比較する作業を決めます。社内ルールで利用可能な同じ文章を使い、要約・分類や資料作成について、応答までの時間、誤り、修正の手間を記録します。顧客対応に使う場合は、回答内容の確認方法も合わせて決めます。
- 利用者への案内前に、確認済みの機能と未確認の条件を分けて共有します。PC操作を試す予定がある場合は、対象作業と操作範囲を情シス・利用部門で確認します。既存の入力ルールや出力確認を省略しないことも、案内に明記します。