Zoomは、Cloud Room Connector(CRC)の接続先に関わるDNSを、2026年11月14日に変更する予定です。対象は会議室機器などの接続に使うSIP/H.323エンドポイントで、日本では東京・大阪のリージョンが含まれます。Zoomはサービス中断を避けるため、接続先設定を早急に確認し、適用日前に更新するよう推奨しています。
日本の接続先は3つのドメインが変更予定
DNSは、ドメイン名から接続先を調べる仕組みです。今回、日本では国別・データセンター別ドメインのA・SRVレコードが変更される予定です。確認する新旧ドメインは次のとおりです。
- 日本の接続先:
zmjp.us から jp.zoomcrc.com へ
- 大阪の接続先:
os.zmjp.us から kix.zoomcrc.com へ
- 東京の接続先:
ty.zmjp.us から nrt.zoomcrc.com へ
日本での変更対象は東京・大阪と明記されています。海外ではEU、オーストラリア、香港、中国、カナダ、インドも対象です。また、使用されていない他地域の旧DNSレコードも廃止される予定です。
Zoomが推奨しているのは、2026年11月14日より前に新DNSレコードへ更新し、旧DNSレコードを削除することです。「変更日に確認する」のではなく、それより前に接続先を洗い出す必要があります。
今回の確認では、Zoomを契約しているかどうかだけで対象を判断しないことが大切です。CRCを使うSIP/H.323接続があるか、そこにどのドメインを設定しているかを分けて調べてください。
影響する会社・しない会社
- 影響する: CRCのSIP/H.323エンドポイントで、日本の接続先や東京・大阪の旧ドメインを設定している会社です。上記の新旧ドメインを照合する対象になります。
- 影響する: 海外拠点などで、発表にあるEU、オーストラリア、香港、中国、カナダ、インドのCRC接続先を使っている会社です。日本の設定だけを確認して終了しないようにしてください。
- 影響しない: CRCのSIP/H.323接続を使っていない会社は、今回示された変更対象には該当しません。ただし、それ以外のZoom利用方法への影響は、今回の資料には書かれていません。
プラン、機器のメーカー、機種、版による対象条件は、発表には書かれていません。端末の種類だけで対応不要と決めず、実際の接続先設定を確認するのが判断の出発点です。
情シスが今日やること
- 会議室機器の担当者に、CRC接続の有無を確認する。 情シスだけで把握できない場合は、会議室設備の管理担当者や保守委託先に確認を依頼してください。「Zoomを使っているか」ではなく、「CRCのSIP/H.323接続を使っているか」を尋ねます。
- 対象端末の接続先設定で、旧ドメインを探す。 日本の接続では、
zmjp.us、os.zmjp.us、ty.zmjp.usの登録有無を確認します。管理画面の名称や操作経路は、発表には書かれていません。保守委託先には、設定を確認した端末と登録値の報告を求めると、対応漏れを整理できます。
- 適用日前の更新と削除を担当者に依頼する。 Zoomの推奨に沿い、2026年11月14日より前に新DNSレコードへの更新と旧DNSレコードの削除を行う段取りを決めます。自社で管理する設定と委託先が管理する設定を分け、誰がどこを変更するかを明確にしてください。海外の対象地域を使う場合は、その拠点の担当者にも確認を依頼します。
- 設定や接続に疑問があれば、Zoomサポートへ問い合わせる。 発表にない操作手順を推測して変更せず、確認したい接続先と対象端末を整理して相談してください。会議室の管理担当者にも、変更予定日と社内の対応担当を共有しておきます。
今回の対応で残しておきたいのは、対象の会議室、現在の接続先、更新担当、対応状況です。これをまとめれば、期限前にどの設定が未確認なのかを追いやすくなります。