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Windowsの未解決の既知の不具合3件 10月の月例更新の前に確かめる

2026年10月の月例のセキュリティ更新の前に、Windows 11とWindows Server 2025・2022で未解決の既知の不具合を、Microsoftの公式ページで確かめました。AC-3、USBオーディオ、黒い画面の3件を、版・症状・回避策・状態・最終更新日で整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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Windowsの未解決の既知の不具合3件 10月の月例更新の前に確かめる

この記事のまとめ

  • 2026年10月12日時点で、Windows 11とServer 2025・2022に未解決の既知の不具合は3件。確認済み1件、緩和済み2件です
  • AC-3の音声を使う古いアプリが落ちる不具合は回避策の記載がなく、修正は今後の更新で出す予定とされています
  • 9月に解決した不具合は6件。10月の更新の前に、その修正が入った端末かどうかも確かめます
こんな方に#30代#40代#50代実務

マイクロソフトの月例のセキュリティ更新は、通常は毎月の第2火曜日に出ます。2026年10月は13日(米国時間)で、日本時間では14日です。この更新を入れる前に、公式の既知の不具合のページを読み、まだ直っていないものを確かめました。2026年10月12日の時点で、Windows 11とWindows Server 2025・2022に残っているのは3件です。

10月12日時点で直っていない既知の不具合は3件

Microsoftの「Windows release health」(更新プログラムの既知の不具合を載せる公式のページ)には、版ごとに「既知の不具合」の表があります。2026年10月9日に更新されたページの内容を、未解決のものだけ抜き出します。

不具合 状態 影響する版 最終更新(米国太平洋時間)
AC-3の音声を使うアプリが突然閉じる 確認済み(Confirmed) Windows 11 26H2・25H2・24H2 2026年10月2日
USBオーディオ機器が起動しない、音が出ない 緩和済み(Mitigated) Windows 11の各版、Windows 10、Windows Server 2025・2022ほか 2026年9月29日
サインイン後に黒い画面になる 緩和済み(Mitigated) Windows 11 26H2・26H1・25H2・24H2 2026年9月29日

「確認済み」はMicrosoftが不具合を認めた状態、「緩和済み」は回避策や一部の修正が示されている状態、「解決済み」は修正が出た状態です。3件とも、完全な修正はまだ出ていません。

Microsoft Learnのページ「Windows 11, version 26H2 known issues and notifications」の既知の不具合の表(英語)。ドメイン参加の端末が信頼関係を失う不具合は解決済み(KB5124010、2026-10-08)、USBオーディオ機器が起動しない不具合は緩和済み(2026-09-29)、サインイン後に黒い画面になる不具合は緩和済み(2026-09-29)、AC-3の音声を使うアプリが閉じる不具合は確認済み(OS Build 26300.9550、2026-10-02)
Microsoft Learnの26H2の既知の不具合の表(英語)出典: Microsoft Learn「Windows 11, version 26H2 known issues and notifications」(引用)

1. AC-3の音声を使うアプリが突然閉じる

AC-3は、ドルビーデジタルとも呼ばれる音声の形式です。2026年9月22日に出た更新(KB5124010)以降を入れると、この形式の音声を読み込む古いアプリが、起動しなかったり、途中で閉じたりします。

項目 内容
影響する版 Windows 11 26H2・25H2・24H2。Windows Serverは対象外と書かれています
原因の更新 2026年9月22日の更新(KB5124010)。ビルドは26H2が26300.9550、25H2が26200.9550、24H2が26100.9550
症状 アプリが起動しない、または音楽の再生など特定の機能を使ったときに、警告なしで閉じる。ゲーム、メディアプレーヤー、一部の業務アプリで起こりうると書かれています
回避策 記載なし。「今後のWindowsの更新で修正を出す」とされています
状態 確認済み。2026年10月2日(15時06分)に登録、同日15時41分に更新

Microsoftは、多くの新しいアプリはこの処理をWindowsに頼らず自前で持つため、影響を受けないとも書いています。問題になるのは、Windows標準の音声のデコード(圧縮された音声を元に戻す処理)に頼る古いアプリです。

Microsoft Learnの26H2の既知の不具合のうち、AC-3の音声のデコードが必要なアプリが突然閉じる不具合の説明(英語)。2026年9月22日の更新(KB5124010)以降が対象で、今後の更新で修正を出す予定と書かれ、対象はClientのWindows 11 26H2・25H2・24H2、ServerはNone
AC-3の不具合の説明(英語)。対象は26H2・25H2・24H2で、回避策の記載はない出典: Microsoft Learn「Windows 11, version 26H2 known issues and notifications」(引用)

2. USBオーディオ機器が起動しない、音が出ない

USB Audio Class 1.0という規格のUSBヘッドセットやスピーカーなどが、9月8日の更新のあとに動かなくなる不具合です。対象の範囲が、3件のうちいちばん広くなっています。

項目 内容
影響する版 Windows 11 26H2・26H1・25H2・24H2・23H2、Windows 10 22H2・21H2、Windows 10 Enterprise LTSC 2019・2016。Windows Serverは2025・2022・2019・2016・2012 R2・2012
原因の更新 2026年9月8日のセキュリティ更新。24H2はKB5124008、Server 2025はKB5122871、Server 2022はKB5122882。26H2のページでは「該当なし」
症状 デバイスマネージャーに「このデバイスは起動できません(コード10)」と出る。音が出ない。音量の操作が効かない、またはゼロのまま。サウンドの設定が開かない
一部の修正 9月14日の更新で、8チャンネルと3Dオーディオのときに動かない症状は解決。Windows 11の25H2・24H2はKB5129195、Server 2025はKB5129235、Server 2022はKB5129237
回避策 残りの症状に即効の回避策が必要な管理者は、Microsoft Support for Businessに問い合わせるよう書かれています
状態 緩和済み(一部解決)。最終更新は2026年9月29日

8チャンネルや3Dオーディオで動かない場合は、2チャンネルの設定に切り替えると音が戻ったという報告があると、公式のページに書かれています。ただし、この症状は9月14日の更新で解決したとされています。

3. サインイン後に黒い画面になる

仮想デスクトップの環境で、サインイン後にデスクトップが表示されない不具合です。主に、Azure Virtual Desktop(Microsoftのクラウド上の仮想デスクトップ)のホストで、FSLogix(ユーザーのプロファイルを持ち歩く仕組み)を使う環境で見つかったと書かれています。一部の既存のユーザープロファイルで起こりやすい、ともあります。

項目 内容
影響する版 Windows 11 26H2・26H1・25H2・24H2。Windows Serverは対象外と書かれています
原因の更新 25H2・24H2は8月27日の非セキュリティのプレビュー更新(KB5120998)以降。26H2は「26H2と、その後の更新を入れたあと」
症状 サインイン後に黒い画面のまま、デスクトップが自動で読み込まれない。手動で開始するまで使えない。アプリケーションのイベントログにエクスプローラーの異常終了が出る
回避策1 Ctrl+Shift+Escでタスクマネージャーを開き、「新しいタスクの実行」でexplorer.exeを起動する(一時的)
回避策2 Known Issue Rollback(KIR。問題を起こす変更だけを元に戻す仕組み)のグループポリシーを入れる。26H2・25H2・24H2は「KB5124010 260924_20021」、26H1は「KB5124006 260924_20071」。設定したあと端末を再起動する
状態 緩和済み。最終更新は2026年9月29日

KIRのグループポリシーは、問題を起こす変更を、修正が出るまで止める働きをします。修正が出たあとに自動で元に戻るとは書かれていません。使った端末は、台帳に控えておくと後で外し忘れません。

9月に解決した不具合は6件

次の不具合は、公式のページで「解決済み」になっています。10月の更新より前に、その修正が入っているかを確かめる目安にしてください。

不具合 解決した日と更新 影響する版
Credential Guardで守られたマシンアカウントが、ドメインとの信頼を失う 2026年9月22日の更新(KB5124010)以降。状態の更新は10月8日 Windows 11 26H2・26H1・25H2・24H2
リモートデスクトップサービスが応答しなくなる 9月14日の臨時の更新。25H2・24H2はKB5129195、Server 2025はKB5129235、Server 2022はKB5129237 Windows 11、Windows 10、Windows Server各版
Hyper-VのLinux仮想マシンで、ホストのフォルダー共有(Plan9)が見えない 9月14日の臨時の更新(KB5129195) Windows 11、Windows 10 21H2・22H2(WSLなどが影響を受けると書かれています)
ArmのPCでTeamsと新しいOutlookが起動しない 9月8日の更新(KB5124008) Windows 11 26H1・25H2・24H2
日本語など英語以外のWindowsで、マウスの設定が初期に戻る 9月8日の更新(KB5124008) Windows 11 25H2・24H2
一部の端末でデスクトップの背景が黒くなる 9月8日の更新(KB5124008) Windows 11 25H2・24H2

もう1件、「Microsoft Defender Antivirusが無効です」と誤って通知される不具合も、2026年9月30日に解決済みになりました。Defenderの更新(バージョン4.18.26080.4、9月17日配信)で直っています。Windowsの更新ではなく、Defender自体の更新で直っています。

ドメインとの信頼を失う不具合は、9月22日より前の更新のままの端末だけ、回避策が要ります。Microsoftは、Known Issue Rollbackか、Machine Identity Isolation(マシンIDの分離)の設定を無効にする方法を示しています。無効にしたあとは再起動し、セキュアチャネルの修復コマンドを実行します。

10月の更新と同じ時期に予定されている変更

既知の不具合ではありませんが、Microsoftのメッセージセンターには、10月の更新に関わる予告が出ています。月例更新の検証のとき、あわせて確かめましょう。

予定 公式の説明 確かめる人
AD FSの鍵の管理の保護を強制する 10月の更新から、AD FSのDKMコンテナーのアクセス権の強化が「強制」の段階に入る。対応するWindows Serverでは、管理者が除外を設定しない限り、修復が既定で動く。Windows Server 2012・2012 R2は手動の修復が必要 AD FSを使う会社
メモリ整合性を広げる 10月以降の品質更新で、条件を満たす端末のメモリ整合性が有効になっていく。一部の端末では仮想化ベースのセキュリティも有効になる。管理者や利用者がすでに決めた設定は変わらず、無効にしていた端末は自動では変わらない 古いドライバーを使う端末が多い会社
Windows Server 2022の通常サポート終了 10月13日に終わり、10月の更新が最後の通常サポートの更新になる。その後は延長サポートで、2031年10月14日まで毎月のセキュリティ更新を受け取れる Server 2022を使う会社
Windows 11 24H2のHome・Proの更新終了 10月13日で終わる 24H2のHome・Proを使う会社

24H2の更新終了は、Windows 11 24H2のHome・Pro更新終了まで3日 情シスが確かめることに詳しくまとめています。26H2の配り方は、Windows 11 26H2の配信開始 情シスの確認項目と社員へのお知らせ文例を見てください。

影響する会社・しない会社

3件の未解決の不具合は、使っている機器とアプリの条件がそろったときに起こります。次の分け方で、自社に当てはまるかを確かめます。

  • 影響する: 古い動画再生ソフトや、ゲーム、音声を扱う業務アプリを使っている会社(AC-3の不具合)。Windows 11の24H2・25H2・26H2が対象です。
  • 影響する: USBヘッドセットや会議室のUSBスピーカーを使っている会社(USBオーディオの不具合)。Windows 10やWindows Serverも対象に入ります。
  • 影響する: Azure Virtual DesktopとFSLogixで、社員の仮想デスクトップを動かしている会社(黒い画面の不具合)。
  • 影響しない: AC-3の音声を使うアプリがなく、仮想デスクトップもUSB Audio Class 1.0の機器もない会社。3件のどれにも当たりません。
  • 影響しない: Windows Serverだけの環境では、AC-3の不具合と黒い画面の不具合。どちらもServerは対象外と書かれています。USBオーディオの不具合だけは、Serverの各版も対象です。

情シスが今日やること

  1. 公式の既知の不具合のページを、自社で使う版ごとに開く。26H2・25H2・24H2、Server 2025・2022のページで、状態が「確認済み」「緩和済み」のものを控える。10月の更新が出た日にも、同じページをもう一度見る。
  2. 検証機で、AC-3の音声を含む古い動画やアプリを開き、USBヘッドセットで会議の音声を試す。仮想デスクトップは、既存のユーザープロファイルでサインインして確かめる。
  3. 黒い画面が出るAzure Virtual Desktopを持つ会社は、KIRのグループポリシー(KB5124010 260924_20021)を検証用のホストに入れて、サインインの動きを確かめる。入れた端末は台帳に控える。
  4. 9月22日の更新(KB5124010)より前のまま止まっているドメイン参加の端末がないかを調べる。あれば、10月の更新の前に9月分の更新を入れる計画を立てる。
  5. 10月13日までに、24H2のHome・Proと、Windows Server 2022の台数を数える。更新の終わりと、通常サポートの終わりに合わせ、移行や延長サポートの計画を決める。

2026年10月12日に確かめた内容です。更新プログラムが出たあとは、各ページの状態が変わります。

よくある質問

Q10月の月例更新はいつ出ますか?

AMicrosoftは、品質更新は通常は毎月の第2火曜日に出るが、いつでも出せると説明しています。2026年10月の第2火曜日は13日(米国時間)で、日本時間では14日です。Windows Server 2022のページは、10月13日に通常サポートが終わり、10月のセキュリティ更新が最後の通常サポートの更新になると書いています。更新が出た日は、公式のページで確かめてください。

Q未解決の不具合があるうちは、10月の更新を止めたほうがよいですか?

A公式のページには、更新を止める指示は書かれていません。3件のうち2件は回避策か一部の修正があり、AC-3の不具合は使っているアプリが限られます。自社で使う機器とアプリが当てはまるかを検証機で確かめてから、段階的に配るのが現実的です。24H2のHome・Proは10月13日で更新が終わる点にも注意してください。

QWindows Server 2019や2016の不具合はこの記事に入っていますか?

A入っていません。この記事で読んだのは、Windows 11の26H2・25H2・24H2・26H1と、Windows Server 2025・2022の既知の不具合のページです。USBオーディオの不具合は、Server 2019・2016・2012 R2・2012も対象と書かれています。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月12日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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