INTERNET Watchの2026年10月7日の報道によると、バッファローは法人向けWi-Fi 7アクセスポイント「WAPM-BETR」と低温対応モデル「WAPM-BETRA」を発表し、2026年10月下旬に発売する予定です。無線LANの接続拠点となる機器で、最大1536台の同時接続に対応し、遠隔管理や導入時の設定を省力化する選択肢になります。当事者の公式発表は確認できていません。
最大1536台に対応、価格は税込18万7000円から
クラウド Watchの2026年10月8日の報道によると、価格はWAPM-BETRが税込18万7000円、WAPM-BETRAが税込20万9000円です。両モデルはWi-Fiの通信規格「Wi-Fi 7」に対応し、6GHz、5GHz、2.4GHzの3つの周波数帯を使うトライバンド構成です。
INTERNET Watchは、バッファローの説明として、同時接続数は最大1536台、各周波数帯の上限は512台と伝えています。クラウド Watchが伝えた最大速度は、6GHz帯が1万1529Mbps、5GHz帯が5764Mbps、2.4GHz帯が1376Mbpsです。いずれも理論値であり、そのまま社内での実測速度として扱わないことが重要です。
INTERNET Watchによると、レーダーを検知した際にチャンネルを自動で変更する「DFS障害回避機能」と、多数の端末間で通信のばらつきを抑える「公平通信制御機能」も搭載します。導入判断では、接続上限だけでなく、現在の利用場所で何が問題になっているかを整理して比較したいところです。
給電方式と型番で、設置条件・導入作業が変わる
INTERNET Watchによると、10GBASE-Tポートと2.5GBASE-Tポートを各1基備えます。また、LANケーブル経由で電力を受けるPoE++(IEEE 802.3bt)受電に対応します。発注前には、既存の給電機器がこの方式に対応するかを確認する必要があります。
同報道では、WAPM-BETRの動作保証温度は0~50℃です。低温対応のWAPM-BETRAは、PoE給電時がマイナス25~50℃、ACアダプター利用時がマイナス15~50℃とされています。低温モデルでも、給電方法によって保証される温度範囲が違います。
クラウド Watchによると、両モデルは無料のリモート管理サービス「キキNavi」に対応します。同媒体が伝えたバッファローの説明では、遠隔監視、トラブル解析、簡易操作が可能です。
さらに、INTERNET Watchは「WAPM-BETR/Z」「WAPM-BETRA/Z」を、キキNavi クラウドゼロタッチ専用型番として同時発売予定と報じています。クラウド Watchによると、専用型番では開梱・通電せず機器を一括登録でき、導入先でネット接続すると事前設定が自動で反映されます。通常型番と専用型番を分けて検討してください。INTERNET Watchは、別売の管理ソフト「WLS-ADT」「WLS-ADT/LW」への対応も伝えています。
影響する会社・しない会社
以下は、報道された仕様を基にした導入検討の目安です。
- 影響する: 多数の端末を接続する法人向け無線LANの新設・更新を検討している会社です。最大1536台だけでなく、各周波数帯512台という上限も比較条件になります。
- 影響する: 0℃未満の場所への設置や、導入先で事前設定を自動反映する運用を検討している会社です。給電方式と低温対応モデル、専用型番の選択が関係します。
- 影響しない: 今回の製品の導入予定がない会社は、新製品発売を理由に既存機器を変更する対応とは切り分けられます。既存製品の利用者に必要な変更は、今回の報道には書かれていません。
情シスが今日やること
次の確認は導入検討のための提案です。報道で対応期限が示されたものではありません。
- 今日、IT資産台帳と既存アクセスポイントの管理画面を確認します。設置場所、機種、把握できる周波数帯別の接続台数をまとめ、更新候補を絞ります。具体的な画面名は報道には書かれていないため、現在使っている機器の画面で確認してください。
- 発注前に、ネットワーク担当者や保守委託先へ給電機器の型番を渡します。PoE++(IEEE 802.3bt)への対応と、既存設備との接続条件を確認してもらいます。
- 型番を決める前に、設置先の施設管理担当者へ最低・最高温度を確認します。低温モデルを選ぶ場合は、PoE給電かACアダプターかも併せて決めます。
- 見積もり依頼前に、調達担当者と導入作業者へ、通常型番か「/Z」専用型番かを共有します。事前登録と設定を誰が担当するかを決め、2026年10月下旬の発売予定に合わせて、販売先へ納期を確認してください。