Microsoftは2026年10月20日、Microsoft 365のロードマップに、Teamsの「既定の会議テンプレート(Default meeting templates)」を載せました。利用者がOutlookかTeamsの予定表で会議を入れるたびに、管理者が決めた組織の会議の設定を、自動で当てる機能です。
使えるのは、Teams Premiumのライセンスを割り当てた主催者だけとされています。この記事では、ロードマップに書かれたことと、Microsoft Learnに書かれたいまの会議テンプレートの仕組みを分けて整理します。内容は2026年10月21日に確かめたものです。
ロードマップに書かれたこと
Microsoft 365ロードマップのID 576609。展開の開始は2026年11月出典: Microsoft 365 Roadmap(引用)
| 項目 |
ロードマップの内容 |
| 中身 |
利用者がOutlookかTeamsの予定表で会議を入れると、組織の決めた会議の設定(保護の設定を含む)を自動で当てる |
| ねらい |
会議の設定を組織の全体にそろえて当て、主催者が手で会議のオプションを決める手間を減らす |
| 条件 |
Teams Premiumのライセンスを割り当てた主催者だけが使える |
| 状況 |
開発中。展開の開始は2026年11月の予定 |
| 対象 |
世界向けの標準のテナント。デスクトップ、Mac、Web |
これまでの会議テンプレートは、主催者が会議を入れるときに選んで使うものでした。既定の会議テンプレートでは、主催者が選ばなくても組織の設定が当たる点が変わります。どの会議にどのテンプレートを既定にするか、どの管理画面で決めるかは、ロードマップには書かれていません。
いまの会議テンプレートでできること
Learnの説明では、Teams Premiumのカスタムの会議テンプレートで、主催者がふだん決める会議のオプションを管理者が決められます。
Microsoft Learnのカスタムの会議テンプレートの説明(英語)出典: Microsoft Learn「Overview of custom meeting templates in Microsoft Teams」(引用)
- オプションごとに、既定の値、主催者に見せるか(表示)、主催者が変えられないよう固定するか(ロック)を決められる
- テンプレートは50個まで作れる。作ってから利用者に見えるまで、最大24時間かかる
- 管理センターの「会議」の「会議テンプレート」で作り、「会議テンプレートのポリシー」で、利用者やグループごとに見せるテンプレートを絞れる
テンプレートで決められるオプションには、次のようなものがあります。
- セキュリティ: 秘密度ラベル、ロビーを通らずに入れる人、エンドツーエンドの暗号化、画面共有とカメラの映像の透かし、画面共有での機密の内容の検出、会議のチャットのコピーや転送の禁止
- 録画と文字起こし: 録画できる人と自動の録画、会議でのCopilotの使い方
- 参加者のマイクとカメラ、会議のチャットを使えるか
Learnは、テンプレートに秘密度ラベルを入れるには、コンプライアンスの管理者が先にPurviewのラベルのポリシーで、そのラベルをTeamsの管理者に公開しておく必要があるとしています。また、テンプレートの設定を変えると、これから入れる会議に加え、そのテンプレートで入れ済みの会議にも反映されるとしています。
影響する会社・しない会社
- 影響する: Teams Premiumを契約し、会議の設定を組織でそろえたい会社です。11月以降、主催者が選ばなくても決めた設定を当てられるようになります。
- 影響する: 社外との会議で、ロビーや録画、透かしなどの決まりを守らせたい会社です。既定のテンプレートで、主催者ごとのばらつきを減らせる可能性があります。
- 影響しない: Teams Premiumを契約していない会社は、ロードマップの条件では、この機能を使えません。