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UpdraftPlusの遠隔管理の鍵が盗まれWordPressに裏口 1.26.13と鍵の削除を

WordPressのバックアップのプラグインUpdraftPlusを作るTeamUpdraftが侵入を受け、遠隔管理のUpdraftCentralの鍵などが盗まれました。盗まれた鍵で、つながったサイトに裏口のプラグインが入れられています。1.26.13・2.26.13への更新、鍵の削除、不審なアカウントとプラグインの確認を整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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UpdraftPlusの遠隔管理の鍵が盗まれWordPressに裏口 1.26.13と鍵の削除を

この記事のまとめ

  • WordPressのバックアップのプラグイン「UpdraftPlus」を作る英TeamUpdraftは2026年10月19日、10月17〜18日に自社のサイトが不正アクセスを受け、顧客のデータベースが見られたとみられると公表しました。中には、サイトに命令を送れる遠隔管理「UpdraftCentral」の接続の鍵も含まれます。
  • セキュリティ会社のPatchstackとNethembaによると、盗まれた鍵で、つながったサイトに裏口のプラグインが入れられました。プラグインやWordPressの脆弱性ではなく、正しい鍵で署名された命令のため、最新版でも防げませんでした。
  • TeamUpdraftは1.26.13(無料版)・2.26.13(有料版)で古い接続を切るとしています。1.26.12・2.26.12は不具合で鍵を消せないため使わず、更新のあとも鍵が残っていないか、見覚えのないアカウントやプラグインが無いかを、サイトごとに確かめます。
こんな方に#20代#30代#40代#50代実務

WordPressのバックアップのプラグイン「UpdraftPlus」を作る英TeamUpdraftが、自社のサイトへの不正アクセスを公表しました。盗まれたとみられる情報には、つながったサイトに命令を送れる遠隔管理「UpdraftCentral」の接続の鍵が含まれます。実際に、この鍵を使って、つながったサイトに裏口のプラグインが入れられています。UpdraftPlusは400万以上のサイトで使われています。会社のサイトをWordPressで作っている場合は、制作会社や保守の会社に任せていても、今日のうちに確かめてください。

何が起きたか

TeamUpdraftの公表(10月19日、20日に更新)によると、10月17〜18日の週末に、teamupdraft.comのサイトへの不正アクセスを見つけました。同社は、顧客のデータベースが見られたとみています。入っていた情報は次のとおりです。

  • 名前、メールアドレス、請求先の住所、注文の履歴
  • アカウントのパスワード(ハッシュにした形で保存)
  • 2段階認証の設定
  • UpdraftCentral・UpdraftVault・UpdraftClone の接続の鍵
TeamUpdraftの公表の一部。顧客のデータベースが見られたとみられ、名前・メールアドレス・請求先の住所・注文の履歴、ハッシュにしたパスワード、2段階認証の設定、UpdraftCentral・UpdraftVault・UpdraftCloneの接続の鍵が入っていたこと。カードの情報は持たず支払いはStripeとPayPalが扱うこと、プラグインと配布、自分の保存先に送ったバックアップは影響を受けていないが、UpdraftCentral経由でサイトを操作された場合は保存先をつなぎ直し鍵を変えるよう勧めること、自社で動かすUpdraftCentralは影響を受けないこと、が書かれている
TeamUpdraftの公表。見られたとみられる情報と、影響を受けないもの(英語)出典: TeamUpdraft「TeamUpdraft security incident: What customers need to know」(引用)

カードの情報は持っておらず、支払いはStripeとPayPalが扱っているとしています。UpdraftPlusのプラグインそのものと、その配布は影響を受けていません。自分の保存先に送ったバックアップも無事としています。自社で動かすUpdraftCentralは影響を受けません。

TeamUpdraftは、侵入の経路をふさぎ、すべてのアカウントをログアウトさせ、影響を受けうる鍵を取り替えたとしています。UpdraftVaultはすべてのサイトの接続を切り、UpdraftCloneの鍵はすべて取り替えました。英国の個人情報の監督機関(ICO)などにも届け出ています。どこから入られたかは、公表されていません。

盗まれた鍵で、つながったサイトに裏口

UpdraftCentralは、たくさんのWordPressのサイトを1か所から管理する仕組みです。サイトに鍵ができると、そのサイトは、管理画面の鍵で署名された命令を、1件ずつの確認なしに実行します。

Patchstackによると、攻撃は10月18日15時32分(協定世界時)から19日9時23分まで続き、盗まれた鍵で署名した命令で、つながったサイトにプラグインが入れられました。見つかった裏口のプラグインの名前は99種類で、保守や速さの改善の道具のような名前でした。Patchstackは、これはプラグインの脆弱性ではないため、CVEの番号は付かないとしています。正しい鍵で署名された命令なので、当時の最新版も、ほかのセキュリティのプラグインも防げませんでした。

Patchstackの分析のまとめの表。製品はTeamUpdraftのUpdraftPlusとUpdraftCentral、種類は遠隔管理の鍵が盗まれたことによるサイトの乗っ取り、CVEは無く鍵の漏えいでありコードの欠陥ではない、攻撃者は盗んだ管理画面の鍵で認証するため認証は不要、影響はUpdraftCentralの鍵があるすべての版のサイト、修正版は10月19日時点で無し、悪用は進行中、最初に見つかったのは2026年10月18日15時32分
Patchstackのまとめ(10月19日時点・英語)。脆弱性ではなく鍵が盗まれた件で、CVEは無い出典: Patchstack「Stolen UpdraftCentral Keys Are Backdooring WordPress Sites」(引用)

Patchstackと、自社のサイトで攻撃を見つけたNethembaによると、裏口は次のように見つけにくく作られています。

  • 作るアカウントは「編集者」に見えるが、設定の変更やプラグインを入れる権限を持つ。管理者の一覧を見ても気づきにくい
  • ログインの画面を通らずに入るため、2段階認証やログインの回数の制限が効かない
  • 裏口のプラグインを消しても、作られたアカウントは残る
  • 「Site Health Cache」という名前のものは、管理画面のプラグインの一覧に出ないように隠れる

Nethembaは、攻撃者が20日にも、消された裏口を試しに来たと報告しています。サイトの側の鍵には期限が無く、2025年11月に作った鍵が2026年10月にも使えたとしています。

更新は1.26.13・2.26.13へ。1.26.12は鍵が消えない

TeamUpdraftは、UpdraftPlusの1.26.13(無料版)と2.26.13(有料版)で、10月18日22時(英国夏時間)より前に作ったUpdraftCentralの接続を自動で切り、古い鍵を使えなくしたとしています。

ただ、Nethembaは、先に出た1.26.12・2.26.12は不具合で鍵を1つも消さないと指摘しています。また、1.26.13が自動で消すのは10月18日12時7分(協定世界時)より前の鍵で、12時7分から21時(英国夏時間の22時)の間に作った鍵は残るとしています。TeamUpdraftの公表の手順には、まだ「1.26.12以降」と書かれているため、更新先は1.26.13・2.26.13以降にし、更新のあとも鍵が残っていないかを自分で確かめます。

なお、6月には、同じUpdraftCentralの仕組みで、鍵なしで命令を偽れる脆弱性(CVE-2026-10795)が1.26.5・2.26.5で直っています。それより古い版のサイトは、両方の危険を抱えています。

影響する会社・しない会社

  • 影響する: UpdraftPlusを入れたWordPressのサイトで、クラウドのUpdraftCentralにつないでいる会社です。使った覚えがなくても、プラグインの中でteamupdraft.comにログインしたことがあれば、鍵ができている場合があります。
  • 影響する: teamupdraft.comのアカウントを持つ会社です。パスワードと2段階認証の設定を変える必要があります。
  • 影響する: サイトの制作や保守を外に任せている会社です。保守の会社がUpdraftCentralでまとめて管理していることがあります。
  • 影響しない: UpdraftPlusを入れていないサイトです。また、自社で動かすUpdraftCentralは影響を受けないとしています。

制作のサービスの提供元が破られて、利用者のサイトに影響が及んだ例は、Studioに不正アクセス 全ユーザーに影響の恐れ 個情委へは連名報告もでも取り上げています。

情シスが今日やること

  1. UpdraftPlusを使っているサイトを洗い出す。 会社のサイト、キャンペーンのサイト、採用のサイトなど、WordPressのサイトをすべて挙げ、UpdraftPlusが入っているかを確かめます。保守を任せている場合は、制作会社や保守の会社に今日中に問い合わせます。
  2. 1.26.13・2.26.13以降に更新し、鍵を消す。 UpdraftCentralを経由せず、各サイトの管理画面に直接ログインします。更新のあと、「設定 → UpdraftPlus Backups → Advanced Tools → UpdraftCentral」で、残っている鍵をすべて消します。
  3. 見覚えのないアカウントとプラグインを探す。 管理者だけでなく「編集者」のアカウントも見ます。プラグインは、管理画面に出ないものがあるため、サーバーのファイルの一覧でも確かめます。保守の会社には、PatchstackやNethembaが公開している痕跡の見つけ方で調べるよう頼みます。
  4. 見つかったら、サイトを乗っ取られたものとして扱う。 10月17日より前のバックアップから戻し、管理者のパスワードを変え、すべてのログインを切ります。UpdraftCentral経由で操作されていたら、バックアップの保存先もつなぎ直し、保存先の鍵を変えます。
  5. teamupdraft.comのアカウントを守る。 パスワードを変え、同じパスワードをほかで使っていればそれも変えます。2段階認証も設定し直します。TeamUpdraftを名乗るメールのリンクは開かず、サイトに直接入ります。

WordPressのサイトで、裏口を消しても戻ってくる例は、消しても数秒で戻るWordPressのマルウェア「SC」 8か所に潜み、消す順番が肝でも取り上げています。

よくある質問

QUpdraftCentralを使ったことがなければ、関係ありませんか。

A関係があるかもしれません。PatchstackとNethembaは、プラグインの中でteamupdraft.comのアカウントにログインすると、「このサイトをUpdraftCentralに追加する」の欄に最初から印が付いていて、気づかないうちに鍵ができる場合があると指摘しています。有料版の更新のためにログインしたサイトは、とくに確かめてください。プラグインを入れただけでは鍵はできません。

Qバックアップは無事ですか。

ATeamUpdraftは、Google DriveやDropbox、Amazon S3など、自分の保存先に送ったバックアップは影響を受けていないとしています。ただし、UpdraftCentral経由でサイトを操作された場合は、念のため保存先をつなぎ直し、保存先の鍵を変えるよう勧めています。UpdraftVaultは、すべてのサイトの接続が切られたため、つなぎ直すまでバックアップが届きません。

Q自社でUpdraftCentralを動かしている場合はどうですか。

ATeamUpdraftは、自社で動かすUpdraftCentral(セルフホスト)は影響を受けないとしています。影響を受けたのは、TeamUpdraftが運営するクラウドのUpdraftCentralです。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月21日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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