SCSKは2026年10月14日、生成AIとの対話でExcel業務のアプリ化を支援する「CELF AI開発エージェント(仮称)」を発表しました。プログラムのコードを書かずにアプリを開発するサービス「CELF」に、AIへチャットで開発作業を指示する仕組みを加えます。β版は2026年10月23日から提供し、CELFを利用中、または導入を検討中の企業を先着30社募集します。
AIが作成し、担当者が確認・修正する開発へ
新サービスは、AnthropicのAIエージェント型開発ツール「Claude Code」を活用します。AIエージェントは、指示に沿って作業を進めるAIの仕組みです。SCSKによると、設計・実装・テスト・保守をチャットでAIに指示して進められます。
担当者が普段の言葉でアプリの要件を伝えると、AIが画面、データを格納するテーブル、業務の処理手順に当たるロジックを作成します。担当者は生成結果を確認し、対話で修正できます。生成したロジックは、処理の流れを視覚的に扱うビジュアルプログラミングで可視化されます。
SCSKは、CELFの開発ノウハウや推奨する開発方法を踏まえて支援するとしています。情シスが試用する際のポイントは、生成できたかだけでなく、担当者が処理内容を理解し、修正できるかです。β版では新規アプリ開発と既存アプリ改修の両方を試せるため、自社の目的に合う方を選んで確認するのがよいでしょう。
β版は無償、Claude Codeの費用は別途必要
β版の参加企業募集期間は、2026年10月14日から2026年11月20日までです。募集枠は先着30社で、利用環境の提供期間は約1カ月間となります。募集期間と、参加企業が実際に試用できる期間は分けて確認する必要があります。
CELF AI開発エージェントのβ版は無償ですが、Claude Codeの利用料は別途必要です。SCSKがAmazon Bedrock経由のClaude Code利用環境を提供します。参加企業には、導入時のオンライン説明会と技術サポート窓口も用意します。
正式版の価格は別途案内されます。また、SCSKは、業務部門などでアプリを作る市民開発者向けサービスを2027年春に提供する予定です。これは予定であり、今回のβ版募集とは分けて捉える必要があります。
影響する会社・しない会社
- 影響する: CELFを利用中で、新規アプリ開発や既存アプリ改修を試したい会社です。β版の募集対象に含まれます。
- 影響する: CELFの導入を検討しており、Excel業務のアプリ化を試したい会社です。既存利用企業だけでなく、導入検討中の企業も応募対象です。
- 影響しない: CELFを利用しておらず、導入も検討していない会社は、今回示されたβ版の募集対象には含まれません。
- 影響しない: β版に参加しない会社について、既存アプリの変更や移行を必須とする案内は発表には書かれていません。対応するCELFのプランや版の条件も、発表には書かれていません。
情シスが今日やること
- CELFの利用状況と検証担当者を確認する。 社内のIT資産台帳や契約資料で利用状況を確認し、業務部門に導入検討の有無を聞いてください。β版の申込画面や管理画面の操作手順は、発表には書かれていません。応募前にSCSKへ申込方法と参加条件を確認します。
- 試す業務と合格条件を決める。 応募前に、業務担当者と「Excel業務からの新規開発」か「既存CELFアプリの改修」かを選びます。生成結果の確認担当と、期待する画面・処理・テスト結果を記録し、約1カ月で評価できる範囲に絞ってください。
- 費用を確認し、予算担当者へ知らせる。 参加判断前に、SCSKへClaude Codeの利用料と費用の確認方法を問い合わせます。予算担当者には、β版は無償でも別途費用が必要で、正式版の価格は未案内であることを伝えてください。
- 応募期限と検証日程を分けて管理する。 募集期限の2026年11月20日まで待つのではなく、先着30社という条件を踏まえて参加可否を決めます。参加が決まったら、オンライン説明会で利用開始・終了日と技術サポート窓口を確認し、業務担当者と検証予定を共有してください。