NTT東日本は2026年10月20日、「フレッツ 光クロス」の提供地域を9道県で広げる日程を発表しました。追加地域では2027年1月から3月に順次提供を始めます。対象地域に拠点がある会社は、所在地ごとの受付日と、建物で利用できるかの確認が必要です。
受付・提供は5段階、茨城県は地域で日程が異なる
今回確定したのは、2026年6月23日に予告したエリア拡大の受付・提供開始日です。9道県の全域が対象になるわけではなく、いずれも追加される市町村の一部で提供します。
- 北海道・青森県・岩手県:2027年1月20日受付開始、2027年1月21日提供開始です。北海道は函館市、釧路市、帯広市、北見市、岩見沢市など10市町、青森県は弘前市、五所川原市、十和田市、三沢市、つがる市など7市町が対象です。岩手県は宮古市、花巻市、北上市、奥州市で拡大します。
- 秋田県・栃木県・群馬県:2027年1月27日受付開始、2027年1月28日提供開始です。秋田県は能代市、横手市、大館市、由利本荘市、大仙市、栃木県は栃木市と下都賀郡壬生町、群馬県は富岡市が対象です。
- 山梨県・茨城県の一部追加地域:2027年2月1日受付開始、2027年2月2日提供開始です。山梨県は都留市、富士吉田市、南都留郡忍野村など6市町村で拡大します。茨城県は下妻市、ひたちなか市、守谷市、那珂市、坂東市、桜川市、つくばみらい市が対象です。
- 千葉県:2027年2月10日受付開始、2027年2月11日提供開始です。館山市、印西市、印旛郡栄町で拡大します。
- 茨城県の別の追加地域:2027年3月10日受付開始、2027年3月11日提供開始です。龍ケ崎市、取手市、牛久市、つくば市、つくばみらい市、稲敷郡阿見町が対象です。
つくばみらい市は、2月と3月の両方に含まれます。市名だけで日程を決めず、拠点の住所で確認する必要があります。また、水戸市は既に提供中のため、今回の追加対象から外れました。NTT東日本は2026年6月23日の発表内容を訂正しています。
最大概ね10Gbpsでも、速度と開通日は個別に確認
フレッツ 光クロスは、上り・下り最大概ね10Gbpsのベストエフォートサービスです。ベストエフォートとは、一定の通信速度を保証するものではない提供方式です。最大概ね10Gbpsは技術規格上の値であり、実際の通信速度ではありません。端末の仕様や回線の混雑などで、実際の速度が大幅に低下する場合があります。
提供地域内でも、建物設備などにより利用を待つ場合や、利用できない場合があります。申し込みから利用開始までの期間も、利用者の設備状況で異なります。地域の提供開始日を、そのまま自社拠点の開通日として扱わないことが重要です。
また、他の事業者が回線サービスを提供する光コラボレーションモデルの対象です。同モデルで申し込む場合は、各事業者が受け付けます。
影響する会社・しない会社
- 影響する: 9道県の追加地域に拠点があり、フレッツ 光クロスの導入を検討する会社です。市町村名が対象でも、住所と建物設備による利用可否の確認が必要です。
- 影響する: 追加地域で光コラボレーションモデルによる利用を検討する会社です。申し込み先は各事業者となるため、その事業者への確認が必要です。
- 影響しない: 水戸市の拠点を、今回の新規追加として待っていた会社です。水戸市は既に提供中で、今回の追加日程の対象ではありません。
- 影響しない: 今回の追加地域外の拠点だけで導入を検討する会社です。今回の日程は対象外であり、その拠点の提供状況を示すものではありません。
情シスが今日やること
- 今日、拠点台帳の所在地欄を確認します。 9道県にある拠点を抜き出し、公式発表の対象地域と照合してください。茨城県は受付時期を分けて記録し、つくばみらい市は市名だけで振り分けないようにします。
- 申し込みの検討前に、契約資料で回線の提供事業者を確認します。 光コラボレーションモデルを選ぶ場合は、その事業者に拠点住所を伝え、利用可否と申し込み方法を問い合わせます。
- 対象の受付開始日までに、現地担当者と設備状況を整理します。 利用可否や開通までの期間を確認し、未確認の項目は未確定として残してください。地域の提供開始日だけで切り替え日を決めないようにします。
- 導入計画を承認する前に、拠点責任者と購買担当へ条件を共有します。 最大概ね10Gbpsは実測値ではないこと、建物によって利用できない場合があることを伝えます。速度の見込みと開通日を、確定事項と分けて扱ってください。
拠点情報の集め方は、支店・営業所・店舗のITは誰が見る?情シスが現地に行かずに直す連絡票と写真台帳も参考になります。