AIエージェントどうしをつなぐ仕組み「A2A」の、Java版の部品「A2A Java SDK」の欠陥5件が、2026年10月20日(協定世界時)にGitHubの勧告のデータベースに載りました。ほかの人のタスクを読める欠陥や、認証の情報が記録や転送で漏れる欠陥です。
開発元は8月から9月にかけて直していて、1.3.2.Final以降に上げれば5件とも直ります。
5件の中身

| CVE | 深刻度 | 中身 | 直った版 |
|---|---|---|---|
| CVE-2026-111764 | High(CVSS 3.1で7.5) | 既定のタスクの保管が、持ち主の確かめをしない。決まった組み込み方をしないと、ほかの人のタスクを読める | 1.3.0.Final |
| CVE-2026-111765 | High(CVSS 3.1で7.5) | Android版のクライアントの送信で、前の修正(転送を追わない設定)が上書きされ、転送の先に認証の情報を渡してしまう | 1.3.2.Final |
| CVE-2026-111761 | Medium(CVSS 3.1で5.8) | 通知の送り先のURLを確かめず、社内やクラウドの管理の宛先(169.254.169.254など)へ要求を出せる(SSRF)。認証は要らない | 1.3.0.Final |
| CVE-2026-111763 | Medium(CVSS 4.0で5.7) | 相手のエージェントが決めた見出しの名前で、APIのキーを送る。転送されると、ほかのサーバーに漏れる | 1.3.0.Final |
| CVE-2026-111762 | Medium(CVSS 4.0で5.7) | 通知の設定の読み込みに失敗すると、要求の本文ごと、通知の認証の情報が記録に平文で残る | 1.3.0.Final |
CVE-2026-111764について勧告は、利用者を確かめる仕組みを自分で用意し、決まった形で組み込んだ場合だけ確かめが働くと説明しています。既定の保管を使う場合や、Springなど別の作りで組み込んだ場合は、確かめが働きません。
CVE-2026-111762は、記録を見られる人なら、通知の宛先の認証の情報を読めてしまう欠陥です。記録を集める仕組みを使っていれば、そこにも残ります。












