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CPSFが約7年ぶりに改訂へ 1.1案の意見募集、SCS評価制度も対策例に

経済産業省は2026年10月23日、サイバー・フィジカル・セキュリティ対策フレームワーク(CPSF)version 1.1(案)への意見の募集を始めました。NIST CSF 2.0などに合わせて対策要件を直し、対策例にはSCS評価制度の★3・★4の基準なども取り込みます。締め切りは12月21日です。取引先の点検にCPSFを使う会社が確かめることを整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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CPSFが約7年ぶりに改訂へ 1.1案の意見募集、SCS評価制度も対策例に

この記事のまとめ

  • 経済産業省は10月23日、2019年に作ったCPSFを改訂するversion 1.1(案)への意見の募集を、e-Govで始めました。締め切りは2026年12月21日(月)必着です。
  • 今回直すのは、第Ⅲ部の対策要件と対策例、添付B〜Eです。NIST CSF 2.0などに合わせ、対策要件を「統治」など6つの機能に整理し直し、IDも付け直します。
  • 添付Cの対策例には、SCS評価制度の★3・★4の評価基準なども取り込み、3つの段階に分けます。取引先の点検にCPSFを使う会社は、新旧の対応表で自社の点検表を照らし合わせます。
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経済産業省は2026年10月23日、「サイバー・フィジカル・セキュリティ対策フレームワーク(CPSF)」を改訂するversion 1.1(案)への意見の募集を、e-Govで始めました。CPSFは2019年4月に作られた、サプライチェーン全体のセキュリティ対策の考え方と、対策の要件・例をまとめた枠組みです。改訂は約7年ぶりです。

意見の締め切りは、2026年12月21日(月)必着です。

何が変わるか

図解。題はCPSF version 1.1(案)で何が変わるか。経済産業省が2019年に作ったCPSFを約7年ぶりに改訂する案で、2026年10月23日から意見を募集。今回直す部分: 第Ⅲ部メソッドはNIST CSF 2.0などに合わせて対策要件を直しIDを付け直す、添付Bは直した対策要件の列だけ更新、添付CはSCS評価制度の★3・★4の基準なども対策例にして3つの段階に分ける、添付DはCSF 2.0・SP 800-171 Rev.3・800-53 Rev.5・ISO/IEC 27001:2022に更新、添付Eは定義の更新と新しい用語の追加。直さない部分: 第Ⅰ部・第Ⅱ部と添付Aは将来に改訂。6つの機能ごとの主な対策例: 統治は経営層への報告とサイバー保険、識別は守るデータの把握と脅威の把握と改善、防御はアクセス権の棚卸しとゼロトラストと止まらない作り、検知は見張る対象を広げることと重要度で分けること、対応は初めの報告の確かめと経営層への報告、復旧は戻す前の確かめと事後の報告書。まとめ: 意見は2026年12月21日(月)必着、e-Govのフォームかメールで出せる。AIのリスクへの対応は来年度以降の改訂で検討
CPSF version 1.1(案)の改訂の範囲と、6つの機能で足された主な対策例作成: 編集部 / もとの資料: 経済産業省「CPSFの改訂概要」「意見公募要領」

意見公募要領と改訂概要によると、今回の改訂は、NIST CSF 2.0などの国際的な動向を主に反映したものです。CPSFを作るときに参考にした規格が、相次いで新しくなったためです。

構成 今回 中身
第Ⅰ部 コンセプト・第Ⅱ部 ポリシー 直さない AIの国際的な枠組みの動きを見て、将来に改訂
第Ⅲ部 メソッド(対策要件と対策例) 直す NIST CSF 2.0などに合わせて対策要件を直し、IDを付け直す
添付A ユースケース 直さない 第Ⅰ部・第Ⅱ部とあわせて将来に改訂
添付B リスク源と対策要件の対応 直す 直した対策要件の列だけを更新
添付C 対策例 直す SCS評価制度の★3・★4の評価基準なども対策例に。Basic・Advanced・High-Advancedの3つの段階に分ける
添付D 海外の規格との対応 直す NIST CSF 2.0、SP 800-171 Rev.3・SP 800-53 Rev.5、ISO/IEC 27001:2022の付属書Aとの対応に更新
添付E 用語集 直す 定義の更新と、新しい用語の追加

対策要件は、NIST CSF 2.0と同じく「統治」「識別」「防御」「検知」「対応」「復旧」の6つの機能に整理し直され、IDも新しくなります(例: CPS.GV.OC-02)。改訂概要には、version 1.0のどの対策要件が、1.1のどれにまとまったかを示す新旧の対応表が付いています。

6つの機能で足された主な対策例

改訂概要が挙げる、新しく足した主な対策例は次のとおりです。

機能 主な対策例
統治 経営層への報告の頻度と方法を決める。取引先のリスクを経営層の関与の下で扱う。リスクを良い面と悪い面の両方で見る。サイバー保険に入るかを判断する
識別 社内に散らばる守るデータと、その取得元・管理者を定期に把握する。脅威の情報を使い、潜む脅威を探す。侵入の試験や第三者の評価、取引先との演習と事故のあとの共同の振り返り
防御 ID の主張(アサーション)を守る。アクセス権を定期に棚卸しする。ゼロトラストの作りを入れる。使用中のデータを守る。1か所が止まると全体が止まる作りを避ける
検知 機器の改ざん、標準の設定からのずれ、記憶装置や電源の使われ方も見張る。おとりの仕組み(デセプション)で見張る。事故を段階で分類する
対応 初めの事故の報告が正しいかを確かめ、誤検知や重複を防ぐ。経営層に状況を伝える。復旧の作業が業務に与える影響を確かめる
復旧 復旧に使う資産を、使う前に確かめる。本番に戻す前に侵害の跡を確かめる。事後の報告書を作り、社内外に知らせる

AIへの対応は来年度以降

意見公募要領と改訂概要では、AIのリスクへの対応は今回の範囲に入れていません。AIのセキュリティの国際的な枠組みがまだ固まっていないためです。来年度以降、AIがサイバー空間とフィジカル空間にもたらすリスクを調べ、必要に応じて第Ⅱ部と第Ⅲ部を直すとしています。その先で、第Ⅰ部の考え方(三層構造と6つの構成要素)も見直す予定です。

意見の出し方

項目 内容
期間 2026年10月23日(金)から12月21日(月)必着(日本時間)
対象 CPSF version 1.1(案)の本文と添付A〜E(日本語版と英語版)
出し方 e-Govの意見提出フォームから、日本語か英語で。使いにくいときは、別紙の用紙をメールで送る(件名は要領の指定どおり)
書くこと どの部分への意見か、意見の中身、理由(できれば根拠の出典も)
公開 氏名・住所・電話番号・メールアドレス以外は公開されることがある。個別の回答はしない

改訂の箇所を細かく見たいときは、e-Govに付いている変更履歴つきの本文と用語集を使います。

重要インフラの事業者と取引先に求められる対策は、重要インフラ統一基準が10月1日施行 16分野と取引先の情シスが確かめることにまとめています。

影響する会社・しない会社

  • 影響する: CPSFやその添付の対策例を、自社や取引先のセキュリティの点検表の下敷きにしている会社です。対策要件のIDが変わるため、表の照らし合わせが要ります。
  • 影響する: 取引先からSCS評価制度の★3・★4を求められている、または求めている会社です。CPSFの対策例と★の基準が近づきます。
  • 影響する: 工場の機器やIoT機器など、サイバー空間とフィジカル空間にまたがる仕組みを持つ製造業などの会社です。
  • 影響しない(今のところ): CPSFを使っていない会社です。ただし、取引先の点検の書式に、CPSFが使われていることがあります。

情シスが今日やること

  1. 自社の点検表の下敷きを確かめる。 社内の規程や、取引先に出しているセキュリティの点検表が、CPSF version 1.0の対策要件やIDを使っていないかを確かめます。
  2. 新旧の対応表で照らし合わせる。 使っているなら、改訂概要の新旧の対応表で、1.0の要件が1.1のどれにまとまったかを見ます。正式版が出たときに直す箇所を、今のうちに一覧にしておきます。
  3. ★の基準と並べる。 取引先からSCS評価制度の★3・★4を求められているなら、添付Cの対策例と★の基準を並べ、自社の対応の進み具合を確かめます。
  4. 意見を出すか決める。 自社の業種の現場で使いにくい点があれば、12月21日までに意見を出せます。業界団体を通じて出す方法もあります(当社の見立て)。
  5. AIの扱いは別に決める。 今回の改訂にはAIのリスクは入っていません。社内のAIの利用のルールは、ほかの指針も見て別に決めます。

よくある質問

QCPSFは誰が作っているものですか。

A経済産業省です。今回の意見の募集も、経済産業省の商務情報政策局 サイバーセキュリティ課・情報経済課が所管しています。e-Govはデジタル庁が運営する窓口です。

QAIのリスクは入っていますか。

A意見公募要領と改訂概要では、今回はNIST CSF 2.0などの国際的な動向を主に反映し、AIの活用や脅威の動向を踏まえた改訂は来年度以降に検討するとしています。AIのセキュリティの国際的な枠組みがまだ固まっていないため、今取り込むのは早いとしています。

Q意見はどう出しますか。

Ae-Govの意見提出フォームから、日本語か英語で出します。e-Govが使いにくい場合は、要領の別紙の用紙に書いて、経済産業省の指定のメールアドレスに送れます。電話では受け付けていません。氏名・住所・電話番号・メールアドレス以外は公開されることがあります。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月24日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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