NVIDIAは2026年10月21日、ドイツで開いたGTC Berlinで、AIエージェントを企業の基盤で安全に動かすための参照構成「OpenShell Reference Architecture」を発表しました。エージェントを作り、閉じ込め、見張り、統制するための設計の手本です。
AIのモデルや機器そのものの話ではなく、ここでは、情シスが社内でエージェントを動かすときに確かめることに絞って整理します。
参照構成の3つの層

| 層 | NVIDIAの説明 |
|---|---|
| 考える(推論) | Vera Rubinの基盤で、閉じたモデルや公開のモデルを動かす |
| 動く(実行) | Vera CPUの上で、エージェントの実行の仕組みOpenShellを動かす。エージェントが何をできるかを決める。規則を守らせる部分をエージェントと分けるため、乗っ取られたエージェントが自分の制限を変えられない |
| 見張る(統制) | BlueField-4の上で、安全の仕組みSentryを動かす。エージェントの手の届かない所から動きを見張り、境界の外に出ようとしたら、ミリ秒で隔離して止める |
NVIDIAの技術ブログによると、Sentryは、エージェントからモデルへの唯一の通り道に置かれます。エージェントが自分で報告する内容に頼らずに通信を調べ、オープンソースの規則の仕組み(Open Policy Agent)で、モデル・道具・データへの接続を許すかを判断します。エージェントは仕事を終えても、道具や認証情報を使う途中で安全の境界を越えることがあるため、見張りと止める仕組みは、エージェントの手の届かない所で動かす必要があるとしています。
参照の設計書には、「認証情報の代理(トークンをどこに置くか)」「信頼できる接続の仲介」「企業の道具へのアクセスの型」「安全と統制の型」などの章があります。











