Cloudflareは2026年10月24日の日本時間0時27分、Workersの定期実行の仕組み「Cron Triggers」の一部で、処理が遅れたり、抜けたり、2回以上動いたりしていると、公式の状況ページで知らせました。5時29分に修正を入れ、5時37分に解決したとしています。
同じ夜の0時47分からは、北米で通信の障害も起きました。アッシュバーンとアトランタの拠点のあいだの通信が遅れ、Cloudflareは通信会社の障害が原因と特定しました。3時43分に解決としています。
Workersの定期実行が遅れ、抜け、2回動いた
Cron Triggersは、Workersのプログラムを、決めた時刻に自動で動かす仕組みです。毎時の集計や、夜間のデータの取り込み、決まった時刻の通知などに使われます。
Cloudflareの状況ページ。0時27分に調査を始め、5時37分に解決(日本時間)出典: Cloudflare「Delayed, missed, and duplicated Workers Cron Triggers」(引用)
| 日本時間 |
状況 |
知らせた内容 |
| 0時27分 |
調査中(Investigating) |
一部のCron Triggersが遅れる、抜ける、2回以上動くという報告を調べている。決めた時刻に動かない、または2回以上動く呼び出しがある |
| 5時29分 |
見守り(Monitoring) |
修正を入れ、結果を見守っている |
| 5時37分 |
解決(Resolved) |
解決した |
影響したサービスは「Workers」で、区分は「Minor」です。調査中から修正までの約5時間、途中の知らせはありませんでした。原因、影響した利用者の範囲と地域、抜けた分をあとで動かすかどうかは書かれていません。
北米で通信の遅れ、一度戻ったあと再発
北米の通信の障害の初めの知らせ。1時7分に通信会社の障害と特定出典: Cloudflare「Network connectivity issues affecting services in North America」(引用)
| 日本時間 |
状況 |
知らせた内容 |
| 0時47分 |
調査中 |
アッシュバーンとアトランタの拠点のあいだの一部の通信で、性能が落ちている。米国東部のWorkersなどで、遅延、パケットの欠け、断続的なエラーが出ることがある |
| 1時7分 |
特定(Identified) |
通信会社の障害で、北米の一部の利用者で混雑と性能の低下が起きていると特定。影響のある経路を避けて通信を流し直している |
| 1時27分 |
見守り |
修正を入れ、結果を見守っている |
| 2時3分 |
特定 |
通信会社の側で障害が再発した。通信の流し方を変えて対処を続けている |
| 3時18分 |
見守り |
影響のある経路を避け、パケットの欠けは見られなくなった。通信会社は復旧したとしているが、一部の回線は戻している途中のため、流し方の変更はそのままにしている |
| 3時43分 |
解決 |
解決した |
影響したサービスは「Network」で、区分は「Major」です。この障害は、はじめ「Cloudflareの拠点のあいだの一部の通信の性能低下」という題で出て、のちに「北米のサービスに影響する通信の障害」に変わりました。
実行の記録の見方
Cloudflareの説明では、Workersの管理の画面の「Cron Events」で、定期実行の直近100回の記録を見られます。もっと長い期間は「Workers Logs」に残り、絞り込みもできます。GraphQL Analytics APIで取り出すこともできます。
処理の中では、予定の時刻(controller.scheduledTime)を受け取れます。同じ予定の時刻で2回動いたときに、2回目を飛ばすように作っておくと、重複に強くなります(当社の見立て)。