Notionは2026年10月13日(米太平洋時間)、ドキュメント共有サービス「Notion」本体と、外部連携に使う「Notion API」で性能低下(degraded performance)が起きたと、公式ステータスページで発表しました。日本時間では夜間にあたりますが、API連携の自動処理への影響に注意が必要です。
ここでは、何が起きたのか、どんな会社が影響を受けるのか、情シスが確認することを、Notionの公式発表から整理します。
何が起きたのか
Notionの公式ステータスによると、一部ユーザーで次のような性能低下が報告されました。
- Notion本体でのリアルタイム更新の遅延・欠落(ほかの人の編集が反映されない、遅れる)
- ページ作成の遅延
- Notion API経由の更新の遅延
- Notion AIへの画像アップロードの不具合
Notion公式ステータス。性能低下を報告し監視中(Monitoring)出典: Notion(引用)
発生したのは、米太平洋時間(PDT)の2026年10月13日の約2時ごろと、約7時30分から8時45分ごろです。日本時間にすると、10月13日の18時ごろと、10月13日23時30分から14日0時45分ごろにあたります。
Notionは「リアルタイム更新の問題には緩和策を適用し、回復を監視している」「報告されたAPIへの影響が完全に回復したかを確認中」としています。ステータスは「Monitoring(監視中)」で、10月14日未明の時点では「解決(Resolved)」の発表はまだ出ていません。原因や、影響を受けたユーザーの数・地域は公表されていません。
影響する会社・しない会社
関係するのは、Notionを業務で使っている会社や、Notion APIで他のツールと連携している会社です。
今回の性能低下は、日本の業務時間帯ではなく夜間にあたります。そのため、画面を操作していた人への直接の影響は限られたとみられます。ただし、Notion APIと連携した自動処理は24時間動くため、夜間のバッチ処理やデータ連携が遅れた・失敗した可能性があります。
Notionを使っていない会社は、今回の障害の直接の対象ではありません。ただし、クラウドサービス(SaaS)の障害はどのサービスでも起こり得ます。この機会に、障害時の確認手順を見直しておくと役立ちます。
SaaS障害のとき情シスが確認すること(編集部作成)作成: 編集部 / もとの資料: 情シスのミカタ編集部
情シスが今日やること
- Notionの公式ステータスページで、最新の状況(監視中か、解決済みか)を確認する
- Notion APIと連携した自動処理(定期的なデータ連携・バックアップなど)が、夜間に遅延・失敗していないかを点検し、必要なら再実行する
- 利用者から「遅い」「反映されない」という問い合わせが来たときに状況を共有できるよう、公式ステータスのURLを手元に用意する
- 重要なデータは、こまめにエクスポート・バックアップしておく
- 自社が依存しているSaaSの一覧と、それぞれの公式ステータスページのURLをまとめておく(障害時にすぐ確認できるように)
書かれていないこと
Notionは、今回の性能低下の原因、影響を受けたユーザーの数、対象の地域を公表していません。復旧の見込みも示されていません。ステータスは10月14日未明の時点で「監視中(Monitoring)」で、完全な解決はまだ確認できません。新しい発表が出たら、内容を更新します。