Cloudflareは、WARPとZero Trustの監査ログ配信障害について、日本時間2026年10月23日9時10分に解消を報告しました。一部顧客のWARP API監査ログには、遅延や未配信の可能性がありました。該当するログを調査や監査に使う企業は、障害の解消だけでなく、必要な記録が届いているかを確認する必要があります。
対象は監査ログの配信、一部の依存サービスにも影響の可能性
監査ログは、操作などを後から確かめるための記録です。Cloudflareは今回の障害の影響度を「Major Impact」としました。具体的には、一部顧客のWARP API監査ログに遅延や未配信の可能性があったと説明しています。APIは、システム同士が機能やデータをやり取りするための仕組みです。
また、依存する一部サービスにも影響した可能性があるとしています。ただし、そのサービス名や対象となった顧客の条件は、今回の発表には書かれていません。障害の名称だけで、WARPやZero Trustのすべての機能が停止したと受け取らないことが重要です。
日本での提供状況と、日本の利用者への影響は発表には書かれていません。原因が発生した場所として示されたPDXリージョンだけを根拠に、自社が対象外だと判断するのは避けてください。
日本時間10月23日に発生、修正後の監視を経て解消
障害の開始時刻は、日本時間2026年10月23日2時32分です。原因は、PDXリージョンにある共有内部データパイプラインの容量問題でした。データパイプラインとは、データを順に処理して送る仕組みです。
Cloudflareは調査段階で緩和策を実施し、パイプラインが一部復旧したと報告しました。その後、同日2時50分に修正適用済みとして監視へ移行し、同日9時10分に解消を報告しています。時刻はいずれも日本時間です。
今回の資料には、遅れていたログや未配信の可能性があったログが、すべて配信されたかどうかは書かれていません。そのため、解消の報告と、自社が必要とする過去のログがそろったかどうかは分けて確認するのがよいでしょう。
影響する会社・しない会社
- 影響する: WARPとZero Trustを利用し、今回対象となったWARP API監査ログを確認・収集している会社です。ただし、影響は一部顧客とされており、対象の契約プランや規模は発表には書かれていません。
- 影響する: 当該ログを使って操作の調査や監査を進めている会社です。記録が見つからない場合は、操作がなかったと結論づける前に、配信遅延や未配信の可能性を切り分ける必要があります。
- 影響しない: 影響がないと断定できるサービスや顧客の条件は、発表には書かれていません。依存サービスへの影響の可能性もあるため、利用サービス名だけで対象外とは判断できません。