auとUQ mobileのキャリアメール(auメール)が、10月28日の午前6時から全国で使えない、または使いにくい状態になっています。KDDIの告知によると、13時10分の時点でも障害は続いていて、復旧の見通しは立っていません。11時10分にメールの送信はできるようになりましたが、受け取る側の遅れが残っています。
原因について、KDDIはメール設備の処理の負荷が高い状態が続いているためと説明し、自社のシステムへの不正侵入は確認されていないとしています。音声通話とデータ通信は、ふだんどおり使えます。
KDDIの13時10分時点の告知。送信は回復し、受信などの障害が続く出典: KDDI「【障害発生】auおよびUQ mobileのメールサービスがご利用できない、またはご利用しづらい状況について(10月28日 午後1時10分時点)」(引用)
告知はどう変わったか
KDDIは、6時9分の第1報から、ほぼ1時間ごとに告知を出し直しています。
| 時点 |
主な中身 |
| 6時9分(第1報) |
6時からキャリアメールが使えない。対象はau、UQ mobile、au回線を使うMVNO |
| 7時10分 |
「使えない、または使いにくい」に改めた。対象からMVNOが外れた |
| 8時10分 |
「auメール持ち運びサービス」も使えない、または使いにくいとした |
| 10時10分 |
原因(メール設備の高い負荷)と、不正侵入は確認されていないことを書いた。ブラウザで使うWebメールを案内 |
| 11時10分 |
メールの送信はできるようになった |
| 12時10分・13時10分 |
前回からの変更はなし。復旧の見通しは未定のまま |
「auメール持ち運びサービス」は、auを解約したあとも、同じアドレスを有料で使い続けられるサービスです。auの回線を使っていない人のアドレスも、障害の対象に入っています。
影響を受ける会社と、受けない会社
auのアドレスあてのメールが届きにくい、というのが今の状態です。社員や取引先がauやUQ mobileのアドレスを使っている会社では、次のような所で影響が出ます。
- 社用スマホのキャリアメール。 社員どうしや取引先との連絡に、キャリアメールを使っている場合です。
- システムからの通知。 安否確認、勤怠や申請の承認、監視のアラートなどの送り先に、@au.comや@ezweb.ne.jpのアドレスを登録している場合です。
- 確認コード。 社員がauのアドレスで登録したサービスでは、ログインの確認コードやパスワードの再設定のメールが届かず、手続きが止まります。
- お客さまとの連絡。 自社のサービスからauのアドレスに送るメールも、相手に届くのが遅れます。問い合わせが増えるかもしれません。
送信は戻っているので、auのアドレスから送られてくるメールは受け取れます。困るのは、auのアドレスで受け取る側です。業務の連絡や通知に、auやUQ mobileのアドレスを使っていない会社は、今回の障害の影響を受けません。
情シスが今日確認すること
- 社員に、auとUQ mobileのキャリアメールが届きにくいことを知らせます。急ぎの連絡は、電話や社内のチャットを使うよう伝えます。
- 安否確認や監視のアラートなど、送り先にキャリアメールのアドレスがあるシステムを洗い出します。今日のうちに大事な通知を送るなら、別の手段でも知らせます。
- 確認コードが届かずにログインできない社員がいたら、そのサービスの別の認証の方法(アプリやSMSなど)が使えるかを一緒に確認します。
- Webメールが使えるのは、初期設定を済ませた人だけです。案内するときは、その条件と、Webメールでも受信が遅れることがある点も伝えます。
- 復旧したあとに、遅れて届いたメールで同じ手続きを二重にしないよう、届いた時刻を見るよう伝えます。
キャリアメールは、回線の会社の設備に頼る連絡手段です。業務の大事な通知や登録のアドレスを、キャリアメールに置いたままでよいか。今回の障害を、見直すきっかけにしたいところです。