リクルートは、中古車情報サイト「カーセンサーnet」の関連システムで、外部からの不審なアクセスを検知したと公表しました。10月17日17時頃から、アプリや販売店向けの業務支援サービス「C-match」を含む、関連する全てのサービスを止めています。この記事は、カーセンサーnet・C-match・ヘルプに出ている公式のお知らせだけで整理します(2026年10月19日14時時点)。
何が起きたか
リクルートによると、2026年10月17日(土)、「カーセンサーnet」の関連システムで、外部からの不審なアクセスを検知しました。これを受けて、利用者と取引先の安全の確保と影響の確認のため、同日17時頃から関連する全てのサービスを一時停止しています。
止めたサービスは、Webの「カーセンサーnet」、アプリ版「カーセンサー」、「カーセンサープラス」などです。中古車販売店向けの業務支援サービス「C-match」も止まっています。カーセンサープラスの名前は、ヘルプのお知らせ(更新日10月18日13時05分)に載っています。
お知らせの言葉は「不審なアクセス」です。不正アクセスやサイバー攻撃と確かめたのか、どこから入られたのかは、公表されていません。この記事も推測しません。
カーセンサーのヘルプに載った、関連サービスの一時停止のお知らせ出典: 株式会社リクルート(カーセンサー ヘルプ)(引用)
止まっているもの
販売店向けの「カーセンサーサービス利用約款」は、C-matchを、掲載に付いて販売店に提供するシステムと定めています。機能には、在庫の車の登録、掲載の指示、広告の予算の管理があります。問い合わせの確認とメールでの返信、到着の連絡(メール・FAX)、口コミへの返信、閲覧数の確認なども含みます。
| 使う人 |
止まっているサービス |
停止の間にできないこと |
| 車を探す人 |
カーセンサーnet、アプリ版カーセンサー |
中古車の検索、販売店への在庫確認・見積の依頼 |
| 中古車販売店 |
C-match(販売店向けの管理の仕組み) |
在庫の登録と掲載、問い合わせの確認と返信、反響の確認 |
10月19日14時に確かめたところ、カーセンサーnetのトップとC-matchのページには、停止のお知らせだけが出ていました。
個人情報への影響と、今の状態
ヘルプのお知らせには、よくある問い合わせが2つ載っています。
Q.外部からサイバー攻撃を受けたということか?情報漏洩などしているのか?
A.現在、原因および影響範囲について調査を進めております。
Q.いつサービス再開するのか?
A.現時点でサービス再開の見通しは立っておりません。
出典: カーセンサー ヘルプ「『カーセンサーnet』に関連するサービスの一時停止に関するお知らせ」
個人情報が漏れたとも、漏れていないとも、まだ発表されていません。リクルートは、再開の見込みが立ったら各サービスのウェブサイトなどで知らせ、知らせるべき事実が分かったら速やかに案内するとしています。
10月19日14時の時点で、続報は出ていません。ヘルプのお知らせは10月18日13時05分の更新のままで、カーセンサーnetとC-matchのお知らせも同じ文面のままです。
問い合わせ先
- 車を探す人: カーセンサーの電話での問い合わせの受付は、2025年9月30日で終わっています。問い合わせはメールで受け付けています。カーセンサーのヘルプのページ下の「メールで問い合わせ」から送ります。
- 見積や契約の話: 「在庫確認・見積依頼」のキャンセルや変更、検討中の車の確認や契約は、カーセンサーでは対応しかねるとしています。各販売店・買取店へ直接連絡するよう案内しています。
- 販売店: C-matchの停止のお知らせのページの下に、窓口が載っています。カーセンサーお客様サポートセンターのフリーダイヤル0120-757-839(平日10時〜19時、土日祝10時〜18時)と、メールの support@carsensor.net です。
販売店向けのC-matchのページに出ている停止のお知らせと窓口出典: 株式会社リクルート(C-match)(引用)
影響する人・会社、しない人・会社
- 影響する: カーセンサーnetやアプリで中古車を探している人です。停止の間は、検索も販売店への問い合わせもできません。やり取りの途中の販売店には、販売店の電話や公式サイトで直接連絡します。
- 影響する: カーセンサーに車を載せている中古車販売店です。C-matchが止まり、在庫の登録や、問い合わせの確認・返信ができません。
- まだ分からない: カーセンサーnetに会員登録した人、問い合わせや見積の依頼を送ったことがある人、C-matchを使う販売店の情報です。影響の範囲は調査中で、個人情報への影響は発表されていません。
- 影響しない: お知らせが止めたとしているのは、カーセンサーnetに関連するサービスです。カーセンサーを使っていない人・会社に、今回のお知らせで求められていることはありません。
会社・情シスが今日やること
以下はリクルートの指示ではありません。この件から、販売店と、掲載や予約の受付を外部のサービスに任せている会社が確かめることの提案です。
- お客様の入り口を自社で示す(販売店)。 自社のサイト、電話、店頭に「カーセンサーは停止中です。お問い合わせはこちらへ」と載せます。ほかの掲載サイトも使っているなら、そちらの在庫が最新かを確かめます。
- 手元に届いている問い合わせを拾う。 C-matchには、問い合わせの到着をメールやFAXで知らせる機能があります。停止の前に届いた連絡を見直し、返信が止まったままのお客様に、電話やメールで連絡します。
- 契約の約款で、止まったときの扱いを見る。 カーセンサーサービス利用約款の第19条は、第三者からの不正アクセスなどの場合に、サービスを一時的に止めることがあると定めています。事前の通知や承諾なしに止められる、という定めです。同じ条には、停止の間も支払いの義務を負うとも書かれています。今回の停止での料金の扱いは発表されていないので、担当の窓口に確かめます。
- 再開やパスワードの案内は、公式のページで確かめる。 メールやSMSのリンクからは開かず、自分で開いた公式のページで確かめます。社員から「カーセンサーを名乗る連絡が来た」と相談されたときの受け方は、不審なメールの判定と報告の型にまとめています。
- ほかの外部サービスも洗い出す(情シス)。 掲載、予約、問い合わせの受付を外部に任せている部署を一覧にします。サービスごとに、止まったときの代わりの受付(電話・自社のフォーム)と、預けている情報(お客様の名前・連絡先など)を書き出します。ほかのサービスの止まり方はクラウド・SaaSの障害11件を図解にまとめています。