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情シスのミカタ
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AIもSaaSも選ぶ時間がない。情シスの本音と、選定の手間を減らす4つの考え方

生成AIもSaaSも次々に増え、比べる、試す、稟議、契約、管理に追われる情シスの本音を、公開されている調査とブログから整理。決める基準、試す期間、やめる基準、まとめて契約する考え方と、今日からできることを書きました。PRを含みます。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
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AIもSaaSも選ぶ時間がない。情シスの本音と、選定の手間を減らす4つの考え方

この記事のまとめ

  • 公開された調査では、SaaSは2年前より増え、シャドーITがある会社は86.4%。選ぶ作業のあとに、管理の作業が長く続きます。
  • 時間を減らす鍵は、決める基準を3〜5個に絞る、試す期間に期限を切る、やめる基準を先に決める、契約と管理の窓口をまとめる、の4つです。
  • 後半に、運営会社の自社サービスYOBITSUGI AIの紹介(PR)があります。まとめて契約する選択肢の1つとして、確かめる点とあわせて載せました。
こんな方に#30代#40代#50代実務

生成AIも、SaaSも、毎月のように新しいものが出ます。比べて、試して、稟議を書いて、契約して、使う人のアカウントを管理する。その全部を、少ない人数でこなしている情シスは少なくありません。

この特集では、公開されている調査とブログから、その本音を整理しました。前半から中盤は、特定の製品に寄らない中立の話です。選ぶ時間そのものを減らす考え方を書きます。後半に、運営会社の自社サービスの紹介(PR)を1節だけ入れています。

公開されている記事と調査10件を読んで整理しました(編集部)。声も数字も、すべて元のページを出典に載せています。

選ぶ作業は、契約して終わりではない

SaaSの数は増える方向です。フリー株式会社が経営者と情報システム担当者1,019人に聞いた調査(2024年5月)では、2年前と比べてSaaSの利用が「増えている/現状維持」と答えた会社が8割を超えました。

同じ調査で、情報システム部門がいちばん時間を割いている業務は、ヘルプデスクが35%、SaaS関連業務が20%、社内IT機器のキッティングが19%でした。フリーは「SaaS管理のための業務が新たな負担となっている」と書いています。

選ぶ作業は、始まりにすぎません。契約したあとに、アカウントの発行、棚卸し、退職時の削除が、使っている間ずっと続きます。

現場の本音は、数年前から変わっていない

ソフトウェアエンジニアから情シスになった筆者が2021年に書いた note に、こんな一節があります。

SaaSが増えるごとに翌営業日、2営業日、3営業日以内の対応…みたいにズルズルと延びていきます。

出典: note「なぜ情シスがすべてのSaaSの管理をするとうまくいかないのか?」Tatsuya Nakano / howdy39

人を増やせば延びないが、対応できる人はSaaSの数に比例しては増えない、と続きます。5年前の文章ですが、いまの生成AIの申し込みにも、そのまま当てはまります。

もうひとつ、2025年12月のIT中小企業診断士のコラムです。

結果として「現状維持で何とか回してほしい」という無言の期待が、一人情シスに集中します。

出典: 村上知也「一人情シスは大変だよねえ 人手不足の中どうすべきなのか?」

選定の時間が足りないのは、担当者の段取りの問題だけではありません。判断と作業が、少数の人に集まる形になっていることが背景にあります。

数字で見る、増えたあとの管理

管理の側の数字を並べます。調査の主体も、対象も、時期も違うので、単純には比べられません。傾向を見る目安として読んでください。

項目 結果 調査(時期)
使われていないアカウントがある 78.0% マネーフォワードi・1,021人(2023年4月)
そのうち、月3万円以上のムダがある 63.2% 同上(該当者796人)
未認可のサービス(シャドーIT)を「完全に検知できている」 15.3% 同上
最も手間な作業は「退職時のアカウント削除」 5割以上 同上(該当者758人)
部門が選んだSaaSのほうが全社利用より多い 50.6% 同上(事業部主体で選んでいる会社)
情シスが把握しない部門独自のSaaSがある 86.4% NTTデータビジネスブレインズ・情シス221人(2026年)
退職者のアカウントが残っていた経験がある 74.4% 同上
勝手に導入されたツールの不具合対応を任された 79.2% 同上

NTTデータビジネスブレインズの調査では、事業部門と進めるときに最も壁やストレスを感じる要因として、「情シスに丸なげされること」が52.1%で最多でした。

これを読むと、時間を取られているのは「比べる」だけではないと分かります。部門が選んだものが、あとから情シスに回ってくる。その管理が見えにくい。ここに手間が重なっています。

退職時の削除は、手順を決めておくと軽くなります。進め方は退職者のアカウントはいつ消す?にまとめました。

選定そのものにも、時間がかかる

SaaSの選定を扱うある会社の解説は、候補を挙げてから決めるまでを2〜3か月と見ています。内訳は、市場調査と絞り込みに2週間、トライアル評価に2〜4週間、稟議と契約に2〜4週間です。1か月で決めると評価が足りず、半年以上かけると情報が古くなる、とも書いています。

IPAの調査にも、似た指摘があります。SaaSの利用者は「情報が多すぎること、情報収集・利用に工数がかけられないこと」を課題に挙げていて、公開情報から必要な項目を絞って比べることは容易ではない、と報告しています。

生成AIは、さらに動きが速い分野です。Business Insider Japan は、主要サービスの料金早見表を月ごとに出し直しています。2026年6月版の題は「価格据え置きのまま、主力モデルが軒並み世代交代を遂げる」でした。比べた表が、翌月には古くなります。

AIを全社に入れる担当者の側も、楽ではありません。TechTargetジャパンが紹介した Ragate の調査(2025年12月、AI推進を担当する情報システム部門・DX推進室の505人)では、最重要の課題として「情報漏えいなどのセキュリティリスク」が42.2%、「従業員のスキル不足」が24.9%、「費用対効果の算出の困難さ」が17.6%でした。選ぶ前に、守ることと説明することが山のようにあります。

選定の時間を減らす4つの考え方

ここからは、選ぶ時間そのものを減らす考え方です。どれも「完璧に選ぶ」ことをやめる方向の話です。

1. 決める基準を3〜5個に絞る

比較の軸を20個並べると、差がつかないところで時間を使います。会社として外せない条件だけを先に決めます。

種類 例 使い方
必須(満たさなければ候補から外す) 入力した内容が学習に使われない設定がある。管理者が利用者を追加・削除できる 公式の資料で確かめる。質問票は1回で済ませる
あれば加点 日本語のサポート、請求書払い、使用量の見える化 点数は3段階までにする
見ない 機能の数、話題性 使わない機能は点数に入れない

必須は、法人で使う前提のものに絞ります。差が出るのは、たいてい「管理者が何をできるか」と「支払いの形」です。

2. 試す期間に期限を切る

トライアルは、終わりを決めないと延びます。先に期間と人数と課題を決めます。

  • 期間: 2週間(長くても4週間)
  • 人数: 3〜5人。情シスだけで試さず、実際に使う部署を1つ入れる
  • 課題: 実際の業務から3つだけ。同じ課題を、候補すべてに同じ手順で試す
  • 判定: 期間の最後に「続ける/外す」を決める会を30分だけ開く

「もう少し様子を見る」は、結論の先送りです。続ける理由が出なかったものは、外します。

3. やめる基準を、始める前に決める

導入するときは盛り上がりますが、やめるときの基準は誰も決めていません。そのため、使われないアカウントの請求が続きます。先に、やめる条件を書いておきます。

  • 3か月続けて、月に1回も使っていない人が全体の半分を超えたら見直す
  • 提供元の料金やプランが変わったら、その月のうちに続けるかを決める
  • 同じ用途のものが2つ重なったら、1つに寄せる

棚卸しは、四半期に1回で足ります。カレンダーに入れて、決まった日に必ず行います。

4. まとめて契約する

契約先が増えるほど、稟議、請求、アカウント管理が増えます。「同じ用途のものは、会社として入口を1つにする」と決めるだけで、手間は減ります。

まとめ方には、いくつか種類があります。

まとめ方 向いている会社 気をつける点
すでに使っている基盤の中のAIに寄せる その基盤の管理画面で十分に済む会社 使えるモデルは、その基盤が用意したものに限られる
1社と法人契約する 使うAIを1つに決めて、全員に配りたい会社 他社のAIを使いたい人が出る。席数の変更の手間
複数のAIを1つの窓口で使える仕組みを選ぶ 用途ごとに使い分けたい会社 管理者の権限、上限の設定、請求の形を確かめる

どれが正解という話ではありません。会社の規模と、すでに使っているものによって変わります。確かめる点を、次のとおり並べます。

稟議に書く文面の例

選定を軽くするには、稟議も短くします。次の4行で足りる場合が多いです。

  • 目的: 生成AIの契約窓口を会社として1つにまとめ、部署ごとの個別契約を減らす
  • 比較した範囲: 必須条件(学習に使われない・管理者機能・請求書払い)を満たす候補のうち、2週間試した3つ
  • 費用の上限: 月額の上限と、自動チャージの上限を管理者が設定する
  • やめる条件: 3か月の利用状況を見て、使われていなければ契約を見直す

【PR】複数のAIを1つで使える YOBITSUGI AI(運営会社の自社サービス)

ここからは、情シスのミカタの運営会社、株式会社Gameの自社サービスの紹介です。前の節で挙げた「まとめて契約する」の選択肢の1つとして載せます。

YOBITSUGI AIは、国内の会社(株式会社Game)が運営する AI プラットフォームです。Claude、GPT、Gemini、Grok、DeepSeek などを、1つの画面で使えます。

特徴を、先ほどの確認点に合わせて並べます。

確認点 YOBITSUGI AI で書かれていること
費用の形 月額は0円で、使った分だけ。提供元の定価に2%を足すだけで、1クレジットは税抜1円。登録するだけでは費用はかからない
上限と管理 管理者が上限と自動チャージを設定できる。使用量を、人・モデル・日ごとに見られる
支払い 法人は請求書払いもできる
使い方 日本語で頼むと、AIが実際に作って、ファイルで届ける(画像・動画・音楽・資料など)

使った分だけの課金なので、「席数を先に決めて契約する」形とは違います。まず少人数で試して、使用量の画面を見ながら広げる、という進め方になります。2週間の試用に向いた形です。

向いているのは、用途に応じて複数のAIを使い分けたい会社や、部署ごとの契約をまとめたい会社です。逆に、すでに使っている基盤の中のAIで足りている会社は、そのままで問題ありません。

試すときは、前の節の確認点を、同じ手順で当ててください。他のサービスと並べて、基準に合うほうを選ぶのが筋です。

今日からできること

読んだ日にできることを、5つに絞りました。

  1. 契約と利用の一覧を作る: 生成AIとSaaSを、用途・契約者・費用・管理者の4列で一覧にします。部門が契約しているものも聞いて、入れます。
  2. 決める基準を、3〜5個に絞って書く: 必須の条件を、上司と先に合意しておきます。次の選定からは、この紙を使います。
  3. 試す期間を、カレンダーに入れる: 開始日と終了日と「続ける/外す」を決める30分を、先に予定に入れます。
  4. やめる条件を、1行だけ書く: 「3か月使われなければ見直す」でも十分です。契約の台帳に書き足します。
  5. 同じ用途で重なっているものを、1つ探す: 重なっていれば、片方を次の更新日で止める候補にします。

SaaS全体の候補は情シスのSaaSマップ 2026年秋、法人向けの生成AIは法人向け生成AIの地図 2026年秋で、名前と提供元を並べています。

選ぶ時間を減らす目的は、手を抜くことではありません。管理と、人に説明する時間を、残すためです。

よくある質問

Q生成AIは1つに決めないといけませんか。

A決めなくても構いません。ただ、利用者ごとにバラバラに契約すると、請求と管理が増えます。「会社として使ってよいもの」と「申請して試すもの」を分けると、選ぶ作業が軽くなります。

Q無料トライアルはどのくらいの期間が目安ですか。

Aある会社の解説は、トライアル評価に2〜4週間を見込んでいます。当編集部は、期間を2週間などで先に切り、同じ課題を3つだけ試す形を勧めます。

QSaaSをまとめて管理しようとすると、かえって情シスが忙しくなりませんか。

A全部を情シスが選んで管理すると、依頼が滞りやすくなります。公開されているブログでも、全社で使うものは情シス、部門のものは部門が主体、という分け方が紹介されています。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月12日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

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