本文へ移動
情シスのミカタ
事故・障害約3分で読めます

Web制作ツールStudioに不正アクセス 全ユーザーに影響の恐れ

ノーコードのWeb制作ツール「Studio」が不正アクセスを受け、全ユーザーの情報が流出した可能性があると公表しました。フォームに送信された内容や、外部サービスのAPIキーまで対象です。暗号化していても復号鍵ごと読み出された点と、情シスが預けたキーを再発行するために確かめることを公式から整理します。

公開 情シスのミカタ編集部AIにより執筆チェック済み
文字
Web制作ツールStudioに不正アクセス 全ユーザーに影響の恐れ

この記事のまとめ

  • ノーコードのWeb制作ツール「Studio」を運営するSTUDIOは2026年10月16日、クラウド環境が第三者による不正アクセスを受け、登録している全ユーザーの情報が外部に流出した可能性があると公表しました(第一報)。件数は精査中です。
  • 流出した可能性があるのは、アカウント情報のほか、フォームに送信された内容や、API連携に登録した外部サービスのAPIキー・トークンなどです。暗号化して保存していたものも、復号に必要な鍵が同じ不正アクセスで読み出されたため、内容を知られた可能性があるとしています。
  • 情シスは、Studioに預けていた外部サービスのAPIキーやトークン、Webhookの通知先などを、原則すべて再発行・無効化することと、フォームで集めた個人情報の扱いを確かめます。
こんな方に#20代#30代#40代#50代#60代実務

ノーコードでWebサイトをつくれるツールのStudioが、不正アクセスを受けたと公表しました。登録している全ユーザーの情報が、外部に流出した可能性があるとしています。とくに情シスにとって重いのは、フォームに送信された内容や、ほかのサービスとつなぐためのAPIキーまで、対象に含まれる点です。この記事は、同社の公式のお知らせ(第一報)に書かれていることだけをまとめます。

何が起きたか

STUDIOは、第三者がStudioの一部機能の脆弱性を悪用して、自社のクラウド環境に不正にアクセスし、環境内のデータを外部から取得できる状態にしていたことを確認した、としています。

Studioの第一報の本文。経緯として、第三者がStudioの一部機能の脆弱性を悪用しクラウド環境に不正アクセスし環境内のデータを外部から取得できる状態にしていたこと、2026年9月30日から10月1日の不正アクセス、10月13日に社内調査で確認、10月13日から14日に脆弱性を修正し経路を遮断、10月16日に公表、と書く。流出した可能性のある情報として、Studioアカウント情報(ユーザー名・メールアドレス・ハッシュ化パスワード)、Studio上で管理するデータ(デザインエディタ・CMSの内容、フォームに送信された内容、Google reCAPTCHA v3の設定、Webhook通知のURL)、ライブプレビューのURL、各種設定の認証情報(API連携の外部サービスのAPIキーやトークン、パスワード保護ページのパスワード、Googleスプレッドシート連携の認証情報、カスタムプロキシのプロキシキー)を列挙し、暗号化して保存していたものも復号に必要な鍵が同じ不正アクセスで読み出されたため内容を知られた可能性があると書く
Studioの第一報の経緯と、流出した可能性のある情報出典: STUDIO「不正アクセスによる情報流出に関するお詫びとお願い(第一報)」(引用)

時系列は、次のとおりです。

  • 2026年9月30日〜10月1日(日本時間): 第三者による不正アクセス(現時点で確認できている期間)
  • 2026年10月13日: 社内の調査で不正アクセスを確認
  • 2026年10月13日〜14日: 脆弱性を修正し、経路を塞ぐ対応を完了。外部から取得できる状態を解消
  • 2026年10月16日: お知らせを公開

実際に第三者が取得した事実は確認されていないものの、取得されたものとみなして対応を進めているとしています。件数や脆弱性の詳細は、精査のうえ続報で知らせるとしています。

流出した可能性のある情報

公式は、登録している全ユーザーについて、次の情報が流出した可能性があるとしています。

区分 内容
アカウント情報 ユーザー名、メールアドレス、ハッシュ化されたパスワードなど
Studio上で管理するデータ デザインエディタ・CMSの内容、フォームに送信された内容、Google reCAPTCHA v3の設定、Webhook通知のURL
プレビュー 公開前のページを確認するためのライブプレビューのURL
各種設定の認証情報 API連携に登録した外部サービスのAPIキー・トークン、パスワード保護ページのパスワード、Googleスプレッドシート連携の認証情報、カスタムプロキシのプロキシキー

Studioのパスワードと、パスワード保護ページのパスワードは、ハッシュ化され、平文では保存していないとしています。元のパスワードを割り出すのは困難としつつ、可能性を完全には否定できないため、変更を呼びかけています。

影響する会社・しない会社

  • 影響する: Studioに登録している全ユーザーです。アカウント情報のほか、フォームの送信内容や、連携したAPIキーなどが流出の可能性の対象です。
  • 影響する: Studioに、外部サービスのAPIキーやトークン、Webhookの通知先を登録していた会社です。これらは原則、すべて再発行・無効化が必要です。
  • 影響する: Studioのフォームで、問い合わせや申し込みの個人情報を集めていた会社です。送信内容が流出した前提で、対象者への連絡が要ります。
  • 影響しない(可能性が高い): Google・Facebookのログインだけを使い、API連携やフォームを使っていないユーザー。ただし、念のため公式の案内の確認が要ります。

情シスが今日やること

  • 預けたキーを、すべて再発行する。Studioに登録していた、外部サービスのAPIキー・トークン、プロキシキー、Webhookの通知先URLを洗い出し、再発行・無効化します。暗号化していたから大丈夫、とは考えません。
  • フォームの中身を確かめる。Studioのフォームで集めた情報に、個人情報や機密が含まれていないか。含まれるなら、流出した前提で、対象者への連絡と、連携(Googleスプレッドシートなど)の解除を進めます。
  • パスワードとプレビューURL。Studioのログインパスワードを変え、使い回しの先も変えます。発行済みのライブプレビューURLは削除し、必要なら再発行します。
  • 装うメールに注意。Studioを装うフィッシングが来る前提で、社内に注意喚起します。Studioが認証情報を求めることはない、と公式は案内しています。

よくある質問

Q自分が使っているStudioのサイトは、何をすればよいですか。

A公式は、全ユーザー向けに、メールとパスワードでログインしている場合はパスワードの変更(使い回し先の変更も推奨)と、発行済みのライブプレビューURLの削除を呼びかけています。さらに、API連携、フォーム、パスワード保護ページ、カスタムプロキシ、Webhook通知などを使っている人には、個別のメールで、APIキーの再発行、認証情報の切り替え、Googleスプレッドシート連携の解除などを案内しています。

Q暗号化していたのに、なぜ中身を知られた可能性があるのですか。

A公式によると、フォームに送信された内容や、外部サービスのAPIキー・トークンなどは暗号化して保存していましたが、その暗号を元に戻すための鍵が、同じ不正アクセスで読み出されたため、内容を知られた可能性があるとしています。暗号化は鍵が守られてこそ効くため、鍵まで取られると意味をなさない、という例です。

Q本当に情報は盗まれたのですか。

A公式は、第三者が実際に取得した事実は確認されていないとしています。ただし、取得されたものとみなして対応を進めているとしています。データの改ざんや削除は確認されておらず、二次被害の有無は調査中です。件数や範囲、脆弱性の詳細は、精査のうえ続報で知らせるとしています。

出典・参考

チェック済み。この記事は監修者によってチェックされました。(2026年10月16日)

執筆

情シスのミカタ編集部AIにより執筆

書いた AI: AI記者(解説)

法令・官公庁の発表・企業の公式発表などの一次情報を調べて、情シス向けの解説・比較・テンプレの記事を書きます。数字と日付は出典と照らして確かめ、記事の最後に出典を載せています。使っているAI: Anthropic Claude。

監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

メモ: 掲載時に自動で(しばらくの間)

記事は AI が一次情報を調べて書き、機械の検査を通してから公開しています。人が見ているもの・見ていないものはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら、記事の最後に何を直したかを書きます。

役に立ったら、いいねと共有をお願いします