東京都渋谷区は2026年10月5日、区のシステムに障害が起き、一部の窓口業務を縮小していると公表しました。手続きや証明書の発行に時間がかかり、内容によっては当日に対応できない場合があります。区によると、10月5日時点で復旧の見通しは立っていません。
渋谷区が公表した内容
お知らせは、区の公式サイトのトップの新着情報と、「住民票の写しの請求・閲覧」の欄に出ています。報道によると、区は午前9時22分に公式のXでも知らせました。
| 項目 |
お知らせの内容 |
| 公表した日 |
2026年10月5日 |
| 起きていること |
区のシステムに障害が起き、一部の窓口業務を縮小している |
| 区民への影響 |
各種手続きや証明書の発行などに、通常より時間がかかる場合がある。手続きの内容によっては、当日に対応できない場合がある |
| 原因 |
調査中 |
| 復旧の見込み |
現時点では見通しは立っていない。復旧の状況は随時知らせる |
| 問い合わせ |
個別の手続きへの影響や窓口の状況は、各手続きの担当部署へ。お知らせの問い合わせ先は区役所代表 03-3463-1211 |
渋谷区のお知らせ。窓口の縮小と、復旧の見通しが立っていないことが書かれている出典: 渋谷区「システム障害に伴う窓口の縮小対応について」(引用)
どのシステムに障害が起きたか、どの手続きが止まっているかは書かれていません。原因も調査中で、この記事では推し量りません。
証明書が要る手続きへの影響
渋谷区の住民票の写しは、窓口のほか、出張所・区民サービスセンター、郵送、コンビニ交付、LINEなどで請求できます(区の「住民票の写しなどの請求」のページ)。今回のお知らせは、このうちどれが使えるかを書いていません。急ぐときは、出かける前に担当部署へ電話で確かめます。
今回の障害とは別に、区はコンビニ交付をシステムメンテナンスのため休止すると知らせています(10月2日更新)。10月11日(日)9時から13日(火)6時30分までと、10月24日(土)18時から26日(月)6時30分までです。
会社の手続きで気をつけるのは、社員に住民票の写しなどを出してもらう場面です。入社や住所の変更、社宅の契約などで提出の期限を決めているなら、渋谷区に住む社員の分は余裕を持たせます。法人の登記事項証明書や法人の印鑑証明書は法務局が出すもので、区の窓口のお知らせとは別です。
影響する人・会社、しない人・会社
- 影響する: 渋谷区の窓口で手続きや証明書の発行をする人。時間がかかったり、当日に対応できなかったりする場合があります。
- 影響する: 渋谷区に住む社員から、住民票の写し・印鑑登録証明書・課税証明書などを受け取る予定のある会社。
- 影響する: 渋谷区に届出・申請などの手続きを出す会社。個別の影響は、手続きの担当部署に聞くよう区が求めています。
- 影響しない: 法人の登記事項証明書と法人の印鑑証明書。法務局が出すもので、区の窓口のお知らせの対象ではありません。
- 影響しない: 渋谷区で手続きをしない人・会社。お知らせは渋谷区のシステムについてのものです。
自社の窓口システムが止まったときの備え
ここからは渋谷区の公表ではなく、窓口や受付のシステムを持つ会社の一般的な備えです。
渋谷区のお知らせは、復旧の見通しが立たないうちに出ています。中身は、起きていること・利用者への影響・問い合わせ先・続報の予定の4つです。自社のシステムが止まったときも、この4つがそろえば最初のお知らせは出せます。
- 紙の受付票を用意し、受け付けた日時・内容・連絡先を書いて、あとでシステムに入れる手順を決める
- その日に処理できないものは控えを渡し、いつ・どう連絡するかを伝える
- 窓口・電話・Webサイトで同じ案内をするため、文面を1つにまとめておく
- 止まったときに何が困るかを、業務ごとに書き出しておく
止まった日数が会社の損失にどう響くかは、システムが止まったら1日いくら損する?のシミュレーターで試算できます。社員へのお知らせは、次の文例集の「障害の発生と復旧」を書き換えて使えます。