Oktaは2026年10月22日、社内に置く認証の製品「Okta Access Gateway(OAG)」の欠陥を、3つの勧告で公表しました。OAGは、古い社内のアプリの手前に置いて、Oktaのシングルサインオンにつなぐための装置です。
2つは、管理の画面を乗っ取られる恐れのある欠陥です。もう1つは、中に入っているPHPが、10月21日に公開された「php2shell」の対象になっている件です。OktaとAuth0のクラウドのサービスの話ではありません。
3つの勧告

| CVE | 中身 | 深刻度(CVSS 3.1) | 条件 | 直った版 |
|---|---|---|---|---|
| CVE-2026-115546 | サインオンのとき、選んだ認証元を確かめない。認証元の値を書き換えると、管理画面に入れるSAMLの証明が作られる恐れ | 8.1 | ゲートウェイに設定されたどれかの認証元で、有効なセッションを持つ人 | 2026.10.2 |
| CVE-2026-115547 | 管理画面で、特別な形の設定の値を受け付けてしまう。OAGのサービスのアカウントの権限で、システムのコマンドを動かせる | 9.1 | 管理画面に入れる管理者 | 2026.10.2 |
| CVE-2026-109618・109619(php2shell) | 中のPHP 8.3が、8.3.36より前の版 | (PHPの勧告による) | 既定の設定は、知られている攻撃の手口を防ぐとしている | 2026.44.0(PHP 8.3.36を含む) |
CVE-2026-115546は、どの認証元でもよいので、ゲートウェイでサインインできる人が出発点になります。社員や取引先など、OAGを通してアプリを使う人の数が多いほど、条件に当たる人も増えます(当社の見立て)。CVE-2026-115547は管理者の権限が要りますが、115546で管理画面に入られた場合は、続けて使われる恐れがあります(当社の見立て)。
3つの勧告には、悪用の有無は書かれていません。回避策も書かれておらず、どれも版を上げるよう求めています。












