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情シスの相棒
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Defender for IoTのOT監視、2029年10月に終了

Defender for IoTのOTセキュリティは2029年10月に終わり、それまで新機能は出ません。Defender for EndpointのEnterprise IoTは対象外で、工場やビルの監視を移す段取りを予算の年度から逆算できます。

公開 更新 執筆・監修:佐々木 航人が監修しながらAIを活用して執筆
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Defender for IoTのOT監視、2029年10月に終了

この記事のまとめ

  • 対象はOTのセンサーの側だけ。オフィス機器を見るEnterprise IoTは残ります。
  • セキュリティ更新は続き、今の契約も2029年10月まで有効ですが、新機能は出ません。
  • 新旧を半年並べるなら、調達は2028年度の予算に乗せる計算になります。
こんな方に#30代#40代#50代実務

工場やビル、病院の設備のネットワークをMicrosoft Defender for IoTで見ている会社に、3年後の期限ができました。Microsoftは11月2日(米国時間)、Defender for IoTのOTセキュリティを2029年10月に終えると、Azureの更新情報で告知しました。

すぐに止める必要はありません。とはいえ、OTを見る仕組みの入れ替えは、ソフトを差し替えれば済む話ではありません。センサーをネットワークのどこにつなぐか、どの部署が持つかから考え直す仕事です。3年は長くないと編集部はみます。

終わるのはOTのセンサーの側、Enterprise IoTは対象外

Defender for IoTには、2つの監視があります。1つはOTの監視で、工場などのネットワークにセンサーを置き、サイトごとのライセンスで契約します。もう1つはEnterprise IoTの監視で、Defender for Endpointの一部として、オフィスのプリンターやスマートテレビ、会議システムのような機器を見ます。Microsoft 365 E5かE5 Securityの利用者1人あたり5台まで使える形です。

終わるのは前者だけです。Defender for Endpoint側のEnterprise IoTは影響を受けない、と告知は明記しました。

Azureの更新情報のRetirement: OT security in Microsoft Defender for IoT の告知の画面。右上にRETIREMENT October 2029。本文には、OTセキュリティの部分を2029年10月に終えること、3年の移行期間、Defender for EndpointのEnterprise IoTは影響を受けないこと、移行期間中もセキュリティ更新と不具合の修正は続くがOT向けの新機能は出ないこと、今の契約と更新は2029年10月まで受け付けることが書かれている。準備として、環境の評価、選択肢の検討(Armis、Dragos、Forescout向けのコネクタ)、Microsoftとの連携の理解、移行の計画、早めの相談の5つが並ぶ。下にAzure ID 576255、2026年11月2日に追加
Azureの更新情報の告知。OTセキュリティは2029年10月に終了出典: Microsoft「Retirement: OT security in Microsoft Defender for IoT」(引用)

告知には、Enterprise IoTの文に続いて、次の一文もあります。

Device discovery and vulnerability assessment will continue to be available.

出典: Microsoft「Retirement: OT security in Microsoft Defender for IoT」

機器の発見と脆弱性の評価は今後も使える、という意味です。ただ、どの製品のどの画面の機能を指すのかは、告知に書かれていません。OTのセンサーが見つけた機器の一覧を指すと読むのは早いので、残るものとして当てにする前に、Microsoftの担当者に確認しておきたい所です。

2029年10月まで続くもの、止まるもの

項目 告知の内容
今の環境 すぐに止める必要はない
セキュリティ更新と不具合の修正 2029年10月まで続く
OT向けの新機能 出ない(機能への投資もしない)
今の契約と更新 2029年10月まで有効として扱う
移行 2029年10月より前に終える

見落としやすいのは、センサーの更新の手間です。Microsoft Learnの版の一覧を見ると、センサーは版ごとに約1年でサポートが切れます。たとえば26.1.0(2026年4月)は2027年3月まで、26.1.1(2026年6月)は2027年5月までです。Microsoftは、半年に1回は最新版へ上げる計画を勧めます。終わりが決まった製品でも、2029年までは版を上げ続けることになります。

オンプレミスの管理コンソールに続く、2回目の縮小

OTの監視の部品が終わるのは、今回が初めてではありません。オンプレミスの管理コンソールは2025年1月1日で終わり、ダウンロードとサポートが無くなりました。それより後に出たセンサーの版は、このコンソールにつながりません。Microsoftは新しい構成への移行を勧めていました。2024年にその移行を済ませた会社にとっては、5年のうちに2回目の作り直しになります。

告知を読む限り、MicrosoftはOTの監視そのものから手を引き、他社の製品のデータを自社の画面に集める側に回る形です。告知はArmis、Dragos、Forescoutの3社向けのコネクタを挙げますが、特定の会社を使う必要はないとしました。他社の製品は、別に契約と導入が要ります。

なお、11月3日に確認した時点では、Microsoft Learnの製品の概要や料金のページに、2029年の終了はまだ載っていません。データの書き出し方や、センサーの片づけ方の手順も、今後の文書の更新を待つことになりそうです。

予算の年度で逆算すると、調達は2028年度

移行の計画に入れるものとして、Microsoftは調達、試験、運用の確認、監視を途切れさせないこと、データの書き出し、センサーの撤去を挙げました。4月に始まる年度の会社なら、次のようになります。新旧のセンサーを半年並べて動かす前提の、編集部の目安です。年度の始まりが違う会社は、表をずらして読んでください。

年度 やること
2026年度(2027年3月まで) 今の構成と契約の棚卸し、持ち主の部署と要件を決める
2027年度 候補の比較と試験、次の年度の予算の申請
2028年度 調達と設置、工場ごとの順番で切り替えの準備
2029年4月〜9月 新旧の並行運用、データの書き出し、センサーの撤去

工場のネットワークに手を入れる日は、生産を止められる日に縛られます。センサーの付け替えやスイッチのミラーポートの設定を、年に数回の止められる日に合わせるなら、切り替えの準備に1年を見ておいても多すぎないでしょう。製造の現場と止めてよい時間を合わせるやり方は、工場の古いPCの更新の記事と同じ考え方が使えます。

影響する会社が、今年度中に確認すること

Defender for IoTのOTのセンサーを使っている会社が対象です。Defender for EndpointのEnterprise IoTだけを使っている会社は、今回は動く必要がありません。

  1. サイトとセンサーを一覧にします。サイトごとのセンサーの台数、版、物理の機器か仮想マシンか、Azureにつないでいるか、閉じたネットワークでセンサーの画面だけで使っているかも控えます。
  2. サイトごとのライセンスの更新日と契約の期間を、購買か販売店と確かめます。告知は、今の契約と更新を2029年10月まで有効として扱うとしています。ただ、2029年10月をまたぐ期間で更新したときの扱いは書かれていないので、更新の前に販売店へ確かめます。
  3. つないでいる先を書き出します。Microsoft Sentinel、Defenderのポータル、ほかのSIEMや問い合わせの管理など、アラートがどこに流れ、だれが見ているかです。
  4. 残すデータを決めます。Azureのポータルの機器の一覧は、CSVに書き出せます(1回に3万台まで)。画面で絞り込んだ条件のまま書き出されるので、フィルターを外してから書き出します。今の一覧を基準として残しておくと、次の製品で見え方を比べられます。
  5. 持ち主を決めます。製造や設備の部署が持つのか、情シスが持つのか。選ぶ人と、毎日アラートを見る人が違うと、比べる観点がそろいません。

次の製品を選ぶ前に、OTの機器の一覧をMicrosoftの画面に集め続けたいかを決めておきます。集め続けたいなら、Microsoft Security Exposure Managementのコネクタへの対応が条件に入ります。告知の時点で、このコネクタが対応するのは先の3社です。そうでなければ、Microsoftとの連携は条件から外して比べられます。

出典・参考

人が監修しながらAIを活用して執筆しています。公開したあとも、人が内容を確かめています。

執筆・監修

佐々木 航株式会社Game

代表取締役。工学部出身で、21歳で起業してからシステム会社の経営一筋で8期目。アプリの受託開発から始め、いまはAIを使ったシステムソリューションを手がけています。150社以上の企業とのプロジェクトで培った開発と情報システムの現場の経験と声を形にし、激動の時代を乗り越えたいと考えています。

記事は、人が監修しながらAIを活用して執筆しています。何を書くかと中身は人が決めて確かめ、記事の中身の責任は編集部(執筆・監修者)が負います。くわしくはAI の使い方に書いています。まちがいに気づいたら訂正・ご指摘からお知らせください。直したら更新日を改め、記事の最後に何を直したかを書きます。

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